ハウス食品グループ本社(2810)の株価の推移と特徴について知りたいです。ハウス食品のチャートや配当の実績や株主優待、今後の株価の予想についてはどんな感じですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
・ハウス食品(2810)の株価の状況は?
・ハウス食品の配当と株主優待は?
・ハウス食品の株価の推移(チャート)はどうなる?
・ハウス食品の今後の予想は?株は買い時?
ハウス食品の株価に関して以下のツイートをしました。
食品業界大手のハウス食品。業績は絶好調で株価も直近10年で右肩上がりの上昇基調です。
理由は
・日本式カレーのアジア諸国への浸透
・健康食品事業の成長
によるもの。
少子高齢化が進む国内事業が先細るのは確実。
中国などの海外事業が伸びているハウス食品は長期保有前提で欲しい銘柄の一つです。— かいまる (@leverage_toushi) October 6, 2019
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食品業界大手のハウス食品。業績は絶好調で株価も直近10年で右肩上がりの上昇基調です。
理由は
・日本式カレーのアジア諸国への浸透
・健康食品事業の成長
によるもの。
少子高齢化が進む国内事業が先細るのは確実。
中国などの海外事業が伸びているハウス食品は長期保有前提で欲しい銘柄の一つです。
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上記を深掘りします。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
目次
ハウス食品(2810)の株価の状況は?
ハウス食品は、言わずと知れた”バーモントカレー”や”ジャワカレー”を販売している食品メーカーですね。
カレーなどの香辛料の最大手で、シチューやハヤシライス用のルウも人気があります。
CMでもおなじみですよね。大半の方は、ハウス食品の製品を一度は食べたことがあるのでは。
カレーだけではなく、スナックや飲料、健康食品の販売にも力を入れてますね。個人的には”ウコンの力”にお世話になる機会が多いです!
今回は、そんな食品メーカー最大手の一つハウス食品を取り上げます。
では早速ですが株価データ(2019年10月4日現在)を見て行きましょう。
- 株 価: 4060円
- P E R : 37.5倍(予想)
- P B R : 1.66倍(実績)
- R O E : 4.40%(予想)
- 配当利回り:1.13%
株価の指標に関しては、”あまり良くないな”というのが正直な感想です。配当利回りは1.13%と日本株の中では低いレベル。
PERの目安は13~15倍ぐらいですから37.5倍というのは割高な水準ですかね。
同業他者のPERと比較してみると
- エスビー食品:10.6倍
- キューピー :18.5倍
- カゴメ:25.6倍
となっていて、やはり株価は割高を言って良いですね。
経済の不透明感が強いこともあり、製造業や自動車株のような景気敏感株よりも食品株のような内需株の人気が高い傾向があります。
ハウス食品は、株主優待も人気があり、少し株価は過熱気味なのかもです。
ハウス食品の配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下がハウス食品の配当金の実績です。

2014年の配当金は普通配当30円、記念配当5円となっています。
なので2011年以降、ハウス食品の配当金は実質的に減配は一度もないということになります。しかも最近は増配傾向ですね!
配当利回りは低いですが、安定的な配当は長期的に期待できると言っても良いですね。
直近5年間の配当性向は13%〜40%程度となっていて、余力十分なことがわかります。
ハウス食品の配当方針を見ると、
株主のみなさまへの利益還元を経営の重要課題の一つと位置づけ、グループの収益力向上と財務体質の強化に努めるとともに、連結業績や事業計画などを総合的に勘案
連結配当性向30%以上を基準とした安定的な配当を継続することを、利益配分の基本方針
としているので、成長に力を入れるよりは財務体質の強化と安定配当を目指しているということですね。
なので余力十分の配当性向や業績の安定性も考えると、配当金が減配する可能性は低いと考えます。
ハウス食品の株主優待は?
食品業界で最大手の一つハウス食品。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
関連記事:
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ハウス食品の株主は、100株以上の所有株式数に応じてグループ自社製品が年2回もらえます。

以下のように保有する株式数に応じて内容がグレードアップするタイプですね。権利月は2月と8月です。

なお、半年以上継続して単元株(100株)以上保有された株主が対象となりますのでご注意を。
クロス取引による優待Getはできません。
ハウス食品の株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
食品業界で最大手の一つハウス食品ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていくとともに、チャートから株価の予想・見通しも確認します。
ハウス食品の長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
エクセレントですね!綺麗な右肩上がりです。
チャイナショックのあった2015年ごろや米中貿易摩擦が顕在化した2018年後半に調整していますが、それ以外の期間は株価が順調に伸びているのがわかりますね。
2013年ごろまで1300円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年に2600円を超える水準まで上昇していますね。
2年で株価2倍ですから配当金も考えると十分すぎるパフォーマンスと言えます。
その後一旦調整に入りますが2017年ごろから再び上昇基調を強めています。
2019年には4500円を超える水準をまで株価が上昇。堅調の一言ですね!
ハウス食品の短期チャート。株価の見通し・予想は?
以下が2019年からの短期チャートです。

