米国株

アルファベット(グーグル)の業績・決算は?新型コロナ直撃の影響は?

米国株のアルファベット(GOOGL)への投資を考えていますが、新型コロナウイルス拡大の影響が気になります。2020年1月〜3月決算の結果はどうだったんですか?

グーグルの最近の業績はどんな感じですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • アルファベット2020年3Q(1月〜3月)決算の結果は?
  • アルファベット(GOOGL)の業績の推移は?
  • アルファベット(グーグル)の最近の動向は?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。Googleの親会社であるアルファベットですが2020年1月〜3月決算の発表がありました。

結論から言うと、予想ほどは売り上げが悪く無かったことや、Youtubeの収益の伸びが期待以上だったこともあり、翌日の株価は9%近く上昇。

他方、新型コロナウイルス拡大の影響で、3月の広告収入は急減速しており、次期4〜6月の業績に不安を残すものとなりました。

Google広告の成長性に陰りが見えているアルファベット。Youtubeやクラウド事業が、十分な収益をあげるようになるまでは、まだ時間がかかることもあり、短期的な株価は他のハイテク銘柄よりもパフォーマンスは悪くなるかもです。

今回は、そんなアルファベットの業績に関して見ていきます。なお、株価や配当の推移などに関しては以下の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

アルファベット(グーグル)の株価と今後の見通しは?コロナの影響は?米国株のアルファベット(GOOGL)への投資を考えています。グーグルの株価の見通しや予想を知りたいです。新型コロナ拡大の影響で株価は下落...

なお米国株に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

 アルファベットの2020年1Q決算は増収増益!

ここでは2020年4月28日に発表されたアルファベット1Q(1〜3月)決算結果と新型コロナウイルスの影響についてみていきます。景気の動向に左右されずらいインターネット広告の分野も、コロナ拡大による企業業績悪化により成長が若干鈍化しています。

アルファベットの1〜3月期の決算概要をまとめると、

2020年1Q決算の概要

・売 上 高 :411.6億ドル(前年同期比13%増)

・営業利益:  79.8億ドル(同19%増)

・純 利 益 :  68.4億ドル(同2.7%増)

となっています。

新型コロナ拡大で企業収益が悪化していて広告費が激減するとの懸念がありましたが、意外と売上高は落ちなかったですね。前年比13%となっていて、昨年の伸びが17%ということを考えると成長は鈍化しているものの、健闘したと言えるでしょう。

ただ、アルファベットの説明によると、1〜2月の業績は力強かったものの、外出制限が本格化した3月以降の売り上げが顕著に鈍化しているとのこと。3月末には売り上げが10%台半ばぐらいまで減少しているんですよね。

世界中で新型コロナにより企業業績が悪化していることから、広告費が削られていることが要因。経済が本格的に再開すれば広告収入は元に戻るかもですが、次期4〜6月期の売り上げは不安が残りますね。

参考記事 >>
アルファベット4年半ぶり低成長 1~3月期、広告急減(日経新聞)

アルファベット1Q決算の主要部門別の業績は?

業績全体で見ると新型コロナ拡大の影響もあり成長は鈍化しているものの、部門別の売り上げを見ると、Youtubeやクラウド事業が大きく伸びていることがわかります。

以下がその内容。

1Q決算主要部門別の売上高
  • Google検索広告:245.0億ドル(前年同期比9%増)
  • アドセンス広告等:55.2億ドル(同4%増)
  • Youtube広告: 40.4億ドル(同33%増
  • Googleクラウド: 27.8億ドル(同52%増

Google検索による広告やアドセンス広告の伸びが鈍化傾向なのは、今に始まったことではなく新型コロナウイルスが拡大する以前からみられていた傾向。Google検索広告は、売り上げの6割近くを占めていて、全体の足を引っ張っていますね。

一方、Youtube広告とGoogleクラウドはそれぞれ33%と52%と大きく成長していますね。

グーグルが開発している量子コンピューターやアルファベット傘下のウェイモが開発している自動運転技術が事業化するのはまだ先ということを考えると、Youtubeとクラウド事業の成長が今後のアルファベットの業績を左右すると言えそうです。

アルファベットの業績推移は?

次にアルファベットの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

インターネットやスマートフォンの普及とともに検索エンジンの利用者が爆発的に増加し続けていることもあり、業績も右肩上がりの急成長となっています。特に最近では、2006年に買収したYou Tube利用者の増加が著しいですね。

利用者の大半が欧米ということもあり、チャイナショックのあった2016年ごろでも業績への影響は全くないですね。各国政府による個人情報保護強化が行われているものの、インターネットやYou Tubeなどの利用者が増えているうちは売り上げは伸び続けるということでしょう。

ちなみにアルファベットの売り上げの内訳は以下の通りとなっていて、グーグル検索した際の企業広告による収入が7割りを占めています。

You Tubeやブログなどのグーグル以外の広告収入は14.6%ですので、アルファベットの売り上げの85%は広告収入となります。広告以外の収入は、クロムブックなどのノートパソコンやスマホやスピーカーの売り上げによるもの。

なので、現在アルファベットが力を入れている自動運転や量子コンピューターなどの新規事業の売り上げは1%にも満たない状況です。

今後、個人情報保護などの情報セキュリティに対する利用者や各国政府からの要求も厳しくなり、その対応にもコストがかかることから、短期的な業績はわりと厳しいものになると考えられます。

アルファベットの株価の推移(チャート)は?

次にアルファベットの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:GOOGL 水色:S&P500

コロナショックでアルファベットの株価が大幅下落しましたが、10年間で株価は約4倍になっており、S&P500と比べても圧倒的に大きく伸びていることがわかります。長期的には綺麗な右肩上がりで、文句なしのパフォーマンスだと思います。

2020年1月〜3月期の決算発表を受けて株価が高騰していますね。発表翌日の29日は9%近い上昇となりました。

広告収入の落ち込みが市場予想よりも少なかったことや、Youtube広告の収益の伸びが期待以上だったことが好感されて買いが入ったということですね。

自分も長期的にはアルファベットの将来性は非常に期待できると考えていて、政府による個人情報保護に対する過剰な規制さえなければ、株価上昇はかなり期待できると思います。

しかし、企業広告の減少により4〜6月が減収見込みであることや、YoutubeやGoogleクラウドが主力事業として成長するに、もう少し時間が必要なことを考えると、短期的なパフォーマンスは他のハイテク銘柄より悪くなると予想します。

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「アルファベットの業績・決算」まとめ

今回は、アルファベットの業績・決算ということで、業績推移と、2020の1Qについて述べてきました。

2020年1月〜3月の決算では大きな業績の落ち込みは無かったものの、3月の広告収入はかなり減少しており、4月〜6月の減収は避けられない状況。他方、Youtubeやクラウド事業の伸びが期待以上であり、1Q決算発表翌日の株価は9%近く急上昇しました。

長期的な成長は間違いない銘柄と言えそうですが、Youtubeやクラウドが主力事業として成長するにはもう少し時間がかかるため、短期的には他のハイテク銘柄よりも株価パフォーマンスは劣るかもです。

最後に米国株を賢く運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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