アサヒグループホールディングス(アサヒビール)の株価が最近停滞していますが、理由はなんですか?株価の推移(チャート)も知りたいです。
アサヒビールの株主優待や配当金についても知りたいです。株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。
- アサヒグループホールディングス(アサヒビール)の株価は?
- アサヒビールの株価推移(チャート)は?
- アサヒビールの株主優待と配当は?
- アサヒビールの株価が最近停滞する理由とは?
- アサヒビールの株は買い?
アサヒグループホールディングス(アサヒビール)は、ビールやチューハイなどの酒類、清涼飲料水などを事業を中心とした総合飲料持ち株会社ですね。
主力商品は「アサヒスーパードライ」。国内におけるビールのトップブランドであるだけではなく、最近では世界的にも売り上げを伸ばしています。
結論から言うと、長期保有を前提とするならば買いを検討しても良い企業だと言えます。
自分は投資歴20年以上、日本株や米国株を中心に1,000万円以上の運用をおこなっています。今回は、この経験を踏まえ記事を書いています。
なお、日本株や資産運用に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
目次
アサヒビールの株価は?
アサヒビールの株価データ(2020年2月17日現在)を簡単にまとめました。

今期業績予想が未定ということもありPERは算出されていませんが、2019年の実績でPERは15倍前後となっていて平均水準です。
配当利回りは2.87%程度とまずまずで、コロナショックによる株価下落によって配当利回りも高くなったいますね。
株主優待は100株の保有で1,000円相当のグループ商品の詰め合わせをもらえます。後ほと取り上げますが、株主限定のプレミアムビールなどから選べます。
アサヒビールの株価の推移(チャート)は?
以下が、アサヒビールの過去10年の株価推移(チャート)です。
2020年に入ってコロナショックによる株式市場暴落の影響で大きく株価が下落しています。
ただ、長期的には株価は上昇していて2013年ごろまでは2,000円を切っていた株価が、2018年初めごろに5,667円と上場来最高値を付けました。
配当金をしっかり出した上で、10年で3倍程度まで株価が上昇しているわけですから、十分すぎるパフォーマンスといえます。
厳しい競争環境にある中、主力商品であるビール、チューハイなどのアルコール飲料の売り上げがしっかり伸びているということですね。
ビールなどの飲料は、IT、AI、バイオなどの流行セクターに比べて目新しさはありませんが、着実な売り上げが見込めます。このような一見地味でもしっかりとした事業を持つ企業に長期投資すれば、報われるということです。
2018年以降は株価が停滞して、株価は下落傾向ですね。最高値圏にあった5,500円ほどの株価が、3000円台にまで下落してますね。

なお投資初心者の方には、株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

以下、コロナの影響は当然として、2018年以降に株価が下落傾向となっていた理由について見ていきます。
アサヒビールの株価が短期的に下落している理由とは?
コロナ拡大の影響をのぞいて短期的に下落傾向を示している理由は、
・国内の酒類・飲料の売り上げが不調
・1兆2,000億円の巨額M&A
です。以下詳細にみていきますね。
要因①:国内の酒類・飲料の売り上げが不調
アサヒビールでは、2018年8月に国内酒類の利益見通しを下方修正しました。以下が、直近2年間のチャートですが、この時期を境に大幅に株価は下落していますね。
アサヒビールは。主力商品の「スーパードライ」の売上げは堅調でしたが、2018年はヒット商品に恵まれなかったんですよね。
ライバルのキリンビールが2018年3月に販売した「本麒麟」が半年で累計2億本突破するなどバカ売れしたのと対照的です。
以下が2018年の事業セグメント別の売上げになってます。
国内の酒類と飲料の事業利益が、
・酒 類:-2.8%(前年比)
・飲 料:-0.6%(前年比)
となっていて苦戦していることがわかりますね。事業全体の売上げは伸びていますが、これは国際事業が極めて好調なため。
最近の株価が冴えないのは、国内事業の苦戦が要因と言えそうです。
要因②:1兆2,100億円の巨額M&A
アサヒビールは、2019年7月にアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)傘下の豪州ビール最大手カールトン&ユナイテッドブルワリーズを、1兆2,100億円の巨額M&Aを発表。株価は前日比-447円(-8.87%)の大暴落となりました
このカールトン&ユナイテッドブルワリーズは、M&Aを繰り返してきた会社で、豪州のビール市場で高いシェアを誇っているビールメーカー。この世界的大手をアサヒビールが買収しました。
国内事業が停滞傾向のアサヒビール。国際事業に活路を見出すための買収ですが、1兆2,100億円という財務負担に不安を感じる投資家らはアサヒビールを投げ売り、22日の株価が大幅安となりました。
アサヒビールの株主優待は?
アサヒビールの株主優待は、保有株に応じてグループ商品の詰め合わせから選べます。具体的には、以下のとおり。

