米国ETF

SPYDの株価の推移や特徴は?低コストで高配当ETFの決定版!

【2019年11月20日:最新データに更新しました】

SPYDの株価の推移や配当実績について知りたいです。米国ETFは、高配当で最近注目されているけれども、どのような特徴があるの?

このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容

・高配当米国ETF SPYDの株価の魅力と特徴

・高配当米国ETF SPYDの魅力は高配当。株価データは?

・SPYDの株価推移(チャート)とその他ETFとのパフォーマンス比較

・SPYDなどのETFと個別株の投資について

SPYDの株価や特徴に関して、以下のツイートをしました。

米国ETFのSPYDは、高配当であるため最近人気が上昇していますが、その特徴は
・配当利回り4%超え
・不動産や公益セクターの比率が高い
・80銘柄に均等割合(1.25%)
ということ。
最高値圏にある中で4%超えはインカム目的として秀逸。VYMやHDVと比べても優位性があります。

上記を深掘りします。今回はSPYDの特徴や高配当を維持できる秘密などにスポットを当てて分析です。

自分は、20年以上投資を続けていて米国ETFであるSPYDも保有しています。今回は、この経験も踏まえ記事を書きました。

高配当の米国ETF SPYDの魅力とは?

SPYDの特徴を端的に言うと、

  • 米国の配当利回りの高い80銘柄に
  • 均等割合(1銘柄に1.25%程度)で投資している

米国ETFであるということ。

その魅力は、何と言っても株価が堅調であることに加えて4%超えという高配当であることです。

最近の米国株人気と相まって、生活必需品やヘルスセクター株のようなディフェンシブ銘柄を中心に投資し、その配当金を再投資する手法を勧める方が増えています。株価の値上がり益よりも配当金に着目した投資といえるでしょう。

自分も、配当金を再投資する戦略をとっていて配当利回りの高い銘柄の多い米国株に資金をシフトしています。そのため、日本株の一部を既に売却し、どの銘柄を購入するか検討していたところ、SPYDという高配当の米国ETFに行きつきました。

米国ETFの中で高配当のものと言えば、VYMやHDVの人気が高いですが、SPYDはそれらと比較してもそん色のないETFとなっています。今後、米国株の購入を検討している方にも十分おススメできます。

そんなSPYDの特徴を見ていきます。

高配当の米国ETF SPYDの特徴とは?

SPYDは、米国市場で高配当利回りの80銘柄に均等配分したETFです。なので、単純計算で1.25%ずつの配分で80銘柄で構成されるETFとなります。

基本データおよび株価
  • 運用会社:State Street Global Advisors
  • インデックス:S&P500 高配当指数(S&P500 High Dividend Index)
  • 純 資 産 総 額 : 15.3憶ドル
  • 委 託 管 理 料 : 0.07%
  • 配 当 利 回 り : 4.37%
  • 2018年配当実績: 1.61ドル
  • 過去1年間の株価幅 :32.34~38.90ドル
  • 組 入 銘 柄 数 : 80
  • 設 定 日:2015年10月21日

特筆すべきは、配当利回りの高さですね。ベンチマークはS&P500高配当指数を採用しているだけあって、配当利回りは常に4%を超過しています。

2018年末のアップルショックで米国株が大きく下げた際には、5%高い配当利回りを示しており、ETFとしては非常に魅力的な水準と言えますね。

以下詳細を見ていきます。

SPYDの構成銘柄とセクター比率

ここでは構成銘柄上位10社とセクター比率を見ていきます。

SPYDの構成銘柄(上位10社)

構成銘柄上位10社(2019年8月29日現在)です。

以下が4月段階の構成銘柄Top10ですが大幅に入れ替わっているのがわかりますね。この時はアルトリアやフィリップモリスなどのタバコ株、クアルコムなどの半導体メーカーが入っていました。

銘柄 比率
QUALCOMM Incorporated 1.96%
Coty Inc. Class A 1.86%
Xerox Corporation 1.58%
Western Digital Corporation 1.54%
Hanesbrands Inc. 1.49%
Eaton Corp. Plc 1.40%
Altria Group Inc 1.39%
Broadcom Inc. 1.38%
Helmerich & Payne Inc. 1.37%
Philip Morris International Inc. 1.37%

(2019年4月25日現在)

SPYDは1月と7月のリバランスの際に、それぞれの銘柄の比率を1.25%にするよう調整します。他のETFだと時価総額に応じて比率を調整するんですけど、機械的に1.25%にするんですよね。

2018年12月の段階ではP&Gやファイザー、ベライゾンなどの有名どころが上位に入っていましたが、株価が上昇したことにより既に圏外。

組み換えの時期や、銘柄の値上り、値下がりのパフォーマンスによって、構成比が大きく変動するというのもSPYDの大きな特徴と言えます。

SPYDのセクター比率

続いて8月29日現在のセクター比率です。

面白いのは、不動産、エネルギー、公益事業が上位に入っていることですよね。3セクターあわせて40%を超えています。一方で情報技術が6.5%、ヘルスケアが2.5%程度しか組み込まれていません。

不動産セクターの比率が高いのは、他の高配当ETFとは違って、REITが構成銘柄に組み込まれているからなんですね。人気のVYMやVOOなどから比べると、セクター構成に特徴のあるETFと言えるでしょう。

REITも公益事業も配当利回りが高いですから、SPYDが高配当であるのも、このような構成比率によるところが大きいとも言えます。

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SPYDの配当金の実績は?

