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楽天の業績悪化は続く?3Q決算で最終損益が赤字転落!その理由は?

楽天(4755)の第3四半期決算が発表されましたが赤字転落で、業績悪化したんですか?内容についてポイントを知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。今回は、2019年11月7日に発表された楽天の第3四半期決算を振り返ります。

楽天の業績悪化に関して以下のツイートをしました。

楽天の3Q決算、出資するLyft社の株価が大幅下落を受け8年ぶり赤字決算となりました。
他方
・国内EC事業は流通総額1兆円超え
・楽天カード、銀行も利用者が増加傾向
であり主力事業は堅調
モバイル事業の収益化にはまだ時間がかかるものの、今回の業績悪化は一時的と見ます

上記を深掘りします。

楽天といえば1997年の創業以降に運営しているEコマースサイトの「楽天市場」が有名。アマゾンと並んでECサイトTop2を形成しています。

業務内容は、この楽天市場だけでなく楽天銀行や楽天証券のような金融事業、楽天モバイルのような携帯事業などなど、事業非常に多岐にわたっています。

しかし、近年は海外で展開していたEコマース事業からの撤退やアマゾンやYahooなどの競合もあり、”楽天市場”の苦戦が伝えられていますね。

さらに”第4のキャリア”として鳴り物入りで参入を表明した携帯通信事業も、通信基地の整備遅れから10月1日に予定していたサービス開始時期が大幅に遅ています。

参考記事 >>
楽天(4755)の今後の株価はどうなる?【将来性や業績の見通しについて徹底分析】

楽天(4755)の 株価が大幅に下落している理由 【好業績で株は買いどき?】

今回は、そんな楽天の直近決算を取り上げます。業績悪化の理由は何なのか分析です。

業績悪化なの?楽天の2019年12月期第3四半期決算の結果は?

早速ですが楽天の決算結果を見ていきましょう。

2019年1月〜9月までの業績となりますが、かなり悪い状況で赤字決算となっていますね。以下が11月7日に発表された決算短信の概況です。

出典:楽天2019年度決算短信・説明会資料より

ポイントをまとめると、

楽天の第3四半期決算のポイント

・対前年同期比で増収減益

・純 利 益 :🔺141億円(赤字転落)

・営業収益:  1129億円(前年同期比15.4%減

という内容。

パッと見た感じはかなり悪い決算内容ですね。売上高が伸びているにもかかわらず、営業利益が対前年比で大幅に減少、純利益がマイナスとなる赤字決算となっています。

投資先の米国の配車サービスを提供するLyftの株価が大幅に下落したことから、約1030億円の減損損失を計上したことが主な要因となっていますね。

楽天は8年ぶりの赤字転落。本業であるEコマースや金融事業の業績が悪化しているのか、詳細に見ていきます。

楽天の事業はどうだった?業績悪化?

ここでは楽天が展開する事業の業績に関して、3Q決算内容を掘り下げて見ています。

ポイントは、

  1. 国内EC事業の流通総額は1兆円突破
  2. 金融事業は3Q単体で増収増益
  3. モバイル事業は赤字幅拡大

ということですね。クイックに見ていきます。

国内EC事業の流通総額は1兆円突破

主力事業の楽天市場などによる国内EC事業はわりと好調ですね。流通量総額は1兆円を超えて前年比18.4%増となりました。楽天が取り扱う物流の総量は順調に増えているということです。

以下が楽天市場や楽天トラベルなどのインターネットセグメントの3Q業績です。売上高が前年同期比+24.6と増収、営業利益は物流投資を進めている影響もあり−1.5%で推移しています。

国内EC事業が堅調だった一方、全体としては、海外部門(その他)に米国Lyft社の株価が大幅に下落に伴う、約1030億円の減損損失を計上したことにより全体としては前年同期比−88%の減益となっています。

金融事業は3Q単体で増益

楽天の金融事業(フィンテックセグメント)は3Q単体(7月〜9月)で増収増益となり、堅調ですね。

特に、

・楽天カードの会員数が1800万人超え

・楽天銀行の口座数も800万口座超え

になるなど順調に利用者が増えていってますね。

楽天カードは半年で100万人会員数を増やしていて勢いがありますね。楽天銀行も1年足らずで100万口座増えるなど、2事業の業績は順調に伸びているといえるでしょう。

一方、気になるのが楽天証券ですね。国内株式市場の伸び悩みを背景とした手数料収入の減少もあり減収減益となっていますね。

いずれにせよ楽天の稼ぎ頭である金融事業全体で見れば業績は堅調で、しっかりと稼いでることがわかります。

モバイル事業は赤字幅が拡大

今回の3Q決算、Lyft社の株式特損の影に隠れて目立ちませんがモバイル事業の収益は悪化しています。

まあ、”第4のキャリア”として携帯通信事業に参入するので、設備投資に費用がかかるということですね。

以下が1〜9月の業績。損益が−334億円となっていて赤字幅が拡大しています。

当初予定していた10月1日のサービス開始が大幅に遅れていることもあり、このモバイル事業が収益をあげるのはもう少し時間がかかりそうです。

楽天の業績悪化は続く?今後の見通しは?

今回の赤字決算は、Lyft社の株価が大幅に下落したことに伴う特損処理。一時的な要因であり、主力事業であるEC事業、金融事業も堅調なことを考えると業績悪化は続かないと見ます。

楽天も2019年の通期予想の修正を行なっておりません。他方、気になるのがモバイル事業ですね。

サービス開始が後ろ倒しになったことにより赤字幅が拡大。今後も設備投資は続くでしょうから、収益化がさらに遅れることになるでしょう。

楽天の今後の業績は、金融事業がしっかりと稼いでるうちにモバイル事業を如何に成長させるかにかかっていると言えそうです。

「楽天の業績悪化」まとめ

今回は楽天の赤字決算、2019年12月期第3四半期の業績ということで、決算のポイント、セグメント別の売り上げなどについて取り上げてきました。

今期3Q決算は、米国Lyft社の株価が下落したことにより1030億円の特別損失を計上したことから、8年ぶりの赤字決算となりました。

一方、国内EC事業は順調に業績を拡大、金融事業も楽天銀行、楽天カードの利用者数お堅調に増加するなど今のところ順調そのもの。モバイル事業の赤字を補っています。

”第4のキャリア”としてのモバイル事業収益化はもう少し時間がかかるものの、今回の赤字決算は一時的な要因によるものであり、楽天の業績は底堅いと考えます。

それでは。

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