今回の記事では、レバレッジを効かせたポートフォリオの運用状況を参考にしていただくため、2019年6月末の全保有資産の状況と内訳について公開していきたいと思います。
自分は、レバレッジ資産としてCFD(くりっく株365)、SPXL、CUREを長期保有し、債券、現物株と共に長期運用する”レバレッジ長期投資”をおこなっています。簡単な投資方針は以下のとおり。
[aside type=”normal”] レバレッジ長期投資の運用方針
①現金・債券、②日本株・米国株、③レバレッジ資産の3つの資産でポートフォリオを形成し、基本的には、
- 現 金・債 券:10%
- 日本株・米国株:70%
- レバレッジ資産:20%
の比率で投資。原則としてボーナス月の6月及び12月の年2回リバランスする。
[/aside]
それでは、見ていきましょう。
目次
資産運用結果(2019年6月末)
運用資産総額及び評価損益
- 運用資産総額:1,360.97万円 ※1ドル=107.67円
- 評 価 損 益 : 149.34万円 (+12.33%)
分類 | 銘柄 | 評価額 | 損 益 |
---|---|---|---|
現金・債券 | 現金(円、ドル) | 493,343 | ‐ |
米国債券 | 752,432 | 69,615 | |
株式 | 日本株 | 4,057,300 | 526,400 |
米国株 | 4,832,586 | 428,235 | |
楽天VTI | 527,679 | 24,777 | |
eMAXIS 新興国 | 325,805 | -4,200 | |
レバ資産 | SPXL | 563,943 | 181,758 |
CURE | 543,723 | 92,639 | |
CFD(クリック365) | 1,512,925 | 174,204 | |
計 | 13,609,736 | 1,493,428 |
2019年6月の動き
- 追加投資:なし
- 売 却:なし
- 新規購入:なし
運用資産推移
- 対先月比 : +70.1万円
今月は、米中貿易交渉の進展が期待されたこと、FRBの政策金利引き下げが市場に織り込まれたことから、前月比大幅にプラスとなりました。

資産内訳
6月は、先月に比べて株式市場が大きく上がったこともあり、想定している資産比率に近い数字となっています。
ちなみに、レバレッジ比率は1.38倍となっており、大きなリスクを取っていない状況と言えます。

資産の概況
各資産の月次概況は以下の表のとおりです(単位:万円)。
現金・債券 | 株式 | レバ資産 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
3月末 | 118.4 | 983.3 | 243.3 | 1345.0 |
4月末 | 110.0 | 997.4 | 259.4 | 1366.8 |
5月末 | 120.5 | 952.3 | 218.2 | 1291.0 |
6月末 | 124.6 | 974.3 | 262.1 | 1361.0 |
現金・債券(先月比:+4.1万円)
6月は米国FRBが利下げに踏み切るとの観測が市場に広がり金利が低下、債券価格が上がりました。
そのため、米国長期国債に連動するBLVが上がったことから、現金・債券は先月よりも4万円程度ブラスとなっています。
日本株・米国株(先月比:+22.0万円)
株式は、大幅に上げましたね。主な要因としては、
[box class=”blue_box”]
・FRBの政策金利引き下げが市場に織り込まれたこと
・米中通商交渉の進展に期待感が広がったこと
[/box05]
この2点ですね。
何といっても、FRBの利下げ観測が米国の株式市場を支えていますね。6月19日には長期金利が2%を割り込むなど、金利低下が進んでいます。
米国の中国製品関税引き上げから米中通商交渉の行方が不安視されていましたが、6月下旬のG20で米中首脳会談が行われ、追加関税は行わないことと、継続して交渉を行うことが確認されました。
以下が米国の保有状況です。全般的に上げていますね。
特にMMMは、中国製品の関税引き上げなどの業績不安により大きな下げが続いていましたが、+8.51%と下げ止まったようです。
月次増減(ドル) | 月次変化率 | |
---|---|---|
SPYD(68) | 148.9 | 6.11% |
VB (29) | 282.5 | 6.63% |
KO (112) | 200.5 | 3.64% |
