大和ハウス工業(1925)の株価が下落していますよね。この下落する理由は何ですか?
これまでの株価の推移(チャート)や今後の株価の予想について知りたいです。株は買いですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 大和ハウス工業(1925)の株価が急落|株価の状況は?
- 大和ハウスの配当と株主優待は?
- 大和ハウスの株価の推移(チャート)は?
- 大和ハウスの株価が下落する理由とは?
- 大和ハウスの業績の見通しや株価を予想は?株は買い?
投資歴20年のかいまるです。日本株を中心に1千万円以上の資産を運用しています。大和ハウスもネオモバで少額投資を実行中です。
大和ハウスといえば、住宅総合メーカーの最大手の一つ。最近では、個人向けのプレハブ住宅や賃貸物件だけではなく物流施設の運営等も手掛けていますね。
今回はそんな大和ハウスについて、株価の推移や見通し、株は買いか?について分析します。
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目次
大和ハウス工業(1925)55%減益予想で株価急落…
大和ハウスの20年3月期の売上高4.3兆円と5.7%増、経常利益は前の期比2.3%増の3676億円と堅調な内容でしたね。売上高、利益共に過去最高となりました。
しかし、新型コロナウイルス拡大による経済活動停滞による影響により、来期21年3月期は前期比55.4%減の1640億円に大きく落ち込む見通しで、同時に、今期の年間配当は前期比25円減の90円に減配する方針を発表しました。
この発表を受けて株価は以下のチャートのとおり1日時で10%を超える大幅下落となっています。

今期は厳しい見通しとなっている大和ハウスですが、長期的な株価推移や業績はどうなっているのでしょうか?
以下、株価の状況や業績などについて見ていきますね。
大和ハウス工業(1925)の株価の状況は?
大和ハウス工業(1925)の株価データ(2021年1月19日現在)を簡単にまとめました。

PERの目安は13~15倍ぐらいですから、15倍台ということもあり平均レベルでしょう。
ただ2019年は6倍程度だったので、株価下落と業績悪化でPERも上昇したということですね。
配当利回りは減配があったものの、コロナショックによる株価下落もあり4%に近い水準となっていて、日本株の中では高配当の部類です。
大和ハウスの配当実績と株主優待は?
大和ハウスの配当実績
以下が大和ハウスの配当実績です。
配当金は右肩上がりで、配当利回りも3.5%もあり日本株の中では高配当銘柄。
しかし、冒頭でも述べましたが、新型コロナ拡大の影響による業績の悪化予想により、当初予想の115円から95円に減配となっています。

大和ハウスの株主優待
株主優待は株主数に応じてグループの関連会社で利用できる割引券がもらえます。これらの施設をよく利用する方にとってはメリットが多いですね。
(1)ダイワロイヤルホテルズの宿泊を含むすべてのサービス
(2)ダイワロイヤルゴルフでのすべてのサービス
(3)ロイヤルホームセンターのすべての商品
(4)ダイワロイネットホテルズの宿泊
(5)スポーツクラブNASのサービス
(6)株主優待専用グルメギフト
なお贈呈される枚数は株式保有数に応じて以下のとおりとなっています。

なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

大和ハウスの株価の推移(チャート)は?
次に大和ハウスの株価推移を見ていきますね。以下のチャートは過去5年の株価推移です。
最近は調整局面ですが長期的には上昇傾向であるといえます。
2014年に2,000円台だった株価は、2017年末ごろまでに4,000円程度まで上昇しました。3年で約2倍ですから十分なパフォーマンスといえますね。
ところが2018年1月に4,594円の高値を付けた後に株価は下落。わずか1年程度で3,500円程度まで落ち込みました。
2019年に入ってから建築基準の不適合問題もありも株価は安定せず2,800円〜3,500円の範囲で推移しています。
また、コロナショックによる株価下落により2020年に入ってから2500円の水準を下回っています。
短期的には株価回復傾向
コロナショックで大きく下落した株価ですが、2020年末にかけて株価が回復傾向となっています。
2021年3月期の純利益予想を5%減としていた従来予想から250億円引き上げたことが好感されて株価が上昇しました。
大和ハウスの株価が下落している理由とは?
大和ハウスの株価が下落している理由は、
- 利益の伸び率の低下(売上高、利益推移)
- 建築基準の不適合
- コロナショックによる暴落
です。以下、クイックに見ていきます。
理由①:利益の伸び率の低下(売上高、利益の推移)
売上高、営業利益、純利益の推移は以下のとおり。

これらの推移を見ると、
・売上高・利益共に順調に伸びている
・2018年の純利益の伸び率が鈍化
・2021年はコロナの影響で大幅に減収減益予想
ということがわかりますね。
2018年は事業施設を中心として利益率が低下したことや受注数も苦戦したんですよね。この利益の伸び率の低さが株価下落の理由の一つといえます。
理由②:建築基準の不適合
2019年4月に戸建住宅や賃貸共同住宅で建築基準に関する不適合が見つかったことを受けて株価が下落。
内容としては、
・防火安全性が不十分な恐れ及び柱の仕様が不適合な賃貸共同住宅:200棟
・独立基礎の仕様の不適合:1878棟
まだ対応費用などがどれぐらいか良く分からないんですよね。費用面だけでなく、中長期的な信用力の低下も懸念されます。
理由③:コロナショックによる株価急落
2020年に入って新型コロナウイルスの感染拡大により、株式市場が暴落。いわゆるコロナショックによりダイワハウスの株価も大きく下落しています。
大和ハウスのような業績好調の企業ですら、コロナ拡大による経済活動停滞による影響を受けて株価が大幅に下落しています。
このように株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。そういう方は1株からの少額投資はどうでしょうか?
少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

株価の急落で大和ハウスの株は買い?
現在の業績を踏まえると大和ハウスの株は買いを検討しても良いのではと考えます。
理由としては、
・売上高・利益、配当が右肩上がり
・株価は割安(低PER)
・株価も長期的には上昇傾向
・配当利回りも高い。株主優待もある
ということ。
建築基準の不適合問題がどの程度広がるかは不透明ですが、今のところレオパレス21の施工不良問題みたいに経営が傾くレベルまでの問題になっていないですね。
さらに新型コロナの影響がいつまで続くか見通せないですが、建設業界への影響は旅行業界や製造業ほど大きくありません。
2019年までの業績は堅調そのもので、コロナ収束に伴い株価は回復すると思います。なので大和ハウス株は下落している今がチャンスかと考えます。
大和ハウス株を少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額手数料で1株から何度でも売買できるからです。
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、大和ハウスの株価は3062円(2021/1/19終値)で、通常は約30万円くらいの資金が必要。失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
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「大和ハウスの株価が急落」まとめ
今回は、大和ハウスの株価が下落する理由ということで、株価の推移(チャート)、配当実績や株主優待、株は買いかなどについて述べてきました。
最近の株価は、建築基準の不適合やコロナショックもあり冴えませんが業績はしっかりと伸びています。
大和ハウスは戸建て住宅だけでなく物流センターなどの事業用施設の受注が比較的好調なんですよね。
純利益の伸び率低下もあり調整局面が続いていますが、最近の株価下落を受け配当利回りも魅力的な水準。コロナ収束にあわせて株価上昇を十分に期待しても良いと考えます。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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- 過去10年間の売上高や利益を通期並びに四半期毎にグラフ化
- キャッシュフロー等の財務指標も過去10年分グラフ化
- PER・PBR・配当利回りといった指標の過去推移を可視化
- 業績ニュースや適時開示を一覧表示
- 複数銘柄を一覧で比較可能
ということです。
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