米国ETF

VTの株価とチャートの特徴とは? 世界全体へ投資するデメリットは?

米国ETF VTの株価やチャートの特徴について知りたいです。世界全体の株式市場に連動するETFですがデメリットってあるんですかね?

高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVTに投資するメリットは何ですか?配当実績についても知りたいです。

このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容

・VT:株価の基本データと特徴は?

・VTの構成銘柄とセクター比率は?

・VTのチャートとリターンは?

・VTの配当実績と増配率は?デメリットってなに?

VTの株価やチャートの特徴に関して、以下のツイートをしました。

世界の株式に丸ごと投資できる米国ETF VT。
その特徴は
・銘柄数8000超
・新興国にも投資
・利回り2.25%
ということ。
実は増配率が10%超え!最近は米国市場ひとり勝ちですが、結果的にたまたま調子が良かったともいえます。
投資の基本は分散ですから、世界全体に投資するVTを保有するのはありかと。

上記を掘り下げます。

自分は、20年以上投資を続けていて米国ETFも保有しています。今回は、この経験も踏まえ記事を書きました。

米国ETF VT:株価の基本データは?

VTはバンガード・トータル・ワールド・ストックETFという名称。バンガード社の世界株式ETFですね。米国、日本、欧州や新興国を含む全世界の株式市場に丸ごと投資することができます。

VTだけで世界中の株式に投資できる。世界の株式市場の約98%をカバーする株価指数への連動を目指しています。

早速ですが、世界の株式市場に連動するETF VTの株価データを見ていきましょう。

VTの株価基本データ
  • インデックス: FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • 信 託 手 数 料 :  0.09%
  • 配 当 利 回 り :  2.24%
  • 配 当 実 績   :  1.76ドル
  • 組 入 銘 柄 数 :  8178銘柄
  • 設 定 日:2008年6月24日

VTの特徴の一つは組入銘柄数が8000超えと多いことです。大型株だけでなく、中型株や小型株も含みます。

手数料が0.09%とVTIやVOOの0.03%に比べてちょっと高くなっていますね。

やはり新興国市場も含めて投資していることや、組み入れ銘柄数が多いこともあり経費がかかるということなのでしょう。それでも十分に低い手数料ですけどね。

VTの構成銘柄とセクター比率は?

VTの構成銘柄

構成銘柄上位10社(2019年10月31日現在)は以下の表のとおりです。

Top10に入っている企業のうち9社が米国に企業。世界的なグローバル企業ばかりで、改めて説明する必要はないですね。

唯一米国以外の企業でランクインしているのがネスレ。スイスに本社をおく世界最大の食品飲料メーカー。インスタントコーヒーやチョコレート、乳製品などなど日本でもおなじみですね。

日本からは1社も入っていないですね。上位50社にも入っていません。世界的な巨大企業が日本には少ないということ。

なお資産総額に占める上位10社の割合は約10.8%。構成銘柄が8000超えと多いので、十分に分散が効いていますね。

VTのセクター比率

続いてセクター比率です。

金融セクターの比率がトップになっていますが、あらゆるセクターが隔たりなく入っているといった印象。GAFAが上位を占めていることもあり、テクノロジーの比率が高くなっています。

地域構成と構成国の比率

次に地域構成と構成国の比率を見ていきましょう

こう見ると米国と欧州の比率が75%を超えているんですね。世界株式といっても、結局のところ米国と欧州中心であるということでしょう。

国別の構成を見ると米国1国で55%を占めています。米国市場の動向に大きく影響を受けるということですね。

2位に入っているのが日本。日本の比率が7.8%を占めていて、ここら辺が好き嫌いが別れるところです。大型株を中心に多くの日本企業が構成銘柄に採用されているということでしすね。

VTのチャートとリターンは?

