米国ETF

先進国ETF VEAの株価は日欧株に連動!なぜ米国に投資しないの?

先進国ETF VEAの株価やチャートの特徴について知りたいです。

高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVEAに投資するメリットは何ですか?配当実績についても知りたいです。

今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • VEA:株価の基本データと特徴は?
  • VEAの構成銘柄とセクター比率は?
  • VEAのチャートとリターンは?
  • VEAの配当実績と増配率は?

VEAの株価やチャートの特徴に関して、以下のツイートをしました。

米国を除く先進国に投資するETF VEA。
米国と比較してしまうとパフォーマンスは格段に落ちますが
・過去10年年率リターン7%超
・配当利回り3%超
と悪くありません。
米国市場がリーマン後、結果的にたまたま調子が良かったと言えるわけで、投資の基本である分散のためにVEAを保有するのはありかと。

上記を掘り下げます。

自分は、20年以上投資を続けていて米国ETFも保有しています。今回は、この経験も踏まえ記事を書きました。

なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

米国ETF VEA:株価の基本データは?

VEAはバンガードFTSE先進国市場(除く米国)ETFという名称。

米国以外の先進国の株式インデックスと同じ投資成果を目指すETFです。大型株だけではなく中型株や小型株にも投資されます。

米国株を中心に投資しているけど地域の分散を図りたい場合や、米国を含んだ先進国ETFにVEAを組み合わせることで他の地域の比重をあげるといった使い方ですね。

早速ですが、米国を除く先進国株式に連動するETF VEAの株価データを見ていきましょう。

VEAの株価基本データ
  • インデックス:FTSE先進国 オールキャップ(除く米国) インデックス
  • 信 託 手 数 料 :  0.05%
  • 配 当 利 回 り :  3.17%
  • 配 当 実 績   :  1.28ドル
  • 組 入 銘 柄 数 :  3959銘柄
  • 設 定 日:2007年7月20日

手数料が0.05%とVTIやVOOの0.03%に比べてちょっと高くなっていますね。

ただ日本やカナダ、欧州各国の市場に投資していることを考えれば、十分に低い手数料といえます。

VEAの構成銘柄とセクター比率は?

VEAの構成銘柄

構成銘柄上位10社(2019年8月31日現在)は以下の表のとおりです。

Top10に入っている企業は、やはり世界的にも有名な優良銘柄ばかりですね。

構成比率が1位のネスレは、スイスに本社をおく世界最大の食品飲料メーカー。インスタントコーヒーやチョコレート、乳製品などなど日本でもおなじみですね。

日本からはトヨタの1社のみ。米国企業が除外されていても、世界的な巨大企業が日本には少ないということ。

その他、エネルギー関連企業のロイヤルダッチシェル(英国・オランダ)、韓国最大の総合家電・電子部品メーカーのサムソン電子、金融セクターのHSBCあたりが有名どころですかね。

なお資産総額に占める上位10社の割合は約10.3%となっていて、構成銘柄が多いので、あまり高くないですね。

VEAのセクター比率

続いてセクター比率です。

金融セクターの比率がトップになっていますが、あらゆるセクターが隔たりなく入っているといった印象ですね。

米国市場と比べると、GAFAがない分、テクノロジーの比率が低くなっています。

地域構成と構成国の比率

次に地域構成と構成国の比率を見ていきましょう

米国を除く先進国ということで欧州の比率が50%を超えています。

国別の構成を見るとなんと日本がトップになります。比率的に2割以上を占めているんですね。

Top10に入っているのはトヨタだけですが、大型株を中心に日本企業が多く構成銘柄に採用されているということでしょう。

VEAのチャートとリターンは?

VEAの長期チャート

以下はVEAの設定来チャートです。比較のためにS&P500に連動するSPYも載せています。

赤:VEA 青:SPY(S&P500)

このチャートを見てしまうと、米国市場一人勝ちの状態が明確になっちゃいますね。

米国がプラス100%を超えているにもかかわらずVEAは−14%とマイナス圏。配当金を入れれば何とかプラスになるレベルですかね。

VEAが設定された2007年直後にリーマンショックがあって大幅に落ち込みましたが、12年たっても株価が回復していないのがわかります。

この傾向は、直近5年チャートを見ても変わらないですね。

赤:VDC 青:SPY 

 

チャイナショックのあった2015年ごろに影響が大きかったのは、米国市場ではなく他の先進国市場だったということですね。

VEAの構成銘柄Top10を見ると昔からある企業が大半ですから、GAFAのような成長力のある巨大企業が生まれていないということ。

米国市場との勢いの差は明らかですね。

VEAのリターン

VEAの配当金も含めたトータルリターン(2019年6月30日現在)は以下のとおりです。

リーマンショック直前に設定されたETFなので設定来のリターンは1%台と非常に低くなっています。

ただ直近10年のリターンだと7%を超えていてまずまずの結果といえますね。

ちなみにリーマン後の2009年に10,000ドル投資して配当金を再投資したと仮定した場合のチャートが以下。

資産は約1.6倍以上にまで膨れ上がった計算になります。まずまずの結果といえそうです。

なお、米国ETFへの投資を考えている方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。

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日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

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VEAのこれまでの配当実績と増配率は?

VEAは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

配当金は、

・リーマンショック後の2008年、2009年

・チャイナショックのあった2015年

に結構落ち込んでいますね。この時期以外は基本的には増配傾向といえますね。配当利回りは3%を超えていて高配当の部類です。

米国市場ほどではないにしても、値上がり益だけじゃなくインカムを期待できるETFといえるでしょう。

VEAの配当も期待できますが、米国株の魅力は連続増配銘柄が多いことですね。個別銘柄の中にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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VEAへの投資:ちょっとだけ考察

投資先としてVEAを考えた時に、ちょっと引っかかってしまうのは

・成長力の低い先進国への投資

・日本の比率が20%以上

ということ。

GAFAMのような成長力のある企業やAIなどのイノベーションは基本的に米国発なんですよね。

先進国は多かれ少なかれ人口が増えず、高齢化に苦しんでいますから経済の成長見通しの点では米国に大きく水を開けられています。

さらにVEAは日本の比率が高い。わざわざドル転してETFの形で日本企業に投資する意味があるのかどうか。

なのでパフォーマンスとしては悪くないVEAですが、投資のコアとしては使えないですね。

ただリーマンショック後、たまたま米国市場が好調だったということにすぎないので、将来的に米国市場が没落し、他の先進国市場が好調となることも可能性的にはありえます。

なので地域の分散を図る観点から、米国株の比率が大きくなりすぎて、米国の比率を下げたい時にサテライト的に保有する、そんな使い方になると考えます。

「先進国ETF VEAの株価」まとめ

今回は、先進国ETF VEAの株価とチャートということで、その特徴と株価の推移(チャート)、配当金の推移等について見てきました。

VEAの特徴をまとめると、

・米国以外の先進国の銘柄で構成

・過去10年間で1.6倍のパフォーマンス

・配当利回り3%超え

ということですね。

配当の伸びも値上がり益も期待できる優秀なETFであることには間違いありません。

が、やっぱり米国市場と比較してしまうと物足りなさを感じてしまいますね。

なのでVEAは投資のコアとしてではなく、サテライト的に米国株の比率を下げたい時に活用するETFと言えそうです。

最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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