花王(4452)の株価の推移や特徴について知りたいです。
連続増配で人気の銘柄ですが、チャート、配当の実績や株主優待、今後の予想についてはどんな感じですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 花王(4452)の株価の状況は?
- 花王の配当と株主優待は?
- 花王の株価の推移(チャート)はどうなる?
- 花王の株は買い時?
花王の株価に関して以下のツイートをしました。
洗剤などの家庭用品最大手の花王。株価は長期的に上昇傾向です。理由としては
・30年連続増配
・業績鉄板ディフェンシブ銘柄
・5年連続増収中
ということ。欠点は人気がありすぎて株価が高止まりしていることですかね。
長期保有前提で、ポートフォリオの主力として是非とも欲しい銘柄の一つです。— かいまる (@leverage_toushi) October 4, 2019
洗剤などの家庭用品最大手の花王。株価は長期的に上昇傾向です。理由としては
・30年連続増配
・業績鉄板ディフェンシブ銘柄
・5年連続増収中
ということ。
欠点は人気がありすぎて株価が高止まりしていることですかね。長期保有前提で、ポートフォリオの主力として是非とも欲しい銘柄の一つです。
上記を深掘りします。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用していて、ネオモバで花王にも投資しています。
今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きましたので、ぜひご覧ください。
※月額20円で1株から取引し放題の証券会社
できるだけコストをかけずに日本株を取引したいならSBIネオモバイル証券(略称:ネオモバ)が良いかも。ネオモバなら毎月50万円まで実質月額20円で1株から取引し放題。しかもTpointで株が買えるのでお得に取引できます。
目次
花王(4452)はどんな会社?

花王は洗剤や化粧品など日用品などを製造する家庭用品最大手の企業ですね。
洗濯洗剤のアタック、シャンプーのメリットなど、ほとんどの人が聞いたことのある商品を提供しています。
花王の商品は、洗濯洗剤や歯磨き粉など日常生活の中で使用するものが多いので、おそらく一度は花王の製品を使ったことのある方が大半なのでは。
花王は、このような日用品だけじゃなくソフィーナやカネボウなどの化粧品事業やヘルシアなどのヒューマンヘルスケア事業なども強いですよね。
以下が花王の事業セグメント別の売上高比率。

最も振り上げの高いファブリック&ホームケア事業で22.8%程度で、事業分野が偏っていないのが花王の強みといえますね。
今回はこの花王を取り上げます。株の状況や株価推移はどうなのか、以下見ていきます。
花王(4452)の株価の状況は?
では早速ですが花王の株価データを見て行きましょう。

株価の指標に関しては、連続増配銘柄として人気の花王株ですが配当利回りは1.8%とあまり良くないですね。増配率以上に株価が上がっているということなのでしょう。
PERの目安は13~15倍ぐらいですから27倍というのは割高な水準ですかね。
2019年における同業他者のPERと比較してみると
- ライオン:29.1倍
- ユニ・チャーム:31.1倍
- 資生堂:40.8倍
となっていて、むしろ花王のPERは低いといえますね。
人気のディフェンシブ銘柄で株価は長期的に上昇中。同業他社に比べて売り上げが順調に伸びているといことなのでしょう。
花王の配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下が花王の配当金の実績です。

参照:花王HP 株主還元方針
文句のつけようがないですね。
2019年度は当初の予定通り130円の配当が実施されたので30年連続増配を達成。この連続増配記録は日本企業の中では最長なんですね。
さらにすごいところは2014年以降の増配率上昇ペースが加速しているところですね。最近の業績が好調だということでしょう。
直近5年間の配当性向は34%〜39%となっていて、無理のない範囲で配当を実施していることがわかります。
花王の配当方針を見ると、
安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点から下記の優先順位で有効活用し、さらなる成長をめざします。
- 将来の成長に向けての投資 (設備・M&A等)
- 安定的・継続的な配当
- 自己株式の取得と借入金などの有利子負債の早期返済
としているので、成長を重視しつつ安定的な配当も行うということ。
洗濯洗剤や歯ブラシ粉などの日用品は、景気の動向で売り上げが大きく落ち込むことがありません。
余力十分の配当性向も考えると、今後も配当金の上昇傾向は続くと考えられます。
花王の株主優待は?
日本企業における連続増配株の代名詞ともいえる花王。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、
花王は株主優待を実施していません。残念です…。
洗濯洗剤のアタックや入浴剤のバブなど、自社製品を株主優待にすれば、もっと人気が出ると思うのですが…。
株主還元は配当金を増配することによって、投資家の期待に応えるということなのでしょう。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

花王の株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
日本の日用品メーカー最大手の花王ですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
花王の長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
申し分のない綺麗な右肩上がりのチャートですね。
2013年ごろに2000円程度だった株価が、アベノミクスもあり2016年ごろに6000円を超える水準まで上昇していますね。
3年で株価3倍ですから配当金も考えると十分すぎるパフォーマンスですね。
その後一旦調整に入りますが2017年以降に再び上昇。
2018年以降、7500円〜9000円程度で株価は推移しているのがわかります。
花王の2年短期チャート
以下が花王の2年短期チャートです。
株価はほとんど上昇していないですね。7500〜9000円のレンジで推移しています。
コロナショックでも7500円の支持線で反発していることもあり、チャート的にはこのラインが強力なサポートラインとなっています。
いずれにしても短期的には調整局面と言って良いですね。
なお、株は値動きが荒くリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

