米国ETF

米国の高配当ETFは低コストが魅力!メリットとおすすめ3選を解説!

米国の高配当ETFへの投資はどうですかね?メリットやデメリット、おすすめの高配当ETFについて知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・米国の高配当ETFとは?

・米国の高配当ETFのメリット・デメリットとは?

・米国の高配当ETFのおすすめ3選は?

投資歴20年のかいまるです。米国株や米国ETFを中心に1千万円以上の資産運用をしています。

米国株というと業績の安定した高配当銘柄多いという印象がありますが、それらを集めた高配当のETFもあるんです。倒産などの個別株リスクが限りなく”ゼロ”。それでいて高配当であるのが”米国の高配当ETF”です。

ネット証券の台頭により米国市場へアクセスしやすくなっていて、手軽に米国ETFも購入できるようになりました。

今回は、そんな米国の高配当ETFについて分析です!

米国の高配当ETFとは?

米国市場で売買されている配当利回りの高いETF(上場投資信託)ですね。NYダウやS&P500などの指数に単純に連動するのではなく、高配当な銘柄を中心に組み入れられたものです。

市場の配当利回り平均が約1.5%〜2%程度である中で、高配当ETFは3〜4.5%程度あるところが大きな特徴。

株式の利益には、株価の値上がり益を狙う「キャピタルゲイン」と、配当金をもらう「インカムゲイン」の2種類がありますが、高配当ETFは「インカムゲイン」に狙いを絞ったETFと言えるでしょう。

成長株か配当重視か?

投資家の好みやスタンスによるので正解のない問いではありますが、株価の変動を読むのはプロでも難しい反面、配当金は企業の業績が大きく悪化しない限りは安定的に支払われるため収益の見込みが立てやすいのです。

米国株は日本株に比べて業績堅調な高配当銘柄が多いことからインカムゲイン狙いの投資に適しているといえます。

米国の高配当ETFに投資するメリットとは?

インカム狙いの投資にはうってつけの米国の高配当ETF。そのメリットを端的にあらわすとすれば、

  1. 高配当銘柄は値動きがマイルド
  2. 高い配当の再投資で投資効率が向上
  3. 個別株リスクを限りなくゼロにできる

ということ。以下、詳細に見ていきます。

メリット①:高配当銘柄は値動きがマイルド

そもそもETFは数十〜数百銘柄に及ぶ企業に分散投資されているもの。かつ高配当銘柄は業績が安定している企業が多いので、高配当ETFは値動きがマイルドな傾向があります。

例えば、高配当株の代表とも言える公益株を想像してもらうとわかりやすいと思います。公益企業は、電気やガス、水道といったインフラに関わる企業で、景気や経済動向に左右されない安定した収益をあげることが可能。

反面、公益企業は、総じて安定配当で高配当利回りですが、売り上げなどの業績を大きく伸ばすことができないこともあり、投資家からの売買が少なくなり株価の上下動が小さくなる傾向にあります。

高配当ETFは、こういった企業の割合が多くなるわけですから、必然的に値動きがマイルドになりますね。

メリット②:高い配当金の再投資で投資効率が向上

これは「シーゲルの投資の要点とは?」にもまとめていますが、高い配当金を出す成熟企業に投資して、この配当を再投資することによって高いリターンが期待できるんですね。

以下の図は、米国で1871年に株式を1000ドル購入して、

①配当を再投資したキャピタルゲイン + インカムゲインの場合

②配当を再投資しなかったキャピタルゲインのみの場合

のリターン比較です。

出典:「株式投資の未来」より

これを見ると配当を再投資した場合のトータルリターンが大きくなるのがわかりますね。なので高配当ETFによって得られた配当金を再投資に回すことで、圧倒的に投資効率が高くなるというわけです。

メリット③:個別株リスクを限りなくゼロにできる

これは高配当ETFというよりもETF全般にいえることですね。

いくら景気や経済の動向に影響を受けづらいと言われているディフェンシブ銘柄でも、一時的な業績悪化や悪いニュースで株価が大幅に下落することは良くあることです。

一つの個別銘柄に集中投資するのはリスクが高いということですね。例えばクラフト・ハインツ。

”投資の神様”であるバフェットが保有している銘柄で、歴史のある食品銘柄ということで業績鉄板、配当利回りが高く人気の銘柄でした。しかし2019年2月の決算が悪く減配したこと、粉飾決算疑惑があったことから翌日の株価は30%近く暴落。

参考記事 >>
クラフトハインツ(KHC)の株価の推移と見通し|大幅減配の教訓とは?

なのでETFのメリットは、このような個別銘柄のリスクを銘柄の分散を図ることで限りなくゼロにすることができるということです。1つの銘柄の株価が下がっても、他の銘柄でカバーできるからですね。

さらに米国株の中でも配当が高い銘柄に着目した米国株 ETF を購入すれば、リスクを抑えながら高い利回りが期待できるというわけです。

米国の高配当ETFのデメリットとは?

