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マネックスの2Q決算は減収減益!コインチェックの買収効果はどうだった?

マネックスグループ(マネックス証券)の、第2四半期決算の内容についてポイントを知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。今回は、2019年10月28日に発表されたマネックスグループの第2四半期決算をまとめてみました。

マネックスグループの業績と決算に関して以下のツイートをしました。

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昨日発表のマネックス証券の2Q決算は減収減益。
国内事業の委託手数料が上半期だけで12億円以上も落ち込み、手数料引き下げ競争が続く中、厳しい状況ですね。
買収したコインチェック事業は今期に入って黒字化してるものの、大半がトレーディング収入。
今のところ、買収効果は出ていないようです。

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上記を深掘りします。

2018年にコインチェックを買収することで、仮想通貨事業に参入したマネックス。証券業界は、カブドットコムがKDDI傘下に入るなど再編の動きもでています。

このような仮想通貨事業への参入が好影響を及ぼしているのかどうか、直近の決算結果を見ていきます。

マネックスグループの2020年3月期第2四半期決算の結果は?

早速ですがマネックスグループの決算結果を見ていきましょう。

2019年4月〜9月までの業績となりますが、相変わらずパッとしない状況が続いていますね。以下が10月28日に発表された決算短信の概況です。

出典:マネックス HP 決算短信より

ポイントをまとめると、

マネックスの第2四半期決算のポイント

・対前年同期比で減収減益

・営業収益:260億円(前年同期比🔺1.4%

・純利益:16億円(前年同期比🔺3.8%減

というもの。証券業界は手数料引き下げ競争や日本の株式売買代金が減少傾向であることなど、厳しい環境が続いていることを考えると、わりと善戦したともいえますかね。

マネックスの主要セグメント別の業績は?

ここでは、説明会の資料を見ていきながら少しだけマネックスの決算に踏み込んでいきたいと思います。

国内事業は委託手数料が大幅減少

まずは主力の国内事業。ネット証券会社ですから、顧客の売買手数料をいかに稼ぐことができるかがポイントとなりますが、上半期の6ヶ月だけで12億円以上も減少していますね。

この状況の大きな要因は、

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・株式市場全体が盛り上がりにかけていること

・手数料引き下げ競争の激化

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ですね。

手数料が自由化されネット証券会社が乱立してから20年経過しますが、株式売買代金全体に占める個人比率は2019年4~6月は17%と3割を超えていたピーク時から半減しています。

さらに今年の7月には、マネックス証券が米国株の最低取引手数料を引き下げることを発表したんですけれども、すぐに楽天証券とSBI証券が追随。

厳しい手数料引き下げ競争もあり、手数料収入が増えずらい環境が続いています。

参考記事 >>【米国株手数料】マネックス証券に続いて楽天証券も引き下げへ!SBI証券は?

米国事業が堅調な要因は金利上昇によるもの

次に米国市場を取り上げます。

マネックス証券の米国事業は、主に米国オンライン証券であるTrade stationの売り上げによるもので、デイトレードなどを行うアクティブトレーダーが主要顧客となっています。米国の営業収益は、国内事業と同じぐらいの規模ですね。

以下が営業収益の内訳ですが金融収支が大幅に増えているのがわかりますね。米国の政策金利が昨年に比べて上がったことで、顧客から預かっている資金の運用により収益が上がったというもの。

本業の委託手数料も若干ながら増えていることもあり、国内事業に比べて米国事業は手数料の引き下げ競争もなく、堅調と言えそうです。

仮想通貨事業は黒字化も利益の大半はトレーディング収入

最近のマネックス証券の業績を語る上では、仮想通貨事業(クリプト事業)の動向を外すわけにはいかないですね。実際のサービス再開は2018年10月からで、2018年度は完全な赤字事業。

2019年度上半期の業績は黒字となっていますが、以下の資料を見ると収益の大半がトレーディング収入となっていますね。

これってコインチェックのトレーダーが優秀だったということ?

日本の仮想通貨業界でトップクラスのシェアを持つコインチェックの口座数は約170万あったはず。買収発表後のマネックスの株価は急上昇しました。

参考記事 >> マネックスグループの株価の下落はいつまで続く?コインチェック買収失敗か?

国内事業の委託手数料も減少していることを考えると、今のところコインチェックの顧客基盤を生かすことができていないと言えそうです。

マネックスの今後の業績見込みは?

マネックス証券は、業績が世界経済や景気の動向に大きく依存することになるので、業績予想を発表していません。

なので相場環境から予想するしかありませんが、マネックス証券も含めて日本の証券会社の業績は厳しいのではと考えます。日本の株式市場の売買代金は今のところ盛り上がっていないこともあり、ネット証券の収益の柱である手数料収入は伸びない状況は続きそう。

さらに期待していたコインチェックの仮想通貨事業も収益の大半がトレーディング収入。170万口座あったはずの顧客基盤を生かすことができてないですよね。

下半期も厳しい状況は変わらないと予想します。

「マネックスグループの決算」まとめ

今回はマネックスグループの2020年3月期第2四半期ということで、決算のポイント、セグメント別の売り上げなどについて取り上げてきました。

委託手数料が大きく増えない状況下で、収益の柱となることを期待して買収したコインチェック。しかし、上半期の決算を見る限り、期待どおりの成果が出ているとは言い難いですかね。

ネット証券は、SBI証券が顧客数も収益も他社を引き離してきている感があり、それに何とか楽天証券がくらいついている状況ですね。

マネックスの決算資料を見る限りは、新たな収益の柱となりそうな事業が見当たらないこともあり、今後の業績も厳しい状況が続きそうです。

それでは。

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kaimaru41
高配当の日本株・米国株の長期投資に、レバレッジETF、FX、CFDを組み合わせて早期のセミリタイアを目指します。