米国株

スリーエム(MMM)の株価が大幅下落!60年連続増配の優良企業に何が…?

スリーエム(MMM)の株価が2019年に入って大幅に下落しています。ここまで株価が急落して、下落傾向が続いている理由はなんですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • コロナショックでスリーエム(MMM)の株価急落!
  • スリーエム(MMM)って何の会社?
  • スリーエムの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • スリーエムの配当金の推移は?
  • スリーエムの今後の予想は?成長期待で株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。スリーエム(MMM)も主力銘柄として保有中。

今回は、これらの経験を踏まえて記事を書いています。

なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

コロナショックでスリーエム(MMM)の株価急落!

新型コロナウイルスの拡大による、経済への影響によって世界同時株安が進行。いわゆる”コロナショック”により米国株式市場も大暴落となり、ダウ平均株価も2週間程度で37%も下落する異常事態となりました。

そのような状況の中、以下のチャートのようにスリーエム(MMM)の株価も大きく下落。

2月19日の直近高値からわずか1ヶ月程度で

・2月12日:163.80ドル

・3月23日:117.87ドル(🔻28.0%

となり、30%近いの急落となりました。この期間におけるダウ平均株価の下落幅は35%程度なので、他の多くの銘柄と同様にコロナショックによる下落幅が大きかったといえます。

株価は3月23日に安値を付けてから反発しており6月上旬の段階で160ドルを超える程度にまで回復していて、暴落前の水準に戻しています。

新型コロナウイルスの拡大によりマスク需要が急増。ヘルスケア製品の売り上げが伸びたこともあり、2020年1〜3月期の売上高が3%増収したことで株価も堅調に回復しています。

参考記事>>スリーエムが5日続伸 マスク需要急増で決算が予想上回る(日経新聞)

以下、スリーエム(MMM)の会社概要、株価の状況、業績などを見ていきます。

スリーエム(MMM)は何の会社なの?

スリーエム(Minnesota Mining Manufacturing、MMM)は、世界的大企業であり、取り扱うすべての分野において競争力が高い複合企業です。60年以上の増配を続けてきた株主重視の超優良企業です。

スリーエムという企業名を知らなくても、事務用品のPost it(ポストイット)やテープなどのScotch(スコッチ)は聞いたことのある方が多いと思います。

元々は鉱業を祖業とし、そこから派生し化学・電気・素材などに手を広げた会社となっています。その経営範囲は幅広く、製品は6万種類以上、特許も4万件以上保持しています。

国際的な競争力も非常に高く、世界有数の複合企業として有名。多角化経営も非常に上手くいっている企業の1つですね。

スリーエム(MMM)の株価と株価推移は?

株価データ(2020年6月16日現在)を簡単にまとめました。

MMMの株価データ
  • 株 価:159.67ドル
  • P E R:19.54
  • 配当金:5.88ドル
  • 配当利回り:3.73%

最近の株価下落により、配当利回りは3.5%超えと非常に魅力的な水準まで上がってきましたね。

直近2年の株価推移が以下のチャートです。2018年1月頃までは綺麗に右肩上がりで、わずか1年程度で150ドル近辺から250ドルまで株価を上げていました。

しかし、2018年2月ごろから大幅に株価が下落し、190ドル~200ドル近辺で持ち直していたものの、2019年4月の決算発表を機に、160ドル近辺まで値を下げています。

チャート画像

スリーエム(MMM)の株価下落要因とは?

2018年からの株価下落傾向の要因は?

米国が中国製品に対して関税の引き上げを公表したことから、米中の通商摩擦懸念が広がっており、中国との取引高の大きいMMMの業績に不安が広がったことが要因です。

直近2年間で株価も大幅に上昇していたこともあり、利益確定の売りが出やすい地合いでもありました。

業績悪化で株価急落

直接の原因は、2019年4月の決算内容が悪かったことですね。

売上高自体は78億6300万ドルで、前年比5.0%減、純利益は48%増の8億9100万ドルと悪くありませんでした。

しかし、1株利益予想2.49ドルに対し、実績で2.23ドルと大きく下回ったことが嫌気されましたね。これを受けて、2019年12月期の1株利益見通しは9ドル台と従来見通しの10ドル台から引き下げています。

この発表を受けて、スリーエム(MMM)の株価は1日でなんと13%も下落。1銘柄だけでダウを160ドルも押し下げる結果となりました。

スリーエムの配当実績は?

次にスリーエムの配当実績をみていきましょう。以下が過去20年間の実績となっていて、綺麗な右肩上がりです。

配当金は20年で6倍近くにまで上昇。配当金の状況をまとめると、

・連続増配:62年

・5年平均増配率:9.18%

となっています。

特筆すべきは62年連続増配を達成していることですね。60年以上もの長い期間、売り上げを落とさずに業績を伸ばし続けた結果といえますね。

5年平均の増配率は9%超えと文句のない水準ですが、2020年は2%程度。配当性向が70%近くに達していることもあり、さすがに苦しくなってきています。

やはり米国株の魅力は、連続増配銘柄が多いことですね。MMMも高配当・連続増配銘柄ですが、他にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

米国株は高配当・連続増配株への投資で勝つ!おすすめ銘柄とは?米国株は、高配当で連続増配している銘柄が多いと聞いていますが、これらの銘柄に投資するメリットは何ですか? 高配当の連続増配株でおす...

スリーエムの売上高や利益は?

次にスリーエムの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

こうしてみると2014年ごろから売り上げや利益があまり変わっていないですね。むしろ2017年を境に営業利益が減少傾向なのが気になるところです。

スリーエムの事業は大きく4つに分かれていて、それぞれの売り上げ比率が

・インダストリアル部門:35%

・エレクトロニクス部門:30%

・ヘルスケア部門:25%

・コンシューマー部門:15%

となっています。

工場などで利用される資材などを製造するインダストリアル部門と自動車部品などを製造するエレクトロニクス部門が稼ぎ頭となっていますが、ほとんど売り上げが伸びていないんですよね。

成長著しいのが、聴診器や歯科用機器など医療現場で利用する製品を製造するヘルスケア部門で年間10%以上の割合で売り上げが伸びています。

新型コロナの影響が出た2020年1~3月期決算でも、マスク需要の増大でヘルスケア部門が好調。売上高全体を3%伸ばしました。

なお、スリーエムも含めて米国株への投資を考えている方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。

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日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

https://leverage-investment.com/2019/12/07/dmm-us-kabu/

「スリーエム(MMM)の株価推移」まとめ

今回は、スリーエム(MMM)の株価推移、株価急落の要因及び実際の影響の実例について述べてきました。

スリーエム(MMM)は、60年以上増配を続けている超優良企業で投資家の人気も極めて高い銘柄です。

そのような企業でも業績悪化で株価の大幅下落があり得るわけですから、銘柄の分散は本当に大事だということですね。

他方、米中貿易摩擦の影響やコロナショックにより大幅に株価は下がっていて、株価も非常に買いやすい水準まで落ちてきています。

最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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