米国株

エイリス・キャピタルは株価下落時を狙え!11%超え高配当も高リスク?

米国株のエイリス・キャピタル(ARCC)への投資を考えています。エイリス・キャピタルの株価の見通しや今後の予想を知りたいです。

配当利回り11%超えと聞いてますが、リスクは高いですかね?株価の推移やチャートの特徴はどんな感じですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • エイリス・キャピタル(ARCC)って何の会社?
  • エイリス・キャピタルの株価の推移(チャート)と特徴は?
  • エイリス・キャピタルの配当金の推移は?
  • エイリス・キャピタルの今後の予想は?高配当で株は買いか?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。

結論から言うとエイリス・キャピタル(ARCC)株は、

・11%超えの高配当銘柄

・平常時のリターンはS&P500超え

・平常時の配当水準は安定的

・上場前の新興企業に投資できる

ということもあり、わりとおすすめできる銘柄だと考えます。

特に11%を超えている配当利回りは非常に魅力的であり、ポートフォリオ全体のインカムを増やしたい方にはうってつけの銘柄といえます。

他方、エイリス・キャピタルはBDCと呼ばれるベンチャーや中小企業への投資事業会社という性質上、金融危機の際には株価が大きく下落するというデメリットもあります。

今回は、そんな高い配当利回りが魅力のエイリス・キャピタル(ARCC)について銘柄分析です。

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エイリス・キャピタル(ARCC)ってどんな会社?

エイリス・キャピタル(Ares Capital Corporation, ARCC)は、1997年に設立されたBDC(Business Development Companies)と呼ばれる事業開発会社の最大手です。

このBDCは、米国の新興企業や中小企業の事業を金銭面や経営面からサポートする会社で、将来の成長が十分に見込めると判断した企業に融資や株式への投資、経営の助言などを行います。日本で言えばベンチャー・キャピタル(VC)に近い形態ですかね。

新興企業や中小企業は、しっかりとした利益が出るビジネスが確立していなかったり、倒産リスクが高いということもあり、金融機関から融資を受けることができなかったりします。

BDCはそうした企業に対して投資することで、コンサルタント料や株式売却益などで収益をあげるビジネスモデルです。

出資した新興企業が将来上場することになれば、株式売却で大きな利益を得ることができる反面、企業が倒産してしまうリスクも高いといえます。

このBDCの投資先には上場していない新興企業も含まれるので、エイリス・キャピタルへの投資を通じてこれら非上場企業にも投資ができるということになります。

次に株価や配当、最近の動向について見ていきます。

エイリス・キャピタルの株価の状況は?

では早速ですが、エイリス・キャピタル(ARCC)の株価の状況をみていきましょう。株価データ(2020年10月30日現在)を簡単にまとめました。

株価データ
  • 株 価:  13.83ドル
  • P E R :   8.5倍
  • 配当金:  1.60ドル
  • 配当利回り:11.49%

なんといっても配当利回りが11%超えと極めて高いことが注目されます。

BDCは、課税所得の90%以上を投資家に分配すれば法人税が免除されるんですね。エイリス・キャピタルの配当利回りが高いのは、この制度のためです。

エイリス・キャピタルの株価の推移(チャート)は?

それではチャート見ていきましょう。以下は過去5年の株価推移になります。

赤:ARCC 色:S&P500

エイリス・キャピタルの株価は約5年でほとんど変わってないですね。

2019年末ごろまではじわじわと上昇傾向でしたが、コロナショックで急落して以降、株価は半値戻しといったところです。

既にS&P500はコロナ暴落前水準を回復していることもあり、大きな差がついているのがわかります。

しかし配当を再投資したチャートで比較すると違った景色が見えてきます。

青:ARCC 赤:S&P500

このチャート見ると、コロナショックのあった2020年2月まではARCCのリターンがS&P500をおおむね上回っていることがわかります。

高配当銘柄はS&P500よりリターンが低いケースが多いので、ちょっと意外な結果ですね。金融危機などがない時期であれば、S&P500よりも高いリターンが期待できるということ。

