イオン(8267)への投資を考えているけどイオン株は買い時ですか、それとも危険ですか?決算を受けて株価が下落しているようですが…
イオンの株価推移(チャート)や配当、株主優待についても知りたいです。
このような疑問をもつ方に向けて記事を書きました。
- イオンの株価が下落…その推移と株価の予想は?
- イオンの株価が大幅下落している理由とは?
- イオン株は買い時?それとも危険か?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1500万円以上の資産を運用中。優待目的でイオン株を保有して5年になります。
イオンは言わずと知れた国内最大の流通企業グループ。傘下にイオンモール(総合ショッピングモール)やマックスバリュー(スーパーマーケット)、ミニストップ(コンビニ)、ウェルシア(ドラッグストア)など、多くの小売企業を抱えています。
日本国内だけではなく、世界11カ国に事業展開しており、売上高は約8兆円と日本の流通業の中で最大規模となります。
イオンの業績は堅調で、株価も5年間で倍になりました。キャッシュバックを受けられる株主優待も魅力的なため、個人投資家に人気の銘柄です。
この記事では、イオンの株価の状況、業績や株は買い時かどうか見ていきます。
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目次
中間決算でイオンの株価が下落…株価の状況は?
コロナ拡大の影響で赤字継続
新型コロナ拡大の影響もありイオンの赤字が続いています。
2020年10月7日に発表した2020年6~8月期の連結決算は、最終損益が35億円の赤字(前年同期は81億円の黒字)でした。
赤字額自体は、商業施設の運営や金融事業の回復したため3~5月期(539億円の赤字)から大幅に縮小。
しかしコロナ後の需要回復による業績期待が高く、株価が上昇していたこともあり、翌日の株価は3%以上の大幅下落となりました。

この下落傾向は続くのか?株価のデータを見ていきましょう。
イオンの株価データ
イオンの株価データ(2020年10月8日現在)を簡単にまとめました。

最近の株価下落で配当利回りは1.3%程度と、利益率の低い小売り業としてはまずまずといったところだと思います。
PERの推移が以下のチャートです。イオンのPERは高くて実績ベースで平均70を超える水準です。PERの目安は13~15倍ぐらいですから、数値だけで判断すると株価はかなり割高といえるでしょう。
イオンのPER推移(過去3年)

イオンの株価推移(チャート)
次に、イオンの株価推移をみていきますね。以下のチャートは過去10年間の株価推移です。
長期的に下値を切り上げて株価は上昇していますね。
2013年ごろまで1000円程度だったのが2020年後半ごろに2500円まで上昇。7年で2.5倍ですから十分すぎるパフォーマンスです。
2年の短期チャートをみると2020年3月のコロナショック後も株価が急騰しているのがわかります。
新型コロナ拡大でも”巣ごもり需要”により、日用品を扱うスーパーの売り上げが堅調との見方もあり株価が上昇したということです。
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イオンの株価が2018年末に下落した理由は?
2020年のコロナショック後の株価は堅調なイオンですが、2018年末に株価が急落しました。その理由を見ていきましょう。
- 2018年12月の株価急落は経済の先行き懸念
- 2018年の業績の下方修正
- スーパー事業の不振
ということですね。クイックにみていきます。
2018年12月に株価急落
国内小売流通業のガリバーであるイオンですが、2018年12月は、
・2018年12月13日:2732円
・2018年12月26日:2078円
わずか2週間程度で-23.9%と暴落といって良いほど、株価が大幅下落しました。
これは、この時期に悪い決算が発表されたわけではなく、2018年末のアップルショックにより、世界経済先行き懸念が広がり株式市場全体が大きく値下がりした影響を受けたもの。
イオンは、2018年に1.5倍以上、大幅に株価が上がっていましたので、アップルショックをきっかけに大幅に売られたものと考えられます。
このように株は短期的に大きく下落するのでリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

イオンの株価下落傾向が続いている理由は業績の下方修正
米国FRBの政策金利引き上げの停止などによる世界の株式市場の回復に併せて、イオンの株価も2月ごろに2,100円から2,400円程度まで持ち直しました。
しかし、4月5日に2018年度の業績予想を下方修正したことにより。
・2019年4月1日 :2,342円
・2019年4月12日:2,016円
と、わずか2週間程度で-13.9%と株価が大幅下落。5月には2,000円を割ってしまいましたね。業績予想の下方修正を見ると、
- 売 上 高:8兆7,000億円 ⇒ 8兆5,180億円
- 営業利益:2,400憶円 ⇒ 2,120億円
- 最終利益:350億円 ⇒ 236億円
となっていました。
イオン側の説明では、2018年に集中豪雨や台風、地震など災害による店舗への影響や、平年より気温が高い日が続いたことによる影響とのこと。
ただ、ちょっと業績予想が高すぎた感はありますね。
スーパー事業の不振
イオンの本業であるスーパー事業の改善が進んでいないことも下落が続いている要因の一つですね。
以下の表は、各セグメント別の営業利益をまとめたものですが、スーパー事業ではほとんど利益が出ていないことが分かります。
稼ぎ頭は、ドラック事業、金融事業、不動産事業の3つ。直近決算でも、スーパー事業の業績回復が見えなかったということです。
2017年度業績 | 対前期比 | |
---|---|---|
GMS(総合スーパー)事業 | 105億円 | 黒字転換 |
SM(食品スーパー)事業 | 307億円 | ▲9% |
ドラッグ・ファーマシー事業 | 277億円 | 26% |
総合金融事業 | 679億円 | 13% |
ディベロッパー事業 | 515億円 | 10% |
サービス・専門店事業 | 202億円 | ▲23% |
国際事業 | 2億円 | 黒字転換 |
2,102億円 | 14% |
中間決算で株価下落のイオン…業績の推移は?
業績予想は下方修正しますが、イオンの業績そのものは、着実に増収増益となっていて、悪くありません。その推移は以下のとおりとなっています。
イオンの業績推移(過去5年)


