米国株のアルファベット(GOOGL)への投資を考えていますが、新型コロナ拡大の中、2021年も好調継続するのか売上高の推移が気になります。
2021年の決算や売上げはどうだったんですか?グーグルの最近の業績について知りたいです。
このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。
- アルファベット(グーグル)の2021年1〜3月売上高の結果は?
- アルファベット(グーグル)の2020年1〜12月売上高の結果は?
- アルファベット(GOOGL)の業績の推移は?
- アルファベット(グーグル)の最近の動向は?
投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,500万円以上の資産を運用しています。Googleの親会社であるアルファベットですが2021年1月〜3月決算の発表がありました。
結論から言うと、売り上げが市場予想を上回ったことや、Youtubeの収益の伸びが期待以上だったこともあり、翌日の株価は3%以上も上昇しました。
一方、Google広告の成長性に陰りが見えているアルファベット。
Youtubeやクラウド事業が、十分な収益をあげるようになるまでは、まだ時間がかかることもあり、短期的な株価は他のハイテク銘柄よりもパフォーマンスは悪くなるかもです。
そんなグーグルですが2020年1年間の業績はどうだったのか、2021年に入っても売り上げ好調か?
今回は、そんなアルファベットの業績に関して見ていきます。
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目次
アルファベットの2021年1〜3月売上高の結果は?
Googleを傘下に持つアルファベットの2021年1〜3月の決算は、売上高は前年同期比34%増の553億1400万ドル、純利益は162%増の179億3000万ドル(1株当たり純利益は26ドル29セント)で過去最高を更新した。
主力の広告が32%増だった他、巣ごもり需要でクラウドサービスやYouTubeも好調でした。
カテゴリー別の売り上げは以下のとおり。

前年同期は新型コロナ拡大の影響で、広告収益が大幅に鈍化していたこともあり、2021年1〜3月期の業績回復は目を見張るものがありますね。
さらに、グーグルが現在主力事業として育てようとしているYoutubeとGoogleクラウド事業の収益が、
・YouTube :40億ドル→60億ドル
・Google クラウド:28億ドル→41億ドル
と増収となっていて、大きく成長していることが確認できます。
新型コロナ拡大によって、企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速や、生活やビジネス様式の変化により、アルファベットの事業には追い風が吹いているようです。
なお、株価や配当の推移などに関しては以下の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

アルファベットの2020年10〜12月売上高の結果は?
Googleを傘下に持つアルファベットの2020年10~12月の決算は、売上高は前年同期比24%増の568億9800万ドル、純利益は43%増の152億2700万ドルで過去最高を更新しました。
主力の広告が22%増だった他、巣ごもり需要でクラウドサービスやYouTubeも好調だったことが要因です。
以下がカテゴリー別の売り上げ。

広告収入が得られる「Google検索」の売上は、新型コロナが直撃した直後の2020年4-6月には大きく落ち込んでいたのですが、10−12月は前年比+17%と堅調な内容。
Facebookの業績も10−12月期は過去最高売り上げとなっており、企業の広告需要が力強く回復しているということです。
さらに、グーグルが現在主力事業として育てようとしているYoutubeとGoogleクラウド事業の収益が、
・YouTube :47億ドル→69億ドル
・Google クラウド:26億ドル→38億ドル
と増収となっていて、大きく成長していることが確認できます。アルファベットのCEOも声明の中で
消費者も企業もオンラインサービスとクラウドへの移行を加速している
と述べており、新型コロナ拡大による生活やビジネス様式の変化により、アルファベットの事業には追い風が吹いているようです。
この好調な売上高を受けて、翌日のアルファベットの株価も9%以上も上昇しています。

アルファベットの2020年7〜9月売上高の結果は?
2020年7〜9月の決算は、売上高は前年同期比14%増の461億7300万ドル、純利益は59%増の112億4700万ドルでした。
前四半期に新型コロナ拡大の影響で落ち込んだ主力事業の広告が持ち直したことや、巣ごもり需要でクラウドサービスやYouTubeも好調でした。
以下がカテゴリー別の売り上げ。

大きいのは前四半期減収となったグーグル広告が10%増となったこと。景気が回復基調ということもあり企業の広告需要も回復しているということ。
さらに大きいのは、グーグルが現在主力事業として育てようとしているYoutubeとGoogleクラウド事業の収益が、
・YouTube :38億ドル→50億ドル
・Google クラウド:24億ドル→34億ドル
と増収となっていて、堅調に成長していることが確認できます。
またPixelなどのハードウェアを含む「Googleその他」の売上高は35%増の54億7800万ドル。8月に発売したスマホ「Pixel 4a」の売り上げが順調。
Google広告、とりわけYouTube広告の売り上げが大きく伸びており、新型コロナ拡大の影響からグーグルが立ち直ったといえます。
グーグルの2020年4〜6月決算の結果は?
アルファベット(グーグル)の4〜6月期(2Q)の決算概要をまとめると、
- 売 上 高 :382.9億ドル(前年同期比2%減)
- 純 利 益 : 69.6億ドル(同30%減)
となっています。要因は、コロナ拡大で企業の広告が減ったため。
もともと1Q決算の段階で、企業の広告出稿が激減することが予想されていたの4−6月期業績はかなり悪化することが見込まれていたんですよね。
以下がセグメント別の売り上げとなっていますが、Google Search(検索)&otherの広告収入が213億ドルと236億ドルから8%近い減収になっています。

