資産形成

安定株の銘柄選定ポイントと高配当おすすめ銘柄は?(2020年)

安定株の銘柄選定のポイントを知りたいです。コロナショックで減配する銘柄も出てきそうですよね…。

長期保有に適した高配当かつ業績の安定した銘柄はどのように選べば良いですか?おすすめの銘柄も知りたいです

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • 高配当の安定株 vs 高成長銘柄どっちが良い?
  • 安定株を選ぶ際のポイントとは?
  • 安定株:おすすめ銘柄は?

投資歴20年のかいまるです。高配当の安定株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。高配当の安定株への投資に関して、以下のツイートをしています。

自分が個別株を選定する際には、IT、AIなどの成長銘柄よりは、
・株価割安(配当利回り高)
・不景気時にも売上げが落ちない
という視点で、高配当の安定銘柄を選びます。
日本株ならJT、KDDI。米国株ならKO、PG、MOあたりですかね。株の値上り・値下がり関係なく、配当を淡々と再投資していきます。

上記を深掘りします。

高配当の安定株 vs 高成長銘柄

株の長期投資で、購入する個別株を選ぶ際には大きく分けて、

  1. インカム狙い(配当益)で高配当安定株投資
  2. キャピタル狙い(値上り益)の成長企業投資

の2種類の投資手法が考えられます。以下、詳細に見ていきますね。

手法①:インカム狙い(配当益)で高配当安定株投資

配当金を再投資することで投資効率を高める投資手法ですね。

高い配当金を出す企業の多くは、安定した業績が見込めるものの高い成長が見込めない、いわゆる成熟企業が多いと言えますが、この配当を再投資することによって高いリターンが期待できます。

以下の図は、米国で1871年に株式を1000ドル購入して、

①配当を再投資したキャピタルゲイン + インカムゲインの場合

②配当を再投資しなかったキャピタルゲインのみの場合

のリターン比較です。

出典:株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル著)

リターンは明確に開いているのがわかりますね。

①約795万ドル

②約24万ドル

となっています。この著書の中で年平均リターンを見てみると、各々の年利回りは①で7%、②で4.5%(インフレ調整後)であったとのこと。

なので、配当再投資した①の場合の方が、年利回りで2.5%高いということになりますが、これぐらいの差でも時間の経過とともに大きなリターンの差となり、結果として30倍近く差がついたということですね。

ちなみには著書の中では、株式市場の過去のリターンに関して、

1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。キャピタルゲインが生み出した部分は3%に過ぎない。

としています。

株の長期投資の際には、配当金を再投資することがトータルリターンを高める上で重要だということですね。なお、今回紹介した投資理論などについて勉強したい方は、以下の記事におすすめの本を紹介していますのでぜひご覧ください。

米国株の投資本でおすすめの10冊は?150冊から厳選!初心者向けも米国株に関する投資本でおすすめなのは何ですか?全部購入すると結構お金がかかりますよね。何かお得な方法はありますか? このような疑問...

手法②:キャピタル狙い(値上り益)の成長企業投資

短期間で高収益を狙う投資手法ですね。

キャピタル狙いは短期間で大きな収益が期待できるため、成長株の選定は株式投資の醍醐味といえるでしょう。

例えば、成長企業の代表格であるアマゾンは、過去20年間で300倍以上に株価は上昇しているんですね。当時20万円投資していれば、20年間で6,000万円になっていたわけですから夢があります。

インターネットを活用したEコマース分野が、過去20年間で大きく伸びたということですよね。

このように、将来的に成長するビジネスを見つけることが出来れば、投資によって大きな収益が期待できるということです。

高配当の安定株と高成長銘柄、結局どっちが良いの?

どちらが良いかというのは、個人の好みや投資スタイルによって変わりますので一概には言えませんが、成長企業への投資の方が難易度が高いといえます。

成長株を見出して、長期的に保有するというのは口で言うほど簡単ではないからです。

例えばアマゾンの場合、結果として過去20年間で300倍以上に株価は上昇していますが、ITバブルが崩壊した2000年ごろ株価が20分の1にまで暴落しているんですね。

参考記事:20年でなんと400倍!?アマゾンの株価推移を徹底分析。チャート的に買い?

