レバレッジ型ETF

10年で株価70倍!米国ETF TECLのレバレッジ3倍の破壊力とは? 

TECLは、米国の情報技術セクターと連動するレバレッジ型ETFと聞いたけど、株価の推移(チャート)と特徴は?

TECLは長期投資に向いているの?

今回は、このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容

・米国ETF TECLの株価と特徴

・米国ETF TECLの株価の推移(チャート)

・米国ETF TECLの2つの活用法

自分は、米国ETF TECLへの投資に関して以下のツイートをしました。

自分は、米国の情報技術セクターに連動するレバレッジETF TECLの長期保有はありと考えていて
・株価は過去10年で約70倍
・5G、AIなどITセクターの成長期待
だから。
全資産を突っ込むのではなく、10%程度であれば全体としてリスクを抑えた運用ができます。

上記を深掘りします。

自分は、投資歴20年でレバレッジ型ETFであるSPXLやCUREを保有して資産運用を行っています。その経験を踏まえて記事を書いています。

なお、SPXLなどのレバレッジ型ETFの特徴については以下にまとめていますので、あわせてどうぞ。

米国ETF TECLとは?

Direxion デイリーテクノロジー株ブル3倍 ETF(TECL)は、米国の株価指数S&P500を構成する銘柄のうち情報技術セクターに分類される銘柄の値動きの3倍の投資成果を目指すレバレッジ型の米国ETFです。

TECLの基本データ
  • インデックス: S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数の3倍
  • 委託経費率 : 1.08%
  • 配当利回り : 0.22%
  • 配当実績  : 0.62ドル

インデックスとして用いられる、S&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数はソフトウェアサービスや情報技術、通信機器、半導体などに分類される銘柄で構成されていて、TECLは、この指数の1日の値動きの3倍を目指すというETFです。

経費率は1%を超えていて、0.1%以下が普通の米国ETFにしては割高に見えるかもですが、レバレッジETFという特殊性を考えると妥当なところです。

米国ETF TECLのセクター比率と構成銘柄は?

TECLのセクター比率

TECLのセクター比率は、以下のようになっています。

TECLの組み入れ上位トップ10

TECLで組み入れている銘柄のトップ10は、以下のとおりです。

日本でもおなじみの企業が上位を占めていますね。アップルとマイクロソフトの2社だけで40%近い構成比率になっています。

インデックスと用いられているS&Pテクノロジー・セレクト・セクター指数が80銘柄程度で構成されていることもあり、時価総額の高いIT企業の比率が高くなるということですね。

米国ETF TECLの株価推移(チャート)は?

次にTECLのチャートを見ていきます。

株価の値動きを比較するため、S&P500と情報技術セクターに連動するXLKについても掲載しています。

TECLの株価の推移:長期(設定来)

2008年12月にTECLが設定されてからの株価推移です。レバレッジ型ETFですから大きな上げ下げを繰り返しながら、右肩上がりで上昇しているのがわかります。

‐ 設定来(チャート)

赤:TECL 青:S&P500 緑:XLK

凄まじいの一言ですね。過去の10年ちょっとで、

TECL  : 約84倍

・S&P500:約3.7倍

・XLK  :約6.4倍

となっています。過去10年間だと約70倍ぐらいですね。

S&P500やXLKもリーマンショック後の2009年行こうに大幅に上昇していますがTECLと比較するとほぼ横ばいに見えます。

TECLの株価の推移:短期(2年)

次に短期(2年)の株価推移です。短期でみると、TECLの値動きの特徴がわかりますね。

赤:TECL 青:S&P500 緑:XLK

良くも悪くもレバレッジ3倍型ETFの特徴が表れているといえます。この直近2年のチャートから、

・S&P500やXLKの値動きと良く連動している

・2018年末のアップルショックの際は株価が半分以下にまで下落

していることがわかります。

S&P500やXLKが上げる又は下げるタイミングでTECLが大きく反応していて、値動きが良く連動しているのがわかります。

実はレバレッジ型ETFの最大のデメリットはレンジ相場の時に指数と大きく乖離するということなんですが、TECLはわりとしっかりと指数に連動しています。XLKが上がればTECLも上がるし、逆に下がればTECLも下がっているということ。

値動きは本当に激しいですね。特に2018年のアップルショックで米国株が下落した際には、TECLの株価はわずか3ヶ月で

 ・167.21ドル → 74.82ドル

まで大幅下落しているですね。上げる時も大きいけど、下げる時も大きい。レバレッジ型ETFはそういう金融商品ということです。

米国ETF TECLの配当実績は?

