銀行株への投資を考えてますが、将来性が心配です。株価は上がらないですね…長期保有に向くのでしょうか?
特にメガバンク株の今後の見通しや銀行株でおすすめの銘柄についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 銀行の最近の動向とは?
- 銀行株、特にメガバンクの特徴は?長期保有に向くのか?
- 銀行株の今後の見通し(2019〜2020年)は?
- 銀行株のおすすめ銘柄3選!
投資歴20年のかいまるです。三菱UFJ銀行の株も含めて1500万円以上を運用しています。今回は、高い配当利回りで投資先として人気の銀行株、特にメガバンクについて取り上げます。
自分の投資スタイルは、業績が安定していて高配当の銘柄を長期保有して配当金を再投資するもの。銀行株は配当利回りが高い銘柄が多いこともあり、その目的に適した銘柄なんですよね。
ただ、銀行はマイナス金利導入され企業や個人への貸し出し金利が大幅に低下。預金金利との差分で利ざやを稼ぐといった従来のビジネスモデルでは収益を上げづらくなっています。
今回は、そんな銀行株の今後の見通しやおすすめ銘柄は何なのか分析です。
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目次
銀行株は将来性ある?最近の動向とは?
様々な動きがある銀行業界ですが、最近の大きな動向としては、
- マイナス金利の影響で収益力が低下
- 地方銀行では再編が加速
ということかと考えます。クイックに見ていきます。
動向①:マイナス金利の影響で収益力が低下
銀行業界の収益力が低下した原因は、間違いなく日銀によるマイナス金利政策の導入ですね。
2016年に日銀が導入したマイナス金利政策の影響は大きく、メガバンク、地方銀行ともに利ざやが縮小しています。
銀行の収益の柱の一つは、預金金利と貸し出し金利の差になりますので、この影響は非常に大きく、利ざやの低下は銀行業界全体の収益力の低下をまねいたということです。
新型コロナ拡大による経済悪化や失業対策として、世界各国の中央銀行は金融緩和に動いていることもあり、日銀も更なる対応が求められているところです。
日本のマイナス金利からの脱却はまだまだ先の話になりそうです。
動向②:地方銀行では再編が加速
もう一つのトレンドは、人口減で経営環境が悪化している地方銀行の再編の加速でしょう。
2016年4月に横浜銀行と東日本銀行(東京都)が統合し、コンコルディア・FGを発足。地銀最大の金融グループが誕生しました。
16年10月には、足利HDと常陽銀行が統合し、めぶきFGが発足。
他にも、
・2018年4月:第三銀行と三重銀行が持株会社「三十三FG」を設立
・同年5月:東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京が合併し「きらぼし銀行」
・同年10月:第四銀行と北越銀行が統合し「第四北越FG」
・19年4月:近畿大阪銀行と関西アーバン銀行の合併により「関西みらい銀行」
ということ。最近では、SBI銀行が第4のメガバンクを作るとして島根銀行や福島銀行との提携を進めています。
菅総理大臣も地方銀行の数が多すぎると発言していることもあり、政府が主導する形で再編が進むことも予想されます。
特に人口が減少や高齢化を進んで地方経済は疲弊していることから、メガバンク以上に経営状態は厳しいということですね。
銀行株(特にメガバンク)の特徴とは?
メガバンクなどの銀行株の特徴を端的に言えば、
- 銀行株は高配当・低PER
- 株価は景気や経済の動向に影響されやすい
ということですかね。詳細に見ていきます。
特徴①:銀行株(メガバンク)は高配当・低PER
銀行株、特にメガバンクの特徴といった時に真っ先に思いつくのが高配当・低PERということですね。実際のメガバンクのデータを簡単にまとめたのが以下の表。
三菱UFJ | 三井住友 | みずほ | |
---|---|---|---|
PER | − | 10.4 | 9.5 |
PBR | 0.35 | 0.38 | 0.38 |
配当利回り | 5.52% | 6.04% | 5.74% |
※2020年12月25日現在
こうして見るとメガバンクの配当は5%を超えていて高配当利回りですね。株価が下落していることも要因の一つでしょうが、魅力的な水準であることは間違いありません。
他方、メガバンクの配当は高い一方、地方銀行は収益が悪化していることもあり2%台が中心となっています。
また、株式の平均PERは13〜15%ぐらいですから9〜10%のメガバンクは割安に見えるかもです(※三菱UFJは業績未定でPERは算出できない)。
ただ、銀行は金利収入や手数料収入などが中心で大きなイノベーションや成長が見込めない成熟した業種。株価が加熱しずらいといえます。
特徴②:株価は景気や経済の動向に影響されやすい
これは金融業である以上は、世界経済や景気の動向に敏感になるのはある意味でしょうがないですね。
最近で大きく株価に影響が出たのが、
・2015年のチャイナショック
・2018年以降の米中貿易戦争、世界経済減速懸念
・2020年の新型コロナ拡大
ですね。
以下の三菱UFJの株価チャートを見ると世界経済の減速懸念が強買った2015年と2018年、そして2020年に大きく株価を下げているのがわかります。
逆に2013〜2015年のアベノミクス相場の際には、株価が2倍に膨れ上がるなど大きく上昇しているのがわかります。良くも悪くも景気動向に非常に敏感ということですね。
このように株は短期的に大きく下落するのでリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

