米国株

マイクロソフト(MSFT)の業績・決算は?コロナ拡大の影響は?

米国株のマイクロソフト(MSFT)への投資を考えていますが、新型コロナウイルス拡大の影響が気になりますが、1月に発表された2020年10〜12月決算はどうだったんですか?

Microsofは、一時期業績が落ち込んでいましたが最近の業績はどんな感じですか?

このような疑問を持つ方に向けて記事を書いています。

今回の記事の内容
  • マイクロソフト2020年決算の結果は?
  • マイクロソフト(MSFT)の業績の推移は?
  • マイクロソフト(Microsoft)の最近の動向は?
  • マイクロソフトの2020年2Q決算は?

投資歴20年のかいまるです。米国株を中心に1,000万円以上の資産を運用しています。

スマホ事業の乗り遅れから2015年ごろに売り上げが伸び悩んだマイクロソフト。しかし、結論から言うとマイクロソフトの業績は、

・WindowsやOfficeのサブスク化などで売り上げ上昇

・クラウドサービスのAzuruの急成長

・新型コロナによる外出制限もクラウド利用増加

ということもあり、業績は堅調そのものです。特に新型コロナウイルス拡大による業績への影響が懸念されましたが1月〜3月の決算は増収増益、1兆円超えの自社株買いが発表されるなど好調な内容でした。

さらに7〜9月決算も純利益が四半期ベースで過去最高を更新。収益も15四半期連続の2桁上昇と絶好調の内容でした。

2020年は営業利益率が大幅に上昇するなど再び成長軌道に乗りつつあるといえます。特にクラウドサービスAzuruは業界トップのアマゾンを脅かす勢いを示しています。

今回は、そんなマイクロソフトの業績に関して見ていきます。

なお、株価や配当の推移などに関しては以下の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。

マイクロソフトの株価の今後は?クラウド”Azure"で10年後も成長!米国株のマイクロソフト(MSFT)への投資を考えているので、株価の今後の見通しを知りたいです。新型コロナ拡大の影響で株価は下落しているよ...

※米国株取引手数料0円の証券会社という選択

米国株の取引手数料は日本株に比べて実は割高…。できるだけコストをかけずに取引したいならDMM株が良いかも。DMM株は米国株そして米国ETFの取引手数料0円なので、お得に取引するのもありですね。

>> DMM株の無料申し込みはコチラ

 マイクロソフトの2020年決算結果は?

ここでは2020年決算の内容を見ていきます。

2020年10〜12月決算は増収増益

2020年10-12月期のマイクロソフトの決算が発表されましたが、内容はかなりよかったですね。

10〜12月決算の概要
  • 収   益 :431億ドル(前年同期比17%増)
  • 純 利 益 :155億ドル(同33%増

いずれもアナリストの予想(売上411億ドル)を上回る好調な内容で、クラウド需要の拡大で成長が加速しています。

「Azure(アジュール)」や職場向けのチャットアプリ「Teams(チームズ)」といったクラウド関連事業の売上高が34%増の167億ドル。

増収率は2四半期連続でプラスとなり、成長ペースが再び加速していますね。

個別で見ると、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やゲーム機「Xbox」などを含むパーソナルコンピューティング事業の売上高は14%増の151億ドル。

こちらも好調ですね。

参考記事:Microsoft、10~12月売上高4.4兆円クラウド利用拡大(日経新聞)

2020年7〜9月決算は増収増益

2020年7〜9月決算の概要
  • 収   益 :371.5億ドル(前年同期比12%増)
  • 純 利 益 :138.9億ドル(同30%増

コロナショック後の7〜9月の純利益は、四半期ベースで過去最高を更新。収益も15四半期連続の2桁上昇と絶好調の内容でした。

要因は、新型コロナ拡大による在宅勤務や遠隔授業の浸透でクラウドサービスの需要が伸び続けていること。

クラウド上で演算能力を提供する「Azure(アジュール)」といったクラウド関連事業の売り上げが31%増の152億ドルとなり、全体の40%を初めて突破。

パソコンのSurfaceの売り上げも37%伸びており、個人向け・法人向けパソコンの”コロナ需要”がいまだに続いているということです。

参考記事:Microsoft、30%増益で過去最高 クラウド4割に(日経新聞)

2020年4〜6月期(4Q)決算は増収減益

2020年4Q決算の概要
  • 収   益 :380.3億ドル(前年同期比13%増)
  • 営業利益:134.0億ドル(同8%増)
  • 純 利 益 :112.2億ドル(同15%減

新型コロナによるテレワークや遠隔授業拡大によってマイクロソフトが提供しているクラウドサービスなどの需要が急増していることもあり収益、営業利益はしっかりと伸びています。

ただ、これまで20%以上増益していた営業利益の伸びが8%となっており、成長率の鈍化が気になります。

マイクロソフトは世界で83あった直営店閉鎖することを決めたため、その撤退費用の計上などで、純利益が10四半期ぶりの減益となりました。

※ロボアドバイザーによる自動運用という選択

毎日が忙しくて資産運用にかける時間がない…。そんな方は口座にお金を振り込むだけでロボアドバイザーが自動運用するWealthNaviが便利かも。WealthNaviなら株式だけじゃなく債券や金、不動産にも自動で分散投資してくれます。

>> WealthNaviの無料申し込みはコチラ

マイクロソフト:新型コロナの影響は?

