みずほ銀行の株価はなぜ安いのか?6800億円の巨額損失!配当は大丈夫?




みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価がなぜ安いのか知りたいです。みずほ(mizuho)の株価は上がらないのはなぜですか?これまでの株価の推移(チャート)や今後の株価の予想についてはどうですか?

また最近6,800億円の巨額損失を出しましたが、配当が大丈夫なのかもり知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

・みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価はなぜ安い|株価の状況は?

・みずほ銀行(mizuho)の配当と株主優待は?

・みずほ銀行の株価の推移(チャート)は?

・みずほ銀行の株価はなぜ安いのか?

・みずほ銀行の業績の見通しや株価を予想は?株は買い?

みずほ銀行の株価がなぜ安いのか以下のツイートをしました。

  

高配当で人気のみずほFG。3月に6800億円の巨額損失を計上。マイナス金利で経営も厳しい状態が続いています。
株価も150円台と典型的な低位株(ボロ株)ですね。

ただ、この損失の大半はシステム更新による一時的なもの。

収益自体は増加傾向なので、長期投資ならインカム目的の保有は有りと考えます。

 

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

みずほ6,800億円の巨額損失!配当は大丈夫?

みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行)は2019年3月期決算の中で、店舗や次期勘定系システムの減損処理などで約6800億円の損失を計上すると発表しました。

これは、

 

・低金利や金融のデジタル化のため採算の悪い店舗を閉鎖

・システムを更新・処理

 

による費用を計上したため。これに伴い、連結純利益の予想を前期比86%減の800億円に下方修正しました。

本来なら損失計上は大幅な株価下落を引き起こしますが、株価はそれほど大きく反応しなかったですよね。

これは、配当金も前年度と同じであることが発表され、長年の懸案であったシステム更新に一定の目処がつくことから投資家の安心感が広がったことによるもの。

他方、銀行業界は長きにわたるゼロ金利、マイナス金利の影響で経営環境が厳しい状態が続いているんですよね。

高配当銘柄として人気のみずほフィナンシャルグループ。その株価の現状と収益について以下詳細に見ていきます。

参考記事:みずほ6800億円損失、純利益86%減に下方修正(日経新聞)

みずほ銀行の株価はなぜ安い|株価の状況は?

みずほ銀行の株価データ(2019年8月29日現在)を簡単にまとめました。

みずほ銀行の株価データ
  • 株 価: 154.7円
  • P E R :    8.3倍(予想)
  • P B R : 0.44倍(実績)
  • R O E  :  5.40%(予想)
  • 配当利回り:4.84%(予想)

株価の指標的には配当利回りが5%近いですから日本株の中では高配当銘柄と言える水準。PERの目安は13~15倍ぐらいですから、約8倍というのは割安な水準ですね。

ただ他のメガバンクと比べると

  • 三菱UFJ :7.2倍
  • 三井住友FG:6.8倍

となっていてPERが少し高いですね。株価は下落傾向のみずほ銀行ですがPERを他のメガバンクと比べてみると、それほど割安な水準とはいえないです。

みずほ銀行の配当実績と株主優待は?

以下がみずほ銀行の配当金の実績です。配当金は一株あたり7.5円から全く増えていないですね。

2015年 7.5円
2016年 7.5円
2017年 7.5円
2018年 7.5円
2019年 7.5円(予想)

ここまで配当金が同じだと、株主還元にはあまり積極的ではないように感じますよね。

マイナス金利が続いている状況で経営環境が厳しいことを考えると、増配は見込めないのではないでしょうか。

株主優待はありません。株主還元には積極性を感じないですね。残念です…。

みずほ銀行の株価の推移(チャート)は?

次にみずほ銀行のチャートを見ていきますね。以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

みずほ銀行の株価推移を見ると、まさに日本経済や金融政策の動向を反映したものになっているといえますね。

推移を簡単にまとめると、

 

・2012年まで:リーマンショックの影響で100円台を割り込む水準まで下落

・2012年〜2015年末:アベノミクスによるデフレ経済脱却期待から250円まで上昇

・2016年〜:日銀のマイナス金利政策導入による収益の悪化から150円程度まで下落 

 

ということ。銀行なのでしょうがない面はあるかもですが、政府や日銀の金融政策の影響を受けやすいということですね。

次に、みずほ銀行の直近6ヶ月チャートを見てみましょう。

短期的にも完全な下落傾向ですね。

10年国債の金利の低下に合わせる形で、5月からの1カ月足らずで株価が10%以上大幅に下落しています。

メガバンクの一角を担うみずほフィナンシャルグループ。金融機関としては世界有数の規模を誇ります。なぜ株価がこれほど下落するのか、以下詳細にみていきます。

みずほ銀行の株価が上がらない理由とは?

