通信株への投資を考えてますが、菅政権による携帯料金引き下げ圧力で株価が急落したんですよね。
通信銘柄は長期保有に向くのでしょうか?特徴や通信株でおすすめの銘柄についても知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- 菅政権発足で通信株が急落…政治リスク表面化
- 通信事業の事業の特徴とは?
- 通信株の特徴は?長期保有に向くのか?
- 通信株のおすすめ銘柄4選!
投資歴20年のかいまるです。通信株の主力銘柄であるKDDIやNTTの株も含めて1500万円以上を運用しています。
自分の投資スタイルは、業績が安定していて高配当の銘柄を長期保有して配当金を再投資するもの。通信株は、その目的に最も適した銘柄ですね。
そんな業績鉄板の通信株も、菅政権発足で株価が急落しています。政府からの通信料金の引き下げ圧力が懸念されているからですね。
今回は、そんな通信株の特徴やおすすめ銘柄は何なのか分析です。
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目次
菅政権発足で通信株が急落…政治リスク表面化
2020年菅政権発足で通信株の株価が大幅に下落しました。
菅総理といえば、2006年の総務大臣当時から「日本の携帯通信料は高すぎ。公共の電波を使っておきながら儲けすぎ」というのが持論。
総理就任後、すぐに通信料金値下げを指示したこともあり、通信株は軒並み下落したんですね。
安倍前首相が辞任を表明ごろからの、通信大手3社の株価を比較して見ると、
NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
直近高値 | 3,136 | 3,368 | 1,505 |
直近安値 | 2,685 | 2,734 | 1,223 |
下落率 | 14.4% | 18.8% | 18.7% |
となっていて、KDDIとソフトバンクの下げがキツイものがありますね。チャート見ると急落していることがわかります。


通信銘柄は、業績が好調で景気の影響を受けづらい高配当ディフェンシブ銘柄の代表格。現状は菅政権による通信料金引き下げ圧力が大きなリスクとなっています。
なお、株は値動きが大きくリスクが高い、コロナショックみたいな株価暴落が怖い…という方もいると思います。
そういう方は1株価からの少額投資から初めてみてはどうでしょう?少額投資でリスクを低く運用を行うことが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

少し余談ですが、大手キャリアの通信料が高いのであれば、サービスは悪いかもですが格安SIMにすれば良いだけの話。
自分は格安SIMを使っているので、それほど携帯の通信料金が高いとは感じないんですけどね…。
むしろ高止まりしているNTTの光回線利用料や、強制的に支払わなきゃならないNHKの受信料を何とかしてもらいたいものです。
そんな菅政権から目の敵にされている通信銘柄。本当に儲けすぎなのか、通信事業の特徴について見ていきます。
通信株はディフェンシブ?通信事業の特徴とは?
通信事業の特徴や最近の動きを端的にまとめると、
- 必要不可欠な社会インフラ
- 圧倒的な独占事業
- 楽天の携帯事業参入
- 5Gの開始
- 2020年の大きな動きはNTTドコモの上場廃止
ということですね。クイックに見ていきます。
特徴1:必要不可欠な社会インフラ
今や社会インフラとなり日常生活にとって必要不可欠になった”通信”。多くの人にとって、もはやスマホや携帯電話なしでの生活は考えられないでしょう。
携帯電話などのモバイル端末の世帯普及率は2018年には95.7%にのぼり、スマートフォンの保有状況も約80%。ほとんど全ての日本人が保有している状態だといえます。
他方、普及が一巡したこともあり、契約者数が頭打ちの状態が続いており、金融市場などの進出など、新たな収益源の確保の模索が続いています。
特徴2:通信事業は圧倒的な独占事業
日本の通信事業は、NTTグループ(NTT、NTTドコモ)、KDDI、ソフトバンクの大手3グループが実質的に独占していると言って良いですね。
例えば、現在利用されている固定回線の7割りが光回線ですが、電力会社による光回線サービスがあるものの、実質的にNTTが独占しています。
ソフトバンクなどが”ソフトバンク光”としてサービス提供していますが、使用している回線設備そのものはNTTのものということになります。
また携帯通信事業は、”格安SIM”の利用者も増えてきているものの、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクでシェア約9割を占めています。
他の企業が参入しようとしても、莫大な設備投資が必要となるため実質的に難しいということです。いわゆるビジネスに”壕(Moat)”のある事業といえますね。
特徴3:楽天の携帯事業参入
これまで実質3グループが独占していた通信業界は、2020年は大きな変革期と言って良いですね。
まず、2020年4月には楽天が携帯通信事業に本格参入し、サービス提供を開始します。国内携帯市場は4大キャリアとなり、通信料金プランの低価格化や、顧客の獲得競争が激化すると予想されます。
ただ楽天はサービス開始が遅れるなど業績的に苦しい状況ですね。そこら辺の事情は以下の記事にまとめてます。

