IYRの株価推移と特徴とは?高利回り米国不動産ETF、株よりもリートが熱い!




米国不動産ETFのIYRへの投資を考えていますが株価推移と特徴は?株式や債券以外にも、不動産に投資するリートに興味があるんです。高いリターンを得たいけど、損はしたくないんですよね。IYRの有効な活用法はありますか?

今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容

・米国不動産ETF IYRの株価と特徴とは?

・米国不動産ETF IYRの株価推移とリターンは?

・長期投資の視点からIYRをどのように活用するか?

自分は、IYRに関して以下ツイートをしました。

FRBの政策金利引下げ方針を受けて、株式だけではなくリートも上昇しています。株や債券、金以外の投資先として人気がありますが金融危機や不況時は株以上に値下がりします。

現にリートetfであるIYRはリーマンショックの際に7割近く下げています。リートは値動きよりも分配金に期待すべき資産ですね。

今回は、これを深掘りします。

自分は、20年以上投資経験がありますが、株式や債券を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。今回の記事は、この経験も踏まえて書いています。

米国不動産ETF IYRの株価と特徴

米国不動産ETF IYRは米国REITと連動したETF

iシェアーズ米国不動産ETF(IYR)は、米国の不動産セクターの株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指すREIT型のETFです。

マネックス証券、楽天証券、SBI証券等々の外国株証券口座で利用可能で、NISA口座でも取引することができます。

以下がIYRのデータです。経費率は0.43%ですね。米国の長期国債に連動するTLTが0.15%、S&P500に連動するVOOが0.03%と比較すると少し高いですかね。

iシェアーズ米国不動産ETF(IYR)

  • 経 費 率  :  0.43%
  • 分配金利回り :  2.90%(過去12カ月)
  • 標 準 偏 差  :  12.34%(過去3年)
  • ベータ―値  :  0.62
  • インデックス :  ダウ・ジョーンズ米国不動産指数

(2019年6月30日現在)

REIT型のETFの魅力は安定した分配金ですね。最近は、REIT指数が上がっているので2%台となっていますが、通常は3%~4%半ば程度の分配金利回りとなります。

IYRのセクター比率(2019年7月現在)

IYRのセクター比率は以下のようになっています。

トップの専業不動産は、英語でSpecialized REITと表されるもので、要はIT関連施設のこと。

スマホや携帯電話の通信ネットワーク用の電波中継棟やデータセンターなどの施設が該当します。米国ではIT関連施設の比率が高いんですね。

その他は、住宅、店舗、ホテル、ヘルスケアと、日本でもおなじみのリートで構成されています。

IYRの組み入れ上位TOP10(2019年7月現在)

IYRで組み入れられている米国リートのTOP10は以下のとおりです。

日本では、あまりなじみがない銘柄が多いですね。

しいてあげれば、3位のプロロジス・リートは日本のリート市場でも流通系施設を中心に展開しているので、比較的なじみのあるのでは。

また4位のサイモン・プロパティ・グループ は、米国最大級のリートで、地域のショッピングモールなどを中心に保有しています。分配金利回りも4%を超える銘柄ですね。

米国不動産ETF IYRの株価推移

ここではIYRの株価推移(パフォーマンス実績)を見ていきます。参考として、

  • 米国株価指数S&P500
  • TLT(米国の20年超え長期国債に連動)

と比較していきたいと思います。

最近は米国の中央銀行であるFRBの利上げ政策の見直しから、米国の金利が下がっておりREITにも資金が流れています。

IYRの株価の推移(パフォーマンス実績)

過去5年の株価推移を示したのが以下のチャートとなります。このチャートは配当金が含まれていないものです。

‐チャート(過去5年)

 

赤:IYR 青:S&P500 緑:TLT

IYRの5年間のパフォーマンスは約23%。配当金が年間3~5%程度支払われてきたことを考えれば十分なパフォーマンスと言えますね。

株価指数であるS&P500とわりと値動きが似ていますが、ここ5年程度ではIYRの方がマイルドな動きを示しています。

2015年~2018年頃は、欧州の経済危機やFRBの政策金利引き上げなどの影響があり、IYRはS&P500ほどの上昇はしていませんが、なだらかな動きを示しています。

直近1年のIYR、S&P500、TLTとの比較が以下の図になります。

‐チャート(直近1年)