みずほ銀行の株価が上がらないのは、

 

・経常収益は上昇も利益が大幅に減少傾向

・システム開発費が経営を圧迫

・日銀のマイナス金利政策

 

です。以下、クイックに見ていきます。

経常収益は上昇も利益が大幅に減少傾向

経常収益、経常利益、当期利益の推移は以下のとおり(単位:10億円)。

経常収益 経常利益 当期利益
2014年度 3,180.2 1010.9 611.9
2015年度 3,215.3 997.5 670.9
2016年度 3,292.9 737.5 603.5
2017年度 3,561.1 782.4 576.5
2018年度 3,925.6 614.1 96.6

これらの推移を見ると経常収益は伸びているものの、利益が完全に減少傾向であることがわかりますね。

特にマイナス金利政策が導入された2016年に経常利益が2,000億円以上も減らしています。これだけ利益が吹っ飛ぶと、株価が上がらない理由もわかりますね。


システム開発費が経営を圧迫

みずほ銀行は、富士銀行、第一勧業銀行、日本興業銀行の3行が合併して誕生しましたが、システムの統合がうまくいかず巨額のシステム開発費がかかっています。

2002年と11年の2度にわたって大規模システム障害を引き起こしたこともあり、2012年から約7年かけてシステムの開発・更新を続けてきたんですよね。今年のゴールデンウィークにもみずほのATMが使えなくなりましたよね。

2018年度の当期利益が5,000億円近く減少したのは、このシステム開発費を4,600億円近く計上したことによるものです。

なので、この2012年から7年にわたるシステムの開発・更新が経営の足かせになったことは間違いありません。

日銀のマイナス金利政策

みずほ銀行の利益が減少傾向なのは、2016年1月29日に日銀が決定したマイナス金利の導入であることは間違いないですね。

他の銀行と同様にみずほ銀行も預かった貯金額の大半を国債で運用。そのためマイナス金利の導入で国債の金利が大幅に下がったため運用成績が悪化し、収益が上がらないからです。

以下が10年国債の金利チャートですが、日銀がマイナス金利を導入してから大幅に下がっているのがわかりますね。

チャート表

これってみずほ銀行の株価チャートの形とほぼ同じなんですよね。以下が5年チャート。

チャート画像

10年国債の金利が下がるところでは、みずほ銀行の株価も大幅に下がる。

2019年に入ってから世界的な金利低下の流れで日本の10年国債の金利も下がっているので、みずほ銀行の株価も下がってますよね。

なので国債金利が上がらない状況下では、みずほ銀行の株価や収益が上がらない傾向はしばらく続きそうです。

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みずほ銀行の株価はなぜ安いのか?

みずほの株価が100円台と安い、いわゆる”低位株(ボロ株)”なのは、利益の減少等によって株価が下落したことに加えて、発行株式総数が250億株と非常に多いことも要因の一つです。

他の銀行株と比べても株価は安いですね。みずほ株は100株2万円以下で購入することが可能です。

ちなみにリーマンショックの前は株価は500円台。その後株価が上がらずに、ここ10年で株価の安い低位株が定着したということですね。

株価が上がらないみずほ銀行の株は買い?

長期投資を前提とするのであれば、みずほ銀行の株は買いを検討しても良いと考えます。

理由としては、

・株価が安く、高配当利回り

・利益が大幅に減っても減配しなかった

・システム開発・更新が終了

・厳しい経営環境の中、収益は増加傾向

・メガバンクでよほどのことがなければ経営破綻しない

ということ。

一番大きいのは経営の足かせだったシステムの更新が終了したことですね。今期はこの費用を一括で処理したので利益が大幅に減っていますけど、これって来期は期待できるってことですよね。

今は世界経済の減速懸念から各国の中央銀行は金融緩和、政策金利引き下げ方針に傾いています。なので、しばらくは経営環境が厳しい状況が続くことは間違いありません。

なので株価が上昇に転じるのは、もう少し先の話になりそうですね。

ただ利益が大幅に減った状況でも減配はなかったし、メガバンクなんで経営破綻することはまずありえないことを考えると、高いインカム収入を得つつ気長に株価上昇を待っていれば良いのかと。


「みずほ銀行の株価はなぜ安い」まとめ

今回は、みずほ銀行の株価がなぜ安いとうことで、株価の推移(チャート)、配当実績や株主優待、株は買いかなどについて述べてきました。

高配当銘柄として人気のみずほ銀行。マイナス金利政策による国債利回りの低下に加えて、発行株式が多いことも株価の安い”低位株”に甘んじる結果となっています。

ただ、長年の懸案だったシステムの更新も完了し、その費用も2018年度に一括で計上。厳しい経営環境は続くものの、今後の業績回復に期待できます。

世界的に金利低下傾向の中、株価の低迷はしばらく続くものと考えますが、配当利回りが高いこともありインカム目的の長期投資ということであれば、十分に購入を検討しても良いと考えます。

それでは。

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