ソフトバンクグループ(SBG)の 株価は安すぎる?株主優待廃止で今後の業績見通しは。




ソフトバンクグループ(SBG)の最近の株価の値動きが激しくて、暴落することもあるようです。これら株価の値動きが激しいの要因は何ですか?配当や株主優待についても知りたいです。

ソフトバンクグループはAI事業を中心に、いろんな企業に投資しているみたいですけど、今後の予想と業績の見込みは?

今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・ソフトバンクグループ(SBG)の株価の推移(チャート)は?

・SBGの配当と株主優待は?

・SBGにおける最近の株価の値動きは?

・SBGの株価の値動きが激しい要因は?

・SBGの最近の業績と今後の見通しを予想。

ソフトバンクグループの株価について以下のようなツイートをしています。

投資会社の色合いの濃いソフトバンクグループですが、自社株買いを発表した1月に株価高騰も業績不透明感から4月に20%以上の暴落。

携帯事業分離前も、政府の通信費用値下げ圧力などで度々株価は大幅下落しており、値動きが激しい銘柄ですね。今年は、これまでに投資した会社の業績次第ですかね。

これを深掘りします。

自分は、投資歴20年以上で、現在日本株や米国株を中心に1,000万円以上の資産運用を行っています。今回は、この経験を踏まえて記事を書いています。

ソフトバンクグループ(SBG)の株価は?増配と株主優待廃止へ!

ソフトバンクグループ(SBG)の株価データ

SBGの株価データ(2019年6月25日現在)を簡単にまとめました。

SBGの株価データ
  • 株 価:5,099円
  • P E R:ー
  • P B R:1.51
  • 配当金:44円
  • 配当利回り:0.85%

いろんな事業に積極的に投資しているだけあって、配当利回りがあまり1%未満と、あまり高くないですね。

SBGの株式分割について

ソフトバンクグループ(SBG)の配当利回りは0.4%前後で推移していましたが、2019年5月9日に、

・1対2の株式分割

・年間配当予想の据え置き

・SBGの株主優待の廃止

を発表しました。普通は株式分割があると配当も分割されるけど、年間配当は据え置かれました。

なので、株式は配当利回りは実質的に2倍となり、大幅な増配です。

予想配当利回りは、0.43% ⇒ 0.85%程度と2倍になりました。

配当利回りは子会社のソフトバンク(9934)が6%超えの高配当利回りとなっていますので、配当目的の投資ということであれば、こちらが良いですね。

株主優待の廃止

株式分割と同時にソフトバンクグループの株主優待廃止が発表されました。この株主優待は、ソフトバンク製の携帯電話回線やインターネット回線が割引になるというもの。

携帯通信事業については子会社ソフトバンク(9434)が引き継いでいるため廃止されたと考えられます。

今回の親会社の株主優待廃止により、子会社のソフトバンクでの株主優待の開始が期待されますね。

ソフトバンクグループ(SBG)の株価の推移(チャート)は?

SBGの直近2年の株価推移(チャート)

以下のチャートは直近2年間の株価推移です。

チャート画像

直近2年間で株価は3,500円から6,000の間を推移していますね。

2017年7月から2018年7月ごろまでは、株価は4,000円から5,000円程度で推移していましたが、10月にかけて12,000円程度まで大幅に株価は上昇しました。

少し値動きの荒い展開が続いている状況です。

ソフトバンクグループ(SBG)の株価暴落について

ここ2年間で大幅な株価下落が2回あります。

2018年10月~12月にかけて6,000円程度の株価が3,500円まで暴落していますね。

その後、4月ごろまでに6,000円程度まで株価は戻しましたが、また5,000円程度まで大幅に下落しています。

以下、その理由・要因について見ていきます。

ソフトバンクグループ(SBG)の株価の値動きが激しい要因は?

最近の株価の値動きが激しい要因と考えられるのは、

・ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)の先行き懸念

・6,000億円の自社株買いで株価は一時的に大幅上昇

・UberのIPO不発

の3つですね。以下、簡単に見ていきましょう。

ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)の先行き懸念

2018年10月頃にジャーナリストのジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館に入った後に行方不明となった問題で、サウジアラビアが大口出資者となっているSVFの先行きに不透明感が広がったことが原因ですね。

サウジアラビアは政府系ファンドを通じてSVFに対し約5兆円規模の出資をしていて、またSBGが計画している第2SVFにも出資予定。

SVF事業は、ソフトバンクグループの営業利益の半分をたたき出している(2018年実績)ので、株価が大きく反応しました。

特に2018年10月は、

・2018年 9 月28日:5,735円

・2018年10月26日:4,314円

とわずか1カ月で-24.7%と株価は暴落といって良いほどの大幅下落。

SBGは、携帯通信事業を中心とした事業会社から、10兆円規模のSVFを中心とした投資会社になっているので、大口出資者のサウジアラビアの動向には影響を受けやすいということです。

参考記事:ソフトバンク株が急落、サウジ記者の行方不明問題への懸念増大(bloomberg)

ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)とは

2017年にソフトバンクグループの孫正義とサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド(以下PIFと略す)のムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子らによって2017年5月20日発足。投資先の選別など運用面ではソフトバンクが行う予定。(Wikipediaより)

