第一三共(4568)の株価の推移や特徴、チャート、配当実績や株主優待について知りたいです。
株価上昇中ですが、今後の見通しや予想はどんな感じですか?
このような興味を持たれている方に向けて記事を書いています。
- 第一三共(4568)はどんな会社か?
- 第一三共の株価の状況は?
- 第一三共の配当実績や株主優待は?
- 第一三共の株価の推移(チャート)は?
- 第一三共の業績推移は?
- 株価が上昇傾向の第一三共。株は買い時?
第一三共について株価と業績を分析していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
第一三共(4568)はどんな会社?

第一三共は、2005年に三共株式会社と第一製薬株式会社とが経営統合して発足した医薬品メーカーです。
業界の中では、循環器と感染症薬に定評があり、高血圧症治療剤「オルメサルタン」をはじめ、「エドキサバン(抗凝固剤)」や「プラスグレル(抗血小板剤)」などの主力薬を有しています。
取り扱う医療用の医薬品の総数は、業界トップクラスの150品目もあるんですね。
現在、2025年に向けた長期ビジョンを策定して「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」を目指しがん領域の医薬品開発に注力。
5年間でなんと1兆1000億円を超える研究開発費を投入!がんに対する新薬を創出すべく経営に取り組んでいます。
ちなみに、現在の従業員数は連結で15,720名で、社員の平均年収は、約1,126万円!です。
次に、株の状況や株価推移はどうなのか、見ていきます。
第一三共(4568)の株価の状況は?
では早速ですが第一三共の株価データ(2020年11月25日現在)をチェックしていきましょう。

現在の株価は3,700円前後です。取引単位は100株なので、37万円程度で第一三共株を所有することが可能です。
第一三共のPER(株価収益率)は135倍です。業種平均が38倍程度ですからかなり人気が高まっていますね。。
配当利回りは、0.76%ですので配当をあてにする株ではありません。
第一三共の配当実績は?
続いて配当実績を見ていきます。以下が第一三共の配当金の実績です。

21年3月期の増配が予定されていますが、それまでの配当金は23.33円で横ばいが続いていました。
製薬業界は、厳しい世界競争を勝ち抜くために莫大な研究開発費を投入する必要があるので、高水準の配当を期待するのは酷かもですね。
第一三共の株主優待は?
さて配当利回りは若干低い第一三共。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、
第一三共は株主優待を実施していません。残念です…。
医薬品メーカーということもあり、自社製品を優待に活用しづらいということですかね。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

第一三共の株価の推移(チャート)は?
続いてチャートを確認していきましょう。ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
第一三共の長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
長期的には綺麗に右肩上がりのチャートになっています。
2011年ごろの700円付近から2020年には3500円突破と5倍近くにまで上昇しています。
第一三共の2年短期チャート
以下が第一三共の2年短期チャートです。
2019年に、開発中の抗がん剤『トラスツズマブ・デルクステカン』について、英製薬大手のアストラゼネカと提携すると発表。
発表の翌日である3月29日にストップ高となって以降、力強い株価の値動きが続いています。
2020年に入って、コロナショックで1800円台まで急落した後、1か月で元の水準に急回復。
7月のアストラゼネカとの提携発表も3000円台に回復し、そのまま上昇。
9月30日に1対3で分割も経て、11月には3500円台を突破しました。さて、この先どこまで、株価は上がるのだろう、というところでしょうか。
なお、株は値動きが荒くリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

第一三共の業績推移は?
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。


年1000億円以上の売り上げをほこる高血圧症治療薬「オルメサルタン」の2016年の特許切れが心配されましたが、その後の売上高は堅調ですね。
ただ、2021年の業績は減収減益を予想されていることもあり、今後のがん新薬開発が期待されます。
株価が上昇傾向の第一三共。株は買い時?
第一三共の株価は、がん新薬開発の期待感から上昇基調ですが、これらの新薬の製造・販売が軌道にのればもう一段高が期待できると思います。
直近のROEは10.10%で高ROEです。18年3月期が5.22%、19年3月期は7.84%でしたので急速に経営効率を上げています。
第一三共にとって、5年間で1兆円以上の研究開発費を投じているがん治療薬を軌道に乗せることができるかですね。
年間3000億円を稼いで同社の経営を支えてきた高血圧症治療薬『オルメサルタン』の、特許が切れるんですね。
がん治療薬のマーケットは、今後も世界的で成長が見込める「成長産業」なんですね。2020年代半ばには25兆円程度の巨大マーケットになるとの試算があります。
第一三共のがん事業は足元で200億円の規模ですが、同社は2025年度までにその売上収益を3000億円規模にする、つまり、完全に『オルメサルタン』が抜けたの穴を埋めるという目標を掲げています
株が買いかどうかのポイントは、がん治療薬の事業化が成功するかどうかにかかっているといえます。
「第一三共の株価はどこまで上がる」まとめ
今回の記事の第一三共の株価はどこまで上がる?ということで、株価の基本データ、配当、チャートなどを見てきました。
第一三共は、ノンコア部門である大衆薬部門を売却し、5年間で1兆円以上にものぼる研究開発費を投じてがん治療薬の開発に集中しています。
株価は上昇基調ですが、このがん新薬の期待感から買われているんですね。このがん新薬の製造・販売が軌道にのれば株価はもう一段高が期待できると思います。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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