レバレッジ型ETF

SPXLの株価は10年で18倍!チャートや配当を見ると実は長期投資向き?

SPXLの株価の推移(チャート)や特徴を知りたいです。S&P500に連動するレバレッジ型の米国ETFと聞いたけど、インデックスETFだから長期投資に向いているの?

配当の実績についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容

・SPXLの株価の推移(チャート)と特徴とは?

・SPXLとS&P500の株価推移(チャート)比較

・SPXLの配当実績とは?

・レバレッジ型ETFのSPXLを長期投資の観点からどのように活用するか?

結論からいうと、

・レバレッジ型ETFのSPXLの株価は、S&P500よりもパフォーマンスは圧倒的に良い

・ポートフォリオの一部にSPXLを含めて長期投資することで、高いリターンを期待できる

のです。

自分は、20年以上投資経験がありますが、資金効率を高めるため、最近ではCFDやSPXLなどのレバレッジ型ETFへの投資も積極的に進めています。今回の記事は、この経験も踏まえて書いています。

その他のレバレッジ型ETFの特徴については、以下にまとめていますので、あわせてどうぞ。

SPXLの特徴と構成銘柄は?

SPXLはS&P500の株価3倍を目指すETF

Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF(SPXL)は、このS&P500指数の日々の値動きの3倍を目指すレバレッジ型の米国ETFです。

S&P500は、米国の代表的な株価指数の一つで、ニューヨーク証券取引所やNASDAQ等に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価をもとに算出されているもの。

アップル、アマゾン、ボーイング、コカ・コーラ等々の銘柄が組み込まれています。

SPXLは、マネックス証券、楽天証券、SBI証券等々の外国株証券口座で利用可能で、NISA口座でも取引することができます。

経費率は1.02%。S&P500に連動する米国ETFであるSPYは0.09%と比較すれば高く感じるかもですが、レバレッジ商品ということを考えれば妥当なところといえます。

SPXLの構成銘柄とセクター

以下がSPXLの構成銘柄ですが、S&P500をベンチマークとしていますので、構成銘柄は基本的に同じです。

構成銘柄(Top5) 保有率
1 マイクロソフト 3.73%
2 アップル 3.38%
3 アマゾン 2.93%
4 バークシャー 1.89%
5 JNJ 1.65%

ここ数年でアップルやマイクロソフトの情報技術セクターの株価が好調ですので、IT関連の保有率が20%を超えています。

セクター 保有率
1 情報技術 20.14%
2 ヘルスケア 15.54%
3 金融 13.31%
4 通信サービス 10.12%
5 一般消費財 9.94%

SPXLの株価の推移(チャート)は?

以下が直近5年のチャートです。2016年から2018年末まで節目節目で上下に値動きしながら、綺麗な右肩上がりを示してますね。

FRBの政策金利引き下げにより米国株は史上最高値圏にありますので、SPXLのパフォーマンスも大変良くなっています。

次に、S&P500とチャートを比較していきます。

SPXLとS&P500のパフォーマンス比較

S&P500とレバレッジETF SPXLのパフォーマンスを単純に比較したのが以下のチャートとなります(設定来)。

‐チャート(設定来)

赤:SPXL 青:S&P500

特筆すべきはSPXLの激しい値動きで、S&P500の値動きがなだらかに感じるほどです。2008年11月の設定以降、株価は節目節目で激しく上下しながら2018年9月の10年足らずで株価は18倍まで上昇しています。

S&P500のチャートには配当金が組み込まれていないので、実態より若干低い値となっていますが、それを考慮したとしても10年程度で大きくS&P500をアウトパフォームしています

‐最近1年のチャート

以下のチャートは直近1年の比較となりますが、良くも悪くも値動きが荒いというSPXLの特徴を良く表しているのではないでしょうか。

赤:SPXL 青:S&P500

10月頃までは+10%程度で、S&P500をアウトパフォームしていましたが、2018年末のアップルショックで一気に−45%まで値を下げました。

S&P 500が‐15%程度ですから、値動きの大きさが良くわかると思います。

レバレッジが効いているというのは、上にも大きく上がれば、下にも大きく下がるということです。

米国ETF SPXLの配当実績

SPXLはレバレッジETFですが、配当金がでるんですね。過去4回の配当実績と配当利回りは以下のとおりです。

  • 配当利回り(年間):1.2%
時期 配当金額(ドル)
2019.06 0.293
2018.12 0.208
2018.09 0.114
2018.06 0.014
0.629

ちょっと少ないように見えますが長期的な値上がり益を期待するというレバレッジ型ETFの特徴を考えれば、十分すぎですね。

SPXLとS&P500のリターン比較。長期保有向きか?

