三菱ケミカルホールディングス(4188)の2018年ごろから株価が暴落しています。恐るべきですね。
今後の株価の見通しや業績の将来性はどうですか?配当の実績や株主優待についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 三菱ケミカルホールディングス(4188)の株価の状況は?
- 三菱ケミカルの配当と株主優待は?
- 三菱ケミカルの株価が暴落…|株価の推移(チャート)は?
- 三菱ケミカルの業績推移は?将来性はある?
- 三菱ケミカルの株価の見通しは?株は買い時?
総合化学首位の三菱ケミカル。2018年から中国経済減速の影響もあり株価が大きく下落してます。
新型コロナ拡大の影響もあり2021年3月期は純利益が赤字転落見込み…主力の石油化学事業は不調は続いています。
今回は、そんな三菱ケミカルホールディングス株は買い時なのかどうか、株価の推移や業績推移について見ていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
自分は、投資歴20年を超えており日本株を中心に 1,500万円以上の資産を運用しています。今回は、これらの経験も踏まえて記事を書きました。
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目次
三菱ケミカルホールディングス(4188)の株価の状況は?
三菱ケミカルホールディングスは、三菱ケミカル、田辺三菱製薬、太陽日酸などを傘下に持つ持ち株会社ですね。
2017年に化学・レイヨン・樹脂が合併した三菱ケミカルが中核会社で、日本の総合化学メーカーで首位となっています。
海外の売り上げ比率も約40%程度となっていますね。今回は、そんな総合化学メーカーで首位の三菱ケミカルを取り上げます。
では早速ですが株価データ(2019年10月11日現在)を見て行きましょう。

株価の指標に関しては、”あまり良くないな”というのが率直な感想です。配当利回りは2.73%と日本株の中ではわりと高いですね。
2021年3月期は純利益赤字に転落する見込みということがありPERは算出できていないですね。
三菱ケミカルの配当実績は?
続いて配当実績を見ていきますね。以下が三菱ケミカルの配当金の実績です。

配当金は増配傾向ですね。過去10年間、一度も減配がありませんでしたが米中貿易摩擦の影響による業績悪化で2020年は減配…
元々、年間で40円の配当予定でしたが、従来20円を予定していた期末配当を12円とし、通期では32円と8円の減配になりました。
三菱ケミカルの配当方針を見ると、
企業価値の向上を通して株主価値の向上を図ることを株主還元の基本方針としており、配当につきましては、今後の事業展開の原資である内部留保の充実を考慮しつつ、中期的な利益水準の30%を連結配当性向の目安とし、安定的に配当を実施
としているので、配当性向は30%と明記されていますね。業績が落ちたので、この方針を踏まえて減配したんですね。
2019年末で5%近い高配当を誇っていましたが、2021年に入って配当利回りは2%台に低下しています。
三菱ケミカルの株主優待は?
総合化学メーカー首位の三菱ケミカル。株主優待はどうなっているのでしょうか?
やはり自社サービスや商品の優待が改悪されるリスクが少なくて良いですよね。
しかし現在のところ、
三菱ケミカルは株主優待を実施していません。残念です…。
化学メーカーということもあり自社製品を優待で提供するのは難しいのかもですね。
配当金を増配していることもあり、利益の還元は配当金によって投資家の期待に応えるということなのでしょう。
なお、株主優待目的で日本株に投資しようと思っても、どんな優待銘柄を買えば良いか迷うこともあるかと思います。
以下の記事では、優待銘柄を検討する際に役に立つおすすめ本3選と雑誌を紹介しています。ぜひご覧ください。

三菱ケミカルの株価の推移(チャート)は?10年&短期チャート
続いてチャートを確認していきましょう。
総合化学メーカー首位の三菱ケミカルですが、これまでの株価推移はどうなっているのでしょうか?
ここでは過去10年の長期チャートと短期チャートを見ていくとともに、チャートから株価の予想・見通しも確認します。
三菱ケミカルの長期チャート
以下は過去10年のチャートです。
長期的に株価は下落傾向で、10年間で株価はほとんど上がっていないですね。
チャイナショックの影響があった2016年ごろや米中貿易摩擦が顕在化した2018年以降に株価は大きく下落しています。
2014年初頭まで500円程度だった株価が、アベノミクスもあり2015年に750円程度の水準まで上昇していますね。
1年で株価1.5倍程度ですから配当金も考えるとまずまずのパフォーマンスと言えます。
その後一旦調整に入りますが2016年中ごろから再び上昇。
2018年初頭には1300円を超える水準をまで株価が上昇しましたが、米中貿易摩擦のあおりを受けて株価は急落、2020年末ごろには600円程度まで下落しました。
三菱ケミカルの短期チャート
以下が2019年からの短期チャートです。