ただグーグルが現在主力事業として育てようとしているYoutubeとGoogleクラウド事業の収益は、
・YouTube :36億ドル→38億ドル
・Google クラウド:21億ドル→30億ドル
と増益となっていて、堅調に成長していることが確認できます。
グーグル検索による広告収入の成長は鈍化。これらの次期主力と期待されている事業が、コロナ拡大の状況下でも堅調に伸びているのは朗報と言えるでしょう。
Googleの2020年1〜3月決算の結果は?
2020年4月28日に発表されたアルファベット(Google)1Q(1〜3月)決算結果と新型コロナウイルスの影響についてみていきます。
景気の動向に左右されずらいインターネット広告の分野も、コロナ拡大による企業業績悪化により成長が若干鈍化しています。
アルファベットの1〜3月期の決算概要をまとめると、
- 売 上 高 :411.6億ドル(前年同期比13%増)
- 営業利益: 79.8億ドル(同19%増)
- 純 利 益 : 68.4億ドル(同2.7%増)
となっています。
新型コロナ拡大で企業収益が悪化していて広告費が激減するとの懸念がありましたが、意外と売上高は落ちなかったですね。前年比13%となっていて、昨年の伸びが17%ということを考えると成長は鈍化しているものの、健闘したと言えるでしょう。
ただ、アルファベットの説明によると、1〜2月の業績は力強かったものの、外出制限が本格化した3月以降の売り上げが顕著に鈍化しているとのこと。3月末には売り上げが10%台半ばぐらいまで減少しているんですよね。
世界中で新型コロナにより企業業績が悪化していることから、広告費が削られていることが要因。経済が本格的に再開すれば広告収入は元に戻るかもですが、次期4〜6月期の売り上げは不安が残りますね。
参考記事 >>
アルファベット4年半ぶり低成長 1~3月期、広告急減(日経新聞)
アルファベットの業績推移は?
次にアルファベットの業績をみていきます。以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

インターネットやスマートフォンの普及とともに検索エンジンの利用者が爆発的に増加し続けていることもあり、業績も右肩上がりの急成長となっています。特に最近では、2006年に買収したYou Tube利用者の増加が著しいですね。
利用者の大半が欧米ということもあり、チャイナショックのあった2016年ごろでも業績への影響は全くないですね。各国政府による個人情報保護強化が行われているものの、インターネットやYou Tubeなどの利用者が増えているうちは売り上げは伸び続けるということでしょう。
ちなみにアルファベットの売り上げの内訳は以下の通りとなっていて、グーグル検索した際の企業広告による収入が7割りを占めています。

You Tubeやブログなどのグーグル以外の広告収入は14.6%ですので、アルファベットの売り上げの85%は広告収入となります。広告以外の収入は、クロムブックなどのノートパソコンやスマホやスピーカーの売り上げによるもの。
なので、現在アルファベットが力を入れている自動運転や量子コンピューターなどの新規事業の売り上げは1%にも満たない状況です。
今後、個人情報保護などの情報セキュリティに対する利用者や各国政府からの要求も厳しくなり、その対応にもコストがかかることから、短期的な業績は厳しくなることも予想されます。
アルファベットの株価の推移(チャート)は?
次にアルファベットの長期チャート(10年)を見ていきます。以下が過去10年のチャートで、比較のためにS&P500も掲載しています。

赤:GOOGL 水色:S&P500
コロナショックでアルファベットの株価が大幅下落しましたが、10年間で株価は約7倍になっており、S&P500と比べても圧倒的に大きく伸びていることがわかります。長期的には綺麗な右肩上がりで、文句なしのパフォーマンスだと思います。
時期主力であるYouTubeやGoogleクラウド事業は堅調に伸びていて、さらに自動運転や量子コンピュータ事業も収益化にはまだ時間がかかるものの、将来性十分です。
自分も長期的にはアルファベットの将来性は非常に期待できると考えていて、政府による個人情報保護に対する過剰な規制さえなければ、将来的な株価上昇はかなり期待できると思います。
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「アルファベットの業績・決算」まとめ
今回は、アルファベットの業績・決算ということで、業績や売上高の推移と、2020年1〜12月、2021年1〜3月の業績について述べてきました。
2020年1月〜3月の決算では大きな業績の落ち込みは無かったものの、3月の広告収入はかなり減少していて、4〜6月の減収は避けられない状況でした。
長期的な成長は間違いない銘柄と言えそうですが、Youtubeやクラウドが主力事業として成長するにはもう少し時間がかかるため、短期的には他のハイテク銘柄よりも株価パフォーマンスは劣るかもです。
ただ7−9月の業績は持ち直したこともあり、さらに10−12月の売上高は過去最高。2021年に入っても企業の広告需要が大きく伸びています。
次期主力のYouTubeとクラウドが力強く成長しており、今後も業績に期待が持てますね。
最後に米国株を賢く運用するための方法について紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
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なお米国株に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。
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