自社株買いの発表で株価は大幅上昇

2019年2月に、SBGが6,000億円規模の自社株買いをすると発表したことを受けて、株価が大幅上昇しましたね。

4,000程度から6,000円ほどまで、わずか2ヵ月の間に1.5倍まで株価が上昇しました。

サウジ記者の行方不明問題で売られ過ぎていたことや、SBGの将来期待が高いということもあり大幅に買われましたね。

ちなみに、この6,000億円はソフトバンクIPOによってSBGが得られた資金が原資となっています。

UberのIPO不発

SBGが筆頭株主を務める米国ライドシェア大手Uber(ウーバー)のIPOがうまくいかなかったことも株価下落の要因ですね。

Uberは5月10日にNY市場に上場しましたが、初日で-7.6%安をつけてしまいました。これを受けて、自社株買いの発表で6,000近くまで上がっていた株価が5,000円程度まで下落。

このIPOは期待が高かった分、失望も大きかったということですね。

ちなみに楽天が筆頭株主を務める米国ライドシェア大手のLiftも同じ時期にIPOをしており、公開価格を大きく上回りました。

楽天の株価はこれを受けて大きく値上がりしたこともあり、UberのIPO結果への失望が広がりやすかった面もあると思います。

参考記事:UberのIPO不調と米中貿易戦争でソフトバンクグループの株価も下落


ソフトバンクグループの最近の業績と今後の見通しを予想

SBGが2018年の業績は、

・2018年の業績は大幅増益

・営業利益の半分はSVF事業の含み益

・巨額の有利子負債は業績の重し

・今後の業績はSVFの結果次第

ということがわかります。以下、クイックに見ていきます。

2018年の業績は大幅増益

2019年5月に発表した、2018年の業績は、

SBGの2018年業績のポイント

・売 上 高  :9兆6,022億円(+5%)

・営業利益 :2兆3,539億円(+81%)

・純 利 益  :1兆4,112億円(+36%)

でした。注目すべきは純利益で、ここ数年1兆円超えが定着しています。日本の企業で純利益1兆円をこえている企業はトヨタとSBGしかありません。

半導体事業のARM社やAI企業への積極的な投資などにより、企業規模は日本でトップクラスになったといえますね。

営業利益の半分はSVF事業の含み益

営業利益を見ると、SBGの利益構造がわかります。

以下が決算発表資料の抜粋ですが、既存の携帯通信事業の利益がほとんど伸びていない状況の中、SVF事業は1兆円近く利益を伸ばしています。

ただ、SVF事業の営業利益は、まだ売っていない株の含み益が利益として計上されていることに注意が必要ですね。

今は株式市場が絶好調でS&P500やNYダウも史上最高値を伺う勢いであり、SBGが投資している会社の株も上がりやすい状況だったといえます。

なのでSVF事業が継続して利益を上げることができるかは、投資した会社の株価次第ということです。

巨額の有利子負債は業績の重し

決算資料のよると、SBGの有利子負債は、

・SBG全体:15.7兆円

・SBG単体:  4.4兆円

となっていて非常に巨額であることがわかります。間違いなく経営上のリスクと言えるでしょう。

孫社長は、保有株式の評価額27兆円に比べて額が小さいので取るに足らないという見解を示していましたが、どうですかね?株の評価額は市況に左右されやすいです。

いまは株式市場が好調ですが、反対に振れたときには有利子負債が株式の評価額を超える事態もあり得るということです。

今後の業績はSVFの業績次第

SBGは、携帯通信事業の子会社化により事業を持たない投資会社の色合いが濃くなっていますので、今後の業績は良くも悪くもSVFの結果次第と言えます。携帯通信事業は頭打ちですからね。

SBGは、近日中に新たなファンドである「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)」を立ち上げる予定であり、これまで以上に投資を活発化させていことになります。

これまではサウジの投資会社から半分の出資を受けていましたが、ジャーナリスト行方不明問題もあり、SVF2はSBG自信が100%出資して、そこに他の投資家を入れるような形になるそうです。

いずれにせよ、既存の通信事業が頭打ちになる中、SVFの利益が半分を占めており、この成否次第でSBGの今後の業績が左右されるといえます。

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「ソフトバンクグルーブ(SBG)の株価」まとめ

今回は、SBGの株価の値動き、最近のSBGの業績や今後の見通しについて述べてきました。

最近の株価の値動きは非常に激しい状態ですが、既存の携帯通信事業の業績は堅調であり、10兆円ファンドであるSVFは巨額の利益を叩きだしています。

有利子負債が大きいことは気にはなりますが、株式市場の好調さが続けば、SBGの業績もこれまで以上に跳ね上がることになります。

SVFはAIを活用した事業を展開している企業を中心に投資を行っており、今後、AI分野が間違いなく伸びることを考えればSBGの将来性も非常に高いと言えます。

それでは。

おすすめ記事です。2018年12月のIPO初日に暴落したソフトバンク。その後株価は低迷、公開価格を割り込む状況が続いてきました。今後の見込みについてまとめています。

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2019年7月30日
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