30年連続増配中の花王。最近の株価が停滞しているのは何故なんですかね?
次に花王の業績を見ていきます。
花王の業績推移は?
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。


過去5年間売上高・利益ともに順調に伸びており、完全な上昇傾向でしたが、新型コロナ拡大の影響を受けた2020年は減収減益予想となっています。
渡航制限によるインバウンド需要が見込めない中、化粧品事業を中心に売り上げが悪化しているのが要因。
もともと営業利益を4~9%増の2200億~2300億円を予想していたものを、1900億円に下方修正しています。
参考記事:花王の20年12月期、一転営業減益 化粧品など苦戦(日経新聞)
株価が上昇傾向の花王。株は買い時?
業績鉄板、株価も上昇傾向の花王。株は買い時でしょうか?
個人的な好みも入っていますが、長期投資を前提とするのであれば花王株は買いを検討しても良いのではと考えいます。
理由を端的に言えば、
・30年連続増配銘柄
・業績鉄板のディフェンシブ銘柄
・海外の売り上げ比率も高い
の3点に集約されますかね。
米中貿易摩擦や世界経済の減速懸念もあり、株式市場全体の先行きについて不安をもつ投資家も多くなってきています。
こういう状況下では景気敏感なIT、自動車、金融株のようなセクターより、花王のような日用品を取り扱うディフェンシブ銘柄が買いが入りやすいですよね。
医薬品銘柄も同様に景気に左右されないディフェンシブ銘柄といわれますが、新薬の開発や薬価の動向に株価が大きく影響を受け易いです。
日本の医薬品業界最大手の武田薬品ですら株価低迷にあえいでいますね。
参考記事:武田薬品工業の株価が下落!高配当も7兆円巨額買収で財務悪化。減配は…?
なので世界経済の不透明感が強い状況下では、花王のようなディフェンシブ銘柄が良いのでは、と考えます。
ただ、しいて気になる点をあげるとすれば、
- 配当利回りが低い
- コロナの影響で今期減収減益予想
- 株主優待がない
の3点ですかね。
特に売り上げの減少が今後も続くのかどうかについては、注視していく必要があります。
実質月額20円で1株から取引し放題の証券会社
なお、少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額手数料で1株から何度でも売買できるからです。
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、花王の株価は7772円(2020/10/7終値)で通常は約78万円くらいの資金が必要。
失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。それがネオモバなら約7800円から購入可能です。
ネオモバは2019年4月に営業開始した新興ネット証券。しかし、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社で、信頼感もあり安心して利用することができます。
詳細は以下の記事にまとめています。

「花王の株価の分析」まとめ
今回は花王の株価の分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は売りかなどについて述べてきました。
日本の日用品メーカーでは業界最大手の花王。景気動向に影響を受けない業績鉄板のディフェンシブ銘柄です。
株価は長期上昇傾向であり、かつ30年連続増配。非の打ち所がありません。
世界経済の減速懸念が高まっている状況でもあり、ポートフォリオの主力として是非とも欲しい銘柄の一つと言えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
最初のネット証券ならSBI証券がオススメ!
これから投資を始めたいけど、証券会社がたくさんあってどこにしたら良いか迷っている方多いと思います。
ネット証券にはそれぞれ異なる特徴や強み、力を入れているサービスに違いがあるので、どれが自分にあうネット証券か本当に迷いますよね。
そんな方は、多くの商品を取り扱っていて手数料も業界最安水準のSBI証券がオススメです。
口座数や経営規模の面で、他のネット証券を圧倒。まずはSBI証券で間違いはありません。
自分は現在ネット証券6社の口座を利用していますが、扱っている商品やサービスの種類が豊富で、しかも手数料も他に比べて安く、評判どおりSBI証券の総合力が最も高いと感じています。
詳細は以下の記事にまとめてますんで、ぜひご覧ください。

資産運用に関連するお得なページを以下にまとめました。本当に役に立つ情報ばかり。ぜひご覧ください!
・手数料”実質タダ”で取引し放題の証券会社
・Tポイントで投資信託を購入できる証券会社
・資産運用に関するおすすめ本
・手間をかけず自動運用する方法
・相場を気にしない年率5%程度の投資法
関連記事・おすすめ記事
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
化粧品株の今後の見通しを分析しました。日本の国内市場で化粧品は数少ない成長分野です。おすすめの銘柄についてもまとめてます。

化粧品業界最大手の資生堂の銘柄分析。特徴を一言で言えば海外の売り上げ比率が5割りを超えていることでしょう。今後の見通しは?

コーセーの銘柄分析です。インバウンド需要で業績が潤いましたが米中貿易戦争による中国経済減速懸念、新型肺炎の影響で業績予想を下方修正。今後の見通しは?

化粧品銘柄の中ではファンケルの業績は比較的堅調ですね。 2017年以降の株価もなんと3倍!その秘密について分析です。

日本株の取引単位は100株(1単元)。例えば花王の株価は7772円(2020/10/7終値)で、通常は約78万円くらいの資金が必要なんです。
失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
それがネオモバなら約7800円から購入可能。
少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額利用料で1株から何度でも売買できるからです。
ネオモバは2019年4月に営業開始した新興ネット証券。しかし、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社で、信頼感もあり安心して利用することができます。
詳細は以下をクリック!
申し込みは公式ページから5分程度で完了、無料登録することができます。