シャープの株価はなぜ下がる?2018年だけで4分の1まで下落…今後の推移は?




シャープの株価がなぜ下落するのか知りたいです。株価の推移(チャート)はどんな感じですか?ホンハイに買収されてから3年経ちますが今後の予想はどうですか?

配当の実績や株主優待についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

・シャープの株価が下落|株価の状況は?

・シャープの配当と株主優待は?

・シャープの株価の推移(チャート)は?

・シャープの株価の今後は?下落する理由とは?

・シャープの業績の見通しや株価を予想は?株は買い?

シャープの株価がなぜ下落するのか以下のツイートをしました。

  

シャープの株価が低迷しています。
2018年の1年間だけで4000円台から1000円を切る水準と4分の1まで下落。
台湾ホンハイの傘下に入り、利益プラ転しましたが米中貿易摩擦の影響で再び売上高が減少しています。
株価の値動き的には投機水準でもはや小型株のレベル。かつての面影は全くない状況です。

 

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

シャープの事業内容とに台湾の鴻海(ホンハイ)よる買収

シャープ(SHARP)は日本を代表する製造メーカー。

液晶テレビ、携帯電話などの映像・通信機器をはじめ、洗濯機、冷蔵庫などの白物家電、太陽光パネルなどを製造・販売している大企業ですね。

シャープといえば液晶テレビでしょう。2001年に製造・販売を開始した液晶テレビ「AQUOS」が世界的に大ヒット。

しかし台湾のメーカーや韓国サムスンと競合が激しくなり、経営状況が悪化。

2016年に台湾のメーカーである鴻海(ホンハイ)に買収され同社の子会社となりました。

結果的に、液晶の製造に経営資源を集中しすぎたことがアダとなったんですね。

その経緯は以下のとおり。

液晶パネルの三重・亀山工場や大阪・堺工場などへの過剰投資が響き、2012年3月期から2期連続巨額赤字。堺工場を台湾・鴻海グループと共同運営にし、3000人規模の人員削減実施。

リストラ効果で13年度黒字浮上したが、液晶の競争きつく、14年度も赤字。銀行監督下で事業再編を迫られたが、16年8月、台湾の鴻海(ホンハイ)による買収完了で債務超過解消。

※四季報より抜粋

シャープといえば液晶というぐらい技術力を誇る日本を代表するメーカー。

そのシャープの株価や業績の推移について見ていきます。

シャープの株価が下落|株価の状況は?

シャープの株価データ(2019年9月3日現在)を簡単にまとめました。

シャープの株価データ
  • 株 価:   1,120円
  • P E R :       8.5倍(予想)
  • P B R :   2.85倍(実績)
  • R O E  :  22.80%(予想)
  • 配当利回り:2.23%

株価の指標的には配当利回りが2.2%程度と日本株の中では平均的な水準。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから、8.5倍というのは割安な水準ですね。

他の製造業メーカーと比べて見ても、

  • パナソニック:9.5倍
  • 日  立:8.2倍
  • 三菱電機:11.4倍

となっていて、だいたい同じくらいの水準ですね。同業他社との比較では必ずしも割安な水準とは言えないです。

シャープの配当実績と株主優待は?

以下がシャープの配当金の実績です。

何とか20円の水準をキープしてきましたが、最近の業績悪化により2019年の配当金は6円に減配となりましたね。

決算年度 配当金
2015年 0円
2016年 0円
2017年 0円
2018年 10円
2019年 20円

シャープの株主優待はありません。

今は株主還元よりも業績回復に力を入れたいということなのでしょう。残念です…。

シャープの株価の推移(チャート)は?

