決算・業績

新型コロナで丸紅の業績が赤字に転落、減配へ…巨額減損の内容とは?

丸紅(8002)が新型コロナウイルス拡大の影響で業績が赤字に転落したと聞きました。その内容について知りたいです。配当金は減配になったのですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。今回は5月7日に公表された2020年3月期決算について取り上げます。

投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。

丸紅は、言わずと知れた総合商社大手の一つですね。特に強みを持つのが穀物事業。総合商社の中でトップの取扱量である6700万トンを誇ります。次いで農業資材や輸送機関連事業(航空機・船舶・自動車等)などが主な収益源となっています。

非資源に強みを持つという意味では伊藤忠商事に似ているといえますね。それもそのはずで、創業者は伊藤忠兵衛という人で、丸紅と伊藤忠商事はもともと一つの会社だったんですね。

丸紅の株価は、以下の記事にもまとめていますが、2013年巨額買収した米国穀物会社ガビロンの業績悪化により低迷しています。

参考記事 >>
丸紅の株価はなぜ下落する?ガビロン社の巨額買収が完全誤算に…。

今回はそんな丸紅の巨額損失を取り上げます。なぜ赤字転落となってしまったのか分析です。

なお、日本株や資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

丸紅が赤字転落、減配へ…その内容とは?

総合商社の最大手である丸紅は5月7日に2020年3月期決算を発表し、連結最終損益が18年ぶりの赤字となりました。以下が業績の概況です。

2020年3月期決算のポイント
  • 売 上 高 :6兆8276億円(前期比8%減)
  • 営業利益:1338億円(同23%減
  • 純 利 益 :🔺1902億円赤字転落

次期2021年3月期の業績予想は1000億円の黒字。他方、今期の年間配当は35円から15円(中間7円50銭、期末7円50銭)へ大幅減配。なんと20円のマイナスとなりました。丸紅は7日の会見で「未曾有の厳しい経営環境」にあり、「大きな減配にならざるを得ない」とのこと。

今期赤字転落は既に公表済み。その内容は?

丸紅はもともと今期の純利益が2000億円の黒字になることを予想していましたが、2020年3月に業績予想を修正、純利益が巨額の赤字になる見込みであることを公表をしていました。以下がその修正の概況です。

出典:丸紅 財務・業績情報

ポイントをまとめると純利益が大幅減益となっていて、

丸紅の下方修正のポイント
  • 純利益(修正前):2,000億円
  • 純利益(修正後):−1,900億円
  • 増 減 額 :🔻3,900億円

という内容。もともと2000億円の黒字を見込みが、一転して今期は巨額の赤字転落。

これは、新型コロナウイルスが世界で流行により、資源価格が大きく下がるなどしたため、巨額の減損損失を計上したことが要因と言われています。

このような赤字決算となった理由はなぜなのか。次に決算資料を見ていきます。

丸紅の業績が赤字転落となる理由とは?

丸紅の業績が赤字転落となった主な理由は、

  1. 石油・ガス開発事業における減損損失
  2. 米国穀物事業における減損損失
  3. チリ銅鉱山の減損損失

となっています。以下、詳細に見ていきます。

理由①:石油・ガス開発事業における減損損失

今回の赤字転落の要因として最も大きかったのは、メキシコ湾や北海の石油・ガス開発事業における減損損失で約1450億円の損失となりました。

やはり、経済活動の停滞とサウジアラビアが仕掛けた原油の増産により、原油などの資源価格が大幅に下落しているため丸紅の業績に悪影響が出ているということでしょう。

資源事業の割合が比較的低い丸紅でも、これだけの巨額損失を出したということですから、他の総合商社の業績もかなり悪化していることが予想されます。

理由②:米国穀物事業における減損損失

資源事業の次に大きかったのが、2013年に買収した米国穀物事業会社ガビロンと西海岸の穀物輸出事業での約1000億円の損失ですね。

このガビロン社、新型コロナウイルスとは関係なく以前から丸紅のお荷物となっていて、米国での干ばつや商品価格が下落により同社の業績が悪化していることに加え、不適切な会計処理が発覚するなどパッとしないんですよね。

今回の損失は、以下の図のようにガビロン社を買収した時に上乗せしていた買収プレミアム(「のれん」のこと)1000億円を減損処理したというもの。

もともとガビロン社関して、丸紅はのれんや固定資産の減損損失をこれまでも繰り返し計上してきたんですよね。穀物価格は直近では下がっていないこともあるので、新型コロナの影響というよりは、膿を出し切ったというのが現状でしょうね。

理由③:チリ銅鉱山の減損損失

このチリ銅鉱山についても、買収プレミアム(のれん)約600億円の減損処理ということなので、新型コロナウイルスの感染拡大が直接の要因という訳ではないですね。

丸紅の株価はどうなった?

今回の決算発表を受けて翌日の丸紅の株価は505円→466円と8%近くの急落。既に赤字転落することは3月に公表されていたので、20円減配される方針が発表されたことが株価急落の要因ですね。

丸紅のような総合商社ですら新型コロナ拡大の影響もあり、減配→株価急落…。やはり株はリスクが高い、株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?

少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

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「丸紅の業績が赤字転落」まとめ

今回は、丸紅の業績が赤字転落ということで、新型コロナウイルスの影響が色濃く出た2020年3月期の業績の内容について見ていくとともに、その内容について見ていきました。

新型コロナの影響で巨額減損、赤字転落となった丸紅。資源の割合が低い丸紅ですら、これだけの減損処理となる訳ですから、今後日本企業の業績下方修正ラッシュを予感させられますね。

他方、減配の中身を見てみると、これまで懸案となっていたガビロン社の買収プレミアムの減損も含まれていて、丸紅は一気に膿を出し切ったという見方もできます。

いずれにせよ、新型コロナウイルス拡大による日本企業の影響は、これから本格的に明らかになっていくということです。

最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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