高配当の安定株を知りたいです。新型コロナ拡大のよる業績悪化で減配する銘柄も出てきそうですよね…。
長期保有に適した高配当かつ業績の安定した銘柄はどのように選べば良いですか?おすすめ銘柄も知りたいです
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 高配当の安定株 vs 高成長銘柄どっちが良い?
- 高配当の安定株を選ぶ際のポイントとは?
- 高配当の安定株:おすすめ銘柄は?
投資歴20年のかいまるです。高配当の安定株を中心に1500万円以上の資産を運用しています。
高配当の安定株への投資に関して、以下のツイートをしています。
自分が個別株を選定する際には、IT、AIなどの成長銘柄よりは、
・株価割安(配当利回り高)
・不景気時にも売上げが落ちない
という視点で、高配当の安定銘柄を選びます。
日本株ならJT、KDDI。米国株ならKO、PG、MOあたりですかね。株の値上り・値下がり関係なく、配当を淡々と再投資していきます。— かいまる (@leverage_toushi) 2019年7月20日
自分が個別株を選定する際には、IT、AIなどの成長銘柄よりは、
・株価割安(配当利回り高)
・不景気時にも売上げが落ちない
という視点で、高配当の安定銘柄を選びます。
日本株ならJT、KDDI。米国株ならKO、PG、MOあたりですかね。株の値上り・値下がり関係なく、配当を淡々と再投資していきます。
今回は、上記を深掘りしていきます。
日本株と米国株の中からおすすめの高配当安定銘柄も6つ紹介していますので最後までぜひご覧ください。
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目次
高配当の安定株 vs 高成長銘柄
株の長期投資で、購入する個別株を選ぶ際には大きく分けて、
- インカム狙い(配当益)で高配当安定株投資
- キャピタル狙い(値上り益)の成長企業投資
の2種類の投資手法が考えられます。以下、詳細に見ていきますね。
手法①:インカム狙い(配当益)で高配当安定株投資
配当金を再投資することで投資効率を高める投資手法ですね。
高い配当金を出す企業の多くは、安定した業績が見込めるものの高い成長が見込めない、いわゆる成熟企業が多いと言えますが、この配当を再投資することによって高いリターンが期待できます。
以下の図は、米国で1871年に株式を1000ドル購入して、
①配当を再投資したキャピタルゲイン + インカムゲインの場合
②配当を再投資しなかったキャピタルゲインのみの場合
のリターン比較です。

出典:株式投資の未来(ジェレミー・シーゲル著)
リターンは明確に開いているのがわかりますね。
①約795万ドル
②約24万ドル
となっています。この著書の中で年平均リターンを見てみると、各々の年利回りは①で7%、②で4.5%(インフレ調整後)であったとのこと。
なので、配当再投資した①の場合の方が、年利回りで2.5%高いということになりますが、これぐらいの差でも時間の経過とともに大きなリターンの差となり、結果として30倍近く差がついたということですね。
ちなみには著書の中では、株式市場の過去のリターンに関して、
1871年から2003年にかけて、インフレ調整ベースで、株式の累積リターンの97%は、配当再投資が生み出してきた。キャピタルゲインが生み出した部分は3%に過ぎない。
としています。
株の長期投資の際には、配当金を再投資することがトータルリターンを高める上で重要だということですね。なお、今回紹介した投資理論などについて勉強したい方は、以下の記事におすすめの本を紹介していますのでぜひご覧ください。