特徴④:5Gの開始
2020年には「5G(第5世代移動通信システム)」のサービスが開始されました。これまでにはない「高速化」を実現するだけでなく「超低遅延」「多数同時接続」といったことも可能となります。
5Gや6Gなどの普及には大手キャリアによる莫大な設備投資が不可欠なんですよね。
なので、携帯通信料金の大幅な引き下げにより収益が落ちると、5Gの普及が遅れることになるのではないかという指摘もあります。
特徴⑤:NTTドコモの上場廃止
2020年9月29日、NTTが系列会社のNTTドコモ(9437)に対してTOB(株式公開買い付け)を実施し完全子会社化することが発表されました。
買収総額は4兆2500億円。国内企業に対するTOBとしては過去最大となりました。
NTTは9月30日からTOBを行い取得価格は1株3900円。28日終値(2775円)になんと40%のプレミアム(上乗せ幅)が付いたんですよね。
上場廃止の経緯などについては、以下の記事に詳しくまとめています。ぜひご覧ください。

通信株はおすすめ?そのメリットとは?
業績鉄板の独占事業である通信事業。株式という観点で見たときの通信株の特徴は、
- 通信株は高い営業利益率と高配当
- 株価は景気や経済の動向に影響されずらい
- 売り上げ堅調で長期保有向き
ということ。詳細に見ていきます。
メリット①:通信株は高い営業利益率と高配当
通信株の特徴といった時に真っ先に思いつくのが高い営業利益率と高配当ということですね。
例えば、NTTドコモの上場廃止が発表される前の3大携帯通信キャリアのデータを簡単にまとめたのが以下の表。
NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
営業利益率 | 19.3 | 19.6 | 18.8 |
PER | 14.8 | 9.6 | 13.0 |
配当利回り | 4.45% | 4.19% | 6.84% |
※2020年9月18日現在
営業利益率が20%近いこともあり、他の業種に比べると経営が安定していることがわかります。
基地局などの通信インフラ整備に莫大な費用はかかりますが、一度整備してしまえば安定的な通信利用料を徴収することができるということ。
あと通信株は高配当銘柄としても有名で、4%以上の配当利回りが魅力的。ソフトバンクはなんと6%を超えています。
メリット②:株価は景気や経済の動向に影響されずらい
通信事業は、景気の後退局面でも売り上げが落ちない”ディフェンシブ銘柄”であることに加えて、売り上げの大半が国内事業であることから、世界の政治・経済の動向に影響を受けずらい”内需株”です。
以下のKDDIの株価チャートを見ると
チャイナショックのあった2015年やコロナショックのあった2020年3月ごろに株価はそれほど影響を受けていないのがわかります。
むしろ菅政権誕生した2020年8月ごろの株価下落がきつくなっていますね。
メリット③:売り上げ堅調・高配当で長期保有向き
自分は、通信株は業績鉄板で配当利回りが高いこともあり、長期保有に向いている業種かなと考えています。例えば、
・KDDI:17期連続増配中
・NTTドコモ:1998年の上場以来、減配なし
となっていて、配当金の安定度は抜群ですね。
通信事業の特性上、経済の減速懸念や金融ショックなどがあっても業績への影響が限定的。さらに、今後5Gの普及により通信インフラ事業の将来性は高まっていますから、配当だけでなく、成長性にも期待できます。
なお、少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券で1株から少額投資を活用すると良いです。ネオモバなら格安な月額定額手数料で1株から何度でも売買できるからです。
日本株の通常の取引単位は100株(1単元)。例えば、NTTドコモの株価は2685円(2020/9/18終値)で、通常は約23万円くらいの資金が必要。失敗したときのダメージが大きくなるし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないんですよね。
ネオモバは2019年4月に営業開始した新興ネット証券。しかし、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社で、信頼感もあり安心して利用することができます。
詳細は以下の記事にまとめています。

