JT(日本たばこ産業)は、配当と株主優待を含めた総合利回りがものすごく良いですよね。配当金はいつ支払われますか?配当金の推移も知りたいです。
JT株は買いどきですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- JT(2914)は高い配当と株主優待だけじゃない!投資先としての魅力とは?
- JTの配当と配当利回りは?いつもらえるの?
- JTの配当金の推移は?配当金の水準を維持できるのか?
- JTの株主優待の内容とは?
- JTからの配当を受け取りました(実例公開)
JTの配当金や株主優待に関して、以下のツイートをしました。
万年不人気銘柄JT、現在の配当利回り6.69%と極めて高い水準です。配当性向70%を超えますが
・リーマンショック時も増配
・値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
・日本国内のたばこ事業を独占
・世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えれば、今後も高いインカムが期待できそうです。— かいまる (@leverage_toushi) August 10, 2019
万年不人気銘柄JT、現在の配当利回り6.69%と極めて高い水準です。配当性向70%を超えますが
・リーマンショック時も増配
・値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
・日本国内のたばこ事業を独占
・世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えれば、今後も高いインカムが期待できそうです。
上記を深掘りします。JTの株主優待も含めたトータル利回りは7%~8%と極めて高い水準になっています。配当を目的とした投資であれば十分に買いを検討しても良いですね。
自分は、投資歴20年でJTも保有しつつ1,000万円以上の規模で資産運用を行っています。今回は、この経験も踏まえて記事を書いています。
なお、日本株や資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
目次
JTは高い配当と株主優待だけじゃない!投資先としての魅力とは?
インカム目的の投資家であれば一度は購入を検討しているであろうJT。
その魅力は高い配当や株主優待にとどまりません。ざっくりと主な魅力をあげてみると、
・日本企業で唯一たばこ事業を展開(競合が少ない)
・日本市場でトップシェア
・業績安定(値上げしても売上げが落ちない)
ということ。
他方、JTは先進国を中心とした健康志向が高まりによるたばこ離れや健康被害の訴訟を抱えたりと、ネガティブなニュースには事欠かない万年不人気の代表銘柄です。
JTの配当と配当利回りは?いつもらえる?
JTは株主還元を重視しており、他の企業と比べても高い配当金を出しています。以下に、JTの配当基本データをまとめました。
- 配 当 回 数:年2回
- 配 当 権 利 月 :6月下旬と12月下旬
- 配当金(予想):154.0円
- 配当利回り :6.79%
この配当水準で計算すると100株保有で年間15,400円の配当収入が得られることになります。
配当利回りは6.79%ですから極めて魅力的な水準となっていますね。ちなみに配当金が振り込まれる月は、権利月から約3ヶ月後(9月上旬頃と3月下旬頃)になります。
JTは投資家からの人気があまり高くないことを考えると値上がり益を期待するよりは、安定した配当金目的での投資ということになりますね。
JTの一株当たりの配当金の推移は?
JTの配当金の推移は、
- 15年足らずで10倍に!
- 16年連続増配も今期で増配ストップ
となっています。クイックに見ていきましょう。
15年足らずで10倍に!
インカム目的の投資家にとって最も心配なのは業績悪化による減配であることはいうまでもありません。
その点、たばこ事業は景気に関係なく売り上げが見込めるためJTの業績は極めて堅調です。そのため、配当金は着実に伸びています。
例えば、2005年と2019年の配当金は比べると、
・2005年: 16円
・2019年:154円
となっていて、15年足らずで約10倍という驚異的な伸びとなっているんですよね。
一般のサラリーマンは15年働いたとしても年収は2倍〜3倍になるかどうか。それを考えれば驚きの伸びと言えます。
16年連続増配も今期で増配ストップ
以下の図は、過去の配当金の推移です。JTの株価は冴えませんが、配当は絶好調で16期連続増配中なんですよね。

リーマンショックのあって多くの金融機関や企業が業績を落とした2008年ごろもJTは増配しているんですよね。
たばこ事業を展開しているJTの業績は、不景気や金融ショックに影響を受けづらいということがわかります。
ただ、2020年12月期の配当が前期比で「横ばい」となる予想を、2月6日に発表しました。これでJTの連続増配記録は”16期”でストップする見通しですね。以下が最近の配当金と配当性向の推移。