手法②:キャピタル狙い(値上り益)の成長企業投資
短期間で高収益を狙う投資手法ですね。
キャピタル狙いは短期間で大きな収益が期待できるため、成長株の選定は株式投資の醍醐味といえるでしょう。
例えば、成長企業の代表格であるアマゾンは、過去20年間で300倍以上に株価は上昇しているんですね。当時20万円投資していれば、20年間で6,000万円になっていたわけですから夢があります。
インターネットを活用したEコマース分野が、過去20年間で大きく伸びたということですよね。
このように、将来的に成長するビジネスを見つけることが出来れば、投資によって大きな収益が期待できるということです。
高配当の安定株と高成長銘柄、結局どっちが良いの?
どちらが良いかというのは、個人の好みや投資スタイルによって変わりますので一概には言えませんが、成長企業への投資の方が難易度が高いといえます。
成長株を見出して、長期的に保有するというのは口で言うほど簡単ではないからです。
例えばアマゾンの場合、結果として過去20年間で300倍以上に株価は上昇していますが、ITバブルが崩壊した2000年ごろ株価が20分の1にまで暴落しているんですね。
参考記事:20年でなんと400倍!?アマゾンの株価推移を徹底分析。チャート的に買い?
結果としてアマゾンは倒産しなかっただけであって、ITバブル崩壊の際には将来有望と考えられていた数多くの企業が、倒産や吸収合併により市場から姿を消しました。
当時95%も下落した銘柄を保有し続けることが出来るかといえば難しいですよね。大半の投資家はその前に手放すと思います。
なので、株を長期保有する際には、高配当で業績の安定している銘柄に投資して配当を再投資するのが、比較的難易度が低く、パフォーマンスに優れていると考えます。
高配当の安定株を選ぶ際のポイントとは?
安定株を選ぶ際のポイントは、
- 高配当利回りな銘柄
- 連続増配している銘柄
- 金融ショックの時も増配した銘柄
ということです。以下、クイックに見ていきます。
高配当安定株選定ポイント①:配当利回り
配当利回りは、年間配当金を株価で割ることで求められるものですが、高配当利回りの銘柄に投資は、パフォーマンスが高いことが知られています
例えば、業績懸念の少ない優良銘柄中から高配当の銘柄を選んで投資する「ダウの犬」投資法は、過去の成績を見てもダウ指数よりもパフォーマンスが良いんですね。
この投資法は、この米国を代表する大企業30社で構成されるダウの中から配当利回りが高い10社に投資して、1年後に再び配当利回りが高い銘柄に乗り換えることを繰り返す投資法。
ダウの構成銘柄は米国の全企業の中のTop30に選ばれている大企業なので、経営や業績が安定していて、かつ経営破綻する可能性は少ないです。
高配当利回りということは、一時的に株価が下がっているケースが多いので、割安な銘柄を購入でき、かつ高い配当も得られます。
日経225、NYダウなどの株価指数の配当利回りは1.5%~2.5%程度であるので、だいたい3%を超えているというのが高配当の目安になると考えます。
高配当安定株選定ポイント②:連続増配している銘柄
長期的なパフォーマンスを高める上では、株主還元に積極的な企業、すなわち配当に積極的な銘柄を選ぶべきです。
一般的に高配当銘柄は、成長株ほどではないにせよ人気は高くなりますから、増配しないと利回りが低くなってしまうからです。
日本だと配当利回りの高い銘柄を集めたVYMの人気が高いですが、米国では10年以上連続増配している銘柄を集めたVIGの方が人気があるんですよね。
米国では現時点で高配当かというよりも、増配がきちんと行われる企業を重視する傾向があるということ。
なので、だいたい10年程度連続増配しているかが、一つの目安になると考えます。
高配当安定株選定ポイント③:金融ショック時でも増配銘柄
ビジネスモデルや業務内容が不景気や金融ショックに影響を受けにくい銘柄を選ぶことも重要ですね。
例えばオリックス(8591)は、配当利回りが4%を超える高配当株として人気の高いですが、リーマンショックの影響をもろに受けた2009年に配当金を26円から7円に減配しているんですよね。
金融、リース、自動車、製造業などの景気敏感株は不景気時や金融ショックがあると大幅に株価が下落し減配する特徴があります。
他方、不人気銘柄の代表格であるJT。不景気時にもたばこ需要は落ちないため、以下のグラウのようにリーマンショックのあった2008年頃にも増配しているんですね。
なので、長期保有の場合は人気がなくても業績鉄板で売上げ時にも売り上げが安定している銘柄を選ぶべきです。

高配当の安定株:おすすめ銘柄3選【日本株編】
日本株の中にも長期間減配をせずに高配当の優良銘柄が多くあるんですね。
その中でも、特におすすめの高配当安定株を3つご紹介します。
おすすめ高配当安定株①:日本たばこ産業(JT)
JTは、日本たばこ産業株式会社法に基づき設置された、たばこ、医薬品並びに食品などを製造・販売を行う会社。
高配当安定株といえばたばこ株は外せないですね。
たばこ事業の世界展開にも積極的で、世界シェアは第4位、年間の売上高が2兆円を超える規模の企業ですね。2020年12月現在で、
・配当利回り:7.04%
・16期連続増配
となっている超優良銘柄です。ただコロナの影響もあり連続増配は16期でストップしましたが減配はしていないです。
外国人投資家を中心にたばこ株離れが進んでいて株価の下落は続いていますが、最近は短期的に上昇傾向です。
配当利回り7%超えと日本企業の中では圧倒的に高配当なので、そろそろ投資するのも面白いかもです。

おすすめ高配当安定株②:KDDI
高配当安定株といえば通信株は欠かせないですね。NTTドコモが上場廃止となったこともあり、KDDIがおすすめ通信株筆頭です。
景気に左右されることなく通信やスマホは使い続けられることもあり、業績は極めて安定していますね。新型コロナ拡大でも業績は全く影響はありませんでした。
2020年12月現在で、
・配当利回り:3.92%
・19期連続増配中
となっている超優良銘柄です。3000円のカタログギフトがもらえる優待銘柄としても人気の高い銘柄です。
長期的に是非とも保有を検討すべき銘柄です。