 

赤:IYR 青:S&P500 緑:TLT

IYRは、直近1年では約11%のプラスとなっておりS&P500よりもパフォーマンスが良くなってます。

米国の中央銀行であるFRBが、2019年になって政策を転換し政策金利の引き下げをする見込みですから、資金がリートを含む不動産市場に流れているんですね。

他方、昨年末の米中貿易摩擦懸念やアップルショックにより、S&P500と同じぐらい下げているのが分かります。

直近の値動きを見ると、株と同様に不況や金融危機に影響を受けやすいETFであるといえます。

リーマンショックなどの金融危機に影響を受けやすい

IYRはREIT型のETFという特性上、リーマンショックなどの金融危機や米国経済が後退期に入ると、株式以上に大きな影響を受けることになります。不動産価格に影響を受けやすいんですね。

以下がリーマンショックのあった2008年頃の株価推移です。

チャートを見ただけでも、凄まじく下げているのがわかりますね。

・2008年10月ごろ:株価45.52ドル

・2009年3月ごろ:株価13.85ドル

となっていて、70%近くIYRの株価が暴落しているのがわかります。

IYRの株価リターンについて

次に分配金も含めたIYRのリターンを見ていきましょう。

1年 3年 5年 10年
IYR 12.49% 5.94% 8.10% 14.72%
S&P500 10.42% 14.19% 10.71% 14.70%
TLT 12.07% 1.14% 5.85% 6.61%

10年間で年率14.72%と株価指数であるS&P500と比べても遜色ありませんね。

過去3年から5年については、政策金利が上昇していたこともあり不動産市場にマイナスの影響がありました。

長期的に見れば、リーマンショック後の金融緩和で、資金がリートを含む不動産市場にも流れたことが分かります。

FRBは金利引き下げに舵を切っており、しばらくはリート市場に資金が流れやすくなると考えられます。

コインチェック

長期投資の視点からIYRをどのように活用するか

IYRの株価推移、リターンなどをみてきましたが、活用法として

・IYRは長期保有で分配金と値上り益を期待できる

・IYRはポートフォリオの主力として運用できる

ということです。以下、詳細みていきますね。

IYRは長期保有で分配金と値上り益を期待できる

IYRは、2.90%とまずまずの分配金利回りであり、分配金を抜いた値上り益も5年間で約23%ですので、長期保有で非常に高いトータルリターンを期待できるといえます。

分配金利回りが2%台になっているのは、直近の株価が急騰しているためで、通常は3%~5%程度の高配当利回りとなっています。

もともと不動産市場は金利の影響を受けやすくて、金利が低いほど不動産に資金が流れやすくなるんですね。

FRBの政策転換や経済の低成長率により、金利が下がる傾向ですし米国は日本と違って人口が増え続けますから、長期的に見てもIYRの株価の上昇を期待できると言えます。

IYRはポートフォリオの主力として運用できる

S&P500と比べて、

・過去10年の年率リターンが良い

・経済危機がなければ、株式よりも値動きがマイルド

・経済不況期でも分配金そのものの影響が少ない

なので、ポートフォリオの主力として活用できると思います。

リートも含む不動産は、株式と比べてミドルリスク・ミドルリターンと言われていて、不況期に入っても不動産収入は底堅いので、分配金はしっかり出るんですよね。

なのでIYRは長期的にみて高い分配金を期待できますから、ポートフォリオの主力にしつつTLTに米国株式ETFであるVTIやVOOを組み合わせで保有することで、資産全体の値動きを抑えつつ長期的に高いリターンを狙えます。

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「米国不動産ETF IYRの株価推移」まとめ

今回は米国不動産ETFであるIYRの株価推移と特徴にについて述べるとともに、長期投資の観点からどう活用するかについてまとめました。

IYRは不動産ETFの特性上、金融ショック時に値動きが荒くなってしまいますが、分配金だけではなく値上り益も期待できるので、長期保有に向いた商品と言えます。

特に最近は金利が低下傾向にありリートそ含む不動産市況が活況ですね。この傾向はしばらく続くと考えており、IYRのパフォーマンスもかなり期待できると思います。

またリートを含む不動産は、値上り益もさることながら、高い分配金利回りを期待できるところに特徴があると言えるので、ポートフォリオの主力としても活用できると考えます。

それでは。

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