日本株

NECの株価がやばいほど上昇する理由とは?売上げ堅調も利益率が…

NEC(日本電気)の株価が上昇しているようですが、その理由はなんですか?やばいぐらい上がってますよね。

NEC(6701)の株価の推移(チャート)や配当についても知りたいです。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • NEC(6701)の株価の状況は?
  • NECの配当と株主優待は?
  • NECの株価の推移(チャート)はどうなる?
  • NECの株価はやばい?上昇する理由とは?
  • NECの株は買い時?今後の株価の予想は?

NECの株価が上昇していることに関して以下のツイートをしました。

総合電機メーカー大手のNEC。
株価は業績堅調もあり過去最高を更新。しかし営業利益率は2%〜3%程度と低く、政府や法人需要が底堅いものの、稼げるビジネスモデルにはなっていません。
配当利回りも低く、5G需要次第ですが、長期的には手が出しずらい銘柄と言えそうです。

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。

また、資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

NEC(6701)はどんな会社なの?

NEC(日本電気)といえば、通信ネットワークサービスの構築、運用、保守などのITサービスを一体的に手がける総合電機メーカー。戦前から電話交換機やファクシミリなどの通信機器の製造・販売を行なっていたんですね。

自分なんかは大学が理系だったこともあり、NECといえばPC-98のイメージが圧倒的ですね。30年ほど前は国内PC市場を席巻していて、パソコンと言えばPC-98。憧れのシリーズでしたが値段が高かくて学生には手が出なかった…。自分はエプソン互換機でしたね。

しかしWindows95のブームが到来しPC/AT互換機対応に完全に乗り遅れて、PC-98は凋落。現在でも細々とPC製品を製造・販売しているようですが、海外メーカーや通販BTOに押されて、鳴かず飛ばずと言ったところですね。

プリンターや携帯、モデムなど個人消費者向けの商品も製造していますが、人気・知名度共にイマイチ。

しかし本業は、政府や法人向けに通信ネットワーク構築、システム運用、保守などのサービス事業は好調。最近は、顔認証技術なんかも手がけていて世界70の国と地域で、1000システム以上の導入実績を誇ります。

なにげに売上高約3兆円、従業員数11万人の大企業。今回は、いまだにPC-98のイメージが根強いNECについて取り上げます。

NECの株価はやばい?その状況は?

では早速ですがNECの株価データ(2019年11月22日現在)を見て行きましょう。

NECの株価データ
  • 株 価:  4485円
  • P E R :  17.9倍(予想)
  • P B R :  1.35倍(実績)
  • R O E  :   7.60%(予想)
  • 配当利回り:1.33%

株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。

配当利回りは1.33%と日本株の中では平均以下ですね。通信ネットワーク技術は日々進化していることもあり、研究開発への投資が必要ということ。既存技術はいずれ淘汰されて、クラウドサービスやIoT、5G対応などで生き残れるか、踏ん張りどころですね。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから17.9倍というのはそこそこ割高な水準ですね。

ただ他の総合通信機器メーカーのPERと比較してみると、

  • 富士通:16.1倍
  • NTTデータ:22.9倍

となっていて、NECのPERは同業と比べると必ずしも高いとはいえないですね

後ほどふれますが、これらの通信システム企業の株価は絶好調なんですよね。5G対応などの需要が今後伸びるという期待から、投資家からの人気が高まっていてPERも割高になっていると言ったところなのでしょう。

NECの配当実績は?

続いて配当実績を見ていきますね。以下がNECの配当金の実績です。

2016年と2017年に大幅に配当金が増えているように見えますが、これは10株→1株の株式併合を行ったため。なので今の株式で考えると2012年ごろから1株あたりの配当金は、40円又は60円を行ったり来たりというところですね。

良く言えば安定的ですが、配当金は全く伸びていないと言った方が正しいですね。過去5年の配当性向をみると13%〜54%で、余力がない年もあるようです。

NECの配当方針を見ると、

当社は、資本効率を重視した事業運営を行うとともに、成長領域への投資や財務基盤の充実をはかることが長期的な企業価値の創出につながると考えており、各期の利益状況や今後の資金需要等を総合的に考慮した株主還元に努めてまいります。

としていて、剰余金は成長分野への投資や内部留保にあてたいということですね。

過去の実績を考えると配当金はほどんど上がっていないことから、配当利回りの低さを考えると、インカム目的で保有する銘柄ではないということですね。

NECの株主優待は?