通信株のおすすめ銘柄4選!
これまで通信事業と通信株の特徴を見てきましたが、おすすめの通信株4選をあげると、
- KDDI
- NTT
- ソフトバンク
となります。どれも定番の銘柄ですが、特徴をクイックに見ていきます。
おすすめ①:KDDI
おすすめNo1はKDDI。以下のツイートのとおり外せないですね。
KDDIから株主優待のカタログが届きました。配当+優待利回り5%越えと通信株らしい高配当株です。他方、政府による利用料引き下げ圧力の影響により2015年と2018年の2回、株価が短期間で暴落してます。今年は楽天の通信事業参画があり、政府の介入も続くでしょうから、これをどう乗り切るかですね。
— かいまる (@leverage_toushi) June 9, 2019
政府の値下げ圧力で下落することもありましたが、株価への影響は限定的で、すぐに回復しています。業績の安定性や17期連続増配などの配当政策など、文句なしの銘柄。
NTTを抑えてNo1にしたのは、カタログギフトがもらえる株主優待が非常に魅力的だからです。大手キャリア3社で優待を実施している乗ってKDDIだけなんですよね。

高配当ディフェンシブ銘柄としてだけでなく、優待銘柄としても魅力大。日本株全体で見ても、最も魅力の高い銘柄の一つですね。
格安携帯事業povo立ち上げで益々注目されています。長期保有前提で、おすすめできる銘柄です。

おすすめ②:NTT
通信業界の雄NTTは外せません。
固定回線を独占しているNTT。以下のツイートのとおり長期保有の鉄板銘柄ですね
通信事業のガリバーNTT。
売上高11兆円超えと業績も株価も絶好調です。配当利回り3.6%と増配傾向。
大きな成長は期待できないですが、通信インフラは景気や経済の動向に影響を受けない鉄板事業。内需株の代表銘柄です。
長期的に高い配当を受け取りたいという人は、是非とも保有すべき銘柄の一つです。— かいまる (@leverage_toushi) October 21, 2019
NTTドコモをTOBで完全子会社化し格安携帯ブランドのahamoを立ち上げるなど積極的に事業を展開しています。
NTTドコモの子会社化も6G社会を見据えた戦略の一貫。
配当金も2013年85円→2018年180円と倍以上に増配!5年で2倍以上ですから、かなりのパフォーマンスです。
唯一の欠点は、株主優待がないことぐらいですね。携帯通信業界では最大手ですから、優待がいらないのであればKDDIよりもNTTが良いかもです。
2020年1月現在で株価は過去最高値を更新中。5G本命銘柄として投資家からの人気も高く、インカムだけでなく値上がり益も期待できます。

おすすめ③:ソフトバンク
最後はソフトバンク。以下のツイートのとおりです。
昨年12月に上場したソフトバンク。IPO初日に公開価格1,500円を大きく割り込んで以降、一度もこの価格を超える事はありませんが、本日の終値1,463 円と、もうちょっとの所まで迫っています。
直近の決算も悪く有りませんし、配当利回り5.8%と魅力的な水準。長期保有前提なら買い候補の銘柄ですね。— かいまる (@leverage_toushi) July 29, 2019
業績的にはNTTドコモやKDDIに見劣りしますが、ROEが高くて経営のうまさには定評のあるソフトバンク。
株価が低迷していることもあり、配当利回りが6%超えと非常に魅力的な水準ですね。株主優待も検討しているとの話もあり、株価の安い今は狙い目かもです。

リスクを少なく日本株に投資するには?
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「通信株のおすすめは?」まとめ
今回は、通信株のおすすめは?ということで、通信株の特徴とおすすめ4選を見ていきました。
通信株最大の魅力は、高配当+業績鉄板+5Gということでしょう。国内市場が飽和する中、成長に不安がありましたが、2020年の5G開始によりディフェンシブ銘柄としてだけでなく、成長銘柄として注目されていますね。
さらに売り上げの大半が国内事業ということもあり、世界経済や景気の影響も受けないというのも好材料の一つでしょう。
最大のリスクは菅政権による携帯料金の引き下げ圧力かと思いましたが、格安携帯ブランドのahamoやpovoなどの立ち上げで何とか乗り切った感じです。
高い配当利回りや5Gの将来性を考えれば、通信株は十分に魅力的な銘柄と言えるでしょう。
最後に賢く株式投資や資産運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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日本株の取引単位は100株(1単元)。例えば花王の株価は7772円(2020/10/7終値)で、通常は約78万円くらいの資金が必要なんです。
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