米国株

AT&Tの株価は下落から復活?安定高配当の米国通信銘柄を分析!

通信銘柄で業績が安定している米国株AT&T(T)への投資を考えています。これまでのTの株価の推移やチャートの特徴はどんな感じですか?

AT&Tの株は買いですか?

今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・AT&T(T)って何の会社?

・AT&Tの株価の特徴は?

・AT&Tの配当金の推移は?

・AT&Tの株は成長期待で買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用していて、AT&T(T)も主力銘柄として保有中です。

結論から言うとAT&T株は、

・5%超えの高配当、35年連続増配中

・通信事業からの安定的な収益

・メディア・コンテンツ事業への期待

ということもあり長期保有できる銘柄といえるでしょう。

他方、ワーナー・メディアの巨額買収などもあり、有利子負債が日本円で20兆円近くあり経営を不安視する声もあることも確かです。

現在、AT&Tが力を入れているメディア事業も、既にNetflixやアマゾンプライムが圧倒的な地位を築いており、さらにAppleやDisneyga参入するなど、競争が極めて激しくなっています。

通信事業会社からメディア・コングロマリットへ。今回は、そんなAT&Tについて銘柄分析です。

AT&T(T)ってどんな会社?

AT&Tは、米国の電気通信最大手。地域の固定通信事業から携帯電話・スマホなどの情報通信事業を手がけている超巨大企業ですね。日本でいえばNTTとNTTドコモを合わせたイメージです。

もともとAT&Tは、電話の発明者であるグラハム・ベルが設立した会社を母体としており、1885年に長距離電話事業を展開する会社として発足した会社です。

最近では電気通信事業だけではなく、2014年にディレクTVを、2016年にタイムワーナを買収するなど、通信だけじゃなくメディア事業にも力を入れています。通信サービスだけではなく、Netflixのような情報コンテンツの作成・供給を志向しています。

通信事業のライバル企業はベライゾンで、米国通信業界は今のところ2強状態ですね。2社に加えてTモバイルとスプリントの計4社で米国の通信事業は寡占されている状態です。

このベライゾンも米国Yahoo!の買収していて、インターネットのポータル事業にも進出しています。固定回線整備やスマホ普及も一巡しており、通信事業だけでは成長は限られるということでしょう。

米国の通信事業会社は、さらなる成長に向けて、自社の通信網を生かした事業の多角化を進めていることですね。

次に株価や最近の動向について見ていきます。

AT&Tの株価の状況は?

では早速ですが、AT&Tの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

AT&Tの株価データ(2019年1月23日現在)を簡単にまとめました。

AT&Tの株価データ
  • 株価: 39.05ドル
  • PER: 17.22%
  • 配当金:2.08ドル
  • 配当利回り:5.40%

PERは米国株の平均レベルですかね。競合のベライゾンも15.75ですから、この数値と比較して若干高いぐらいです。配当利回りは一時期6%台をキープしていましたが、最近の株高もあり5%台に低下。それでも十分に高いですけどね。

AT&Tの最近の動向とは?

AT&Tの最近の動向としては、通信事業会社からメディア・コングロマリットへ変貌を遂げつつあるということですね。

単なる通信サービるの提供だけでなく、通信網を生かしたデジタルコンテンツ提供、すなわちNetflixやAmazonプライムなどのように映画やドラマのコンテンツ配信に力を入れているということです。

その中心となっているのが、2018年に買収を完了したワーナー・メディア事業です。映画事業の「ワーナーブラザーズ(WB)」、ニュースメディア「CNN」、有料ケーブルテレビ放送局の「HBO」などのコンテンツで知られています。

他方、ワーナー買収は日本円で約9兆円。2018年末で20兆円近い有利子負債を抱えていて、経営上の大きなリスクとなっているのは間違いないですね。

Netflixやアマゾンプライムの牙城は強固で、最近ではAppleやDisneyも動画ストリーミングサービスに参入。AT&Tのコンテンツ利用者が思うほど増えていないこともあり、この分野で成功することができるのか、見極めたいところです。

AT&Tの株価推移(チャート)は?

次にAT&Tの5年チャートをみていきましょう。

以下が、過去5年のチャートです。比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:AT&T 水色:S&P500

2017年、18年にかけてS&P500が絶好調だったにも関わらず、AT&Tの株価は大きく下落しているのがわかります。

9兆円で投資したワーナーメディアなどのエンターテイメント部門が振るわなかったことや20兆円近い有利子負債から、AT&Tが減配するんじゃ懸念もあって大きく売られたんですね。

ただ、2018年年末ってAT&Tの配当利回りが7%近くあったことと、減配懸念が和らいだこともあり、2019年に入って上昇転じています。

さらに、2019年夏に米国の有名なファンドであるエリオットマネジメントが、5G本命銘柄であるということで、今後大きな成長が見込めるということで32億ドルの巨額出資したという報道が伝わり、株価が大きく上昇しました。

AT&Tの配当実績は?

次に配当実績をみていきましょう。

以下の配当推移をみていただくとわかるとおり、配当金は綺麗な右肩上がりとなっています。

AT&Tは、

・連続増配35年

・配当利回り約5.4%

と言うことで、これはもうすごいなと思います。過去10年の増配率の平均値が2.1%なので、インフレ率と同じぐらいですかね。まあ、これだけの高配当株ですから増配率が低いのはしょうがないです。

2019年の増配金額っていうのは0.04ドルの増配で、過去10を見てもこの増配金額ですね。四半期ごとに0.01ドルずつということで経営陣の増配に対する強い意思を感じます。

AT&Tの売上高や利益は?

次にAT&Tの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

通信事業なので業績が安定していると思っていたんですが、割と営業利益が安定していなかったんですね。2011年ごろは営業利益率が10%程度に落ち込んでいます。

ただ、ディレクTVやワーナーメディアの買収効果もあり、2015年以降の売上高は大幅に増加してますね。営業利益率も最近は15%程度で安定しています。

AT&Tの株は買いか?まとめ

今回は、AT&Tの銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。

メディア事業への参入が注目されるAT&T。5%超えの高配当銘柄に加えて35年連続増配中という安定感を考えると、長期保有を全手に十分に買い値する銘柄と言えるでしょう。

20兆円近い巨額の有利子負債があるものの、本業ともいえる通信事業から今後も安定的な収益が期待できることから、それほど心配する必要はないと考えます。

他方、今後の株価が大きく伸びるかどうかについては、買収したワーナーメディアを中心としたメディア・コンテンツ事業の成否にかかっていると言えますね。

このメディア事業は、既に圧倒的地位を築いているNetflixやアマゾンプライムに加えて、ITの巨人Appleや娯楽の王様Disneyまで新規参入しており、競争の極めて激しい分野です。

今後、ディレクTVや巨額買収したワーナーメディアが、どのようにAT&Tの業績に寄与して行くかは注意深くみていくことが必要です。

それでは。

 

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