米国ETF

IYRの株価がコロナで急落…米国不動産ETFが期待できる理由は?

米国不動産ETFのIYRへの投資を考えていますが株価推移と特徴は?株式や債券以外にも、不動産に投資するリートに興味があるんです。

高いリターンを得たいけど、損はしたくないんですよね。IYRの有効な活用法はありますか?

今回はこういった疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容
  • 米国不動産ETF IYRの株価と特徴とは?
  • 米国不動産ETF IYRの株価推移とリターンは?
  • 長期投資の視点からIYRをどのように活用するか?

自分は、IYRに関して以下ツイートをしました。

FRBの政策金利引下げ方針を受けて、株式だけではなくリートも上昇しています。株や債券、金以外の投資先として人気がありますが金融危機や不況時は株以上に値下がりします。

現にリートetfであるIYRはリーマンショックの際に7割近く下げています。リートは値動きよりも分配金に期待すべき資産ですね。

今回は、これを深掘りします。

自分は、20年以上投資経験がありますが、株式や債券を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。今回の記事は、この経験も踏まえて書いています。

なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

米国不動産ETF IYRの株価と特徴

不動産ETF IYRは米国REITと連動

iシェアーズ米国不動産ETF(IYR)は、米国の不動産セクターの株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指すREIT型のETFです。

IYRの株価基本データ

  • 経 費 率  :  0.42%
  • 分配金利回り :  3.50%(過去12カ月)
  • 標 準 偏 差  :  17.70%(過去3年)
  • インデックス :  ダウ・ジョーンズ米国不動産指数

経費率は0.43%となっていて、米国の長期国債に連動するTLTが0.15%、S&P500に連動するVOOが0.03%と比較すると少し高いですかね。

REIT型のETFの魅力は安定した分配金ですが、通常は3%~4%半ば程度の分配金利回りとなります。

IYRのセクター比率

IYRのセクター比率は以下のようになっています。

トップの専業不動産は、英語でSpecialized REITと表されるもので、要はIT関連施設のこと。

スマホや携帯電話の通信ネットワーク用の電波中継棟やデータセンターなどの施設が該当します。米国ではIT関連施設の比率が高いんですね。

その他は、住宅、店舗、ホテル、ヘルスケアと、日本でもおなじみのリートで構成されています。

IYRの組み入れ上位TOP10

IYRで組み入れられている米国リートのTOP10は以下のとおりです。

日本では、あまりなじみがない銘柄が多いですね。

しいてあげれば、3位のプロロジス・リートは日本のリート市場でも流通系施設を中心に展開しているので、比較的なじみのあるのでは。

また4位のサイモン・プロパティ・グループ は、米国最大級のリートで、地域のショッピングモールなどを中心に保有しています。分配金利回りも4%を超える銘柄ですね。

米国不動産ETF IYRの株価推移

ここではIYRの株価推移(パフォーマンス実績)を見ていきます。参考として、

  • 米国株価指数S&P500
  • TLT(米国の20年超え長期国債に連動)

と比較していきたいと思います。

最近は米国の中央銀行であるFRBの利上げ政策の見直しから、米国の金利が下がっておりREITにも資金が流れています。

IYRの株価の推移(パフォーマンス実績)

2020年のコロナショック前の過去5年の株価推移を示したのが以下のチャートとなります。このチャートは配当金が含まれていないものです。

‐チャート(過去5年)

 

赤:IYR 青:S&P500 緑:TLT

この時期のIYRの5年間のパフォーマンスは約23%。配当金が年間3~5%程度支払われてきたことを考えれば十分なパフォーマンスと言えますね。

株価指数であるS&P500とわりと値動きが似ていますが、ここ5年程度ではIYRの方がマイルドな動きを示しています。

2015年~2018年頃は、欧州の経済危機やFRBの政策金利引き上げなどの影響があり、IYRはS&P500ほどの上昇はしていませんが、なだらかな動きを示しています。

過去1年(コロナショック前)のIYR、S&P500、TLTとの比較が以下の図になります。

‐チャート(直近1年)

赤:IYR 青:S&P500 緑:TLT

IYRは、直近1年では約11%のプラスとなっておりS&P500よりもパフォーマンスが良くなってます。

米国の中央銀行であるFRBが、2019年になって政策を転換し政策金利の引き下げをする見込みですから、資金がリートを含む不動産市場に流れているんですね。

他方、昨年末の米中貿易摩擦懸念やアップルショックにより、S&P500と同じぐらい下げているのが分かります。

直近の値動きを見ると、株と同様に不況や金融危機に影響を受けやすいETFであるといえます。

リーマンショックなどの金融危機に影響を受けやすい

IYRはREIT型のETFという特性上、リーマンショックなどの金融危機や米国経済が後退期に入ると、株式以上に大きな影響を受けることになります。不動産価格に影響を受けやすいんですね。

以下がリーマンショックのあった2008年頃の株価推移です。

チャートを見ただけでも、凄まじく下げているのがわかりますね。

・2008年10月ごろ:株価45.52ドル

・2009年3月ごろ:株価13.85ドル

となっていて、70%近くIYRの株価が暴落しているのがわかります。

コロナショック時のIYRのパフォーマンスは?

