パナソニックの株価が低迷…一体どこまで下がる?結局テスラの事業次第か?




パナソニック(6752)の株価が低迷している理由を知りたいです。株価はどこまで下がる見込みですか?株価の推移(チャート)はどんな感じですか?売り上げは問題ないはずですが…業績が悪化しているんですかね?

配当の実績や株主優待についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

・パナソニック(6752)の株価が低迷?株価の状況は?

・パナソニックの配当と株主優待は?

・パナソニックの株価の推移(チャート)はどうなる?

・パナソニックの今後の株価の予想は?

パナソニックの株価の低迷に関して以下のツイートをしました。

  

世界的電機メーカーのパナソニックの株価が低迷しています。理由としては
・2019年度の減収減益予想
・テスラ事業の不透明感
・世界経済減速懸念
ということ。製造業自体、景気敏感セクターということもあり大きく売られています。チャート的にも完全な下落傾向。しばらくは手を出しづらい銘柄ですね。

 

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

パナソニック(6752)は何の会社?

今回は電機メーカー最大手である世界のパナソニックをとりあげます。

パナソニックはテレビや洗濯機などの総合家電メーカーとしてのイメージが強いですが、売り上げ全体に占める割合は24%しかありません。

最近では2009年に三洋電機を子会社化して車載事業(電気自動車の電池など)に取り組むなど、企業向けの製品・サービスに力を入れていますね。

創業者は”経営の神様”といわれた松下幸之助。今では社名がパナソニックに統一されましたが「松下イズム」は今も健在の会社です。

この世界のパナソニック株はなぜ低迷するのか、今後買いなのか、以下見ていきたいと思います。

パナソニック(6752)の株価は低迷|株価の状況は?

では早速ですがパナソニックの株価データ(2019年9月13日現在)を見て行きましょう。

パナソニックの株価データ
  • 株 価:  907.6円
  • P E R :    10.5倍(予想)
  • P B R :    1.15倍(実績)
  • R O E  :     10.5%(予想)
  • 配当利回り:3.30%

株価の指標は悪くないですね。配当利回りが3.3%と日本株の中では高配当といえる水準ですね。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから10.4倍というのは少し割安な水準。

ただ同業他者と比べて見ると、

  • 日立製作所:9.2倍
  • ソニー:16.1倍
  • 三菱電機:13.1倍

となっていて、電機メーカーとしては平均的な水準と言えそうです。

現時点で高い成長が期待される事業分野がないこともあり、株価的には加熱しずらいということなのでしょう。

パナソニックの配当実績と株主優待は?

続いて配当実績と株主優待を見ていきます。

以下がパナソニックの配当金の実績です。

配当金は順調に伸びてましたが、最近では30円で横ばい。

これだけ配当金が伸びていても配当性向が25%程度ですので、問題のないレベルといえます。

パナソニックの配当方針を見ると、

連結業績に応じた利益配分を基本

としているので、配当金は業績次第ということですね。

気になるのは、利益が赤字になったことで2012年に無配になっていることですかね。

世界的な電機メーカーといえども、赤字になれば躊躇なく無配にする。ここが事業売却や借金をしてでも配当を出す米国企業との大きな違いですね。

配当性向も25%と余力十分ですが、無理をしてまで株主還元は行わない方針なのでしょう。

なおパナソニックの株主優待はありません。株主還元は配当を中心に行うということですね。残念です…。

パナソニックの株価の推移(チャート)は?割安水準か?

続いてチャートを確認していきましょう

世界的電機メーカーのパナソニックですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?

ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。

パナソニックの長期チャート

以下は過去10年のチャートです。しっかりと株価を上げていますね。

チャート画像

この10年で株価はほとんど上がっていないですね。低迷していると言っても良いぐらいです。

500円から1600円のレンジを行ったり来たりです。

・チャイナショックのあった2015年

・米中貿易戦争の影響が出てきた2018年以降

の時期は大きく株価が下げています。どちらも1年程度で40%近く調整していますね。

なのでチャート的には、世界経済の動向に影響を受けやすい景気敏感株と言えるでしょう。

パナソニックの短期チャート

以下が直近1年の短期チャートです。

綺麗な右肩下がりのチャートなっています。75日移動平均線(青線)で株価が跳ね返されるという教科書通りの下がり方。

直近1年間で株価が1300円台から800円程度のレベルまで大幅下落してます。かなり割安な水準ですね。

世界的電機メーカー、パナソニック。最近の株価が割安な水準になってる理由は何故なのでしょう?

パナソニックのチャート的に株価はどこまで下がる?