2019年に入って短期的には株価は調整していますね。
・5月24日:4710円
・9月11日:3905円
となっていて3ヶ月程度で15%以上減ですからわりと大きな落ち込みですね。
2018年後半から一本調子で上げてきた反動減といったところですね。
チャート的には4000円の大台が抵抗線となっていて、株価も25日線が75日線あたりの攻防となっています。
株価の今後の見通し・予想は、現時点で何とも言えない状況ですね。
ただ、長期的には上昇傾向なので4000円の大台で踏みとどまって4200円あたりをブレイクすると株価は再び上昇基調を強める可能性が高いですね。
株価推移は非常に堅調なハウス食品。なぜここまで強いんですかね?
次にハウス食品の業績を見ていきます。
ハウス食品の株価が上昇する理由とは?
配当金も株価も堅調のハウス食品。ここまで株価が上昇する理由は、
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・過去5年の業績が極めて堅調
・健康食品事業、海外事業の成長期待
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と考えます。以下、クイックにみていきます。
過去5年の業績が極めて堅調
過去5年の売上高、営業利益、純利益などの推移は以下のとおり(単位:億円)。
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
---|---|---|---|
2014年度 | 2,314.5 | 86.9 | 69.7 |
2015年度 | 2,418.9 | 107.8 | 226.3 |
2016年度 | 2,838.1 | 123.1 | 86.8 |
2017年度 | 2,919.0 | 162.9 | 93.5 |
2018年度 | 2,967.0 | 175.6 | 137.7 |
業績も右肩上がりで申し分ありませんね。売上高、営業利益ともに増収増益ですね。
実は日本のカレールー市場は少子高齢化の影響もあり、あまり伸びていないんですけど、個食化需要を取り込んでレトルトカレーが伸びているんですよね。
競争が激しい事業でもありますが、うまくトレンドを取り込んで売上高の上昇につなげているといえるでしょう。
健康食品事業、海外事業の成長期待
ハウス食品と言えばカレーやシチューのイメージが強いですが、最近では健康食品や海外事業が伸びているんですよね。
以下がセグメント比率。

カレーなどの香辛料事業の印象が強いですけれども、ウコンの力などの健康食品や中国、北米を中心とした海外事業が伸びています。
特に日本のカレーが中国でバカ売れしているんですよね。さらに本場のインドでも日本カレーの知名度が上がってきています。
ふたつ合わせて20億人以上の市場ですから、今後のハウス食品の海外事業展開に期待が持てます。
日本式カレーの世界的なすそ野の広がりが、ハウス食品の業績を向上させ、株価も上昇基調を強めている要因といえるでしょう。
参考記事:ハウス食品 中国、日本式カレー人気 現地に大規模工場(毎日新聞)
株価が上昇傾向のハウス食品。株は買い時?
株価も業績も堅調のハウス食品。株は買い時でしょうか?
長期投資を前提とするのであれば、ハウス食品株の買いを検討しても良いのではと考えいます。
理由を端的に言えば、
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・海外カレー事業の期待大
・配当金も増配傾向
・国内の売り上げ堅調な内需株
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ということですかね。
やはり食品業界は内需ディフェンシブ銘柄だけあって業績が景気の動向に左右されずに堅調ですよね。
さらにハウス食品は中国という巨大市場にも浸透していて伸びしろ十分。
少子高齢化によって売り上げ先細りが確定している日本国内事業の落ち込みを、将来的にうまく吸収できそうです。
さらに言えば安定配当と魅力的な株主優待。買いを検討しても良い銘柄ですね。
「ハウス食品の株価」まとめ
今回はハウス食品の株価ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
内需ディフェンシブ銘柄のハウス食品。期待に違わず業績は堅調で株主優待も魅力的です。
日本市場の将来性はあまりありませんが、中国やインドなどのアジアを中心に日本式カレーが浸透。
海外事業の成長により今後の売り上げ増も期待できそうです。
自分も長期的には是非とも欲しい銘柄の一つですね
それでは。
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日本株の取引単位は100株(1単元)。例えば花王の株価は7772円(2020/10/7終値)で、通常は約78万円くらいの資金が必要なんです。
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