・100株以上 500株未満:1,000円相当
・500株以上1,000株未満:2,000円相当
・1,000株以上 :3,000円相当
詰め合わせの中身は、下記のグループ商品から選べます。
(1)株主様限定プレミアムビール
(2)酒類商品詰め合わせ
(3)清涼飲料水・食品詰め合わせ
(4)アサヒグループ環境基金「水の惑星」へのご参加
(5)東日本大震災復興支援活動への寄附
アサヒビールの配当金の推移は?
以下は、アサヒビールの配当状況です。

国内事業が苦戦を強いられているとはいえ、業績全体は堅調でもあり配当もしっかりと伸びていますね。
コロナ拡大の影響で業績悪化が見込まれる中、今期2020年12月期も増配を予定しいます。
株価停滞のアサヒビール。株は買いか?
アサヒビールの株価は、直近の大幅下落で5,000円台を割り込む水準となっています。
1兆2,100億円の巨額買収による財務不安が払しょくされていませんが、長期保有を前提とするのであれば、”買い”を検討しても良いのでは、と考えます。
- 業績は底堅く長期的に上昇トレンド
- 配当は安定的かつ株主優待は魅力的
上記のとおり。以下、クイックに見ていきますね。
理由①:業績は底堅く長期的に上昇トレンド
アサヒビールの主力商品であるスーパードライの人気は底堅いですね。国内事業は苦戦ですが、国際事業は堅実に伸びています。
これは株価にも表れていて、短期的には停滞していますが10年の長期チャートを見てみると完全に右肩上がりを示していますね。
アサヒビールとしては、人口も頭打ちになる日本よりも国際市場で活路を見出そうという戦略ですが、方向性は間違っていないと考えます。
今後の業績は、国際事業次第ですが、長期的には十分に期待できるのではないでしょうか。
理由②:配当は安定的かつ株主優待は魅力的
これは詳細な説明は不要ですね。配当は安定的であり、年1回ですが株主限定のグループ商品詰め合わせがもらえます。
自分もアサヒビールを保有していた時は、「株主様限定プレミアムビール」を楽しんでいました。
なので、アサヒビールは、短期的な値上がり益を期待するのではなく優待を楽しみつつ長期的な株価の値上りを期待するという銘柄ですね。
なお、アサヒビール株を少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額手数料で1株から何度でも売買できるからです。
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、アサヒビールの株価は3698円(2020/7/2終値)で、通常は約37万円くらいの資金が必要。失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
ネオモバは2019年4月に営業開始した新興ネット証券。しかし、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社で、信頼感もあり安心して利用することができます。
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「アサヒビールの株価は?株主優待と配当は?」まとめ
今回は、アサヒビールの株価が最近停滞傾向ということで、株価の推移や停滞する理由、配当、株主優待の概要等を述べてきました。
アサヒスーパードライの人気は根強いですよね。日本国内だけでなく、世界的にも売り上げを伸ばしている。
頭打ちの国内から、積極果敢に海外への進出を進めるアサヒビールですが、今後の株価も国際事業次第であることは間違いありません。
長期的には上昇トレンドであることもあり、配当も安定的ですので、株主優待を楽しみつつ株価の上昇を期待するということだと思います。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
世界中の株、債券、金などに手間をかけずに自動運用
株式への資産運用が最もパフォーマンスが良いことは、過去のデータから明らかですが、コロナショックのように短期間で大暴落することも。
やはり資産運用の基本は、米国株、日本株を保有しつつ、債券や金、不動産などに資産を分散して長期運用するというのが合理的な手法です。
自分でポートフォリオを作って運用するのも良いですが、THEO+docomo(テオ・プラス・ドコモ)を活用して長期投資すれば、ロボアドバイザーが世界中の市場の株、債券、金、不動産などの米国ETFに分散投資してくれます。
自分も活用していますが、口座にお金を振り込めば基本的に何もしなくても良いんですよね。特にNTTドコモユーザーには、ドコモ口座と連携させたり、dポイントを通常より1.5倍もらえるなどメリットがいっぱいです。
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相場を気にしないで年率1.5〜6%で運用する方法
コロナショックの大暴落をみてしまうと株式投資はちょっと…。相場を気にしないで運用したい方はソーシャルレンディングのFundsが最適な選択肢かもしれません。
Fundsの最大の価値は株やFXのように相場の値動きを常にチェックして売買を行う必要がないこと。日々の相場の動きを気にする必要がありません。
その特徴は、集めた資金を上場している大企業などに貸し付けること。なので比較的低いリスクの案件に投資できるので、手堅い運用ができます。
年利回りは1.5%〜6%(税引き前)が中心。銀行に預金するよりもかなり高い利回りを期待できますね。
詳しくは以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
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日本株の取引単位は100株(1単元)。例えば花王の株価は7772円(2020/10/7終値)で、通常は約78万円くらいの資金が必要なんです。
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