決算・業績

資生堂の業績は今後悪化する?2019年通期決算は好調も新型肺炎が…。

資生堂(4911)の業績はどんな感じですか?新型肺炎もあり、今後の業績悪化が心配されますよね。

最近発表された2019年通期決算の内容はどうだったのでしょうか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容

・業績悪化?資生堂の2019年通期決算の内容は?

・資生堂の業績が好調な要因は?

・2020年通期業績予想は?

投資歴20年のかいまるです。日本株を中心で1千万円以上の資産を運用しています。

資生堂の業績は好調です。インバウンド需要は落ち着きましたが、中国事業などの海外事業の業績が伸びており、2019年通期の純利益はプラス19.8%の増益となりました。

資生堂は、言わずと知れた日本市場のシェアNo1化粧品メーカーで世界でも第5位の規模。世界の約120カ国・地域で事業を展開していて、海外売り上げ比率が5割を超えるグローバル企業です。

それゆえ、海外の動向に影響を受けやすく、2019年は香港のデモや日韓関係の悪化により海外事業の伸びが鈍化。11月に通期業績予想を下方修正しているんですよね。

そこで、今回は2020年2月6日に発表された資生堂の2019年12月期通期決算を振り返ります。新型肺炎の影響により、今後の業績に影響が出てくるのか分析です。

参考記事 >>
資生堂の株価はどこまで上がる?好調な理由はインバウンドだけじゃない!

業績悪化?資生堂の2019年通期決算の結果は?

早速ですが国内化粧品メーカー最大手である資生堂の2019年12月期通期決算の結果を見ていきましょう。

以下が2020年2月20日に資生堂が発表した2019年通期の業績です。

出典:資生堂HP 投資家情報

ポイントをまとめると、

資生堂の2019年通期決算ポイント

・売上高:1兆1315億円で前年同期比3.4%増

・営業利益は1138億円で同5.1%増

・純利益は736億円で同19.8%増

という力強い内容となりました。前年から増収増益で、それぞれの数値は過去最高を更新。香港デモと日韓関係悪化の影響から2019年に業績予想を下方修正しましたが、概ねその予想どおりに着地しました。

数値的には全く問題なく、香港デモや日韓関係悪化に関しては、業績にそれほどの影響を受けていないですね。

次に資生堂の決算資料から、業績が好調な要因を見ていきます。

資生堂の業績が好調な要因は?

資生堂の業績が好調な要因をまとめると、

・主力化粧ブランドの売り上げは堅調な伸び

・中国・欧州、免税店などの海外事業が好調

ということ。クイックに見ていきます。

主力化粧ブランドの売り上げは堅調な伸び

以下の図は、ブランド別の売上高増減実績(前年比)です。

これを見ると主力グローバルブランドが軒並みプラス成長していて、トータルで12%増となっています。資生堂の化粧品ブランドの利益がしっかり伸びていることが、業績の好調を維持できている要因ですね。

中国・欧州事業・免税店が売上増を牽引

次に事業別の状況を見ていきます。以下の図は、セグメント別の売上高増減実績です。

これを見ると、昨年プラス11%をなった日本事業の伸びが完全に止まっていますね。営業利益はマイナスとなっています。

日本事業での売上高の約2割に当たる約960億円がインバウンド客によるもので、この多くが中国人の旅行客。インバウンド需要が落ち着いて来たことが日本事業伸び悩みの要因です。

他方、中国事業の売上高は前年同期から19%も増加、欧州事業も11.8%増加となっていて、好調な海外事業が資生堂の成長の原動力となっていることがわかります。

加えてトラベルリテール事業の売上高も1年で19.4%増加。このトラベルリテールは、主に空港などの免税店での自社商品の販売で、そして主な買い手は、代購(ソーシャルバイヤー)と呼ばれる中国人の代理購買者と言われています。

インバウンド需要が落ち着いてきたとはいえ、中国人旅行者からの売り上げは大きいことを考えると、資生堂の業績は中国の依存度が高くなってきていると言えそうです。

資生堂の2020年通期業績は悪化する?

2019年通期の決算発表に合わせて通期の業績予想を発表しました。その内容は以下のとおり。

売上高1兆2200億円、営業利益1170億円とそれぞれプラス7%超えの増収増益計画。しかし、ここに新型肺炎の影響が盛り込まれていません。

新型肺炎の影響で、中国事業は春節明けの2月10日以降に一部の店舗の再開が遅れることは確実。さらに、日本事業でも中国人の団体旅行客が減っていることから、デパートやドラッグストアからの売り上げも減ることが見込まれています。

中国の依存度が高まっている資生堂。新型肺炎の影響については2020年2Q決算時に公表するとしていて、業績予想が下方修正される可能性は極めて高いと言えます。

「資生堂の業績は悪化する?」まとめ

今回は、資生堂の業績は悪化、2019年通期決算の概要、業績などについて述べてきました。

純利益19.8%増と業績好調の資生堂。主力化粧ブランドも堅調に伸びていて、主に海外事業や空港免税店の売り上げが好業績を牽引しています。

他方、中国事業の売り上げが増加、中国人旅行者のインバウンド需要など資生堂の業績における中国への依存度が高まっていることは間違いありません。

資生堂は、2020年は増収増益を予想しているものの新型肺炎の影響を考慮していないということを考えると、業績の下方修正が行われる可能性が高いと考えられます。2020年業績はかなり厳しいものになると予想されます。

それでは。

 

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