おすすめ高配当安定株③:三菱UFJリース
三菱UFJリースは、航空機、工作機械、情報機器、医療機器など、幅広く展開する業界3位のリース会社ですね。
三菱UFJフィナンシャル・グループの一角を占める企業です。2020年12月現在で、
・配当利回り:5.09%
・21期連続増配中
となっている超優良銘柄です。 株価もそれほど高くなく10万円以下で100株購入可能というのも初心者にとってポイントが高いです。
リーマンショック時も増配していることもあり、長期保有に是非とも欲しい銘柄ですね。

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高配当の安定株:おすすめ銘柄3選【米国株編】
業績の安定感、連続増配年数、高配当ということであれば、日本企業よりも米国企業の方が一枚上手ですね。
米国株には50年以上連続で増配している銘柄が普通にあります。その中でも特におすすめする高配当安定株を3つご紹介します。
おすすめ高配当安定株④:P&G
P&G(Procter & Gamble、プロクター・アンド・ギャンブル)は、洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する企業で、世界最大の一般消費財メーカーで、生活必需品セクターに分類されます。
2019年の売上高は約676億ドル(約7.3兆円)。生活必需品セクターの企業としては最大の規模となっています。
新型コロナ拡大によって消毒液や石鹸・洗剤の売り上げが伸びるなど業績は堅調です。
2020年12月現在で、
・配当利回り:2.28%
・63期連続増配中
となっている超優良銘柄です。最近の株価上昇で配当利回りが若干低くなっていますが、通常は3%程度見込める銘柄ですね。
63年連続増配で配当王の一角。業績の安定度は世界中の企業の中では群を抜いています。

おすすめ高配当安定株⑤:ジョンソン・エンド・ジョンソン
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson、JNJ)は、薬などの医薬品、医療機器、リステリンやバンドエイドなどの日用品を製造している会社で、世界最大のヘルスケア企業ですね。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの強みは日用品、医薬品、医療機器などの総合ヘルスケアとして事業を多角的に展開していること。
個々のセクターのリスクは低減されているため、個人投資家からの人気が高いんですね。
2020年12月現在で、
・配当利回り:2.64%
・58期連続増配中
となっている超優良銘柄です。新型コロナウイルスのワクチン開発でも期待されている銘柄です。
ヘルスケアは世界の高齢化・途上国の経済発展により需要増大はまず確実なセクター。配当だけでなく長期的な成長の期待も高い銘柄です。

おすすめ高配当安定株⑥:コカ・コーラ(KO)
もはや説明不要でしょう。日本でも知らない人はいないぐらい知名度の高い清涼飲料水メーカーです。
英語の名称は”The Coca-Coka Company”。世界最大の清涼飲料水メーカーということで、商品名となっているコカコーラは飲んだことのない人はいないぐらい有名ですよね。
2020年12月現在で、
・配当利回り:3.03%
・57期連続増配中
となっています。投資の神様バフェットが大量保有している事でも有名な銘柄です。
新型コロナ拡大によってレストランなどが閉鎖に追い込まれた影響で若干業績が悪化しているものの、最近は回復傾向です。
ダウやナスダックが史上最高値を更新している中、株価は出遅れていることもあり、むしろ狙い目の安定銘柄と言えそうです。

米国株に取引手数料無料で投資できる
米国株や米国ETFへの投資を考えている方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。
米国株は、大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが可能ですが、手数料は3社横並びで約定代金の0.45%(最大20ドル)。
日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。
その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

「高配当の安定株おすすめ6選」まとめ
今回は、高配当の安定株おすすめ6選ということで、選ぶ際のポイントやおススメの高配当の安定銘柄について述べてきました。
短期間で高いリターンを得るには、成長株に投資するのが手っ取り早いですが、銘柄選びが難しく、値動きが激しいので難易度が高いですよね。
他方、高配当安定銘柄は、株価下落時も配当が下がらず増配されるので、配当を再投資することによて収益を加速することができます。
過去の実績を見れば、これらの安定銘柄をある程度見積もることができますから、再現性の高い投資手法といえます。
米国株に1000円の少額から投資するには?
「米国株に興味あるけど、ちょっと難しそう」とか「米国株を始めてみたいけれどお金がない…」という方は、One Tap BUY(ワンタップバイ)で1000円の少額から米国株を始めるのもありかと。
例えば、人気の米国銘柄Amazon。2020年11月20日現在の株価は3099ドルにまで上昇しているので株を購入するには30万円以上の資金が必要ということになります。
これだと資金の少ない方は、複数の銘柄に分散投資したい人にはちょっとハードルが高いですよね。
しかしOne Tap BUYなら1000円の少額から投資可能。専用アプリを利用すれば米国株の積立投資を行うこともできます。
自分も活用していますが、口座開設から買付まですべてスマホで完結するので本当に便利ですね。手軽に米国株投資を楽しむことができます。
詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

なお資産運用に役立つ情報について以下にまとめました。役に立つ情報ばかりですので、ぜひご覧ください!
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最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。皆さんに少しでも役に立つよう、米国株の個別銘柄に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
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