米国株

クラフトハインツの株価と今後の見通しは?バフェット銘柄も業績低迷…

クラフトハインツ(KHC)の業績が悪いと聞いたけれど、株価の推移と今後の見通しどうですか?

株は買い時ですか?

このような疑問を持つ方を対象に記事を書きました。

今回の記事の内容
  • コロナショックでクラフトハインツ(KHC)の株価急落!
  • クラフトハインツって何の会社?
  • クラフトハインツの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • クラフトハインツの配当金の推移は?
  • クラフトハインツの今後の予想は?株は買い時か?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1000万円以上の資産を運用しています。

バフェットが大株主となっているクラフトハインツ。しかし2015年の合併以降、業績が低迷し配当も大幅減配となるなどもあり、低調な株価が続いています。

結論から言うとクラフトハインツ(KHC)株は、

・生活必需品銘柄のわりに業績が不安定

・消費者の加工食品離れ

・ブランド価値低下

ということもあり、長期的な業績は低迷するのではと予想します。

今回は、ケチャップやチーズなどの食料品最大手の一つクラフトハインツについて銘柄分析です。

今回の大幅下落を踏まえた教訓は、個別株への長期投資の際には一つの銘柄に集中しないで分散するということですね。

なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

コロナショックでクラフトハインツの株価急落!

新型コロナウイルスの拡大による、経済への影響によって世界同時株安が進行。いわゆる”コロナショック”により米国株式市場も大暴落となり、ダウ平均株価も2週間程度で37%も下落する異常事態となりました。

そのような状況の中、以下のチャートのようにクラフトハインツ(KHC)の株価も大きく下落。

2月11日の直近高値からわずか1ヶ月程度で

・2月11日:30.01ドル

・3月12日:20.06ドル(🔻33.2%

となり、30%近いの急落となりました。この期間におけるダウ平均株価の下落幅は35%程度なので、他の多くの銘柄と同様にコロナショックによる下落幅が大きかったといえます。

ただ株価は3月12日の安値をつけてから反発していて、6月の段階で30ドル超えと暴落前の水準に戻しています。

新型コロナが拡大したとしても、食料品の需要は底堅いということなんだと思います。

新型コロナ拡大によって、ボーイングやデルタ航空などセクターによっては経営危機に陥る企業も出ている中、インテルの業績や株価は堅調といえます。

クラフトハインツ(KHC)ってどんな会社?

クラフトハインツ(The Kraft Heinz Company、KHCといえば、食料品を製造・販売する大手加工食品メーカーで、生活必需品セクターに属する企業です。

2015年にチーズなどの乳製品に強みを持つクラフト社とケチャップなどの調味料に強みを持つハインツ社が合併して誕生しました。

それぞれが100年以上の歴史を持った大きな食品会社でしたが、合併により世界第5位の食品メーカーとなりました。主にケチャップ、チーズ、調味料、缶詰、コーヒーや加工食品などを取り扱っています。

この合併は、2013年に”投資の神様”バフェットがCEOをつとめるバークシャー・ハサウェイと、投資会社3Gキャピタルがハインツ社を半分ずつ出資する形で買収。この投資会社2社が主導して、2015年にクラフト・フーズとの合併が実現しました。

いまだにバークシャー ・ハサウェーが大株主になっていることもあり、市場ではクラフトハインツはバフェット銘柄として見られています。

次に株価や最近の動向について見ていきます。

クラフトハインツ(KHC)の株価の状況は?

では早速ですが、クラフトハインツの株価の状況をみていきましょう。ここでは株価データと銘柄の特徴について取り上げます。

クラフトハインツの株価データ(2020年6月15日現在)を簡単にまとめました。

クラフトハインツの株価
  • 株価:   32.12ドル
  • PER:    13.64倍
  • 配当金:  1.60ドル
  • 配当利回り:5.03%

大きな成長が見込めない食料品メーカーということもありPERが13倍台と、それほど高くないですね。ただ配当利回りもほぼ5%台と生活必需品セクターの中では高い水準といえるでしょう。

もっとも、あとで解説しますが2018年の業績悪化や減配により株価が大幅に下落した影響もあり配当利回りが高くなっている面もあります。

クラフトハインツ(KHC)の株価推移とは?