チャート的には完全に下落傾向。

900円割れの水準が定着してしまうと2013年に付けた550円程度の水準を目指してもおかしくないですね。

直近で2016年につけた900円のラインを割り込んで、780円まで下落してしまいました。

現状、900円の水準まで戻りを試している状況ですが、これが跳ね返されるようだと、チャート的にはさらに下落を加速させる可能性が高い。

今後、パナソニックの業績に関して好材料が出てくるかにもよりますね。


パナソニックの株価が低迷している理由とは?

パナソニックの株価が大幅に下落している理由は、

 

・業績堅調も2019年度の業績は減収減益予想

・テスラ事業の不透明感

・米中貿易戦争の影響

 

ということ。クイックに見ていきます。

業績堅調も2019年度の業績は減収減益予想

業績は意外と堅調ですが2019年度は減収減益予想であること、2018年度の業績予想が引き下げられたことが株価低迷の要因ですね。

売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり(単位:億円)。

売上高 営業利益 純利益
2015年3月期 77,150.4  3,819.1  1,794.9
2016年3月期 76,263.1  2,303.0  1,652.1
2017年3月期 73,437.1  2,768.8  1,493.6
2018年3月期 79,821.6  3,805.4  2,360.4
2019年3月期 80,027.3  4,115.0  2,841.5

これらの推移を見ると

 

・売上高は横ばい傾向

・営業利益、純利益は増益傾向

 

というのがわかります。

チャイナショックの影響がでた2015年から2016年にかけては売上高が落ち込んでいますね。その後は売上高も利益も増収増益となっていて意外と業績は堅調です。

ただ、パナソニックの社長が2018年度連結売上高10兆円目標を撤回して、売上高見通しを8兆8,000億円に引き下げことや、2019年度の業績予想を、

2019年度は減収減益予想
 

・売 上 高:7兆9000億円(前年比🔺1027億円)

・営業利益:3000億円(🔺1115億円)

・純 利 益:2000億円(🔺841億円)

 

と引き下げたことが株価低迷の一因となっていますね。

テスラ事業の不透明感

テスラの電気自動車事業が不透明なことも、リチウム電池を供給するパナソニックの業績不安の要因となっています。

パナソニックはテスラが製造する電気自動車に搭載する円筒型リチウムイオン電池を生産するため、米国の工場に2000億円を投資。

しかしテスラの売り上げが思うように伸びないことやイーロン・マスク社長が「テスラ株を非上場にする」と言ったりと、いろいろ問題が出てきていますよね。

テスラ『モデル3』の量産がなかなか軌道に乗らず、採算ラインと見られる週産5000台の達成時期を2度にわたり延期しています。

そのたびにパナソニックも収益の下方修正を余儀なくされています。

パナソニックもテスラ事業に多額の投資をしているので、この不透明感が株価が低迷する要因の一つです。

参考記事:パナソニックとテスラの「夫婦関係」、市場は悪化を懸念(Bloomberg)

松下幸之助成功の金言365 [ 松下幸之助 ]
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米中貿易戦争の影響

やはり米中貿易戦争によって世界経済の減速懸念が根強いことも株価低迷の要因の一つです。

製造業はそもそも景気に敏感なセクターであることに加えて、パナソニックは中国での売り上げが大きいんですよね。

特に2018年ごろから米中貿易摩擦が激しくなってきましたから、この時期の株価下落が激しいです。

なので経済の不透明感によりパナソニック株が売られています。

株価は割安?パナソニックの株は買い?

さて株価が低迷しているパナソニック。株は買い時でしょうか?

少し自分の好みも入っていますが、パナソニック株は少し様子を見た方が良いと考えます。

理由としては、

 

・テスラ事業が引き続き不透明

・2012年に配当金無配

・世界経済の動向に株価が敏感

・チャート的には900円割れで更なる下落見込み

 

ということ。

テスラと一連託生と言って良いぐらい、パナソニックはテスラの電気自動車事業に力を入れていますよね。

まだテスラの事業が軌道に乗るか見通せない状況は続いています。

さらに、自分的には2012年に無配におちいったのが大きいですね。

製造業で景気の影響を受けやすい業態であるのでしょうがない面もありますが…。

何れにせよチャートの形も良くないこともあり、パナソニック株の購入は様子見ということで良いと思います。



「パナソニックの株価が低迷」まとめ

今回はパナソニックの株価が低迷ということで、株価の推移(チャート)、チャート的にどこまで下がるか、配当実績や今後の株は買いかなどについて述べてきました。

世界的電機メーカーのパナソニック。製造業ということもあり世界経済の影響は受けやすいものの、意外と業績が底堅いですね。

しかし、テスラ事業が不透明なことから米国に建設したリチウム電池工場への投資が回収できる見込みが立っていないことが株価低迷の一因です。

さらに世界経済の原則懸念が根強いことも投資家がパナソニック株を避ける要因となってますね。

チャート的にも株価の底が見えないこともあり、パナソニック株の購入は様子見で良いと考えています。

それでは。

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