米国ETF

【米国株】セクターETFに投資するメリットは?おすすめ3選を解説!

米国株のセクターETFの中でおすすめのものを知りたいです。セクター別に色々なETFが出ていますが、どのETFのパフォーマンスが良いのでしょう?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容

・そもそも米国株のセクターとは?

・米国株のセクターETFにはどんなものがあるか?

・米国株 セクターETFのおすすめ3選とは?

・おすすめETFの比較は?

投資歴20年のかいまるです。米国ETFを含め米国株を中心に1千万円以上を資産運用しています。

セクターETFは、事業ごとに11種類に分類されていて、長期的にS&P500よりもリターンの高いものやディフェンシブなものなどがあります。

今回は米国株のセクターETFを取り上げ、おすすめを3選を解説していきたいと思います。

そもそも米国株のセクターとは?

米国株は業種ごとにグループ化されていて、これを「セクター」と呼んでいます。

もう少し詳細にいうと、S&P500やダウ平均株価を算出しているS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは世界産業分類基準(GICS)を決めていて、米国株は次の11セクターに分類しています。

セクター 主要構成企業
エネルギー エクソンモービル、シェブロン
公益事業 サザン、デュークエナジー
生活必需品 コカ・コーラ、P&G、ウォルマート
金融 JPモルガン、ゴルサル
素材 デュポン、ダウ・ケミカル
ヘルスケア J&J、ファイザー、アッビィ
資本財 スリーエム、ボーイング
一般消費財 アマゾン、マクドナルド
情報技術 マイクロソフト、アップル
コミュニケーション AT&T、グーグル、FB、ディズニー
不動産 アメリカンタワー、サイモンプロパティ

ちなみに、米国を代表する株価指数S&P500は、米国の主要産業を代表する500社によって構成され、米国株式市場の時価総額の約80%米国株の動向を表す指数として広く活用されていますが、セクター別構成比は以下のようになります。

S&P500セクター別構成比率
  • 1位…情報通信(22.0%)
  • 2位…ヘルスケア(13.6%)
  • 3位…金融(12.9%)
  • 4位…コミュニケーション(10.4%)
  • 5位…一般消費財(10.1%)

こう見ると情報技術の比率がかなり高くなっていることがわかりますね。以前はグーグルやフェイスブックも情報技術セクターでしたが、2018年にセクターが再編され、今のコミュニケーションセクターに入っています。以前は通信サービスと呼ばれていたセクターです。

次にこれらのセクターに投資できるETFについて取り上げます。

米国株 セクターETFにはどんなものがあるの?

これらのセクターを、米国株ETFで取引きすることができます。大手のETF運用会社が販売していますが、最もメジャーなのが、バンガード社が販売しているセクターETFでしょう。

以下にセクターETFの一覧をまとめました。経費率は全て0.1%と非常にリーズナブルになっています。

シンボル セクター 利回り
VDE エネルギー

3.66%

VPU 公益事業

2.68%

VDC 生活必需品

2.43%

VFH 金融

2.19%

VAW 素材

2.00%

VHT ヘルスケア

1.88%

VIS 資本財

1.65%

VCR 一般消費財

1.16%

VGT 情報技術

1.05%

VOX 電気通信サービス

0.86%

バンガードは不動産セクターの設定がないんですね。おそらく不動産事業を手がける企業の規模がそれほど大きくないことが要因と考えられます。

そんな米国株のセクターETF。これらETFの中でもおすすめ商品を紹介します。

米国株 セクターETF:おすすめ3選とは?

セクターETFは、事業ごとに分けられているため、S&P500に比べてリターンが高いもの、ディフェンシブなもの、配当利回りが高いものなど特徴があります。

これらその米国株のセクター連動するETFの中でも、S&P500よりもパフォーマンス良いおすすめ3選をご紹介します。

おすすめ①:VHT

主に医療や医薬品に関連した事業を行う企業を集めたヘルスケアセクターに連動するETFです

特徴は以下のツイートのとおり。ジェレミー・シーゲル博士が書いた「株式投資の未来」によれば、1957~2003年のヘルスケアセクターのトータルリターンは14.19%。S&P500の10.85%を上回って、全セクター中でトップ