VTの長期チャート

以下はVTの設定来チャートです。比較のためにS&P500に連動するSPYと米国以外の先進国に連動するVEAも載せています。

赤:VT 青:SPY(S&P500)緑:VEA

VTが設定されたのはリーマンショックの直前。なので設定当初の2008年ごろは半分近くまで株価が下落しています。

その後は米国経済の持ち直しもあり右肩上がりに上昇しているのがわかります。ただ、最近は2018年1月につけた高値を超えられず停滞していますね。

パフォーマンスはS&P500の圧勝ですね。先進国株に連動するVEAの株価がほとんど上がっていないことを考えると、VTの株価上昇は米国市場の成長によるものといえるでしょう。

VTのリターン

VTの配当金も含めたトータルリターン(2019年9月30日現在)は以下のとおりです。

設定来のリターンは約6%。直近10年のリターンだと8%を超えていてまずまずの結果といえますね。

ちなみにリーマン後の2009年に10,000ドル投資して配当金を再投資したと仮定した場合のチャートが以下。

資産は約2.2倍以上にまで膨れ上がった計算になります。米国市場単独への投資には及ばないものの十分な結果ですね。

VTのこれまでの配当実績と増配率は?

VTは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

配当金は、チャイナショックのあった2015年に若干減少。ただ、それ以外はリーマン後の2009年も含めて増加していますね。基本的には増配傾向といえますね。

配当利回りは2.24%とまずまずの水準。特筆すべきは過去10年間の増配率が10%を超えているところですね。

なので、値上がり益だけじゃなくインカムを十分に期待できるETFといえるでしょう。

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VTは投資のコアとして活用可能か?

投資の基本は地域・資産・時間の分散ということを考えると、特定の国に隔たらず世界株式市場全体に投資できるVTへの投資は合理的ですよね。

米国株式市場が今後も大きく成長するかどうかは、誰にもわからないんですよね。ITバブル崩壊時の2000年ごろのように長期間くすぶり続けることも十分にありえます。

将来的に新興国市場が大きく伸びるかもしれないし、大きく出遅れていた日本市場がバブル期のようなことになるかもしれない。

ただ一点いえるのは”世界経済が成長するのは確実な未来”ということです。人口は増え続け、途上国の生活レベルはどんどん向上してますね。もっと豊かな生活を送りたい、もっとお金持ちになりたいという人間の欲望がある限り世界経済は伸び続けます。

なのでVTは長期投資のコアとして最も適した商品の一つといえるでしょう。

VTのデメリットとは?

特定の国に隔たらず世界市場全体に投資できるのがVTの最大のメリット。反面、その比率がバンガード社が決めているというのはデメリットと言えるでしょう。

人によっては、

・米国の比率50%超えと高すぎる

・成長性の低い米国以外の先進国の比率を下げたい

・高い成長が期待できる新興国の比率を上げたい

という考えを持つ方もいるはず。そういう方は、

  • VTI:米国市場ETF
  • VEA:米国以外の先進国ETF
  • VWO:新興国市場ETF

の3つのETFを活用して自分なりの構成比率で投資するのも面白いですね。

最近では、DMM証券が12月9日から米国株の売買手数料の完全無料化を打ち出しましたから、手数料を気にせずに自分なりのポートフォリオを構成することができます。

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「米国ETF VTの株価とチャート」まとめ

今回は、世界株式ETF VTの株価とチャートということで、その特徴とデメリット、配当金の推移等について見てきました。

VTの特徴をまとめると、

・世界市場8200銘柄で構成

・過去10年間で2.2倍のパフォーマンス

・特定の国に隔たらず世界経済全体の成長を取り込める

ということですね。

値上がり益もインカムも期待できることから、VTは投資のコアとして活用できるETFであることには間違いありません。

米国市場が将来的にも絶好調なのかは誰にもわからないですから、他の先進国や新興国に投資すすというのは合理的というわけです。

VT1本に投資しておけば世界経済全体の成長を取り込める。VTはそんなETFといえます。

それでは。

 

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