DRNの直近4回の配当実績と配当利回りは以下のとおり。

  • 配当利回り:0.22%

そもそも情報技術セクターの配当利回りは高くないことに加えて、値上がり益を目的とするレバレッジ型ETFですから、配当にはまったく期待できないですね。

米国ETF TECLのリターンは?

次にTECLの分配金も含めた年率リターンを見ていきましょう。

IXTTRというのがインデックスとなります。まあ綺麗に3倍のリターンとはなっていませんが、概ねインデックスと連動したリターンになっていますね。

ただ3年、5年、10年と期間が長くなると乖離が大きくなる(インデックスの3倍より低くくなる)ということがわかります。

実は、これがレバレッジ型3倍ETFの最大のデメリットなんですね。

レバレッジ型ETFのデメリットとは?

レバレッジ型ETFの最大のデメリットは、時間と共に指数から乖離していくということです。

TECLは米国S&P500の情報技術セクターの3倍の収益を目指すものですが、リターンを見て分かるとおり綺麗に3倍となっていません。特に長期になると乖離が大きくなります。

これは、レバレッジ型ETFは、あくまでも1日の値動きについて3倍になるようにしているためで、長期的な値動きに連動するよう設計されていないんですね。期間が長くなると乖離が大きくなります。

日本取引所グループHPに、レバレッジ型ETFの特徴について解説がありましたので、以下に引用します。

ざっくり言うと、

・投資期間が長くなればなるほど、指標と乖離する。

・レンジ相場になるとインデックスに比べてパフォーマンスが悪くなる。

ということです。

レバレッジ型指標は、相場の下落局面においては原指標よりも大きく下落していきますが、2営業日以上離れた日と比較した場合は、想定した変動率とは異なる下落率となってしまう点、そして、投資期間が長期になればなるほど、原指標の変動率とレバレッジ型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性が高まる点に留意が必要となります。

相場の方向感が定まらず、原指標が上昇や下落を相互に繰り返した場合、レバレッジ型指標は複利効果によって、原指標と比較してパフォーマンスが逓減して行くという特性がありますので留意が必要です。

 出典:日本取引所グループHP 

米国ETF TECLの株価推移を踏まえた活用法とは?

これまで見てきたTECLの株価推移や特徴を踏まえた活用法は、

・短期トレードで大きな値幅を狙う

・長期保有で高いパフォーマンスを狙う

と考えます。以下、クイックに見ていきます。

短期トレードで大きな値幅を狙う

レバレッジ型ETFは短期だと指数との乖離が少ないため、一般的には短期トレード向きの商品と言えるでしょう。

特に日本では米国株の信用取引ができる証券会社がほとんどないこともあり、短期的に高い値動きが期待できる情報技術セクターのレバレッジ取引は魅力が高いといえます。

レバレッジ型ETFは、株価の値動きが激しいリスクの高い金融商品です。そのため、短期トレードは大きな損失が発生することが十分にありえるため、おススメできません。特に初心者は手を出すべきではありません。

長期保有で高いパフォーマンスを狙う

TECLの株価推移で見てきたとおり、

・約10年で10倍以上のパフォーマンスを示している

・わりとXLK(インデックス)の値動きと良く連動している

ということから、TECLを長期保有することで大きな収益を期待できると言えます。

加えて構成銘柄の55%はアップルとマイクロソフト、Visa、マスターカード、インテル。IoT、5GやAIなどが爆発的に普及することは確実な未来ですから、これらの銘柄の長期的な成長期待というのは非常に高いですよね。

まあ、さすがに手持ち資産の全てをレバレッジETFに投資するのは極めてリスクが高いですね。

なので、例えば資産全体(ポートフォリオ)の構成として、

・ポートフォリオの主力として株式や債券は現物で保有

・TECLをサテライト的に10〜15%程度保有

という活用の仕方は、低レバレッジでリスクが抑えられる中、資金効率が高くなるので有用だと思います。

「米国ETF TECLの株価推移とは?」まとめ

今回は、米国S&P500の情報技術セクターに連動するレバレッジ型ETF TECLの特徴と株価推移(パフォーマンス)や年率リターンについて見ていくと共に、活用法について述べてきました。

TECLは、高い成長率を示す情報技術セクターのレバレッジ型ETFということもあり、過去10年リターンは約70倍と驚異的です。

長期的にはインデックスとの乖離が大きくなるので、一般的には短期トレード向きの商品といえますが、過去の実績や今後のITセクターの成長期待を考えると、長期的にも大きな値上がり益を期待できます。

なので、リスクは高くなりますが、ポートフォリオにTECLを少量保有することで、高いリターンと資金効率を高めた運用ができると考えます。

それでは。

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