ヘルスケアセクターは世界情勢的にも好条件にあふれていますよね。日本をはじめとした先進諸国、そして米国もこれから高齢化社会に突入し、ますますヘルスケアセクターの経済規模は拡大していくからです。

さらに途上国においても、今後見込まれる経済発展により、個人の所得水準が向上することになり、当然より高い水準の医療や効果の高い医薬品を求めることになるからです。

新薬開発競争や訴訟リスクがあり個別銘柄の投資では難しいセクターと言えますが、VHTであればセクターをまるごと買えるため、将来的な高い成長を享受することができます。詳細は以下の記事にまとめています。

VHTの株価はヘルスケアセクターに連動。最も秀逸なETFと断言!その理由は?ヘルスケアセクターETF VHTの株価やチャートの特徴について知りたいです。 高配当ETFやS&P500に連動するETFも...

おすすめ②:VDC

米国株のうちコカ・コーラやP&G、ウォルマートなどの生活必需品セクターの銘柄を組み入れたETFです

特徴は以下のツイートのとおり。ジェレミー・シーゲル博士が書いた「株式投資の未来」によれば、1957~2003年のヘルスケアセクターのトータルリターンは13.36%。S&P500の10.85%を上回って、全セクター中で第2位です

最も注目すべきはリーマンショックのあった2008年ごろ、株価の落ち込みがS&P500に比べて半分程度ということです。リーマン前の2007年末の株価水準に回復するのに、

  • VDC:約3年
  • S&P500:約6年

なんですよね。落ち込みが少なかったぶん株価の回復も早かったということ。金融ショックや不景気時に強い。これが生活必需品セクターETF VDCの特徴を最もよく表している部分だといえます。詳細は以下の記事にまとめています。

米国ETF VDCの株価は生活必需品セクターに連動。S&P500より秀逸な点とは?米国生活必需品セクターETF VDCの株価やチャートの特徴について知りたいです。 高配当ETFやS&P500に連動するET...

おすすめ③:VGT

米国株の中で、インターネットなどに関連した事業を行なっている情報技術セクターの銘柄を組み入れたETFですAppleやマイクロソフトなどが含まれますね。

特徴は以下のツイートのとおり。ジェレミー・シーゲル博士が書いた「株式投資の未来」によれば、1957~2003年のヘルスケアセクターのトータルリターンは11.39%。S&P500の10.85%を上回って、全セクター中で第2位です

実はクレジットカードのビザやマスターカードもこのセクターなんですよね。5GやAI、IoT、フィンテックなどの情報技術分野が将来日常生活を送る上で一般的な技術となるため、経済規模は将来的に間違いなく拡大していきます。

過去のデータ以上に将来のパフォーマンスを期待できるETFと言えるでしょう。

VGTの株価は高成長の情報技術セクターに連動。実は配当も魅力的?米国情報技術セクターETF VGTの株価やチャートの特徴について知りたいです。 高配当ETFやS&P500に連動するETF...

おすすめセクターETFの比較は?

最後に、最近のVHT、VDC、VGTをパフォーマンス比較していきたいと思います。以下のチャートは過去5年間の株価推移を比較したもの

赤:VHT 緑:VGT 青:VDC 黒:S&P500

これを見ると、全体傾向として同じような株価推移ですが、情報技術セクターVGTのリターンが極めて高いことがわかりますね。ここ数年のITセクターの好調さが株価にも表れているということでしょう。

情報技術に関連した銘柄が入っていない分、VHTやVDCのパフォーマンスはS&P500よりも悪くなっていますね。それだけ今の米国市場の好調さは、IT関連企業が牽引しているとも言えます。

「米国株 セクターETFのおすすめは?」まとめ

今回は、セクターETFのおすすめは?ということで、米国株のセクターに連動するETFの特徴とおすすめ3選、パフォーマンス比較について取り上げてきました。

今回おすすめしたのは、過去S&P500よりもパフォーマンスがよかったものですが、将来的にも十分に期待できるセクターETFです。

自分の好みや投資スタンスに合わせて、これらのETFを活用していくのが良いと考えます。

それでは。

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