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オリックスの業績悪化は続くのか?配当維持も通期7%減益見込み…

オリックス(8591)の第2四半期決算が発表されましたが業績悪化していたのでしょうか?内容についてポイントを知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。今回は、2019年10月28日に発表されたオリックスの第2四半期決算を振り返ります。

オリックスの業績悪化と決算に関して以下のツイートをしました。

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高配当・優待銘柄で人気のオリックス。
28日発表の2Q決算は2.6%増益だったものの
・通期業績見込みが7%減益
・増益部分は子会社や有価証券の売却益
となっていて業績悪化していますね。
本業のリース、不動産、金融は世界経済や景気の動向に影響を受けやすく、業績的に厳しい状況は続きそうです。

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上記を深掘りします。

大手総合リース企業のオリックス。本業のリース業にとどまらず不動産、金融、クレジット、ベンチャーキャピタルなど幅広く事業を手がけています。

一時期”オリックスって何の会社”みたいな自虐的なCMを放送していましたが、正直何をやっている会社かわからないほど業務を多角化しています。

業績も堅調で、個人投資家からは高配当とカタログギフトの株主優待で人気の銘柄。

ただ、リーマンショックの際に2年足らずで95%も株価が下落したこともあり、世界経済や景気の動向に非常に敏感な銘柄です。

参考記事 >> オリックス(8591) の株価は暴落しやすい?株価の推移から上がらない理由を分析。

今回は、そんなオリックスの直近決算を取り上げます。業績は改善?それとも悪化?を分析です。

オリックスの2020年3月期第2四半期決算の結果は?

早速ですがオリックスの決算結果を見ていきましょう。

2019年4月〜9月までの業績となりますが、営業収益が10%以上減収していますね。以下が10月28日に発表された決算短信の概況です。

出典:オリックスHP  決算短信より

ポイントをまとめると、

オリックスの第2四半期決算のポイント

・対前年同期比で減収増益

・営業収益:1兆1127億円(前年同期比🔺11.8%減

・純 利 益 :  1592億円(前年同期比2.6%増)

という内容。

純利益は増益ですね。前回の第1四半期の純利益が13%減となっていたことを考えると今期は善戦したといえるでしょう。

第2四半期は業績悪化が少し改善しているようですが、オリックスの主要セグメントの業績について見ていきます。

オリックスの主要セグメント別の業績は?

ここではセグメント別の決算概況についてクイックに見ていきます。

法人サービス金融

金融や各種手数料ビジネスですね。金融収益およびサービス収入が減少したことにより収益および利益は、

・収 益:前年同期比11%減収

・利 益:前年同期比45%減益

となっています。

メンテナンスリース事業

自動車リース・レンタカー・カーシェアリング、電子計測器・IT関連機器などのレンタルおよびリース事業です。オリックスの祖業ですね。

リース収益が増加したことにより、

・収 益:前年同期比4%増収

・利 益:前年同期比19%減収

ですね。

不動産事業

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産の資産運用に関する事業です。

前年同期は、施設運営事業における大口の売却益を計上していたことから今期は減収となりましたが、子会社の売却益を計上したことにより減収増益となっていますね。

・収 益:前年同期比6%減収

・利 益:前年同期比5%増益

リテール事業

生命保険、銀行、カードローンなどの金融分野ですね。

収益は生命保険料収入および金融収益が増加したことにより、前年同期に比べて2%増収。

他方、利益は生命保険費用や販売費および一般管理費が増加したため、前年同期に比べて12%減益なっています。

海外事業

アセットマネジメント、航空機・船舶関連、企業投資に関する海外事業。

収益は金融収益および有価証券売却益が増加したことにより前年同期に比べて2%増収。

利益は、前年同期に比べて28%増収となっています。

オリックスの業績悪化は続く?今後の見通しは?

通期最終利益は減益予想

今回の決算発表に合わせて非開示だった2020年3月期の通期業績見通しも発表されました。

最終利益が前期比7.3%減の3000億円に減る見通しとあまりよくなかったです。1Q決算が想定以上に悪かったこともあり通期の業績見通しを公表していなかったんですよね。

今回の2Q決算も業績的にはかなり厳しいです。というのはリース、金融などの本業は減収や減益となっているものの、不動産や有価証券の売却で全体として純利益が増益になっています。

今回の決算は増益でしのげましたが、本業が軟調なこともあり、3Q以降の業績は厳しくなることが予想されます。

自社株買い1000億円発表で株価は上昇

今回の2Q決算発表と同時に、配当金を76円に据え置く一方、自社株買いを1000億円行うことが合わせて公表されました。

参考記事 >> オリックス、自社株買い1000億円 過去最大 (日経新聞)

この発表を受けて短期的には株価が上昇しており、9月に付けた直近高値の1756円をブレイクする勢いです。

「オリックスの業績悪化」まとめ

今回はオリックスの2020年3月期第2四半期の業績ということで、決算のポイント、セグメント別の売り上げなどについて取り上げてきました。

今期2Q決算は有価証券や子会社の売却により何とか純利益がプラスになっていますが、これまで非公表だった通期業績が減益予想となるなど、業績悪化傾向ですね。

オリックスの本業であるリース、不動産、金融は世界経済や景気の動向に大きく影響を受けやすい分野でもあり、米中貿易摩擦による世界経済の減速懸念が根強いなか、短期的な業績は厳しい状況は続くと考えます。

まあ、配当利回り4%超えの高配当優良企業であることは間違いないので、優待を楽しみつつ気長に株価上昇を待つということ何だと思います

それでは。

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kaimaru41
高配当の日本株・米国株の長期投資に、レバレッジETF、FX、CFDを組み合わせて早期のセミリタイアを目指します。