日本株

メルカリの株価は今後どこまで下落する?相次ぐ事業撤退で業績は大丈夫?

【2019年11月10日:最新の業績と株価を反映しました!】

メルカリ(4385)の株価が急落しています。今後どこまで株価は下がりますかね?2018年6月の上場以降の株価推移(チャート)はどうなっていますか。

今後の業績の予想、配当や株主優待などの状況についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・今後どこまで下落する?メルカリ株価大幅下落。

・メルカリの株価の概況は?

・メルカリの配当や株主優待は?

・メルカリの株価推移(チャート)は?

・メルカリの株価下落の理由とは?

・株価が大幅下落のメルカリ。株は買い?

メルカリの株価が下落していることに関して以下のツイートをしました。

[box class=”blue_box”]

フリマアプリのメルカリ。株価が1日で19%減と急落しています。
先日公表された1Q決算、赤字が70億円と損失が急拡大。黒字の見込みが全く立たないんですよね。
メルペイや海外事業が軒並み失敗なのが要因。
本業のフリマ事業は絶好調。今後不採算事業の整理が進みそうです。

[/box05]

上記を深掘りします。

自分は投資歴20年を超えており、日本株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

どこまで下がる?業績不振でメルカリの株価が大幅下落

11月7日に発表された1Q決算の翌日にメルカリ(4385)の株価は急落しました。

一時はストップ安(値幅制限の下限)まで売り込まれ、前日比478円安の2057円と約18.9%の大幅下落となりました…。値下がり率は全市場で1位。

以下が直近6ヶ月の株価推移(チャート)です。もともと下落傾向でしたが11月8日の株価は、窓を開けて急落していますね。2000円割れ目前と言ったところです。

6月ごろに株価は3000円台前半をキープしていましたが、その後は25日移動平均線を上値抵抗線にして教科書どおりに下落し続けているのがわかりますね。

メルカリ(4385)は2013年創業。スマホで物を自由に売買できるフリマアプリの運営で若者を中心に利用者が爆発的に広がりました。現在では日本だけで1,400万人以上のユーザーを抱えるまで成長

成長著しいメルカリですが、東証マザーズに上場したのは2018年6月。これまでの実績や将来性から日本の”ユニコーン企業”としてかなり話題を集めましたよね。

IPO当日に公募価格3,000円から倍の6,000円まで株価が急騰するなど、上々の滑り出しとなりました。しかし、その後の業績があまりにもパッとしないことから株価は低迷。

最近では公募価格を下回っている状態です。

メルカリの株価ですが、実は今年の6月にも決算発表の翌日に1日で9%近く急落しているんですよね。

次は、株価の急落を招いている決算の概況について見ていきます。

メルカリの株価急落を招いた決算の概況は?

ここではメルカリの株価急落を招いている、

・2020年1Q決算(2019年7月〜9月)

・2019年決算(2018年7月〜2019年6月)

の概況について取り上げます。

2020年1Q決算は3ヶ月で70億円赤字

メルカリの赤字幅が急速に拡大していて、直近の決算は四半期(3ヶ月)だけで70億円の赤字となっています。

この1Q決算のポイントは、

1Q決算のポイント

・売上高は前年同期比で約38%の増収

・営業利益、純利益とも前年同期比で赤字幅が拡大

・営業利益:🔺70.1億円(赤字)

・純 利 益 :🔺71.1億円(赤字)

というもの。売上高は前年同期比で38%も増収しているのでメルカリの事業自体はしっかりと成長しているんですよね。

赤字幅が急速に拡大している要因はなんなのか、詳細は以下の記事にまとめています。

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2019年6月期決算は137億円赤字

メルカリの2019年6月期決算(2018年7月〜2019年6月)は、

2019年6月期決算のポイント

売 上 高 : 516.8億円(前年比44.5%増)
営業利益:121.5億円の赤字(前年−44.2億円)
経常利益:121.7億円の赤字(前年−47.4億円)
純 利 益 :137.6億円の赤字(前年−70.4億円) 

と増収減益となっています。

メルカリは国内でのフリマアプリ事業は絶好調で大幅な黒字なんですけど、新規事業が軒並みうまくいっていないですよね。

今回の決算で利益が赤字になっているのも、AI人材の採用、米国事業やモバイル決済サービス「メルペイ」などへの投資がかさんだことが影響によるもの。

経営陣はこれだけ赤字を垂れ流しているにも関わらず、これからの1年を勝負の年と位置付け、さらに積極的な投資をしていく姿勢を見せています。

メルカリの株価の概況は?配当や株主優待は?

メルカリ(4385)の株価データ(2019年11月8日現在)を簡単にまとめました。

メルカリの株価データ
  • 株 価: 2,057円
  • P E R :   ー 倍
  • P B R :   6.17倍(実績)
  • 配 当:   ー

メルカリは一株あたりの利益がマイナスになっているのでPERが算出できません。

さらにPBRは7倍を超えていますので株価の指標的には株価がかなり割高であるということ。

配当金や株主優待はありません。今は株主還元よりも成長のため事業に資金を使いたいということなのでしょう。

割高な株価指標と配当・株主優待なし…。

成長企業なのでしょうがありませんが、自分のようなインカム重視の投資家にとっては手を出しづらいですね。

メルカリの株価の推移(チャート)は?