MO (84) | -143.6 | -3.49% |
PG (163) | 188.7 | 6.55% |
T (84) | 477.6 | 9.58% |
DIS (31) | 235.6 | 5.76% |
JNJ (14) | 113.8 | 6.20% |
MCD (21) | 197.2 | 4.74% |
KHC (39) | 132.2 | 12.26% |
BLK (9) | 483.7 | 12.93% |
MMM (20) | 271.8 | 8.51% |
計 | 2,588.81 | ‐ |
次に日本株ですが、-3.6万円と軟調でしたね。
米国金利の低下による円高、10月の消費増税も控えており日本株は上がりづらい地合いが続きそうです。
月次増減 | 月次変化率 | |
---|---|---|
MORESCO(100) | 6,500 | 4.51% |
ゼンショー(100) | -6,500 | -2.85% |
オリックス(200) | 14,600 | 4.73% |
オカダアイヨン(100) | -3,200 | -2.42% |
吉野家HD(200) | 13,200 | 3.79% |
JT(100) | -11,300 | -4.49% |
クリ・レストラン(100) | -15,800 | -5.75% |
コメダ(200) | -6,400 | -1.57% |
KDDI(200) | -9,000 | -1.63% |
すかいらーく(300) | -11,100 | -1.89% |
新晃工業(100) | -3,100 | -1.89% |
ユニ・チヤ-ム(100) | -1,500 | -0.45% |
イオン(100) | -2,700 | -1.33% |
日本管財(100) | 700 | 0.37% |
-35,600 | -0.86% |
レバレッジ資産(先月比:+43.9万円)
PF全体の20%程度しか占めていないレバレッジ資産ですが、SPXLやCFD NYダウなど米国株のレバレッジ資産が中心となっており、大きく値を上げましたね。
やはり、レバレッジ資産は、上げるときは大きいです。
今後の方針
これまで確認してきて資産状況を踏まえ、今後の方針を考えてみました。
資産比率について
債券、株、レバレッジ資産の比率は、想定している10%:70%:20%の範囲内にほぼ収まっています。
ボーナスで資産を買い増すと同時に、リバランスを行う予定なので、この比率が維持されるような形で購入を進めたいと考えています。
資産内の銘柄見直し
保有資産に占める日本株の比率が高いのと、米国株の方が総じて高配当で増配も期待できることから、順次日本株から米国株にシフトする方針です。
6月は株式の売却や追加購入の対応は行いませんでしたが、引き続き、期待配当+優待のトータル利回りの高い日本株の一部銘柄を除いては、売却を進めて米国株又は米国ETFにシフトしていきます。
具体的にいうと、オカダアイヨンあたりを売却することになると思います。
その他
このブログでは、保有資産の状況を公開することによって、
- レバレッジ長期投資PFが、期待通りの収益を上げることができるのか
- S&P500 の株価指数に比べて成長を加速することができるのか
について引き続き検証していきたいと考えています。
2019年3月末の資産状況を起点として原則1月に一回全資産の状況を確認していき、皆さんの資産運用の参考にしていただきたいと考えております。
まとめ
今回は、2019年6月の資産状況ということで、債券、日本株・米国株、そしてレバレッジ資産の状況について確認していきました。
こんな感じで定期的に資産状況を確認すると、各資産がダイナミックに動いていることがわかって、結構おもしろいですね。今月はプラス70万円と大きく資産をふやしました。
現時点で、資産バランスを見直す必要はないかと考えていますので、この保有比率が維持されるような形で、ボーナスで資産を買い増ししていきます。
株や債券だけでなく、ビットコインや金相場も高騰しています。世界的に金利引き下げ、金融緩和傾向ですので、リスク資産に資金が流れているんですね。
ちょっと”バブル”の香りがしてきましたが、FRBも政策金利を引き下げる見込みであり、株式市場は夏に向けて一段高になると見ています。
それでは。
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