以下が配当実績のグラフです。

2018年は前年に比べて若干ですが配当金が落ちています。が、基本的には増配傾向ですね。

米国株は最高値を更新する勢いでも配当利回り4%超えの水準を維持しているわけですから、驚愕の一言です。

ただ、設定されてから3年程度しかたっていないこともあり増配傾向が続くのかどうかは、何とも言えないですね。

SPYDと競合高配当ETFとの配当比較は?

米国ETFの中で、高配当のものと言えばVYMとHDVになりますが、SPYDと配当利回りを比較すると、

  • V Y M:3.08%
  • H D V:3.30%
  • SPYD :4.37%

となっています。

VYMやHDVの方が歴史も古く人気のある高配当ETFですが、これらと比べてもSPYDの配当利回りはだいぶ高いですね。

VYMやHDVは、大幅に株価が下がった時でなければ4%を超えることはありませんから、定常的に4%を超えるSPYDは、配当利回りの面で圧倒的に優位性があります。

なおVYMやHDVの特徴は以下の記事にまとめています。SPYDと比較するとどういう特徴があるかも分析しています。

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SPYDの株価の推移(チャート)は?

SPYDの株価推移は設定以来右肩上がりですが、S&P500と比較すると若干パフォーマンスが劣りますね。以下のチャートが、SPYD設定日以降2016年頃からのS&P500(VOO)との比較。

赤:SPYD 青:S&P500(VOO)

今はS&P500の方がパフォーマンスが良いですが、2017年の9月ごろまではSPYDの方がよかったんですね。

SPYDの方が高配当ということもあり、トータルリターンではS&P500とそん色のないものになります。

あとはS&P500と比較して値動きがマイルドですね。公益株やREITの構成比率が高いことによるもの。これもSPYDのメリットの一つといえます。

SPYD:ちょっと考察

SPYDの特徴や、今後の投資方針についてちょっと考えてみました

高配当利回りになる理由

SPYDは、高配当の80銘柄に1.25%の比率で構成されることに特徴があり、この比率になるよう1月と7月にリバランスされます。実は、これが高い配当利回りになる要因です。

というのは、リバランスの際には、株価の上がった銘柄が売られ、株価が下がった銘柄が多く買われるという逆張りの状態になります。なので、必然的に成熟した高配当な割安不人気銘柄に多く投資することになります。今の不人気セクターは、不動産(REIT)と公益ということになるのでしょう。

株価が下がっている不人気銘柄は配当利回りも高くなっているので、SPYDが定常的に4%を超えているのは、ここにも理由があります。

個別株と米国ETFについて

配当利回りがETFで4%を超えるレベルなら、無理に個別株のリスクをとってまで高配当株を物色する必要はないかもしれません。

自分は、これまで個別株を中心に投資を行ってきましたが、少し方針を転換して米国の高配当ETFに投資の軸足を置こうかなと考えています。

米国株は、日本企業に比べて業績が安定しているし、景気動向にも影響の受けない銘柄が多いと言われています。しかし、昨今のクラフトハインツやスリーエムの業績悪化による10%以上の株価暴落を考えると、ちょっと安定的な収益を目指して投資するには躊躇してしまいますね。

MOやAT&Tは、5%~7%という高い配当利回りを享受できますが、喫煙率低下や莫大な借入金など、業績懸念は根強いんですよね。

デジタル化により、社会の変革が早くなってきているので、業績や配当が安定しているディフェンシブ銘柄を購入し、配当金を再投資するというシーゲル戦略が今後も通用していくのか、実はちょっと疑問に感じています。

なので株価の安定性に乏しい高配当の個別株で配当金を得るよりも、高配当ETFを中心に購入していく方が良いと考えています。

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「高配当の米国ETF SPYDの株価」まとめ

今回は、高配当ETFとして最近注目されているSPYDの特徴やパフォーマンスについて述べてきました。

SPYDは、高配当であるだけでなく、不動産や公益セクターの比率が高いので、銘柄の分散を図る観点からも優れた商品と言えます。ポートフォリオの主力となりえるETFです。

それでは。

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