配当性向が90%となる水準というのは、いくら何でも高すぎですね。業績鉄板のタバコ事業なので、そう簡単に減配はないと思いますが、苦しいことは確かですね。
JTの配当金の水準は維持できるのか?
自分はJTの減配はないかなと考えていて、その理由は
- 今期減益もキャッシュフローは増加
- たばこ事業は業績鉄板
ということ。クイックに見ていきます。
今期減益もキャッシュフローは増加
これだけ高い配当金を出していると、今後この水準を維持できるか気になるところですよね。現に配当性向は90%近くになっていて、日本企業の中では極めて高い水準になっています。
確かに以下の決算結果を見ても営業利益が11%以上下落しているので苦しい状況です。

ただキャッシュフローを見ると2018年から比べるとむしろ増えているんですよね。

収益は厳しくなっているものの、配当金の原資となる利益剰余金も増えていることもあり過去の実績を考えると減配はないかなと予想しています。
たばこ事業は業績鉄板
先進国を中心に喫煙率が下がっていますが、世界の人口は増加しており、途上国の経済発展は続いています。
そのため、JTは国内事業は軟調ですが、海外事業の売り上げは非常に好調なんですよね。
したがって、2019年の配当性向は90%を超えるものの、
・リーマンショック時も増配
・値上げしてもたばこは売れる(嗜好性が強い)
・日本国内のたばこ事業を独占
・世界の人口増で海外事業は好調
ということを考えると、安定した配当は続くものと言えます。
JTの株主優待の内容とは?
JTの株主還元は、配当だけではなく株主優待も受け取ることができます。
株主優待の内容は、2018年に内容が若干変更になり、大きなところでは、
・基 準 日 :年2回 ⇒ 年1回(12月31日)
・継続保有期間 :条件なし⇒1年以上
となりました。
継続保有期間を設けて、年2回から1回とすることでJT側の手続きコストの軽減をはかる狙いがあるんでしょうかね。
株主優待の内容は、
- 100株~199株保有:2,500円相当のJT商品
- 200株~999株保有:4,500円相当のJT商品
- 1,000株~1,999株保有:7,000円相当のJT商品
- 2,000株以上~:13,500円相当のJT商品
※商品の受け取りに変えて、社会貢献活動団体への寄付にすることもできます。
となっていて、レトルトの米や食品、水などから選べます。
JTからの配当実績は?(2020年2月まで)
自分が保有する日本株の2020年2月までの配当実績は以下のとおり。
2018年4月ごろに100株購入して以降、合計で22,700円の受け取り。

100株で年間15,700円もらえるのは大きいですね。
さらに100株で2500円相当の優待がもらえるので、優待利回りも1.1%となっています。
なのでトータル利回りが驚きの7%超えという、非常に魅力的な水準になっています。
高配当株JTなど、たばこ株は買いか?
たばこ株は、万年不人気株の代表格ですので、値上がり益をあまり期待せず、長期保有目的で配当金を再投資するという戦略になります。
たばこ株は、不景気に強い高配当銘柄で、かつ常に株価が低迷しているので、配当金再投資により多くの株が買うことができるからです。
この特性はシーゲル先生の言う「下落相場のプロテクター」「上昇相場のアクセル」になるという考え方ですね。
参考記事:シーゲルの投資の要点とは?高配当バリュー株・配当再投資がポイントです!
なので、現時点で配当利回りが高く、買いを検討しても良い水準まで株価は下がってきたと思います。
「JTの高い配当と利回り、株主優待」まとめ
今回はJTの高い配当と利回りということで、配当金の推移と株主優待の内容、具体的なJTからの配当受け取り実績などについて述べてきました。
不人気銘柄のJTの投資目的は、間違いなく配当の再投資ですね。たばこ事業の特性上、安定した配当が見込めるからです。
株主優待も含めたトータル利回りは7%~8%となるなど、非常に魅力的な水準となっています。高配当の米国株と比べても遜色ありません。
堅調な業績を考慮すれば、JTの投資先としての魅力は日本株の中ではトップクラスです。間違いなく主力となる銘柄の一つと言えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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