ファナック(6954)の株価推移や配当について知りたいです。景気敏感株ということもあり、新型コロナで業績悪化してるんですか?
今後の株価の予想や、株主優待などについても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- ファナック(6954)の株価の状況は?
- ファナックの配当と株主優待は?
- ファナックの株価の推移(チャート)はどうなる?
- ファナックの株は買い時?株価は上がる?今後の株価の予想は?
ファナックの株価がなぜ下落しているかに関して2019年に以下のツイートをしました。
産業用ロボットで世界トップシェアのファナック。
中国景気減速の影響で業績が悪化、株価も下落傾向です。直近決算も純利益が対前年比48%減と振るわない状況で、
業績回復にはもう少し時間がかかりそうです。
配当利回り1%台で減配も普通に実施するので、インカム目的の投資には向かない銘柄ですね。— かいまる (@leverage_toushi) October 20, 2019
産業用ロボットで世界トップシェアのファナック。
中国景気減速の影響で業績が悪化、株価も下落傾向です。直近決算も純利益が対前年比48%減と振るわない状況で、
業績回復にはもう少し時間がかかりそうです。
配当利回り1%台で減配も普通に実施するので、インカム目的の投資には向かない銘柄ですね。
上記を深掘りします。
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目次
ファナック(6954)はどんな会社なの?
ファナックは、日本の電気機器メーカーで工場の自動化設備に特化した会社ですね。
元々は富士通の計測部門でしたが1972年に子会社として独立。製造メーカーとしては比較的新しい企業です。
現在は富士通から完全に独立しており、世界4大産業用ロボットメーカーの1つとなるまで成長しています。
工場で製品を作る機械や、産業用ロボットに強みを持っていて、
・工作機械装置:世界首位(国内シェア7割、世界シェア5割)
・産業用ロボット:世界首位(世界シェア2割)
となっていますね。
製造業の企業は生産効率化を目指すために工場の自動化(FA=ファクトリーオートメーション)を推し進めています。
ファナックはこのFAに必要なロボットやシステム製品の開発を行っています。
AI技術の進展や人手不足などもあり、工場のオートメーション化はますます進むことが予想されるので、ファナックの将来性は十分ですね。
今回はそんな工場の自動化設備で高いシェアを誇るファナックを取り上げます。
ファナックの株価の状況は?
では早速ですがの株価データ(2021年1月25日現在)を見て行きましょう。

100株の購入に270万円必要と、かなりの値がさ株ですね。
株価の指標に関しては、パッと見た感じ”あまり良くないな”というのが率直な感想。配当は未定ですね。
2019年の配当利回りは1.3%程度で、日本株の中では平均以下です。将来の成長が期待される分野でもあり、研究開発への投資が必要ということなんですかね。
PERの目安は13~15倍ぐらいですから72倍というのはかなり割高な水準ですね。
ただ他の電機機器メーカーのPER(2019年)と比較してみると、
- 安川電機:55.6倍
- 日本電産:32.8倍
- キーエンス:32.5倍
となっていて、ファナックのPERは同業と比べても割高ですかね。平均レベルといったところです。
AIの発展や人手不足などもあり、工場用ロボットは大きなイノベーションや成長が見込める分野。利益に対して株価が高く推移しているのでしょう。
ファナックの配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。
以下がファナックの配当金の実績です。

配当金は、あまり安定していないですね。
配当性向が引き上げられた2019年度の1000円超えですが特別配当525円が含まれています。
これを除くと300円〜560円で推移していますね。
ファナックの配当方針を見ると、
株主の皆様への長期的な利益還元をさらに充実させるため、連結配当性向を60% とする。
としているので、機械的に配当金を決めているんですね。けっこう珍しい決め方です。
配当性向が60%は日本株の中では高い水準なので、これ以上の上昇余地はなさそうです。
配当金が増えるか減るかは業績次第ということなので、金額が安定しないですね。減配される可能性が十分にありえるということでしょう。
ファナックの株主優待は?
工場の自動化設備で高いシェアを持つファナック。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、ファナックは株主優待を実施していません。残念です…。
自社製品を優待にするわけにもいかないですからね。まあ株主還元は配当金を中心ということですね。
なお、日本株に投資しようと思っても、どんな株主優待があるのか迷うことも…。
以下の記事では、優待銘柄を検討する時に本当に役に立つ株主優待のおすすめ本3選とおすすめの雑誌を紹介しています。