結果としてアマゾンは倒産しなかっただけであって、ITバブル崩壊の際には将来有望と考えられていた数多くの企業が、倒産や吸収合併により市場から姿を消しました。

当時95%も下落した銘柄を保有し続けることが出来るかといえば難しいですよね。大半の投資家はその前に手放すと思います。

なので、株を長期保有する際には、高配当で業績の安定している銘柄に投資して配当を再投資するのが、比較的難易度が低く、パフォーマンスに優れていると考えます。

安定株を選ぶ際のポイントとは?

安定株を選ぶ際のポイントは、

  1. 高配当利回りな銘柄
  2. 連続増配している銘柄
  3. 金融ショックの時も増配した銘柄

ということです。以下、クイックに見ていきます。

安定株選定ポイント①:高配当利回り

配当利回りは、年間配当金を株価で割ることで求められるものですが、高配当利回りの銘柄に投資は、パフォーマンスが高いことが知られています

例えば、業績懸念の少ない優良銘柄中から高配当の銘柄を選んで投資する「ダウの犬」投資法は、過去の成績を見てもダウ指数よりもパフォーマンスが良いんですね。

この投資法は、この米国を代表する大企業30社で構成されるダウの中から配当利回りが高い10社に投資して、1年後に再び配当利回りが高い銘柄に乗り換えることを繰り返す投資法。

ダウの構成銘柄は米国の全企業の中のTop30に選ばれている大企業なので、経営や業績が安定していて、かつ経営破綻する可能性は少ないです。

高配当利回りということは、一時的に株価が下がっているケースが多いので、割安な銘柄を購入でき、かつ高い配当も得られます。

日経225、NYダウなどの株価指数の配当利回りは1.5%~2.5%程度であるので、だいたい3%を超えているというのが高配当の目安になると考えます。

安定株選定ポイント②:連続増配している銘柄

長期的なパフォーマンスを高める上では、株主還元に積極的な企業、すなわち配当に積極的な銘柄を選ぶべきです。

一般的に高配当銘柄は、成長株ほどではないにせよ人気は高くなりますから、増配しないと利回りが低くなってしまうからです。

日本だと配当利回りの高い銘柄を集めたVYMの人気が高いですが、米国では10年以上連続増配している銘柄を集めたVIGの方が人気があるんですよね。

米国では現時点で高配当かというよりも、増配がきちんと行われる企業を重視する傾向があるということ。

なので、だいたい10年程度連続増配しているかが、一つの目安になると考えます。

安定株選定ポイント③:金融ショック時も増配した銘柄

ビジネスモデルや業務内容が不景気や金融ショックに影響を受けにくい銘柄を選ぶことも重要ですね。

例えばオリックス(8591)は、配当利回りが4%を超える高配当株として人気の高いですが、リーマンショックの影響をもろに受けた2009年に配当金を26円から7円に減配しているんですよね。

金融、リース、自動車、製造業などの景気敏感株は不景気時や金融ショックがあると大幅に株価が下落し減配する特徴があります。

他方、不人気銘柄の代表格であるJT。不景気時にもたばこ需要は落ちないため、以下のグラウのようにリーマンショックのあった2008年頃にも増配しているんですね。

なので、長期保有の場合は人気がなくても業績鉄板で売上げ時にも売り上げが安定している銘柄を選ぶべきです。

「JT 配当実績」の画像検索結果

高配当の安定株:おすすめなのは?