次にメルカリの株価推移を見ていきますね。以下のチャートは、2018年6月に東証マザーズに上場して以降のものです。

チャート画像

株価は完全に下落傾向ですね。IPO当日に公募価格の3,000円から6,000円まで株価は急騰しましたが、2日目以降株価の下落し続けています。

2018年末ごろには公募価格3,000円割れ。2018年12月に最安値の1,704円を付けたのち株価は一時的に反転しました。

今年3月ごろに公募価格を回復したものの、業績悪化が続いていることもあり株価は完全な下落傾向。

最近では公募価格である3000円をきる水準で推移しており、2000円を切る目前まで株価は下げています。


メルカリの株価が下落している要因とは?

日本の”ユニコーン企業”として期待を集めたメルカリ。ここまで株価が下落し続けている要因は、

[box class=”yellow_box”]

・事業の先行投資による赤字幅が拡大

・相次ぐ事業撤退

・メルペイ事業が成功するか不透明

[/box05]

ということ。以下、クイックに見ていきます。

事業の先行投資による赤字幅が拡大

上場直後の2018年8月に発表された2018年6月期の決算は、

・売上高:357億円(前年比62%増)

・純利益:70億円の赤字(前年比66%減

と予想外の大幅赤字だっただめに投資家は失望し、翌日のメルカリ株は10%以上暴落しました。

今年8月に発表した決算では純利益が137億円の赤字となっていて、2倍近く赤字幅が拡大。

さらに11月に発表された直近の2020年1Q決算でも3ヶ月だけで70億円の赤字…。もはや決算のたびに投資家の失望売りが入るのが風物詩となっている状況です。

他方、本業の国内フリマ事業は好調で売上高は順調に拡大しているんですよね。なので新規事業などへの投資によって赤字を垂れ流しているってこと。

これらの投資がうまくいかず、投資費用回収の目処が立たないところが株価下落の一つの要因となっていると言えます。

相次ぐサービスの中止や事業撤退

事業や新規サービスに積極的に投資をしているメルカリですが、お世辞にもこれらの事業がうまくいっているとは言えません。

上場後に撤退したサービスや事業をざっとあげただけでも、

上場後に撤退した主なサービスや事業
  • ブランド品専用フリマアプリ「メルカリメゾンズ」
  • 即時買い取りサービス「メルカリNOW」
  • スキルシェアサービス「teacha」
  • シェアサイクル事業「メルチャリ」
  • 英国フリマ事業

となっています。これらは、サービスを開始してからほんの数年で撤退しているんですよね。

本業である国内フリマアプリ事業が伸びているので会社全体への影響は軽微かもですが、ちょっと経営が大丈夫かと心配になってしまいます。

手を出した新規サービスや事業が軒並み撤退に追い込まれている…。こうしたところが投資家の売りを誘っている要因と考えられます。

メルペイ事業が成功するか不透明

メルカリが現在最も力を入れて投資を進めているのは、現金決済サービスのメルペイ事業です。

大型連休中に最大70%のポイント還元を行うなど、ユーザー獲得に向けて巨額の投資を行っています。

この決済サービス事業は、PaypayやLine Payなども現金のキャッシュバックなどの大型キャンペーンを行っていて消耗戦の様相なんですよね。

以下がこれらサービスの売り上げをまとめたものですが、各社全く利益が出ていないですね。というより完全な赤字です。

他に、楽天やファミリーマートなどもすでに参入。

最近話題を呼んでいるフェイスブックの仮想通貨”リブラ”も決済サービス提供を将来的には始めることが予想できますよね。

そうなると現金決済サービスは間違いなく競争が激化して、多くの会社が撤退を余儀無くされるサービス分野。

これまでのメルカリが始めた新規サービスや事業がことごとく失敗していることを考えると、メルペイ事業も散々赤字を垂れ流した挙句、撤退するということもあり得ますね。


株価が下落しているメルカリ。株は買い?

本業の国内フリマ事業が好調の成長株ですが、現在の赤字を踏まえるとメルカリの株は買えないですね。

理由としては、

[box class=”yellow_box”]

・純利益が赤字拡大 → 黒字化の見込みなし

・株価は割高(高PBR)

・配当や株主優待がない

・新規事業やサービスが軒並み失敗

・メルペイ事業の成功も不透明

[/box05]

ということ。人口減少する日本で、プリマ事業も長期的に見れば縮小することは間違いない。

なので、本業がもうけを出しているうちに新たな柱となる事業を開拓するという経営陣の判断はわからんでもありません。

しかし、新規事業がこれだけ失敗しているとなると、ちょっと経営が大丈夫か心配ですよね。

目下メルペイ事業を収益の柱に育てようとしてますけど、競合はPaypay、LinePay、楽天などなど。現金決済サービスの競争は非常に激しい分野です。

なのでメルカリ株の購入は、利益を黒字化できる見込みが立つまで待ったほうが賢明と考えます。


「メルカリの株価が下落」まとめ

今回は、メルカリの株価が急落しているということで、メルカリの決算概要、株価の推移(チャート)、株価が下落する要因、株は買いかなどについて述べてきました。

メルカリの強みは本業のフリマアプリ事業が絶好調で利益が大きく出ていることですね。ここ数年、利用者も1400万人を超えて増え続けています。

他方、この本業で得られた利益を新規事業に投資しているものの、撤退を繰り返し、いまだに収益を出せるほど成功している事業が無いんですね。

目下集中的に投資をしているメルペイ事業。メルカリ株の購入はこれらの事業が収益を生み出して黒字化の見込みが立つまで、様子見ということで良いかと思います。

それでは。

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