米国株

IBMの株価と今後の見通しは?新型コロナ直撃も高配当利回りが魅力!

米国株のIBMへの投資を考えています。IBMの株価の見通しや予想を知りたいです。新型コロナ拡大の影響で株価は下落しているようですが…。

株価の推移やチャートの特徴はどんな感じですか?IBMの株は買いですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • コロナショックでIBMの株価急落!
  • IBMって何の会社?
  • IBMの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • IBMの配当金の推移は?
  • IBM株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。今回は、配当利回りが5%を超えているITセクターの名門企業IBMについて銘柄分析です。

コロナショックでIBMの株価急落!

新型コロナウイルスの拡大による、経済への影響によって世界同時株安が進行。いわゆる”コロナショック”により米国株式市場も大暴落となり、ダウ平均株価も2週間程度で37%も下落する異常事態となりました。

そのような状況の中、以下のチャートのようにIBMの株価も大きく下落。

2月19日の直近高値からわずか1ヶ月程度で

・2月19日:150.86ドル

・3月23日:94.77ドル(🔻37.2

となり、40%近い急落となりました。

株価は3月23日にの安値を付けてから一旦反発しており4月の段階で110ドル台まで回復しているものの、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によってアップルの業績は悪化しており、下落傾向が止まったのか予断を許さない状況です。

新型コロナ拡大によてい、株価が急落しているIBMですが、今後に期待できるのでしょうか。以下、IBMの会社概要、株価の状況、業績などを見ていきます。

IBMってどんな会社?

IBM(正式名称:International Business Machines Corporation)は、主に企業や政府機関に対してコンピューター製品の販売やソフトウェア開発などのサービスを提供する会社です。特許取得数世界1位でATMやハードディスクなどIBMの発明は多岐にわたっています。

以前はThinkPadシリーズなどの個人向けのパソコンの販売も行っていましたが、中国のレノボに事業を売却。収益性の高い事業へ転換を進めていて、ソフトウェアやOSの開発、クラウド事業や、言語を理解・学習するAIのWatson(ワトソン)の開発など様々な事業を行っています。

しかし、最近の業績と株価はパッとしないですね。かつては米国内で時価総額1位だったこともある名門企業ですが、成長著しいクラウド事業を例にとってもアマゾンのAWSやマイクロソフトのAzuruにシェアを奪われている状況です。

”投資の神様”バフェットもIBM株を保有していましたが、業績低迷していることから2018年に全て売却。IBMも、クラウド向けのソフトウェア開発のRedHat社を2019年に買収して事業のテコ入れを図っているところですが、成果が出るかはもう少し様子をみる必要がありますね。

次に株価や最近の動向について見ていきます。

IBMの株価の状況は?

では早速ですが、IBMの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

IBMの株価データ(2020年4月16日現在)を簡単にまとめました。

IBMの株価データ
  • 株価:  115.73ドル
  • PER: 11.17倍
  • 配当金:  6.48ドル
  • 配当利回り: 5.46%

情報技術セクターというとGAFAなどの成長企業をイメージしてしまいますが、PERや配当利回りを見る限りは、もはや成熟企業に近いですね。

競合のアップルやマイクロソフト、グーグルなどのPERは20倍を超えている中、IBMは11倍ですから、他のIT企業に比べて成長性が期待されていないということ。また、配当利回りも5%を超えていて、ITセクターの中ではずば抜けて高いです。

クラウド事業やAIなどの成長分野にも力を入れているものの、既存事業でしっかりと稼ぎ、株主に還元を行うというスタンスのようです。

IBMの株価の推移(チャート)は?

次にIBMの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:IBM 水色:S&P500

10年間でほとんど株価が上がっておらず停滞です。S&P500と比べてもパフォーマンスが大きく劣っています。このチャートを見るとバフェットじゃなくても株を手放したくなります。

配当利回りが6%近い高配当なのは、株価がほとんど上昇していないことも要因の一つ。IBMの事業は新型コロナ拡大の影響を受けずらいと考えられるため、わりと買いやすい水準まで株価は下落していますね。

IBMの配当実績は?

次に配当実績をみていきましょう。IBMは、1996年以降から連続増配となっており24年連続増配となっています。1916年以降、100年以上の間にわたって配当を支払い続けているんですね。

IBMの配当金は、

・連続増配:24年

・5年平均増配率:8.17%

となっています。配当利回りが5%を超えていることを考えると十分すぎる実績と言えます。情報技術セクターは、配当金を出さない企業も多いことを考えると、この実績は出色で、既存事業でしっかりと稼げてるということでしょう。

ただ、配当金の増加とともに配当性向も上昇していて近年では50%を超えています。さすがに増配率は低下していて、2018年増配率は5.3%、2019年増配率は3.5%。キャッシュフローに問題がないので減配はないと思いますが、ちょっと苦しくなって来ていますね。

IBMの売上高や利益は?

次にIBMの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

売上、利益ともに右肩下がりの状況で、収益性の高い事業への転換が軌道にのっていないと感じます。営業利益率も下落傾向であり既存事業の収益性も落ちているようです。ここが事業転換に成功した、マイクロソフトやコカ・コーラとの大きな違いといえそうです。

IBMの事業の内訳は、ザックリいうと

・クラウド・コグニティブ:約30%

・テクノロジー・サービス:約55%

・その他ファイナンス等:約15%

となっています。クラウド・コグニティブがAIのワトソン、量子コンピューター、クラウド事業となっていて営業利益率も30%超えるなど稼ぎ頭になっています。業績も伸びていることもあり、IBMが最も力を言えれている事業と言えるでしょう。

一方、企業や政府機関にコンピューター関係のサービスを提供しているテクノロジーサービスの売り上げは年々減少。競合企業との競争も激しいことから、営業利益率も10%以下となっていて苦しいですね。

IBMの株は買いか?まとめ

今回は、IBMの銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。

企業や政府機関向けのサービスが低迷しているものの、クラウド、AI、量子コンピューターと将来を期待できる事業の業績が堅調であることもあり、ITセクターとしては高い配当利回りであることを考えると、株価が下落しているタイミングで買うのは面白いですね。

さらに新型コロナウイルスの感染拡大による影響は、他のセクターに比べて大きくないため、コロナ収束に伴い、株価上昇も期待できると思います。

それでは。

 

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