日本株

ユーグレナの株価はなぜ上がらない?下落の要因はミドリムシに期待しすぎ?

【2019年11月16日:最新の業績と株価を反映しました!】

ユーグレナ(2931)の株価が、なぜ上がらないのか理由を知りたいです。下落の要因はなんですかね?

2012年12月の上場以降、株価は下落し続けているようですが、これまでの株価の推移(チャート)や今後の株価の予想についてはどうですか?株は買いですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

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・ユーグレナ(2931)の株価がなぜ上がらない?|株価の状況は?

・ユーグレナの配当と株主優待は?

・ユーグレナの株価の推移(チャート)は?

・ユーグレナの株価はなぜ上がらないのか?

・ユーグレナの株価の下落要因は?今後の株価を予想は?

ユーグレナの株価がなぜ上がらないのか、その下落要因に関して以下のツイートをしました。

ユーグレナの株価が2012年上場以降、下落し続けています。ミドリムシの健康食品やバイオ燃料事業を手がけていますが
・多額の研究開発費
・バイオ燃料事業の収益化の遅延
により収益が圧迫、遂に昨年は赤字決算となったことが要因です。
夢のある企業ですが将来の業績は若干厳しいものがあります。

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

ユーグレナ(2931)はどんな会社?

”ミドリムシは世界を救う” ユーグレナの現社長である出雲充氏の言葉です。

何のことかさっぱりわからないですよね。だけどこれって、全然大げさなことじゃないんですね。

実はミドリムシは食料、エネルギー、環境などの世界的な問題を解決するカギになることが期待されているんです。

ユーグレナは世界で初めて、このミドリムシの大量培養に成功した会社です。

ミドリムシは有望な食料源

豊かな日本に住んでいると気づきませんが、世界73億人のうち10億人が食糧不足で苦しんでいます。

これらの人々に新鮮な肉や野菜を届けることは現実的に不可能でしょう。

しかし、ミドリムシは植物と動物、両方のいいとこ取りをしている微細藻類で、59種類もの栄養素を含んでいます。

この栄養豊富なミドリムシの粉末カプセルを毎日5粒届けることができれば、栄養失調で苦しむ人をなくすことができる

このミドリムシの製造・販売を行う会社がユーグレナです。この会社には夢がありますね!

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。 東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない [ 出雲充 ]
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ミドリムシはジェット機も飛ばす!

ミドリムシはエネルギー問題の解決にも役に立ちます。何とミドリムシからジェットエンジンの燃料を作り出すことができるんです。

そもそも石油は動植物の死骸から長い年月をかけてつくりだされているもの。なので動物と植物両方の性質を持つミドリムシは飛行機の燃料となり得ます。

ユーグレナは、この”バイオジェット燃料”事業について2020年までに事業化することを目指しているんですね。

この様に、夢と希望にあふれた事業を展開しているユーグレナ。しかし株価は大きく下落しています。

なぜ株価が上がらないのか、下落要因は何なのか、以下詳細に見ていきます。

ユーグレナの株価はなぜ上がらない?|株価と配当の状況とは?

ユーグレナの株価データ(2019年11月15日現在)を簡単にまとめました。

ユーグレナの株価データ
  • 株 価:  777円
  • P E R :   − 倍
  • P B R : 6.67倍(実績)
  • R O E  :    − %
  • 配当利回り:− %

ユーグレナは利益がマイナスの赤字状態で配当金を出していないので、PERや配当利回りを算出することができません。

今は配当などの株主還元よりも成長に資金を回すという考えなのでしょう。

ユーグレナは、2005年に設立されたベンチャー企業なので、しばらくは無配の状態が続くものと考えられます。

将来の成長に期待する会社ということですね。

ユーグレナの株主優待は?

現時点で無配のユーグレナですが、何とユーグレナの製品がもらえる株主優待制度があるんですね。

2019年8月にユーグレナは株主優待の内容変更を発表しました。

2018年までの株主優待

所有する株式数に応じて、下記のユーグレナ商品(100株〜1,000円相当、500株〜1,500円相当)などがもらえます。

2019年からの株主優待

2019年8月にユーグレナは株主優待の内容変更を発表しました。以下が、その内容です。

ユーグレナのみどり麹 → 緑汁粒タイプに変更。自分で購入する躊躇する方でも、優待でもらえるのであれば、ちょっと試してみたいと言う方も多いのでは。

その他は大きな変更はないようですが、長期保有している方は抽選で沖縄の研究所を見学できるプログラムに参加できます。

このミドリムシ「粒タイプ」には、徹底した管理で培養した「ユーグレナ」、「アカシア食物繊維」、「フラクトオリゴ糖」の3つの快調パワーをぎゅっと凝縮されていて、これらの健康成分がスッキリした毎日をしっかりサポート。市販もされています。

ユーグレナ 粒タイプ 緑汁 ミドリムシ ダイエット 健康食品 みどりむし 飲む サプリメント サプリ 栄養素 野菜 アミノ酸 ビタミン 不飽和脂肪酸 ミネラル 青汁 ユーグレナラボ
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 ユーグレナの株価の推移(チャート)は?