2018年から株価は綺麗な下落傾向ですね。
・2018年1月12日:1319円
・2020年5月11日 :585円
となっていて2年ちょっとで半分以下になってますから、かなり大きな落ち込みですね。暴落と言って良いレベルです。
チャート的には2020年末に付けた安値の600円が支持線となっていて、その後株価が反発しています。
2018年以降に大きく調整していることもあり、株価の回復には時間がかかるかもしれませんね。
株価が上昇傾向から暴落している三菱ケミカル。なぜ株価は下落しているのでしょうか?
次に三菱ケミカルの業績を見ていきます。
三菱ケミカルの株価暴落の理由は業績の悪化?
ここでは三菱ケミカルの業績を見ていきます。過去5年の売上高、営業利益、純利益などの推移は以下のとおり。

2018年以降に営業利益、純利益共に一本調子で下落しており、2021年3月期は赤字転落の見込み。
株価の暴落は業績の悪化によるものと言って良いと思います。
2018年は原油相場が上昇した影響で、石油化学製品の主原料であるナフサの価格が上昇したことが響き、採算が悪化しました。
会社予想では、2018年度の純利益が前年度比1%増の2130億円をみこんでいたんですけれども、最終的には減益となってしまったんですよね。
参考記事:三菱ケミHDの18年10~12月、純利益33%減(日経新聞)
2018年以降の株価が冴えないのも、米中摩擦による化学製品の需要減退や減益が要因の一つですね。
さらに2020年に入って新型コロナ拡大による経済活動の低迷により業績が悪化しています。
キャッシュフローも一時マイナスに
資金的にもちょっと苦しいですね。
以下のように、2018年以降のフリーキャッシュフローがマイナス。2020年は大幅に設備投資が減っています。

株価が下落傾向の三菱ケミカル。今後どうなる?
石油化学事業の採算悪化が続いている三菱ケミカル。株は買い時でしょうか?
業績悪化が止まらずCFも出ていないことから三菱ケミカル株はしばらく様子見と考えいます。
理由を端的に言えば、
・業績の悪化傾向が止まらず
・2021年3月期は赤字転落
・配当金が減配
ということですかね。
2018年以降、米中貿易摩擦の影響で石油化学事業の業績が悪化。加えて2020年の新型コロナ拡大により経済活動の低迷で純利益が赤字に転落する見込みです。
そもそも三菱ケミカルのような総合化学セクターは景気敏感株ということもあり、業績が世界経済や景気の影響を受けやすいという特徴があるんですね。
ただし新型コロナ拡大の収束で2021年後半には経済活動が世界的に正常化していくことが予想されます。
三菱ケミカル株の購入は、業績の回復が見込める状況になってからでも遅くないと考えます。
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- 過去10年間の売上高や利益を通期並びに四半期毎にグラフ化
- キャッシュフロー等の財務指標も過去10年分グラフ化
- PER・PBR・配当利回りといった指標の過去推移を可視化
- 業績ニュースや適時開示を一覧表示
- 複数銘柄を一覧で比較可能
ということです。
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詳細は以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。

「三菱ケミカルの株価は低い?」まとめ
今回は三菱ケミカルの株価ということで、株価の推移、配当実績や株主優待、今後の株は買いかなどについて述べてきました。
総合化学メーカー首位の三菱ケミカル。米中貿易摩擦や原油価格上昇の影響により業績が悪化、株価が暴落。
2020年の新型コロナ拡大による経済活動の低迷で純利益が赤字転落見込み。厳しい状況が続いています。総合化学セクターは景気敏感銘柄でもあり、コロナ収束による景気回復で業績回復が期待されます。
三菱ケミカル株の購入は、業績改善の見通しが見えてきたタイミングでも遅くないと考えます。
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最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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