米国ETF

米国ETF VGKの株価は欧州先進国市場に連動!投資するメリットは?

欧州ETF VGKの株価やチャートの特徴について知りたいです。

高配当ETFやS&P500に連動するETFもありますが、これらに比べてVGKに投資するメリットは何ですか?配当実績についても知りたいです。

今回は、このような疑問を持つ方にむけて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • VGK:株価の基本データと特徴は?
  • VGKの構成銘柄とセクター比率は?
  • VGKのチャートとリターンは?
  • VGKの配当実績と増配率は?

投資歴20年のかいまるです。米国ETFや米国株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。

欧州ETF VGKの株価やチャートの特徴に関して、以下のツイートをしました。

米国ETF VGKは欧州先進国の株式市場に連動しますが、これまでのリターンは米国市場と比べると大きく劣後します。他方
・利回り3%超え
・取引しずらい欧州市場に1本で投資できる
というメリットも。なので分散を図る観点で少量保有はありえると考えます。

上記を掘り下げます。

VGKは欧州の株式市場に連動するETFで。株式投資というと日本や米国が中心となりますが、分散投資を図る観点から欧州市場へ投資するのも選択肢だと思います。

今回は、そんな米国ETF VGKを取り上げます。

なお米国株や米国ETFに関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

欧州ETF VGKの株価の基本データは?

VGKはバンガード・FTSE・ヨーロッパETFという名称で、欧州先進諸国の株式市場全体に連動するETFです。大型株だけじゃなく、中型株や小型株も含まれますね。

投資対象国

オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、 フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、 オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、 英国

欧州先進国の株式市場に連動するETF VGK。株価の基本データをまとめました。以下のとおりです。

VGKの株価基本データ
  • インデックス: FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス
  • 信 託 経 費 率 :  0.08%
  • 配 当 利 回 り :  2.32%
  • 配 当 実 績   :  1.25ドル
  • 組 入 銘 柄 数 :  約1300銘柄
  • 設 定 日:2005年3月4日

手数料が0.08%と十分安いですね。S&P500ETF VOOの0.03%に比べてちょっと高くなっていますが、日本から欧州先進国市場に投資できることを考えれば妥当なところです。

コロナショック前の配当利回りは3%台でしたが企業の業績悪化で配当利回りが2%台まで落ちてしまいました。S&P500ETF VOOと変わらない水準です。

VGKの構成銘柄とセクター比率は?

VGKの構成銘柄

構成銘柄上位10社(2020年6月30日現在)は以下の表のとおりです。

日本でも知名度の高い食品最大手のネスレや医薬品事業を手がけるロシュやノバルティスなどが上位を占めています。

2020年1月ごろは大手金融機関のHSBCもトップ10に入っていましたが、コロナショックの影響を大きく受けたこともあり圏外になってます

なお資産総額に占める上位10社の割合は約17%となっていて、それほど高い割合ではありません。

VGKのセクター比率

続いてセクター比率です。

金融、消費財、資本財、ヘルスケアの割合が高くなっていますね。この4セクターで70%近い割合となっています。

米国市場と比べて特徴的なのは、S&P500ではトップのテクノロジーの分野が、VGKではわずか7%程度に過ぎないということですね。

ナスダックETF QQQの特徴とは?」の記事でも書きましたが、好調な米国市場を牽引したのはGAFAやマイクロソフトのようなハイテク分野。

これらの比率の高い米国市場の方が成長力は高かったということでしょう。

国別構成比率

次に国別構成比率Top10です。

英国がトップなのは何となく想像がつきましたが、欧州経済を引っ張っていると言われるドイツの構成比率があまり高くないんですね。英国の6割程度です。

ドイツ銀行の没落で金融事業が強くないことと、製造業が中心で世界的な大企業が育っていないということなんですかね。

対象的なのは小国スイス。構成比率が高いのは金融に強みがあるのとと食品業界のガリバーであるネスレがあるからですね。

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VGKの株価の推移(チャート)は?

