ライザップ(2928)の株価の推移や特徴が気になります。RIZAPグループの株価が暴落しているようですが…
急成長で人気の銘柄ですが、チャート、配当の実績や株主優待、今後の予想はどうですか?
このような興味を持たれている方に向けて記事を書いています。
- ライザップ(2928)はどんな会社?
- ライザップ(RIZAP)の株価の状況は?
- ライザップの配当実績や株主優待は?
- ライザップの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
- ライザップの業績推移は?
- 株価が低迷傾向のライザップ。株は買い時はいつ?
ライザップグループは、トレーニングジム「RIZAP」をはじめ、健康食品・美容・アパレル・出版など多岐にわたる分野の子会社を持つ持株会社です。
タレントが「RIZAP」でダイエットをするというCMでもおなじみですよね。
もともとは「健康コーポレーション」という健康食品の販売を行う企業でしたが、積極的なM&Aによって会社を急拡大。
しかし、異業種への参入を急ぎすぎたこともあり、業績に急ブレーキがかかり株価も暴落…。
今回は、そんな話題の銘柄であるライザップについて株価と業績を分析していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。
今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
ライザップ(RIZAP)はどんな会社?

ライザップグループは、トレーニングジム「RIZAP」をはじめ、健康食品・美容・アパレル・出版など多岐にわたる分野の子会社を持つ持株会社です。
ライザップグループの買収企業数は、最大で85社にまで達しました。ライザップグループは買収企業数を増やし続けて急成長。
短期間で増えすぎた買収企業数はかえって経営を圧迫させてきました。
2020年6月現在の主要子会社は約30社ですが、今後もグループ企業の整理を計画していることから、主力子会社として残る企業もさらにシェイプアップが必要な可能性もあります。
そんなライザップの、現在の社員数は単体で333名、連結で6,498人です。
次に。株の状況や株価推移はどうなのか、見ていきます。
ライザップ(2928)の株価の状況は?
では早速ですがライザップの株価データを見て行きましょう。

現在の株価は140円前後です。取引単位は100株なので、1万4,000円程度でライザップの株を所有することが可能です。
株価が下落しているにもかかわらず、ライザップのPBR(株価収益率)は、3.53と、かなり割高ですね。
ライザップの配当実績は?
続いて配当実績を見ていきます。以下がライザップの配当金の実績です。

19年3月期、20年3月期と2期連続無配となっています。2021年3月期の配当金の支払いは未定。
経営再建によるコスト増での赤字に加え新型コロナによる影響もあり業績見通しが未定となっていることが背景です。
ライザップの株主優待は?
ライザップでは、現在ポイント進呈という形で株主優待を行っています。
ポイントは、ライザップグループ会社の優待カタログで使用することができ、所有株数に応じて、ポイントが付与されます。
所有株数 | 付与される優待ポイント |
100株 | 2,000ポイント |
200株 | 4,000ポイント |
400株 | 6,000ポイント |
800株 | 12,000ポイント |
1,600株 | 24,000ポイント |
2,400株 | 30,000ポイント |
4,000株 | 36,000ポイント |
8,000株 | 72,000ポイント |
16,000株 | 144,000ポイント |
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

ライザップの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
ライザップの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
月足を見てみるとライザップの株価が2017年にピークを付けた後、10分の1になってしまいました。
その原因は、積極「M&A」経営手法が実質的な収益力をともなっていないことが要因です。
M&Aした企業の経営再建も上手くいっていないんですよね。買収した企業は、一見好業績に見えたが、実は全く収益が上がっていませんでした。
赤字企業を次々とM&Aしたことで、割安で買ったために発生した「負ののれん」を営業利益に計上したことでライザップの業績が悪化。
この問題が明るみになったのが2018年ごろであり、この時の業績大幅下方修正により株価も急落。
以来、コロナなどもあり、株価が低迷したままになっています。
ライザップの2年短期チャート
以下がライザップの2年短期チャートです。
19年5月~20年10月の日足では、コロナショック前から始まっていたライザップの急拡大M&A経営への疑問が広がり、株価は回復できないままになっています。
会員制ビジネスなどはコロナでの外出自粛なども回復の足を引っ張っています。
なお、株は値動きが荒くリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

ライザップの業績推移は?
続いて業績を見ていきましょう。
過去5年の売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。

売上高は先ほど説明した過剰なM&Aもあり、売上高は右肩上がりに見えますが、経営再建の費用もうなぎ上りにかさんでおり、利益は赤字で推移しています。
20年3月期には赤字幅は縮小されましたが、新型コロナで店舗系ビジネスが休業に追い込まれていたこともあり、今後も継続的に決算の確認が必要な状況です。
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- キャッシュフロー等の財務指標も過去10年分グラフ化
- PER・PBR・配当利回りといった指標の過去推移を可視化
- 業績ニュースや適時開示を一覧表示
- 複数銘柄を一覧で比較可能
ということです。
正直言って、これだけの機能を無料で利用できるのは驚きだし、他の主要証券会社と比較しても明らかに優れています。
自分も、とあるサイトの有料情報を活用していたこともありますが、それと比較しても銘柄スカウターの機能の方が使いやすいです。
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今回の記事も、マネックス証券の銘柄スカウターを用いて分析を行いました。
詳細は以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。

「ライザップの株価が暴落」まとめ
今回は「ライザップ(2928)の株価が暴落」ということで、配当や株主優待、業績推移、チャートなどについて書きました。
M&Aによる企業買収で、本業と関連のないビジネスまで急拡大し、多額の営業損失を計上。
現在は「選択と集中」による「構造改革」というボディメイクを自分に行っている最中です。
株価チャートもまだ反転の兆しはなく、低迷を続けそうであるため、決算内容で事業の立て直し、チャートの反転の両方を確認するまで様子見するべきかと思います。
かきっかけがないと低迷した状態がこのまま、継続しそうです。少なくともチャートのトレンドが反転してからの買いで十分間に合うと思います。
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最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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