ファナックの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
産業用ロボットで世界首位のファナックですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていきます。
ファナックの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
2018年以降は調整局面ですが、長期的には着実に株価が上昇傾向であると言えるでしょう。
2010年ごろまで10000円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年半ばに28000円まで上昇していますね。
5年足らずで株価2.8倍程度ですからまずまずのパフォーマンスをいえるでしょう。
その後2015年なかば以降は、チャイナショックもあり株価は20000円を切る水準まで下落。
2016年半ばごろから再び上昇し、2018年初頭には30000円にまで株価は上昇しているのがわかります。
ファナックの2年チャート
以下が直近2年間のチャートです。
2020年の年末にかけて横ばいだった株価は上昇していますね。
実は、2018年の株価は大きく下落していて
・2018年1月19日:33450円
・2019年1月 4日:15570円
となっていて1年程度で50%以上減ですからわりと大きな落ち込みんでいました。
チャート的には、コロナショックでも15000円あたりがサポートラインになっていますね。
22000円あたりで2回株価が跳ね返された後に、2020年末にこの水準を明確にブレイクして株価が上昇軌道に乗っています。
このように、株はリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

この状況はしばらく続くのか?次にファナックの業績を見ていきます。
なぜ2018年に株価は下落?ファナックの業績は?
続いてファナックの業績を見ていきます。
工場用機械トップシェアのファナックの株価が下落傾向なのは、業績が振るわないからに他なりません。
以下が過去5年の売上高、経常利益、純利益の推移(単位:億円)。

新型コロナ拡大の影響で企業の設備投資が減少しており、2020年以降のファナックの業績も悪化しています。
売上高に占める利益率が25%を超えていましたが、2020年は16%にまで減少してしまいました。
また、中国経済の減速の影響で2016年度と2018年度に売り上げが落ち込んでいるんですね。チャイナショックや米中貿易摩擦の影響ということでしょう。
やはり産業用ロボットは世界経済や景気の動向に影響を受けやすい”景気敏感銘柄”ということもあり、業績が変動しやすいということです。
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- 過去10年間の売上高や利益を通期並びに四半期毎にグラフ化
- キャッシュフロー等の財務指標も過去10年分グラフ化
- PER・PBR・配当利回りといった指標の過去推移を可視化
- 業績ニュースや適時開示を一覧表示
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ということです。
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株価が下落傾向のファナック。株は買い時?
世界経済や新型コロナ拡大で株価が大きく影響を受けているファナック。株は買い時でしょうか?
自分は景気動向に売り上げが左右される銘柄は好みではないということもあるのですが、ファナック株は長期投資の観点から手が出しづらいと考えています。
理由を端的に言えば、
・PERが高く株価水準も割高
・配当利回りが低く、配当金が安定していない。
・景気動向に影響を受けやすい”景気敏感株”
ということですね。
最も大きいのは、配当利回りが低い上に、配当金が安定していないことですね。
配当性向60%を厳格運用しているので、業績次第で躊躇せず減配しているんです。
大半の企業は経営者失格の烙印を押される減配には、極めて慎重なんですけどね…。
業績や株価も景気動向に影響を受けやすいこともあり、成長期待は高いものの長期投資の観点からは少し手が出しづらい銘柄と考えます。
ただし、2021年はワクチンの普及でコロナが収束し、世界的に景気が回復することが期待されています。
ファナックは景気敏感株ということもあり、短期的な値上がり益を期待して投資するのはありかと思います。
「ファナックの株価が下落」まとめ
今回はファナックの株価分析ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
産業用の工作機械やロボットで圧倒的強みをもつファナック。
景気の動向に影響を受けやすく、新型コロナ拡大で企業が設備投資をひかえるなか、業績悪化が続いています。
株価は短期的には新型コロナ収束で景気拡大の期待から上昇しているものの、業績回復にはもう少し時間がかかりそうですね。
配当利回りも低く、業績次第で減配の可能性も高いことから、長期的にファナック株はちょっと手が出しづらい銘柄と言えそうです。
やはり景気敏感株は長期保有ではなく、景気回復局面で値上がり益を狙うということですね。
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