ここではVGKが設定された2005年からの長期チャートを見ていきます。以下が設定来チャートです。

赤:VGK 青:S&P500

リーマンショック後に絶好調の米国市場と比べるのは酷でしたかね。設定されてから約15年程度ですがS&P500よりも断然パフォーマンスが良くないことがわかります。

ただ意外だったのは、2005年から2008年ごろまではS&P500よりもパフォーマンスがよかったんですね。このころ米国市場はITバブル崩壊の余波もあり不調だった時期。

絶好調の米国市場と比べても「欧州は低成長ですね」という結論にしかならないので、英国市場と比べて見ましょう。

そのチャートが以下。

赤:VGK :FTSE100(英国)

英国の株式指数であるFTSE100よりもかなりパフォーマンスが悪いですね。

低成長のスウェーデンなどの北欧3国や経済が低迷しているイタリアやギリシャが含まれていることが要因ですね。

VGKのリターンは?

VGKの配当金も含めたトータルリターン(2020年6月30日現在)は以下のとおりです。

設定来リターンが3%台とかなり低いですね。

低成長の欧州経済ということを踏まえても株式の期待リターンが6〜7%ということを考えるとちょっともの足りない。低成長の欧州市場ということを考えると、しょうがないですかね。

ちなみにリーマン後の2009年に10,000ドル投資して配当金を再投資したと仮定した場合のチャートが以下。

10年で1.7倍ですね。ギリシャやイタリアの債務危機やブレグジットなどの混乱もあった割には、一応右肩上がりとなってますね。

VGKのこれまでの配当実績と増配率は?

VGKは他の多くのETFと同様に四半期に一度配当金が分配されます。配当実績は以下のとおり。

株価も横ばいですが配当金も同様に伸びてないですね。配当利回りは3%とわりと高配当ですが、過去5年間の増配率の平均が−2.84%となっていて減配傾向です。

低成長の欧州先進国市場ということもあり、配当の伸びもあまり期待できないということですね。

なお、VGKの配当金は2%台ですが、米国株には高配当でしかも連続増配を続けている企業があります。中には7%を超える銘柄や60年以上連続増配している銘柄も。おすすめの銘柄について以下の記事にまとめています。

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VGKへの投資:ちょっとだけ考察

リターンや配当金を見ていくと、あまり魅力を感じないETFですが、低いコストで欧州先進国市場にも分散投資したいという者にとっては選択肢となりますね。

過去の成長性だけを見ると米国市場一択ですけど、将来どうなるかなんて誰にもわかりませんからね。

現に2005年ごろは欧州市場の方がパフォーマンスが良かったです。

経済危機や移民問題、EU離脱問題など2019年は経済的にはあまり良いニュースのない欧州市場ですが、将来的にはこれらの問題が解決して、株価が長期的に上昇軌道に乗る可能性もありえます。

他方、北欧3国やギリシャ、イタリアなど長期的に大きな成長の見込めない国も多く含まれています。なので米国株を中心としつつサテライト的に保有するという使い方が良いと考えます。

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「欧州ETF VGKの株価」まとめ

今回は、欧州ETF VGKの株価ということで、その特徴と株価の推移(チャート)、配当金の推移等について見てきました。

VGKの特徴をまとめると、

・欧州先進国の株式市場に投資

・過去10年間で1.8倍のパフォーマンス

・過去10年のリターンは3.5%程度

ということですね。

過去のパフォーマンスから欧州市場単独に投資するというのは選択肢にはなり得ないですが、分散性を高める観点から投資するのはありだと思います。

特に日本から欧州の個別株投資は取引しずらいということもあり、低いコストで欧州市場全体に投資できるVGKは使い勝手が良いのでは。

ただ低成長の国が多く含まれていることもあり、米国株を中心としつつサテライト的に購入するという使い方が良いと思います。

最後に米国ETFや米国株に賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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