過去10年間でほとんど配当金が増えていないNEC。株主優待はどうなっているのでしょうか?やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。

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コメダの株価と株主優待は?高配当で業績好調|隠れ株主優待?もあるんです

 

残念ながらNECには株主優待がありません。残念です…。

今後、IoTや5G対応など次世代通信インフラ整備に関する対応が求められており、株主還元よりは研究開発や設備に投資を行いたいということなのでしょう。

NECの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート

続いてチャートを確認していきましょう。

総合電機メーカー大手のNEC。これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。

NECの長期チャート

以下は過去10年のチャートです。

チャート画像

長期的に株価は、長期的には横ばい圏と言ったところですね。

2012年中ごろに1200円程度まで株価が下落。ただアベノミクスもあり2016年ごろにかけて4000円まで上昇。3年程度で株価3倍程度ですから、なかなかのパフォーマンスをいえるでしょう。

その後株価は3000円程度で停滞しますが、2018年末ごろから再び上昇基調に。2019年に入って、上値抵抗線だった4000円をブレイクしています。

NECの短期チャート

以下が2019年の年初来チャートです。

短期的に株価は上昇基調で、1月に3500円程度だったのが8月ごろに4600円程度まで上昇しています。半年程度で30%程度の上昇幅なので、わりと良い早いペースでの上昇ですね。

チャート的には4000円あたりにあった上値抵抗線を力強くブレイクしていますので、この水準を維持できるかですね。

一旦4200から4600円あたりでもみ合って調整気味ですが、このレンジをブレイクすれば短期的には上昇基調は続くと予想します。

なお、株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

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NECの業績は?株価が上昇する理由とは?

続いてNECの業績を見ていきます。

過去5年の業績は下落傾向

以下が過去5年の売上高、経常利益、純利益の推移(単位:億円)。

売上高 営業利益 純利益
2014年度 29,355.2 1280.8 573.0
2015年度 28,248.3 914.2 759.2
2016年度 26,650.4 418.4 273.1
2017年度 28,444.5 638.5 458.7
2018年度 29,134.5 584.7 402.0

過去5年間でほとんど売り上げが変わっていないですね。

営業利益は明らかな減少傾向で売上高に占める営業利益率が2%程度稼げるビジネスモデルになっていないということですね。

政府や法人の通信システム整備という需要自体は、今後もなくならないでしょうから売り上げは手堅い。他方、低い利益率を考えると富士通やNTTとの競争が激しく、利益が上がらない状況のようですね。

自分は、これまで政府・法人相手のビジネスは安値競争にならず、利益率が高いと思っていたんですけどね…。

情報セキュリティの問題があるので、外資に需要を奪われることはないかもですが、業績は低位安定が続く。NECはそんな状況の企業と言えそうです。

株価上昇の要因は直近決算の増収増益

NECは2019年上半期決算は、売上高は前年同期比8.4%増の1兆4490億円、営業利益は469億と前年同期の3.4倍に増えて増収増益。

2018年度に実施した人員削減などの構造改革の効果も総額で150億円あったとのこと。

最近の株価上昇の要因は好調な業績によるものとですね。

株価が過去最高値圏のNEC。株は買い時?

業績が低位安定のNEC。株は買い時でしょうか?

結論からいうと、NECは長期投資の観点から購入を見送った方が良いと思います。すいません、今回も全く自分の好みです。

理由を端的に言えば、

・配当利回りが低く、配当金が全く伸びていない

・業績が安定せず、稼げるビジネスモデルになっていない

・今後の業績はIotや5G対応次第

ということですね。とにかく業績が下落傾向にあるということ。情報セキュリティの関係から外需に参入されないこともあり、通信システム整備の需要自体は絶対のなくならない。ですが、独自技術という訳ではないので、競争が激しく利益が上がらない構造ですね。

にもかかわらず今後は5GやIoTなどの新技術の対応が求められて、その関係の設備投資や研究開発が必要になってきます。

NECの海外売り上げ比率も20%程度であまり高くない。縮小する国内需要を考えると、結局は少ないパイの奪い合いであり、あまり将来性はないのでは、と考えるわけです。

現在は、5G需要への期待などから株価は上がってますけど、いずれは価格競争になってしまいますからね。過去最高値で高値圏でもありちょっと手が出しずらいと考えます。

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「NECの株価はやばい?」まとめ

今回はNECの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。

政府や法人からの通信システム整備、運用、保守で底堅い売り上げのNEC。しかし、受注競争が激しく利益は減少傾向で営業利益率は2%程度。稼げるビジネスモデルになっていません。

最近の株価高騰もあり、ちょっと手が出しずらい。配当利回りも低いこともあり、長期保有には適さない銘柄と言えそうです。

最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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