銀行株の今後の見通し(2021年)は?
2021年の見通しは、
- マイナス金利の影響で収益環境は厳しい
- メガバンクに限ると高配当は続く
ということかと考えます。クイックに見ていきます。
見通し①:マイナス金利の影響で収益環境は厳しい
世界的に金融緩和の流れを考えると、2021年もマイナス金利が続くことが予想されることから金利が上がる状況にはなく厳しい収益状況が続くことは確実だと考えます。
2016年1月に日銀が導入したマイナス金利政策の影響は大きくメガバンク、地方銀行ともに利ざやが縮小しているんですね。
銀行は預かった貯金額の大半を国債で運用しているため、マイナス金利の導入で国債の金利が大幅に下がったため運用成績が悪化し、収益が上がらない。
以下が10年国債の金利チャートですが、日銀がマイナス金利を導入してから大幅に下がっているのがわかりますね。
銀行株の株価は日銀の長期金利と相関性が高いので、金利が上がらない状況では株価の大幅上昇は難しいと言えるでしょう。
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見通し②:メガバンクに限ると高配当は続く
他方、メガバンクに限れば厳しい経営環境が続く中、国際展開やトレーディング業務などでも手堅く収益をあげており、高配当は続くものと考えます。
というのも三菱UFJや三井住友は、配当性向を引き上げることや増配を目指す累進配当を表明するなど株主還元の強化に取り組んでいるんですよね。
なので長期投資の観点からは、2021年もメガバンクは投資先として魅力的であるといえるでしょう。
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日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、三井住友フィナンシャルグループの株価は3147円(2020/12/24終値)で、通常は約31万円くらいの資金が必要。失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
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銀行株のおすすめ銘柄3選(2021年版)!
これまで銀行と銀行株の特徴を見てきましたが、2021年のおすすめの銀行株3選をあげるとすれば、
- 三菱UFJフィンナンシャル・グループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
- みずほフィナンシャルグループ
となります。
人口減やIT化の遅れもあり地方銀行の経営環境は厳しい。やはり銀行株に投資するのであればメガバンクですね。
どれも定番の銘柄ですが、特徴をクイックに見ていきます。
おすすめ①:三菱UFJフィナンシャルグループ
やはりメガバンク首位の三菱UFJは、以下のツイートのとおり外せないですね。
金融グループ最大手の三菱UFJ。
2016年のマイナス金利導入による収益悪化で株価は下落傾向です。ただ、このような厳しい状況でも減配なく増配する方針を打ち出しているんですね。
配当利回りは4.6%で増配傾向。さすがに最近の株価は売られ過ぎの感が強いです。業界首位で長期的には欲しい銘柄ですね。— かいまる (@leverage_toushi) October 19, 2019
ポイントは何といっても、マイナス金利の導入後、収益環境が厳しいにもかかわらず配当金が増配傾向にあること。
現在の配当性向は30%台ですが2023年までに40%に引き上げることを宣言しています。日本株全体で見ても、最も魅力の高い銘柄の一つですね。
長期保有前提で、是非とも購入すべき銘柄です。