配当金はわりと安定しているので、株価が下落したタイミングでARCCを購入すると高い配当を得つつ、S&P500超えのリターンを期待できます。

このように銘柄の特徴には違いがありますから、その違いを踏まえ投資先を検討することで投資の勝率を高めることにつながります。投資理論を知るための、おすすめの米国株投資本については、以下の記事にまとめていますのでぜひご覧下さい。

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エイリス・キャピタルの配当実績は?

次に配当実績を見ていきます。

エイリス・キャピタルは配当利回り11%を超えている、超高配当銘柄といえますが、最近の配当水準は安定していますね。

増配傾向ではないですが、リーマンショック後の2012年以降は安定した水準を保っています。

課税所得の90%以上を投資家に分配していることもあり、配当金はどうしても収益に左右されやすく、過去10年間で減配は4回あります。

リーマンショックのあった2008年は配当金が半分以下になっており、金融危機があると大幅減配が避けられないということです。

米国株の魅力は、高配当だけじゃなく連続増配銘柄が多いことです。配当利回り7%超えの銘柄や60年以上連続増配しているなど素晴らしい銘柄が米国にはたくさんあります。以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

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エイリス・キャピタルの売上高は?

次にエイリス・キャピタルの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益の推移となっています。

チャイナショックのあった2015年の利益は大きく落ち込んでいますが、米国経済の好調さもあり、その後の業績は右肩上がりです。

やはりBDCは新興企業や中小企業に投資するという性格上、米国経済や景気の動向に大きく影響を受けるということでしょう。

2017年には同業の大手BDCのアメリカン・キャピタルを買収するなど、積極的な買収策で急成長を遂げています。

特筆すべきは利益率の高さですね。純利益率は70%を超えており、コンサルや企業への投資が業務ということで非常に利益率が高くなっています。

エイリス・キャピタルの株は買いか?

結論から言うとエイリス・キャピタルの株は、

・11%超えの高配当銘柄

・平常時のリターンはS&P500超え

・平常時の配当水準は安定的

・上場前の新興企業に投資できる

ということもあり、わりとおすすめできる銘柄だと考えます。

日本からでは投資困難な上場前の有望な米国のベンチャー企業に、間接的に投資できるのも大きな魅力です。

BDCは新興企業や中小企業に投資をするわけなので、リスクが高いことは確か。しかし法令等で投資対象を分散することや銀行からの借入が制限されるなど、リスク分散は図られています。

現にエイリス・キャピタルは300以上の企業に投資をしていることもあり、平常時であれば大きな業績悪化の可能性は低いと考えられます。

他方、リーマンショックやコロナショックなどの金融不安あると、S&P500以上に株価は大きく下落して戻りも遅いです。

なので、ARCCへの集中投資はしない方が無難で、ポートフォリオ全体の配当水準をあげる目的で数%程度持つのが良いと考えます。

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エイリス・キャピタルの株は買い時か?まとめ

今回はエイリス・キャピタル(ARCC)の銘柄分析ということで、株価の推移(チャート)や特徴、株は買いかについて述べてきました。

新興企業などのベンチャー企業に投資をするBDCのエイリス・キャピタル。最大の魅力は11%を超えている高い配当水準です。

BDCという性格上、金融危機や景気後退には株価は大きく下落しますが、ARCCの投資先はしっかりと分散されており、リスクは限定的。

平常時のリターンがS&P500を超えているのもポイントが高いです。

日本の投資家が上場前の米国新興企業に投資することは困難。その点、エイリス・キャピタル株を購入することで米国の有望なベンチャー企業に投資ができる。

エイリス・キャピタルはそんな銘柄といえそうです。

最後に米国株やETFに賢く投資するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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なお米国株や資産運用に関連するお得な情報について、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

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