以下に日本株、米国株の連続増配Top5をまとめました。

日本のおすすめ安定株:花王、KDDI、JT

日本企業 連続増配年数
花王 29年
SPK 21年
小林製薬 20年
ユー・エス・エス 19年
KDDI 18年

日本株の場合、花王KDDIあたりが有名どころですかね。不景気時にも日用品の需要や通信の利用は落ちないので、安定した業績を上げることができるということ。

特にKDDIは配当利回りが3.5%を超える高配当銘柄。上記の3つのポイントに照らして長期投資には、おススメできる銘柄ですね。

その他、JTも配当利回り7%超えとおすすめといえますね。

米国のおすすめ安定株:P&G、MMM、KO、MO

50年以上連続増配している銘柄が普通にありますね。日本は最大で花王の29年ですから、米国は株主を重視した経営が徹底しているということ。

米国企業 連続増配年数
ドーバー 63年
P&G 62年
エマソン・エレクトリック 62年
ジェニュイン・パーツ 62年
スリーエム 61年

P&Gやスリーエムあたりが有名どころですかね。

ただ、P&Gはコロナショックでもそれほど株価が下落しませんでした。配当利回りも2.7%。さらにスリーエム(MMM)配当利回り4%超えとなっています。

その他、コカ・コーラ(KO)アルトリア(MO)も、それぞれ配当利回りがそれぞれ3%、8%超えで、かつ連続増配銘柄ですのでおすすめですね。

ちなみに米国株への投資を考えている方に向けて、以下の記事で手数料を中心に証券会社の比較をしています。ぜひご覧ください。

米国株の手数料を徹底比較!おすすめの証券会社はどこ?(2020年)最近、米国株の手数料の引き下げが行われているみたいだけど、これらを比較して見て、どこがオススメですか? できるだけ手数料の安いとこ...

「株の長期投資は高配当で安定銘柄へ」まとめ

今回は、株の長期投資は高配当で安定銘柄が良いということで、安定銘柄を選ぶポイントやおススメの高配当の安定銘柄について述べてきました。

短期間で高いリターンを得るには、成長株に投資するのが手っ取り早いですが、銘柄選びが難しく、値動きが激しいので難易度が高いですよね。

他方、高配当安定銘柄は、株価下落時も配当が下がらず増配されるので、配当を再投資することによて収益を加速することができます。

過去の実績を見れば、これらの安定銘柄をある程度見積もることができますから、再現性の高い投資手法といえます。

それでは。

関連記事です。この記事を読まれた方は、以下の記事もご覧になっています。

新型コロナ拡大で世界同時株安が進む、いわゆる”コロナショック”。大暴落となった日本株式市場でおすすめの銘柄をまとめました。

コロナショックで日本株が大暴落…この状況での買い銘柄とは?コロナショックで日本株が暴落していますが、この状況で買い銘柄を知りたいです。 どの業種がおすすめですか? このような疑問を持...

 

コロナショックで株価が暴落する中、多くの投資家のパフォーマンスが悪化しています。大損しないための方策についてまとめました。

株で大損した人にならない方法3つは?コロナショックで株式市場混乱!株で大損しないためにどうしたらいいですか?コロナショックで株価が大暴落していて不安になります。 このような疑問を持つ方に向けて記事...

 

おすすめ記事です。

少額から積立を行いたい場合は、月額手数料200円で1株から少額投資ができるネオモバが圧倒的にお得で便利です。詳細は以下の記事にまとめてます。

ネオモバは儲かる?評判と実際に1株投資して感じたメリットとは?Tポイント投資で評判のネオモバを使って投資すると儲かるんですか? 実際にネオモバで投資すると、どんなイメージなのかメリットを具体的...

 

米国株の場合は、1株から購入することができるので少額から積立を行うことが可能ですが、手数料が日本株に比べて高いです。そのため、米国ETFや米国の個別銘柄の積立を行うのであれば取引手数料がかからないDMM株が圧倒的にお得ですね。

DMM株で米国株の取引手数料0円! 評判とメリット・デメリットとは?DMM株が米国株の取引手数料を無料化すると発表! これまで日本株に比べて割高とのイメージのあった米国株取引手数料。この無料化は日本...

 

コロナショックのような暴落時、自動運用サービスのウェルスナビはやめた方が良いのでしょうか?解説です。

ウェルスナビは株価暴落時やめたほうがいい?コロナショックの実例で解説現在のような株価の暴落時にウェルスナビを始めるか、やめたほうがいいか迷ってます。コロナショックで世界中の株価が下落していますがウェルスナ...
ウェルスナビの自動運用でほったらかし投資が可能!
WealthNavi

ウェルスナビは「長期・積立・分散」の資産運用を全自動でお任せできる資産運用サービス。手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用します。

▼ロボアドバイザーの自動運用で、時間も手間もかかりません
投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランス、全てロボアドバイザーにおまかせ。

▼安全資産の債券や金にも投資
株が大幅に暴落した際には、安全資産の債券や金が上昇するのが一般的。リスク許容度に応じてより安全な運用も可能です。

▼国際分散投資を自動運用
約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長を資産に取り入れます。

▼手数料は預かり資産の1%のみの中立な資産運用
手数料は預かり資産の1%のみ。

▼世界水準の金融アルゴリズムでポートフォリオを構築
ノーベル賞受賞の理論をベースとした世界の富裕層や機関投資家が利用する資産運用アルゴリズムで運用。

詳細は以下をクリック!

詳細ページ公式ページ