おすすめ②:三井住友フィナンシャル・グループ
海外事業に力を入れている三井住友銀行。以下のツイートのとおり配当に魅力のある銘柄です。
3大メガバンクの一角、三井住友銀行。
2016年のマイナス金利導入による収益悪化で株価は下落傾向です。
ただ、このような厳しい状況でも増配傾向で、減配なく増配する「累進配当」方針を宣言。
最近の株価下落で配当利回りは4.7%!直近の株価はさすがに売られ過ぎかと。長期的には欲しい銘柄です。— かいまる (@leverage_toushi) October 26, 2019
減配なく増配する「累進配当」を宣言しており、かつ現在30%台の配当性向も40%を目指すこととしています。長期的にも欲しい銘柄ですね。

おすすめ③:みずほフィナンシャルグループ
最後はメガバンクの一角を占めるみずほ銀行も外せない。以下のツイートのとおり。
高配当で人気のみずほFG。3月に6800億円の巨額損失を計上。マイナス金利で経営も厳しい状態が続いています。
株価も150円台と典型的な低位株(ボロ株)ですね。
ただ、この損失の大半はシステム更新による一時的なもの。
収益自体は増加傾向なので、長期投資ならインカム目的の保有は有りと考えます。— かいまる (@leverage_toushi) August 31, 2019
みずほ銀行は、旧第一勧業銀行や旧富士銀行などの再編に伴うシステム統合がうまくいっていなくて、これらの統合に伴う作業や経費が経営の足を引っ張っていたんですよね。
ただ、長年の懸案だったシステムの更新も完了し、その費用も2018年度に一括で計上。厳しい経営環境は続くものの、今後の業績回復に期待できます銘柄です。

番外編:ゆうちょ銀行
あまりおすすめはできないものの、ランク外ということで取り上げました。以下のツイートのとおり。
ゆうちょ銀行の株価が、公開価格1,400円を大きく下回る972円を付けて上場来安値を更新しています。
配当利回り5%超えるなど、”郵便局”ブランドで個人投資家に人気の銘柄。
しかし日銀マイナス金利政策により経常収益が下落し続けています。金利上昇局面でもないので、厳しい局面は続きそうですね。— かいまる (@leverage_toushi) August 25, 2019
公募価格の1400円を大きく下回る状態が続くゆうちょ銀行ですが、郵便局ブランドの人気は根強いものがあります。実は、貯金残高は三菱UFJを上回る規模なんです。
予想配当利回りが4%台の後半となっており、長期保有前提ならありかもですね。

「銀行株の今後の見通し(2021年)」まとめ
今回は、銀行株は今後の見通しということで、特徴や2021年の動向、おすすめ3選を見ていきました。
銀行株、特にメガバンクの最大の魅力は、高配当・低PERということでしょう。高いイノベーションが見込めない業種ですから、株主還元に利益が向かいやすい傾向があります。
もちろん、金融株ということもあり景気動向に株価は敏感ですが、三菱UFJや三井住友のように配当性向の引き上げや累進配当を宣言したりと安定的な配当を期待できるのも安心材料です。
世界的な金融緩和の動きは当面続きそうで、銀行の厳しい経営は続きますが、銀行株、特にメガバンクは十分に長期保有すべき銘柄といえます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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