次にシャープのチャートを見ていきますね。以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

この10年で株価は大幅に下落していますね。およそ10分の1の水準まで株価は下がっています。

推移を簡単にまとめると、

 

・2013年まで:液晶製造工場への過剰投資で巨額赤字

12,000円台 ⇨ 1,500円台を割り込む水準まで下落

・2013年半ば:ホンハイによる経営支援

1,500円台 ⇨ 5,000円超えの水準まで上昇

・2016年まで:経営不振により1,000円を切る水準まで株価下落

 

ということ。

液晶テレビ「AQUOS」の爆発的な大ヒットで2010年ごろまでの株価は絶好調。その後の経営不振、台湾メーカーによる買収で大幅に株価が下落したということですね。

次に、シャープの直近2年チャートを見てみましょう。

ホンハイによる買収により株価が4,000円を超える水準まで急上昇しましたが、2018年を境に失速していますね。

短期的にも完全な下落傾向です。

2018年の1年だけで株価が75%以上大幅に下落しています。

日本を代表する製造メーカーであるシャープ。液晶製造の技術力では世界トップレベルと言っても過言ではありません。

なぜ株価がこれほど下落するのか、以下詳細にみていきます。

シャープの株価が下落する理由とは?

シャープの株価が下落するのは、

 

・利益改善も2018年以降売上げ減

・長期低迷の理由は液晶パネル工場への過剰投資

 

です。以下、クイックに見ていきます。

利益改善も2018年以降売上げ減

売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり(単位:10億円)。

売上高 営業利益 純利益
2014年度 2,786.3 -48.1 -222.3
2015年度 2,461.6 -162.0 -256.0
2016年度 2,050.6 62.5 -24.9
2017年度 2,427.3 90.1 70.2
2018年度 2,400.1 84.1 74.2

ホンハイの傘下に入った2016年を境に業績が急回復しているものの、2018年の業績が悪化していますね。

2015年の営業利益は1,600億円の赤字と巨額なものでしたが、ホンハイの子会社となった翌年には600億円を超える黒字転換。

その後、順調に業績回復が進んでいましたが米中貿易摩擦によるアップルの売上げ不振の影響を受けて、iPhoneの液晶を供給しているシャープの売上げも悪化してしまいました。

2018年の株価が大幅下落したのは、この影響によるもの。それにしても2018年の1年間で株価は4分の1まで落ち込むわけですから、シャープの株価は非常に値動きが荒い銘柄といえますね。

長期低迷は液晶工場への過剰投資

2010年以降のシャープの長期低迷の原因は、三重亀山や大阪堺の液晶パネル工場への過剰投資による経営の悪化ですよね。

この当時、韓国、中国、台湾メーカーでも液晶パネルの供給体制が整備されつつあって、供給過剰になる懸念はあったんですよね。

そのような状況でもシャープは大阪の堺工場に4,000億円を超える巨額投資を断行。2014年、2015年の利益は巨額赤字となっていますよね。

結果論ですけど、この経営判断の誤りがシャープの長期低迷を招いたということですね。

シャープ崩壊 名門企業を壊したのは誰か [ 日本経済新聞社 ]
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株価が下がるシャープの株は買い?

シャープ株の購入は様子を見た方が良いと考えます。株価もしばらく低迷するのでは無いでしょうか。

理由としては、

・売上高が再び減少

・株価の値動きが非常に荒い

・世界経済の景気後退懸念

ということ。

米中貿易摩擦の影響とはいえ、売上高が再び減少に転じたのは気になるところですね。直近の決算でも業績を下方修正するなど改善の見込みが立っていない模様です。

さらにシャープの株価は値動きが荒く、

・2009年からの10年で株価は10分の1以下

・2018年の1年で株価は4分の1以下

となっていて、小型株並みのボラティリティです。長期投資の観点からは全く買えない銘柄ですね。

製造メーカーの売上げは、景気に敏感なので世界経済の景気後退懸念がある中、シャープ株は様子見ということで問題ないと考えます。


「シャープの株価の今後」まとめ

今回は、シャープの株価が下落ということで、株価の推移(チャート)、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。

2016年にホンハイの傘下に入ったことにより急速に業績が改善。しかし米中の貿易摩擦の影響により、その状況に陰りが見えています。

2018年の1年間だけで株価が4分の1になるなど、株価の値動き的には日本を代表する巨大メーカーであった面影はありません。

値動きが荒いので、短期の値幅を狙ったトレード(投機)には向いているかもですが、長期投資には全く向かない銘柄といえますね。

知名度は抜群で人気の銘柄ですが、”投資”という観点で見れば手を出さないほうが良いと考えます。

それでは。

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