次にクラフトハインツの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:KHC 水色:S&P500

合併以降のクラフトハインツの株価は大きく下落を続けているのがわかります。

2018年の決算で大規模の減損処理を行い、営業利益と純利益が大幅に減少したこともあり、50ドル台だった株価も30ドル台にまで大きく下落していて、低迷が続いています。

また以下のチャートは2020年の年初来のものです。

赤:KHC 水色:S&P500

コロナショック後の株価はS&P500と同程度ですね。外出制限があったとしても、食料品の需要は底堅いということなのでしょう。

このように銘柄の特徴には違いがありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

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クラフトハインツの配当実績は?

次にクラフトハインツの配当実績をみていきましょう。以下が合併後の5年間の実績となっていますが、配当金がほとんど伸びていないですね。

配当利回りは5%超えと高配当銘柄であることは間違いないのですが、業績が低迷していて2019年は大きく減配。食料品銘柄は業績鉄板のはずなんですけどね。

やはり米国株の魅力は、連続増配銘柄が多いことですね。KHCも高配当銘柄ですが、他にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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クラフトハインツの売上高や利益は?

次にクラフトハインツの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

クラフト・ハインツは、2015年7月に統合しているので合併後の業績は2016年以降となりますが、売上高や営業利益は減少傾向であることがわかります。

ここ最近、消費者の食習慣がオーガニックブランドや生鮮食品を好む傾向があり、加工食品を敬遠する動きが加速しています。

加工食品を中心としたクラフトハインツのブランドも苦戦が強いられていて、2018年には159億ドルもの減損処理を迫られるなど業績が悪化。純利益が赤字になっているのは、この減損の影響を受けたものですね。

ちなみにこの減損の発表と同時に、36%の大幅減配も発表。加えて会計処理の粉飾決算疑惑により、米国証券取引委員会(SEC)に関連書類を提出したことが明らかになったことから、翌日の株価は前日比‐27.46%の大暴落となりました。

クラフトハインツは、バフェット銘柄で高配当ということもあり、個人投資家に人気が高い銘柄。影響を受けた個人投資家も多かったと思います。

クラフトハインツの株価の予想は?

新型コロナ拡大の経済影響の全貌が見通せない状況ではありますが、クラフトハインツの業績は感染症による外出制限などの影響を受けないものの、低調な株価は今後も続くと予想します。

理由をたんてきにいうと、

・生活必需品銘柄のわりに業績が不安定

・消費者の加工食品離れ

・ブランド価値低下

ということ。

食品株は、不況時にも売り上げが落ちないため、減配リスクが低く、株価も比較的安定していると言われていました。生活必需品株でかつバフェット銘柄、配当も高いということで人気の銘柄ですが、2019年にあっけなく減配。

ハインツのケチャップは有名で全米で知らない者はいないほど。しかし、最近の軟調な株価推移や業績の悪化による配当の減配を見ると、どんな有名企業でもその価値を保ち続けることは難しいということです。

クラフトハインツだけじゃなく食品メーカーは、消費者の嗜好変化やアマゾンなどのe-コマースの進展により、業績の悪化が続いています。

最近では、インターネット広告を活用した地元企業やプライベートブランドの売れ行きが良く、大手有名ブランドの業績を悪化させています。以前の様に有名メーカーがテレビなどで大量の広告を流し、圧倒的な地位を築けたという状況は大きく変わっているのです。

バフェット銘柄のクラフトハインツも長期的な業績低迷は続くものと予想します。

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「クラフトハインツの株価」まとめ

今回は、クラフトハインツの決算・株価下落について取り上げるとともに、今後の株価の見通しについて述べてきました。

食料品銘柄は、生活必需品ということもあり不況時にも業績の落ちないディフェンシブ銘柄と見られてきました。

しかし消費者の嗜好変化やインターネットなどのデジタル化の進展で、産業構造が大きく変化し、食品や小売りなどの一部大手企業の業績が低迷しています。

この傾向は当面は続くと考えられることから、加工食品大手のクラフトハインツの業績低迷はしばらく続くものと考えます。

最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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