米国ETF

米国ETF VIGの魅力は株価の上昇率だけじゃない!増配実績文句なし…増配率は?

米国増配ETF VIGの株価やチャートの特徴について知りたいです。

高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVIGに投資するメリットは何ですか?配当実績についても知りたいです。

今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • VIG:株価の基本データと特徴は?
  • VIGの構成銘柄とセクター比率は?
  • VIGのチャートとリターンは?
  • VIGの配当実績と増配率は?

VIGの株価やチャートの特徴に関して、以下のツイートをしました。

米国ETFのVIGは10年以上の連続増配実績を持つ銘柄のみで構成されているETF。
その特徴は
・値上益はS&P500と同等
・VYMより高いリターン
・ディフェンシブ銘柄中心
ということ。
日本ではVYMがメジャーですが取扱総額はVIGの方が大きいです。米国では高配当よりも増配実績が重視される傾向のようです。

上記を掘り下げます。

自分は、20年以上投資を続けていて米国ETFも保有しています。今回は、この経験も踏まえ記事を書きました。

なお米国株や米国ETFに関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

米国ETF VIG:株価の基本データは?

VIGはバンガード・米国増配株式ETFという名称。

10年以上増配の実績のある大型株を中心に構成されているインデックスと同じ投資成果を目指すETFです。

構成銘柄は定期的に見直され、増配の可能性が低い銘柄は除外されます。

VIGの株価基本データ
  • インデックス:NASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス
  • 信 託 手 数 料 :  0.06%
  • 配 当 利 回 り :  1.75%
  • 配 当 実 績   :  2.06ドル
  • 組 入 銘 柄 数 :  184銘柄
  • 設 定 日:2006年4月21日

VIGは手数料の低い良質なETFを取り扱うバンガード社のETFですね。

日本では高配当ETFであるVYMの方がメジャーですが、取扱総額はVIGの方が多いんですよね。

VIGの方が古いETFということもありますが、米国では現時点で高配当というよりは増配率の方を重視している投資家が多いということでしょう。

構成銘柄数は184とあまり多くありませんね。10年連続増配銘柄という条件だと、おのずと対象となる銘柄が限られるということでしょう。

VIGの構成銘柄とセクター比率は?

VIGの構成銘柄

構成銘柄上位10社(2019年7月31日現在)は以下の表のとおりです。

VIGは10年連続増配銘柄で構成されていることもあり、どちらかというと成熟企業が多くなります。

定期的に銘柄が見直され売買回転率15.7%とちょっと高い値になっています。マイクロソフト、J&J、P&G、ウォルマートあたりはTop10の常連ですね。

今をときめくアップル、グーグル、アマゾン、フェイスブックのいわゆる”GAFA”は入っていません。

アップル以外は無配ですから今後しばらく入ることもないでしょう。

なお資産総額に占める上位10社の割合は約35%となっていて構成銘柄が少ないため、かなりの割合を占めています。

VIGのセクター比率

続いてセクター比率です。

製造業を中心に構成されている資本財やウォルマート、マクドルドなどの消費サービスの比率が50%近くを占めていますね。

これらのセクター着実に売上や利益をあげることができ、増配を行なっている企業が多いということなのでしょう。

一方、現在の米国市場で圧倒的な時価総額を持つテクノロジーや金融の構成比率が低いことがわかります。

銘柄の構成が現在の米国市場と大きく異なっている点が、VIGの特徴の一つと言えるでしょう。

VIGのチャートとリターンは?

VIGの長期チャート

以下はVIGの設定来チャートです。比較のためにS&P500に連動するSPYも載せています。

赤:VIG 青:SPY(S&P500)

綺麗な右肩あがりですね。パフォーマンス的にはS&P500と大きく変わりません。

なのでインカムの伸びを期待しつつ値上がり益も得ることができるということでしょう。

ただリーマンショックのあった2008年ごろを比べてみるとVIGの方が下落率が低いことがわかりますね。

構成銘柄に景気に影響されづらい成熟企業が多く含まれることによるものですね。

ちなみに米国の高配当株で構成されたVYMの直近5年チャートを比較したのが以下の図。

赤:VIG 青:VYM 

これをみると明らかにVIGの方がパフォーマンスが良くなってます。

増配期待の高い銘柄の方が投資家からの人気を集めやすいということなのでしょう。

インカム的にはVYMに軍配が上がリマスが、値上がり益も含めたトータルリターンはVIGの方が良いですね。

なのでVIGは長期的な配当金の伸びだけでなく値上がり益も期待できるETFと言えます。

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VIGのリターン

VIGの配当金も含めたトータルリターン(2019年8月31日現在)は以下のとおりです。

リーマンショック前に設定されたETFということもあり設定来リターンは年率8%台となっていて若干低いですかね。

ただ株式の期待リターンはインフレ率を抜いて7%程度ということを考えれば、十分すぎる結果といえます。

ちなみにリーマン後の2009年に10,000ドル投資して配当金を再投資したと仮定した場合のチャートが以下。

資産は約3倍以上にまで膨れ上がった計算になります。

なお、米国株のパフォーマンスが長期的に優れている点については、多くの本でも解説されています。以下の記事に、おすすめの本をまとめています。

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VIGのこれまでの配当実績と増配率は?

VIGは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

さすが増配ETFというだけあって、配当の伸びは右肩上がりですね。

VIG配当利回りは1.75%とそれほど高いわけではありませんが、順調に配当金が伸びていることが分かりますね。

ただ主要ETFの5年平均増配率(年率)を見てみると、

主要米国ETFの5年平均増配率
  • DIA  :11.05%
  • VTI  :  9.52%
  • SPY :  8.69%
  • VYM:  7.81%
  • VIG  :  6.80%

となっています。あれあれ?米国増配ETFのVIGは一番低いんですか…。

米国ETFも魅力的な商品ですが、米国株の魅力は高配当でかつ連続増配を続けている個別銘柄が多いことです。お宝銘柄を保有し続けるのも投資の醍醐味ですね。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。

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VIGへの投資:ちょっとだけ考察

増配率の結果を見ちゃうと、ちょっと意外なんですよね。

配当利回りも増配率もNYダウやS&P500より劣っているんです。

成熟企業を中心に構成されているので増配率が低いという見方もできるかもですが、この増配率を見るとあえてVIGに投資する意味があるのか?ってこと。

唯一VIGが優れいている点は金融やITの構成比率が低いことから、景気後退や金融危機などに強いことぐらい。

でもチャートのパフォーマンスも長期的にはS&P500と変わらない。

なので主力となるETFにはなりえず、よりディフェンシブなポートフォリオにするためにサテライト的に購入すると行った使い方だと考えます。

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「米国ETF VIGの株価」まとめ

今回は、米国増配ETF VIGの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移(チャート)、配当金の推移等について見てきました。

VIGの特徴をまとめると、

・10年以上増配実績のある大型株中心に構成

・過去10年間で3倍のパフォーマンス

・過去10年で12%超えの高いリターン 

・インカムの伸びだけじゃなく値上がり益も期待

ということですね。

配当の伸びも値上がり益も期待できる非常に優秀なETFであることには間違いありません。

配当利回りや増配率を見てしまうと、あえてVIGを主力ETFとして投資する意義は薄いのではと考えます。

なのでポートフォリオのコアとしてではなく、ポートフォリオ全体をよりディフェンシブにするために購入するETFと言えます。

最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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