コロナショックのあった2020年の年初来チャートは以下のようになっています。

赤:IYR 青:S&P500

やはりS&P500よりも大きく下落していう上、株価の回復も遅いですね。

リートは株価が暴落するような状況になった際、株式以上に売られる特徴があるということです。

IYRの株価リターンについて

次に分配金も含めたIYRのリターンを見ていきましょう。

10年間で年率7%超えと株式の期待リターンが7%程度ということを考えれば十分なリターンといえます。

過去3年から5年については、政策金利が上昇していたこともあり不動産市場にマイナスの影響がありました。

FRBは金利引き下げに舵を切っており、新型コロナの影響がなくなり市場が落ち着けば、リート市場に資金が流れやすくなると考えられます。

不動産セクターも資産の中に加えることの是非については投資本などでも分析されています。しっかりとした投資理論を知ることは投資の勝率も高まるということ。

おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

米国株の投資本でおすすめの10冊は?150冊から厳選!初心者向けも米国株に関する投資本でおすすめなのは何ですか?全部購入すると結構お金がかかりますよね。何かお得な方法はありますか? このような疑問...

IYRのこれまでの配当実績は?

IYRは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

若干年によって配当金額にばらつきはあるものの、インカム期待のリートETFだけあって基本は上昇基調と言えそうです。

IYRの配当利回りは3〜4%台後半とまずまずの値。長期的にもインカムを期待できるETFといえますね。

IYRの配当も期待できますが、米国株の魅力は連続増配銘柄が多いことですね。個別銘柄の中にも素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

米国株は高配当・連続増配株への投資で勝つ!おすすめ銘柄とは?米国株は、高配当で連続増配している銘柄が多いと聞いていますが、これらの銘柄に投資するメリットは何ですか? 高配当の連続増配株でおす...

長期投資の視点からIYRをどのように活用するか?

IYRの株価推移、リターンなどをみてきましたが、活用法として

  1. 長期保有で分配金と値上り益を期待
  2. ポートフォリオの主力として運用

ということです。以下、詳細みていきますね。

活用法①:長期保有で分配金と値上り益を期待

IYRは3.5%とまずまずの分配金利回りであり、分配金を抜いた値上り益も5年間で約20%程度ですので、長期保有で非常に高いトータルリターンを期待できるといえます。

分配金利回りは株価が上昇しているときに2%台になることもありますが、通常は3%~5%程度の高配当利回りとなっています。

もともと不動産市場は金利の影響を受けやすくて、金利が低いほど不動産に資金が流れやすくなるんですね。

コロナ対応によるFRBのゼロ金利政策への転換や経済の低成長率で金利は低下傾向ですし、米国は日本と違って人口が増え続けますから、長期的に見てもIYRの株価の上昇を期待できると言えます。

活用法②:ポートフォリオの主力として運用

S&P500と比べて、

・コロナ前の過去10年の年率リターンが良い

・経済危機がなければ、株式よりも値動きがマイルド

・経済不況期でも分配金そのものの影響が少ない

なので、インカムを期待してポートフォリオの主力として活用できると思います。

リートも含む不動産は、株式と比べてミドルリスク・ミドルリターンと言われていて、不況期に入っても不動産収入は底堅いので、分配金はしっかり出るんですよね。

なのでIYRは長期的にみて高い分配金を期待できますから、ポートフォリオの主力にしつつTLTに米国株式ETFであるVTIやVOOを組み合わせで保有することで、資産全体の値動きを抑えつつ長期的に高いリターンを狙えます。

取引手数料ゼロで米国ETFを購入できる証券会社

今から米国ETFの投資を始めたい方や本格的に米国株投資を行いたい方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。

米国株は、大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが可能ですが、手数料は3社横並びで約定代金の0.45%(最大20ドル)。

日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

DMM株で米国株の取引手数料0円! 評判とメリット・デメリットとは?DMM株が米国株の取引手数料を無料化すると発表! これまで日本株に比べて割高とのイメージのあった米国株取引手数料。この無料化は日本...

「米国不動産ETF IYRの株価推移」まとめ

今回は米国不動産ETFであるIYRの株価推移と特徴にについて述べるとともに、長期投資の観点からどう活用するかについてまとめました。

IYRは不動産ETFの特性上、金融ショック時に値動きが荒くなってしまいますが、分配金だけではなく値上り益も期待できるので、長期保有に向いた商品と言えます。

特に最近は金利が低下傾向にありリートそ含む不動産市況が活況ですね。この傾向はしばらく続くと考えており、IYRのパフォーマンスもかなり期待できると思います。

またリートを含む不動産は、値上り益もさることながら、高い分配金利回りを期待できるところに特徴があると言えるので、ポートフォリオの主力としても活用できると考えます。

最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

米国株に関する情報を効率よく収集するには?

