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三菱UFJは株価の下落と増配で配当利回り4.6%まで上昇!株は買いか?

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価の推移と特徴について知りたいです。三菱UFJ銀行(8306)のチャートは大幅に下落していますが、今後の株価の見通しはどんな感じですか?

三菱UFJの配当の実績や株主優待についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価の状況は?

・三菱UFJ銀行(8306)の配当と株主優待は?

・三菱UFJの株価は下落?|株価の推移(チャート)は?

・三菱UFJの株価の見通しは?株は買い時?

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の株価の下落に関して以下のツイートをしました。

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金融グループ最大手の三菱UFJ。
2016年のマイナス金利導入による収益悪化で株価は下落傾向です。ただ、このような厳しい状況でも減配なく増配する方針を打ち出しているんですね。
配当利回りは4.6%で増配傾向。さすがに最近の株価は売られ過ぎの感が強いです。業界首位で長期的には欲しい銘柄ですね。

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上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はどんな会社なの?

三菱UFJフィナンシャル・グループは、三菱UFJ銀行や三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJニコスなどを傘下に持つ、国内最大手の総合金融グループです。

特に中核である三菱UFJ銀行は、日本最大の商業銀行であり3大メガバンクの一角ですね。都市銀行として、全国主要都市に支店を展開しているので利用したことのある方も多いはず。

日本の都市銀行はバブル崩壊後に大合併時代を迎えました。以下の図のように、三菱銀行、東京銀行、東海銀行、三和銀行が合併を繰り返して2006年1月に「三菱東京UFJ銀行」が発足。

その後、2018年1月に銀行名が変更となり現在の「三菱UFJ銀行」となりました。

三菱UFJフィナンシャル・グループの大きな特徴の一つは海外の事業費率が大きいということですね。海外の収益比率は40%近くにのぼっています。

リーマンショックの際には、倒産の危機にあった米国の名門モルガン・スタンレーに出資するなど世界的な存在感を高めましたね。

今回は、そんな国内最大手の金融グループである三菱UFJについて取り上げます。

三菱UFJ(8306)の株価の状況は?

では早速ですが株価データ(2019年10月11日現在)を見て行きましょう。

三菱UFJフィナンシャル・グループの株価データ
  • 株 価: 547円
  • P E R : 7.8倍(予想)
  • P B R : 0.42倍(実績)
  • R O E  :  5.60%(予想)
  • 配当利回り:4.57%

株価の指標に関しては、”わりと良いな”というのが率直な感想です。配当利回りは4.57%と日本株の中ではかなりの高配当ですね。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから7.8倍というのは割安な水準ですかね。

他の金融グループのPERと比較してみると

  • みずほフィナンシャルグループ:8.8倍
  • 三井住友フィナンシャルグループ:7.3倍
  • りそなホールディングス:6.5倍

となっていて、同業と比較すると平均レベルですね。必ずしも割安な水準にあるとは言えないです。

都市銀行などの金融銘柄は業績が安定していて配当も高いですが、将来的に高い成長がそれほど期待されないセクターですよね。

いわゆる”成熟企業”であり、株価的には加熱しずらいということなのでしょう。

三菱UFJの配当実績は?

続いて配当実績を見ていきますね。以下が三菱UFJの配当金の実績です。

出典:三菱UFJ HP 配当情報

配当金は増配傾向ですね。さすがにリーマンショックの時は減配してますけど、その後は一度も減配がありません。

2014年3月期16円→2019年3月期22円となっていて、5年で40%近くも増配。高配当銘柄であることや企業規模を考えると、悪くないパフォーマンスといえます。

直近5年間の配当性向は22%〜32%程度となっていて、まったく無理のない範囲ですかね。

三菱UFJの配当方針を見ると、

利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、配当性向は40%をめざす
2023年度までに配当性向40%への引き上げをめざす

としているので、配当性向は40%まで引き上げると明記されていますね。

2019年3月期の配当性向は約32%であることや最近の配当金が増加傾向であることを考えると、今後の増配は十分に期待できるといえます。

配当利回りも高く、増配期待が十分。三菱UFJはそんな銘柄といえます。

三菱UFJの株主優待は?

総合金融グループ最大手の三菱UFJ。株主優待はどうなっているのでしょうか?

やはり金融系の銘柄だとカタログギフトなどが定番ですかね。

関連記事>>
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コメダの株価と株主優待は?高配当で業績好調|隠れ株主優待?もあるんです。

しかし現在のところ、

三菱UFJは株主優待を実施していません

以前はピーターラビットのタオルなどを株主優待にしていて、家族で愛用していたんですけどね。

2016年に公平性の観点から株主優待は廃止になってしまいました。実に残念です…。

配当金を増配していることもあり、利益還元は配当金によって投資家の期待に応えるということなのでしょう。

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三菱UFJの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート

続いてチャートを確認していきましょう。

3大メガバンクの一角を担う三菱UFJですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?

ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていくとともに、チャートから株価の予想・見通しも確認します。

三菱UFJの長期チャート

以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

長期的に株価があまり上がっていないですね。

チャイナショックの影響があった2015年ごろや米中貿易摩擦が顕在化した2018年以降に株価は大きく調整しています。

2014年初頭まで350円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年に900円程度の水準まで上昇。

この時期は1000円の大台到達も時間の問題と言われていたぐらい、株価に勢いがあったんですけどね。

しかし、その後は1年足らずの2016年中頃に450円程度まで下落。株価は半分にまで落ちたわけなので、かなりの調整です。

こうして長期のチャートを見ると景気や経済の動向に敏感な金融株らしい値動きとも言えると思います。

三菱UFJの短期チャート。株価の見通し・予想は?

以下が2018年からの短期チャートです。

2018年から株価は綺麗な下落傾向ですね。26週移動平均線を抵抗線にして教科書どおりの下げになっています。

・2018年1月19日:894.4円

・2019年8月30日:490.5円

となっていて1年半程度で45%程度の減ですからかなり大きな落ち込みですね。暴落と言って良いレベルです。

チャート的には2016年中頃に付けた500円がサポートラインとなっているので、この水準を維持することができるかどうかですね。

最近の株価も500円を割り込んだところで反発しています。この水準を明確に割り込むようだと、もう一段安の400円あたりを目指していくことになりそうです。

もっとも、2018年以降に大きく調整していることもあり、株価の回復には時間がかかるかもしれません。

株価が上昇傾向から大幅に下落している三菱UFJ。なぜ株価は下落しているのでしょうか?

次に三菱UFJの業績を見ていきます。


三菱UFJの株価が下落する理由とは?

三菱UFJの株価が下落するのは、

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・経常収益は上昇も利益が減少傾向

・日銀のマイナス金利政策

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です。以下、クイックに見ていきます。

経常収益は上昇も利益が減少傾向

ここでは三菱UFJの業績を見ていきます。過去5年の経常収益、経常利益、当期利益の推移は以下のとおり(単位:億円)。

経常収益 経常利益 当期利益
2014年度 56,384.0 17130.0 10337.6
2015年度 57,144.2 15394.9 9514.0
2016年度 59,795.7 13607.7 9264.4
2017年度 60,680.6 14624.2 9896.6
2018年度 66,974.0 13480.4 8726.9

経常収益は増収を重ねていますが、利益は減少傾向ですね。

特にマイナス金利政策が導入された2016年には1800億円近くも経常利益が吹き飛んでいます。

これだけ利益が減少すると株価が上がらない理由もわかりますね。

日銀のマイナス金利政策

三菱UFJの利益が減少傾向なのは、2016年1月29日に日銀が決定したマイナス金利の導入であることは間違いないですね。

他の銀行と同様に預かった貯金額の大半を国債で運用していますから。

マイナス金利の導入で国債の金利が大幅に下がったため運用成績が悪化し、収益が上がらないということです。

以下が10年国債の金利チャートですが、日銀がマイナス金利を導入してから大幅に下がっているのがわかりますね。

チャート表

これって三菱UFJの株価チャートの形とほぼ同じなんですよね。以下が5年チャート。

チャート画像

10年国債の金利が下がるところでは、三菱UFJの株価も大幅に下がる。

世界的な金利低下の流れで日本の10年国債の金利も下がっているので、三菱UFJの株価も下がっています。

これってみずほ銀行や他のメガバンクも同じ傾向なんですよね。国債金利が上がらない状況下では、金融銘柄の株価は上がらないということです。

日本の経済成長が低い状況が続いている中、マイナス金利やゼロ金利政策が転換される見込みは立っていないですね。

三菱UFJの株価や収益が上がらない傾向はしばらく続きそうです。

参考記事 >> みずほ銀行の株価はなぜ安いのか?6800億円の巨額損失!配当は大丈夫?

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株価が下落傾向の三菱UFJ。株価は買い?

国債の金利低下で採算が軟調な三菱UFJ。株は買い時でしょうか?

インカム狙いの長期投資を前提とするのであれば、三菱UFJ株の買いを検討しても良いのではと考えいます。

理由を端的に言えば、

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・総合金融グループ最大手

・メガバンクでよほどのことがない限り経営破綻しない

・利益が減少傾向でも配当は減配せず増配

・最近の株価はちょっと売られ過ぎ

・高配当銘柄、配当性向40%まで増配方針

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ということですかね。

今は世界経済の減速懸念から各国の中央銀行は金融緩和、政策金利引き下げ方針に傾いています。

しばらくは経営環境が厳しい状況が続くことは間違いないです。株価が上昇に転じるのは、もう少し先の話になりそうですね。

ただ利益が大幅に減った状況でも減配はなかったし、メガバンクなんで経営破綻することはまずありえないです。

増配方針をしっかりと明記しているので、高いインカム収入を得つつ気長に株価上昇を待っていれば良いのかと。


「三菱UFJの株価が下落」まとめ

今回は三菱UFJの株価ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。

高配当銘柄として人気の三菱UFJ。マイナス金利政策による国債利回りの低下により収益が圧迫、世界的に金利低下傾向の中、株価の低迷はしばらく続くものと考えます。

他方、利益が減少傾向の中、リーマンショック以降は減配はなく増配傾向です。

株価の大幅な値上がりは期待できませんが、配当利回りが高いこともありインカム目的の長期投資であれば、十分に購入を検討しても良いと考えます。

配当金によるインカム目的で、長期に保有する。三菱UFJはそんな銘柄といえます。

それでは。

 

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