良いことばかりのように見える高配当ETFですが、当然ながらデメリットもあります。端的にいえば、

  1. 配当を受け取る都度税金がかかる
  2. 大きな成長が見込めない 

ということ。クイックに見て行きます。

デメリット①:受け取る都度税金がかかる

これは株価指数に連動するインデックスファンドやグーグルやアマゾンなど配当金を出さない成長株との比較においてということです。

高配当ETFではなく個別株にもあてはまることですが、配当金は支払われる都度、税金が源泉徴収されます。確定申告すれば米国の税金分は戻ってきますが、ざっくりと米国10%+日本20%=30%近くが税金が引かれてしまいますね。

他方、インデックスファンドや配当金を出さない企業は、再投資に活用する資金には税金がかからない、なので”税の繰り延べ効果”があるんです。

投資家が配当再投資すると、税引き配当金を再投資するわけですから、その分不利になるということですね。

デメリット②:大きな成長が見込めない

これはGAFAなどの成長株との比較においてということですね。企業は自分たちの事業によって得られた利益を、大きく

・生産工場などの設備や研究開発に投資

・配当金などの株主還元

に使います。

ITなどの成長産業は、投資するだけ会社の規模や利益が大きくなるので、設備や研究開発への投資にお金を回すインセンティブが働きますね。

その反対に高配当の企業というのは、利益を投資しても市場が成熟しているので、利益を投資しても得られる利益が限られる。高配当銘柄というと、生活必需品や公益事業、金融、不動産あたりが代表的なセクターということになりますが、情報技術やAI技術などに比べると市場が成熟していて成長性が限られる分野。

なのですでに市場は成熟していて大きな成長が見込めない企業」ということもできます。

おすすめの高配当ETFランキング3選

これまで米国の高配当ETFの特徴について見てきましたが、最後に”米国高配当ETFといえばコレだ!”というものをランキング形式で。

結論はVYM、SPYD、HDVです。日本人の個人投資家の間でも非常に人気のあるETFですね。特徴をクイックに見ていきましょう!

おすすめ度No1:VYM

VYMの基本データ
  • インデックス:FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 信 託 報 酬   : 0.06%
  • 配 当 利 回 り : 3.15%
  • 配 当 実 績   : 2.69ドル
  • 組 入 銘 柄 数 : 420銘柄
  • 設 定 日:2006年11月10日

おすすめ度No1は断然VYMですね。理由は分散性ですね。米国市場全体のセクター構成に近いことと銘柄数420と多いことが特徴。

配当利回りが高い銘柄というのは概して不人気セクターで成長性が限られるケースが多いですよね。例えば、電力やガス、水道などの公益株、不動産などのREIT、石油などの資源株。

他方、VYMはセクター構成が米国市場全体に近いこともあり、高配当を享受しつつ成長性も取り込むことができるので、長期保有に向いているといえます。

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おすすめ度No2:SPYD

SPYDの基本データ
  • インデックス:S&P500 高配当指数(S&P500 High Dividend Index)
  • 純 資 産 総 額 : 15.3憶ドル
  • 委 託 管 理 料 : 0.07%
  • 配 当 利 回 り : 4.37%
  • 2018年配当実績: 1.61ドル
  • 組 入 銘 柄 数 : 80
  • 設 定 日:2015年10月21日

SPYDは、米国株が過去最高値圏にあるなか4%以上の配当利回りがあるので、最近注目の高配当ETFですね。

REITも含めた高配当80銘柄に定率(1.25%)を機械的に買い付けるもの。株価が下落した銘柄を買うので”逆張り投資”することで高い配当金を維持しています。

また不動産や公益株の比率が高いことも特徴。なので、米国市場全体に連動するETFのVTIやVOOの補完として保有するという使い方ができます。

自分もSPYDを保有していますね。というのはS&P500に3倍のレバレッジをかけたETF SPXLを保有しているので、米国市場のセクター構成に近いVYMを持つ必要がないからです。

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おすすめ度No3:HDV

HDVの基本データ
  • インデックス:モーニングスター配当フォーカス指数
  • 委 託 管 理 料 : 0.08%
  • 配 当 利 回 り : 3.30%
  • 配 当 実 績   : 3.07ドル
  • 組 入 銘 柄 数 : 74
  • 設 定 日:2011年3月29日

大きな特徴は、インデックスに採用されている「モーニングスター配当フォーカス指数」が、ビジネスに堀(MOAT)を持つと判断した高配当銘柄で構成されていることでしょう。業績が悪くMOATがないと判断されると容赦なくはずされます。

なのでHDVは構成銘柄が74と少ない割には、4半期に1回と頻繁に構成銘柄を見直しているんですよね。

例えば、2019年6月の銘柄の入れ替えの際には、半導体セクターの優良銘柄シスコシステム(CSCO)が除外。ITセクターの保有比率が9.91%から3.31%まで低下し、逆にエネルギーセクターの比率が高くなりました。

このように、HDVはアクティブファンド的な色合いがあるということが特徴の高配当ETFです。

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「米国の高配当ETFのおすすめは?」まとめ

今回は、米国の高配当ETFがおすすめな理由ということで、メリット、デメリット、おすすめのETF3選について述べてきました。

色々書いていますが、ETFの最大のメリットは個別株のリスクが限りなくゼロであるということ。加えて高配当であるわけですから、配当金を再投資することで投資効率を高めることが可能になるのです。

以前に比べ、米国ETFへの投資は大手のネット証券などから手軽に行うことができるようになりました。

長期保有を前提として、米国の高配当ETFはポートフォリオの主力として十分におすすめできる商品であるといえます。

それでは。

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