日本ではアクセスしずらい米国株の情報を日本語で配信するモトリーフールメールアドレスを登録するだけで鮮度の高い情報が無料で送られてきます

自分も登録してみたところ、おなじみのバフェット銘柄に関する内容や、業績良好な医薬品株・機械株に関する内容などがタイムリーに送られてきます。モトリーフールの情報はエコノミスト誌のような海外メディアからも高い評価を受けているんですよね。

米国株の情報はどうしても乏しくなりがちなので、この機会に登録してみるとよいです。登録は無料です。

>> モトリーフール無料メルマガ登録はコチラ

なお、モトリーフールの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。

モトリーフールが米国株の情報収集におすすめな理由?評判・口コミも紹介。米国株への投資を始めたけど、信頼できる情報をどこから集めたら良いですか?米国株の情報提供で有名なモトリーフールの評判を知りたいです。 ...

米国ETFに手間をかけずに自動運用する方法とは?

株式への資産運用が最もパフォーマンスが良いことは、過去のデータから明らかですが、コロナショックのように短期間で大暴落することも。

やはり資産運用の基本は米国株、日本株を保有しつつ、債券や金、不動産IYRなどに資産を分散して長期運用するというのが合理的な手法です。

自分でポートフォリオを作って運用するのも良いですが、WealthNavi(ウェルスナビ)を活用して長期投資すれば、ロボアドバイザーが世界中の市場の株、債券、金、不動産などの米国ETFに分散投資してくれます。

自分も活用していますが、口座にお金を振り込めば基本的に何もしなくても良いんですよね。特に投資初心者の方で、かつロボバイザーも初めて利用するような方には、WealthNaviが圧倒的におすすめです。

詳しくは以下の記事にまとめています。

ウェルスナビは儲かるの?評判・口コミ・実際にやってみた結果とは?WealthNavi(ウェルスナビ)ってどうなんですかね。資産運用ならウェルスナビが良いって聞いたけど、、、果たして本当に儲かるの? ...

関連記事・おすすめ記事

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。皆さんに少しでも役に立つよう、米国株や米国ETFに関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。

ディフェンシブの代表といえる生活必需品セクター。その指数に連動するVDCについてまとめた記事です。このETFが極めて秀逸な理由とは何か?

生活必需品ETF VDCの株価と特徴は?コロナ直撃でも強みを発揮!米国生活必需品セクターETF VDCの株価やチャートの特徴について知りたいです。 高配当ETFやS&P500に連動するET...

 

成長著しいITセクターに連動するETF XLKの銘柄分析です。構成銘柄数が80程度なので、よりアップルやマイクロソフト、Visaあたりに集中投資したい時におすすめできるETFです。

XLKの株価は高成長のITセクターに連動!新型コロナも影響軽微?米国情報技術セクターETF XLKの株価やチャートの特徴について知りたいです。 高配当ETFやS&P500に連動するETF...

 

減配や業績悪化などの個別株リスクを回避したい場合は、高配当の米国株ETFに投資するという方法もあります。詳しくは以下の記事にまとめています。

米国の高配当ETFのおすすめランキング4選とは?デメリットも解説!米国の高配当ETFへの投資はどうですかね?メリットやデメリット、おすすめの高配当ETFランキングについても知りたいです。 このよう...

 

米国ETFの中で自分がおすすめするETFをまとめました。株価指数に連動するETFは、鉄板商品ですが長期的に見て大きなリターンが期待できます。

米国ETFでおすすめは?人気ETFを徹底比較(2020年最新)米国ETFの中でおすすめのものを知りたいです。リターンや分配金利回りなどを比較すると、どのETFが良いんですかね? このような疑問...

 

米国ETFの中でおすすめのセクターETFについてまとめました。S&P500に比べてパフォーマンスの良いセクターもあるんですね。必見です。

【米国株】セクターETFに投資するメリットは?おすすめ3選を解説!米国株のセクターETFの中でおすすめのものを知りたいです。セクター別に色々なETFが出ていますが、どのETFのパフォーマンスが良いのでし...

 

米国株を取引する際のおすすめ証券会社を比較してみました。横並びだった米国の売買手数料にも変化が出てきています。おすすめの証券会社はどこなのか解説しています。

米国株の手数料を徹底比較!おすすめの証券会社はどこ?(2020年)最近、米国株の手数料の引き下げが行われているみたいだけど、これらを比較して見て、どこがオススメですか? できるだけ手数料の安いとこ...
ウェルスナビの自動運用でほったらかし投資が可能!
WealthNavi

ウェルスナビは「長期・積立・分散」の資産運用を全自動でお任せできる資産運用サービス。手数料は1%のみで、国際分散投資を自動運用します。

▼ロボアドバイザーの自動運用で、時間も手間もかかりません
投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランス、全てロボアドバイザーにおまかせ。

▼安全資産の債券や金にも投資
株が大幅に暴落した際には、安全資産の債券や金が上昇するのが一般的。リスク許容度に応じてより安全な運用も可能です。

▼国際分散投資を自動運用
約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長を資産に取り入れます。

▼手数料は預かり資産の1%のみの中立な資産運用
手数料は預かり資産の1%のみ。

▼世界水準の金融アルゴリズムでポートフォリオを構築
ノーベル賞受賞の理論をベースとした世界の富裕層や機関投資家が利用する資産運用アルゴリズムで運用。

詳細は以下をクリック!

詳細ページ公式ページ