イオンは銀行や不動産などの事業が好調で、本業のスーパー事業の不振をカバーし、グループ全体の業績を支えています。
小売り業はイオンに限らず、人件費や材料費の増により、業績が悪化しています。しかし、イオングループ全体としての業績は堅調といえます。
ただ、さすがに新型コロナ拡大による外出自粛もあり2021年2月期は減収減益ですね。
イオン株は買いか?それとも危険?
値上り益を狙うのであれば、スーパー事業の回復を見極めてからでも良いと思いますが、株主優待目的で長期保有を前提とするのであれば、”買い”を検討しても良い水準と思います。
- グループ全体の業績は底堅い
- 配当金は着実に増配されている
- 株主優待でキャッシュバックを受けられる
上記のとおり。以下、クイックに見ていきますね。
グループ全体の業績は底堅い
金融や不動産事業の業績は好調で、グループ全体の業績が底堅いですね。
業績不振にあえいだソニーも、本業である製造業が不振の間、ソニー生命やソニー銀行などの金融事業でグループの業績を支えていました。
今は本業のスーパー事業が不調ですが、海外への進出も進んでおり、将来的にはこれらの事業も期待して良いと思います。
なお、少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額の利用料で1株から何度でも売買できるからです。
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、イオンの株価は2840円(2020/10/8終値)で、通常は約28万円くらいの資金が必要。失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
ネオモバは2019年4月に営業開始した新興ネット証券。しかし、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社で、信頼感もあり安心して利用することができます。
詳細は以下の記事にまとめています。

イオンの配当金は着実に増配している
これまでのイオンの配当実績は、
イオン配当実績
- 2015年 28円
- 2016年 28円
- 2017年 30円
- 2018年 30円
- 2019年 34円
となっています。着実に配当額が伸びてますね。
また、創業から50周年にあたることから、2019年は記念配当として2円増額して36円の配当とすることが決定されています。
以下、イオンのプレスリリースの抜粋です。
2020 年2月期の利益配分(予定)
当社は、2020 年、前身であるジャスコ株式会社の誕生から 50 周年を迎えました。株主の皆さまからの永年にわたるご支援にお応えするため、2020 年2月期の剰余金の配当予想は、上記の基本方針に基づく中間 17 円、期末 17 円の普通配当に、記念配当として中間1円、期末1円を加えた、1株当たり年間配当金 36 円とさせていただく予定です。
イオンの株主優待でキャッシュバックを得られる
イオンの株主優待で最大のメリットは、イオン系列のスーパーで買った金額に応じてキャッシュバックを受けられることです。
買い物の際に、オーナーズカードを提示することにより、保有する株数に応じて以下の比率となります。

出所:イオンHPより
3,000株保有すれば7%のキャッシュバックを受けることができますが600万円以上の資金が必要ですね。なので、多くの個人投資家は優待目的としては100株を保有して3%のキャッシュバックを受けるのが現実的ではないでしょうか。
もちろん、イオングループの店舗が自宅近くにあり、将来的にもこれらの店舗を使い続けるのであれば、株価のタイミングを見て500株、1000株と買い増ししていくのもありだと思います。
さらに、毎月20日と30日のイオンお客さま感謝デーのときも、このキャッシュバック特典が受けられます。「お客さま感謝デーの5%割引特典」にプラスして、3%キャッシュバックまであるので、併せて8%も得することになります。
3,000株保有で5%+7%=12%と圧倒的な割引率ですね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

「イオンの株価が下落」まとめ
今回は、イオンの株価が2020年中間決算を受けて下落しているということで、その理由と最近の業績、イオン株は買いか?について述べてきました。
イオンの業績の底堅さを考えれば買いを検討しても良い水準であると考えます。配当も伸びていますし、キャッシュバックを受けることができる株主優待も魅力的です。
一方、スーパー事業が振るわないことには注意が必要ですね。株価が長期低迷するか回復するかどうかは、本業の業績次第であると考えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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