SPXLとS&P500のリターン比較

各々リターンを見ていきましょう。

1年 3年 5年 10年
SPXL ‐25.15% 18.49% 16.66% 29.59%
S&P500 ‐4.38% 9.26% 8.49% 13.12%
SPXS 3.45% ‐28.45% ‐28.52% ‐42.08%

 

S&P500(SPY)も10年間で、年率13.12%という高いリターンを示していますが、その3倍の収益を狙うSPXLは年率29.59%と、圧倒的な結果となっています。長期投資でも大きなリターンが得られたことになりますね。

参考までに、SPXSのリターンも掲載しました。これは、S&P500指数の値動きと反対方向の値動きの3倍を狙うS&P500ベア3倍 ETFのことです。

リーマンショック後の10年間はSPXLは、右肩上がりで株価は上昇しておりますが、地合いが悪くなればSPXSのように年率‐20%というリターンに陥る可能性もあるということです。

注意点:時間と共にS&P500指数から乖離する

SPXLはS&P 500の3倍の収益を目指すものですが、リターンを見て分かるとおり綺麗に3倍を示していません。

あくまでも1日の値動きについて3倍になるようにしているもので、期間が長くなると乖離していきます。

日本取引所グループHPに、レバレッジ型ETFの特徴について解説がありましたので、以下に引用します。 ざっくり言うと、

  • 投資期間が長くなればなるほど、指標と乖離する。
  • レンジ相場になると指標に比べてパフォーマンスが悪くなる。

ということです。

レバレッジ型指標は、相場の下落局面においては原指標よりも大きく下落していきますが、2営業日以上離れた日と比較した場合は、想定した変動率とは異なる下落率となってしまう点、そして、投資期間が長期になればなるほど、原指標の変動率とレバレッジ型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性が高まる点に留意が必要となります。

相場の方向感が定まらず、原指標が上昇や下落を相互に繰り返した場合、レバレッジ型指標は複利効果によって、原指標と比較してパフォーマンスが逓減して行くという特性がありますので留意が必要です。

 出典:日本取引所グループHP 


長期投資の視点から米国ETF SPXLをどのように活用するか

SPXLは長期投資向きか?

長期的にSPXLを保有することで大きな収益が期待できると思います。株式は、長期的には正の期待値を持つものであり、歴史的にもS&P500は年率10%以上のパフォーマンスを示してきたからです。

もちろん、下にも3倍振れてしまうので、短期的にはS&P 500よりもパフォーマンスが悪くなる期間があると思います。

昨年末の株価下落の際に、SPXLは3倍以上大きく値を下げましたが、最近ではS&P500と同じぐらいのレベルまで戻してきました。

時間をかけて保有すればS&P500よりも良いパフォーマンスを期待できるということです。

レバレッジを調節することでリスク管理

株価指数CFDを含めたレバレッジ商品は、リスクが高いので長期投資には向かず、短期取引で大きなリターンを目指すものというのが定説です。

しかし、レバレッジがかかるものの、株価指数のインデックスに投資をするわけですから、基本的には長期で保有すれば収益を期待できるものだと思います。短期間では昨年末のようにマイナスに大きく振れてしまうのですから、むしろ長期での保有を前提に考えるべきです。

どれだけレバレッジをかけることができるかは、投資期間や投資資金にもよりますので、一概に言えませんが、資金全てをSPXLに投入することはお勧めしません。

大きな含み損がでる可能性があり、それに耐えられなくなるからです。債権、米国株、日本株を保有しつつ、資産全体を低いレバレッジで長期運用するというのが合理的な手法だと考えます。

NISA口座で保有できます

最後に1つ。

SPXLは、米国株ETFなのでNISA口座で取引可能。SBI、楽天、マネックスと主要なネット証券で売買できます。

(参考記事 >>> NISAでSPXLを購入するメリットとは?

ちなみに、直近5年間(2019年5月現在)で+186%となっていて、仮に5年前に100万円NISA口座で購入していれば+186万円・・・。しかも税金がかかりません。

「米国ETF SPXLの株価推移」まとめ

今回はレバレッジETFであるSPXLの特徴について紹介するとともに、長期投資の観点からどう考えるかについて述べてきました。

大部分の投資家は、時間と資金が限られています。しかし、今回紹介したレバレッジ商品を活用することで、手軽に資金効率を高め、ある意味”時間を買う”ことができるのです。

(参考記事 >> レバレッジ投資により資金と時間という”リターン”が得られる理由

もちろん、レバレッジ商品ですからリスクが高くなるのは間違いありませんので、過剰なリスクは取るべきではありません。しかし、レバレッジを調節することで、リスクを抑え収益を加速することができるのです。

自分も、米国株、日本株で得られた配当を、このSPXLに再投資し収益の加速化、最適化を図りたいと考えています。

それでは。

ABOUT ME
kaimaru41
高配当の日本株・米国株の長期投資に、レバレッジETF、FX、CFDを組み合わせて早期のセミリタイアを目指します。