次にユーグレナの株価推移を見ていきますね。

ユーグレナの長期チャート

以下のチャートはユーグレナが株式を上場した2012年12月以降の株価推移です。

チャート画像

長期的には下落傾向と言って良いですね。

2012年12月のIPO当初は公開価格1,700円(分割前)が初値3,900円と2倍以上の価格を付けて始まりました。

この頃は、アベノミクス全盛ということもあり、投資家の期待の高かったユーグレナ株に買いが集中したということです。

その後、株価は短期間で急上昇しましたが失速。2015年ごろまで乱高下を繰り返したのち、4年以上キレイに下落していますね。

ユーグレナの短期チャート

以下がユーグレナの約1年間の年初来チャートです。

デンソーとのバイオ燃料事業の連携することが好感され5月ごろに700円 → 1,150円程度まで上昇しましたが、直近では800円を切る水準まで下落しています。

25日移動平均が75日移動平均を下回る”デットクロス”となっていますので、テクニカル的には下落傾向ということになります。

あとで取り上げますが、2019年9月期本決算の赤字幅が75億円にまで拡大した失望決算により株価が窓を開けて急落…

サポートラインだった800円の大台を切ってしまったこともあり、チャート的には600円ぐらいまで下落する可能性が高いです。

ユーグレナの業績推移は?

ユーグレナの売上高と利益の推移は以下のとおり(単位:億円)。意外と売り上げは検討していますね。

売上高 営業利益 純利益
2014年9月期 30.5 1.42 1.18
2015年9月期 59.2 4.76 4.69
2016年9月期 111.3 6.93 6.73
2017年9月期 138.9 9.50 7.85
2018年9月期 151.7 -13.8 -12.5

ユーグレナはミドリムシを配合した健康食品や化粧品の売れ行きが好調で、2017年9月までは増収増益を続けていたんですね。

他方、2018年10月にバイオジェット燃料を製造するための実証設備が完成。

建設費、研究開発費がかさんだことから2018年9月期の利益はマイナス(赤字)となっています。

ユーグレナの今後の業績は、このジェット燃料事業の成否にかかっていると言っても過言ではありません。

ユーグレナの株価はなぜ上がらないのか?

ユーグレナの株価がなぜ上がらないかは、

  1. 投資家からの成長期待が高すぎ
  2. ジェット燃料事業の研究開発費が業績を圧迫

です。以下、クイックに見ていきます。

投資家からの成長期待が高すぎ

ミドリムシで世界を変えるという理念の下、夢のある事業を展開しているユーグレナですが、投資家の期待が先行している感が否めません。

売り上げの大半は食品や化粧品販売によるものであり、現状のユーグレナはミドリムシ入りの健康食品や化粧品を販売する会社ということになります。

投資家からの期待は高いものの、未だジェットエンジン事業は実証段階の施設が完成したのみで収益化の見込みが立っていません。

この実証プラントが順調に操業したとしても、1週間に当該プラントで生成できる量は東京~大阪間の1往復分の燃料しか⽣産できないことから、バイオジェット燃料事業の黒字化は困難であると見る機関投資家もいます。

なので上場当初の期待が高すぎた分、現実の成長が投資家の期待に追いついていないという見方もできます。

ジェット燃料事業の研究開発費が業績を圧迫

業績推移のところでも述べましたが、ジェット燃料事業の研究開発がかさんでおり、ユーグレナの利益を圧迫しています。2018年9月期の利益はマイナスです。

この事業の黒字化は5年後としていますが、この計画通り進むのかどうか疑念を抱く機関投資家もいます。


ユーグレナの2019年9月期の業績は?

ユーグレナの2019年本決算は、以下のツイートのとおり業績回復の見通しが立たず赤字決算となりました。

本決算のポイントをまとめると、

ユーグレナの本決算ポイント

・売上高は創業以来初となる減収(約8%)

・営業利益:🔺74.6億円(赤字)通期予想を下回る

・純 利 益 :🔺97.9億円(赤字)赤字幅拡大

という内容。売上高が150億円にもかかわらずバイオジェットの実証プラント建設費64億円を一括計上しているわけですから、そりゃあ赤字にもなりますよね。

今回の決算で衝撃なのは、これまで堅調に稼いでいたミドリムシを利用した健康食品や化粧品の売り上げが落ちていることなんですよね。その理由は何なのか、以下の記事で分析しています。

ユーグレナの業績悪化が止まらない!決算「75億円営業赤字」の理由とは?ユーグレナ(2931)の本決算で赤字幅が拡大、業績が悪化しているようです。なぜこのような赤字経営が続くのか理由を知りたいです。 こ...

株価が上がらないユーグレナの株は買い?

現状の業績を考えると、ユーグレナへの投資は様子見と考えます。

自分は、これまでバイオジェット事業の収益化はまだまだ先の話で不透明感があるものの、ドリムシの将来性を考えれば少量の株を長期に保有して値上がりを期待するのは有りだと考えていました。

しかし、堅調な売り上げだった健康食品事業に陰りが出てきており、さらに将来を期待するジェット燃料事業の燃料供給が計画よりも遅れている状況で、業績悪化が止まりません。

ミドリムシの大量生産という独自技術が強みですが、現状では収益化が全く見込みづらい状況。ユーグレナへの投資は、もはや博打に近いと言っても良いと考えます。

他方、ユーグレナは夢のある企業ですので収益化の見込みが見えてくるまで様子を見て、業績の改善が見えてきた段階で、投資を検討するので良いと考えます。

「ユーグレナの株価はなぜ上がらないのか」まとめ

今回は、ユーグレナの株価はなぜ上がらないのかということで、株価の推移(チャート)、配当実績や株主優待、株は買いかなどについて述べてきました。

現状、ジェット燃料事業が収益化されていないことから、売り上げの大半はミドリムシ入りの健康食品からということになります。

なのでユーグレナの株が上がらないのは社長の理想や投資家の期待に、実際の事業や業績が追いついていないことに要因があると考えます。

ユーグレナは、ミドリムシの大量生産という独自技術のある会社。現在取り組んでいるバイオ燃料事業が軌道に乗れば、長期的に夢のある事業を展開している企業であることは間違いありません。

しかし、現状ではユーグレナへの投資は博打に近いものがあり、業績の改善が見えてきた段階で、投資を検討するので良いと考えます。

それでは。

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