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キーエンスの株価はなぜ伸びる? 配当を実質2倍で株価は過去最高値更新へ 

キーエンス(6861)の株価の推移や配当について知りたいです。株価は上昇傾向のようですがなぜですかね?

チャートや株主優待などについても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・キーエンス(6861)の株価の状況は?

・キーエンスの配当と株主優待は?

・キーエンスの株価の推移(チャート)はどうなる?

・キーエンスの株は買い時?株価は上がる?今後の株価の予想は?

キーエンスの株価の推移に関して以下のツイートをしました。

工場自動化で圧倒的な強みを持つキーエンス。
先日の決算で減益となる中、営業利益率50%をキープ、配当金を実質2倍にすると発表し株価は過去最高値を更新です。
ただ配当利回りは0.4%と低くインカム目的の投資には向かないです。株価も高騰していて高値圏にあり、ちょっと手が出ない銘柄ですね。

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

キーエンス(6861)はどんな会社なの?

キーエンスは日本の電気機器メーカー。工場の自動制御機器、計測機器、電子顕微鏡などのなどの開発および製造販売を行う企業です。

工場のFA化(Factory Automation)に欠くことができないセンサー(検出/計測)や測定器が主力商品。

これらのセンサーを中心として製品群を組み合わせて工場自動化(FA)の提案を行い、製品を販売する。これがキーエンスの強さの秘密です。

AI技術の進展や人手不足などもあり、工場のオートメーション化はますます進むことが予想されるので、キーエンスの将来性は十分ですね。

さらに、キーエンスといえば売上高に占める営業利益率の高さ。なんと50%を超える水準です。FAに関する高い技術力と提案力で他の企業を寄せ付けない。

今回はそんな工場の自動化で高い技術を誇るキーエンスを取り上げます。

キーエンスの株価の状況は?

では早速ですがの株価データ(2019年11月1日現在)を見て行きましょう。

キーエンスの株価データ
  • 株 価:  74470円
  • P E R :   47.5倍(予想)
  • P B R :   5.57倍(実績)
  • R O E  :  11.40%(予想)
  • 配当利回り:0.40%

100株の購入に745万円必要と、かなりの値がさ株ですね。間違いではないか2度見してしまいました。

11月20日を基準日として1株→2株へ分割されるとのこと。それでも値がさ株であることには変わりないですね。

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。配当利回りが低いですね。

配当利回りは0.40%で、日本株の中では平均以下です。将来の成長が期待される分野でもあり、研究開発への投資が必要ということなんですかね。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから47.5倍というのはかなり割高な水準ですね。

ただ他の電機機器メーカーのPERと比較してみると、

  • 安川電機:55.6倍
  • 日本電産:32.8倍
  • ファナック:70.2倍

となっていて、キーエンスのPERは同業と比べると必ずしも高くないですかね。平均レベルといったところです。

AIの発展や人手不足などもあり、工場の自動化は大きなイノベーションや成長が見込める分野。利益に対して株価が高く推移しているのでしょう。

キーエンスの配当実績は?

続いて配当実績を見て行きましょう。

配当利回りの水準

実はキーエンスは頻繁に株式分割を行なっていて配当額の推移を比較しても、あまり意味がないんですよね。

なので過去10年の配当利回りをみてみると、だいたい0.07%〜0.31%の範囲内…。配当金はほとんど期待できない水準ですね。

過去5年の配当性向をみると3%〜28%で、余力は十分すぎるぐらいあります。

キーエンスの配当方針を見ると、

将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としております。

としていて、あまり特別な方針を打ち出してはいないですね。

ただ直近で配当金の増配を発表しましたし、余力十分の配当性向や高い営業利益を考えると減配される可能性はないのでは

配当利回りはかなり低いですけどね…。

株式分割に伴う増配

キーエンスの配当利回りは0.2%台で推移していましたが、10月31日の決算発表の際に

・1対2の株式分割

・年間配当予想の据え置き

を発表しました。普通は株式分割があると配当も分割されるけど、年間配当は据え置かれました。

なので、株式は配当利回りは実質的に2倍となり、大幅な増配です。

予想配当利回りは、0.41%程度と約2倍になりました。

キーエンスの株主優待は?

工場の自動化センサーで高いシェアを持つキーエンス。株主優待はどうなっているのでしょうか?

やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。

関連記事 >>
吉野家(9861)の株主優待はいつ届くの?【優待券を使える店舗のまとめ】

コメダの株価と株主優待は?高配当で業績好調|隠れ株主優待?もあるんです

しかし現在のところ、

キーエンスは株主優待を実施していません。残念です…。

自社製品を優待にするわけにもいかないですからね。まあ株主還元は株高によって行うということですかね。

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キーエンスの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート

続いてチャートを確認していきましょう。

工場のオートメーション化サービスで圧倒的な強みを持つキーエンス。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?

ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。

キーエンスの長期チャート

以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

長期的に株価は、完全な右肩上がりですね。エクセレントです。

調整らしい調整は、2015年ごろのチャイナショックの時期と2018年以降の米中貿易摩擦のときぐらいしかないですね。

2013年ごろまで10000円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年半ばに35000円まで上昇。

3年足らずで株価3.5倍程度ですからかなりのパフォーマンスをいえるでしょう。

その後2015年なかばに、チャイナショックの影響で株価は調整期に入り25000円の水準まで下落。

2016年に入ってから再び上昇し、2018年初頭には70000円を超える水準まで株価は上昇しているのがわかります。

キーエンスの短期チャート

以下が2019年の年初来チャートです。

短期的には株価は55000円から75000円の範囲で推移しています。景気敏感株らしく値動きが激しいですね。

チャート的には、60000円あたりがサポートラインになっていますね。この水準にタッチすると株価が反発しています。

10月31日の決算で、年間配当2倍に増配するとの発表を受けて翌日の株価が8%以上大幅に上昇。

過去最高値を更新です。

次にキーエンスの業績を見ていきます。

なぜ株価が上昇?キーエンスの業績は?

続いてキーエンスの業績を見ていきます。

キーエンスの株価が上昇しているのは、業績が好調だからに他なりません。

以下が過去5年の売上高、経常利益、純利益の推移(単位:億円)。

売上高 営業利益 純利益
2015年度 2,912.3 1554.7 1056.5
2016年度 3,163.5 1697.5 1206.8
2017年度 5,268.5 2928.9 2105.9
2018年度 5,870.9 3178.7 2261.5

売上高、利益共に増収増益で綺麗な右肩上がりです。

2018年以降の米中貿易摩擦の影響で営業利益の伸びが鈍化しているものの、しっかりと増益しています。

こうして見ると、売上高に占める利益率が高いことがわかりますね。10%に満たない企業が多い中、キーエンスは50%を超える水準です。

やはり工場の自動化という高い技術力や提案力があるので利益率が高いんですね。小売業のように安売り競争に陥らなくてすむということ。

ファナックなどの電器機械メーカーが中国経済減速の影響で業績が大きく落ち込んでいますが、キーエンスの業績はほとんど影響を受けてないですね。

参考記事 >>ファナックの株価はなぜ下落する?営業利益率25%超えの超優良企業に何が…?

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株価が過去最高値更新のキーエンス。株は買い時?

中国経済の減速、世界経済の減速懸念に株価が大きく影響を受けているキーエンス。株は買い時でしょうか?

自分は景気動向に売り上げが左右される銘柄は好みではないということもあるのですが、キーエンス株は長期投資の観点から手が出しづらいと考えています。

理由を端的に言えば、

・PERが高く株価水準も割高

・配当利回りが極めて低い

・景気動向に影響を受けやすい”景気敏感株”

ということですね。すいません、今回は全く自分の好みです。

最も大きいのは配当利回りが極めて低いことですね。株式の分割に合わせて2倍に増配しましたが、それでも0.4%。

インカム目的で投資する銘柄ではないことは確かです。

現在の売り上げは好調ですが、キーエンスの業績や株価が景気動向に影響を受けやすい銘柄であるということ。

株価も過去最高値を更新するなど高値圏にあり、ちょっと手が出しずらい銘柄ですね。

「キーエンスの株価が上昇」まとめ

今回はキーエンスの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。

ファクトリーオートメーション化で圧倒的強みをもつキーエンス。米中貿易摩擦の影響もあり世界経済の減速懸念が根強い中、業績も株価が好調ですね。

直近の決算では対前年比で減益となりましたが、営業利益率は50%を維持、株価も過去最高値を更新するなど、影響はほとんどないようです。

優良銘柄であることには間違いありませんが、配当利回りが極めて低いですね。インカム目的の長期投資には向かない銘柄であることは確かです。

株価も高騰していて、ちょっと手が出しづらい。キーエンスはそんな銘柄と言えそうです。

それでは。

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高配当の日本株・米国株の長期投資に、レバレッジETF、FX、CFDを組み合わせて早期のセミリタイアを目指します。