2020年4〜6月の部門別で見ると、コロナの影響をほとんど受けていないことがわかりますね。

どの部門も堅調に伸びていて新型コロナ影響拡大の影響を感じさせません。

特にモアパーソナルコンピューティング部門が13%増となっていて、外出制限による”巣ごもり需要”でXboxやSurfaceなどのPCの販売が好調だったということ。

一方、Azureやサーバーサービスを行っているインテリジェントクラウド部門の売上成長が17%程度となっています。これまで30%近くあったことを考えると成長率が鈍化。

このクラウド部門の売上が予想に届かなかったことから、翌日のマイクロソフトの株価は下落しました。

新型コロナウイルス拡大の影響は軽微

気になる新型コロナウイルス拡大の影響については、マイクロソフトの発表によると業績への影響は軽微(Minimal)だったとのこと。

むしろ在宅でのテレワークや通信教育への移行によりAzuruやOffice365などのクラウドサービスの使用が増加しています。

その他、Windows OEM(ライセンス販売)やパソコン事業については中国のサプライチェーンが一時ストップしたことにより影響を受けたものの、在宅での仕事や学習による需要増により恩恵を受けているんですね。

影響が出たのは、コロナ拡大で業績に影響のでた企業による広告費削減によって、検索サービス(Bing)の収益が多少悪化したぐらい。

外出制限でゲーム事業も伸びてるんですよね。マイクロソフトの主要事業は新型コロナの影響をほとんど受けず、むしろ追い風になったということでしょう。

参照ページ>>
https://www.microsoft.com/en-us/Investor/earnings/FY-2020-Q3/press-release-webcast

マイクロソフトの業績推移は?

早速ですが、マイクロソフトの業績推移をみていきます。ここでは、

以下のグラフは、売上高、営業利益、純利益、営業利益率の推移となっています。

2015年、2016年ごろに売上高が減少するなど業績が一時的に落ち込みましたが、その後は復活してますね。順調に右肩上がりとなっていることが読み取れます

この落ち込みはスマホ市場への対応の遅れで売り上げが伸び悩んだ時期。当時のマイクロソフトは”オワコン”みたいな感じで、ボロクソに言われてました。

営業利益率の高さが注目ポイントですね。2010年にだんだん下がってきていましたが、2015年を底にして持ち直し、2019年決算では40%近くまで回復が確認されました。これは先行投資してきたクラウドサービスのAzuruがが業績に貢献しているためです。

マイクロソフトの最近の動向とは?

マイクロソフトは、あまりにも急激に大きくなったので反トラスト法(独占禁止法)訴訟沙汰。その対応に追われているうちに、AppleとGoogle(アンドロイド)にスマホ市場を席巻されてしまいましたね。

3年ぐらい前はWindows搭載のスマホを見かけましたけど、最近は全く見ないです。スマホ市場の獲得に乗り遅れたため、業績は伸び悩び、一時期はマイクロソフトはオワコンみたいにボロッカスに言われていました。

しかし、2014年にCEOに就任したサティア・ナデラ氏がマイクロソフトのビジネスモデルを変革させます。

商品のサブスク化・クラウド化

そのキーワードになっているのが商品のサブスク化、クラウド化なんですね。これまで商品の売り切り型だったWindowsやOfiiceなどのソフトウェアを、月額利用料金いくらみたいな感じでサービス提供に対する利用料に変えたんですね。周辺ソフトの利用についても、追加料金を取るとか。

サービスを提供することで、そのサービスに対して料金を取るといったビジネスモデルの変革。

ユーザーは、インターネット環境さえあれば、WindowsやOfficeのソフトウェアを利用できるので、サーバーとかも自分たちの会社で管理する必要がないので、効率化がはかれるというメリットがあり、急速に利用が拡大していますよね。

クラウドサービスは、ソフトウェア、データ保存・管理などのサービスをインターネットを通じて提供するもの

この変革っていうのが大成功して、マイクロソフトの業績、特に営業利益率は急上昇しています。

Xboxなどのゲーム事業もクラウド化

ゲーム事業もクラウド化を加速させてますね。人気のある「XBox」に加えてスマホなどでも楽しめるサービスを提供する予定。

Googleも「Stadia」でゲーム事業に参入していて、ゲーム機を買わなくてもクラウド上で楽しめる。Facebookもゲーム市場に参入することを表明していますね。

マイクロソフトは、ソニーのPlaystationと連携して迎え撃つ体制。今年、来年はゲームは熱い市場になりそうです。

クラウドサービス「Azuru」が好調

マイクロソフトのクラウドサービス「Azuru」のシェアが拡大しています。Amazonとの差は大きいものの、AWSが昨年比でシェアが下落する一方、Azureは2.4ポイント伸ばしているんですね。

現在のクラウドサービスにおけるAzureのシェアは約17%で第2位。AmazonのAWSが約33%に次いで高いシェアを誇っています(2019年第3四半期)。この1年間でクラウドサービスは世界的に37%も成長。各社の競争も激化していますが、市場が急速に拡大していて、収益の伸びも期待できます。

さらに、新型コロナによる外出制限で企業のテレワークや学校の通信授業の拡大などもありクラウドサービスの利用が伸びています。多くの企業が感染症拡大による業績悪化に苦しむ中、マイクロソフトのクラウド事業にとってはむしろ追い風となったようです。

マイクロソフトの株価の推移(チャート)は?

次にマイクロソフトの5年チャートをみていきましょう。以下が、過去5年のチャートです。参考までにS&P500も掲載しています。

赤:MSFT 水色:S&P500

5年間で4倍以上のパフォーマンス。これにプラスして配当も出ているので、文句なし。本当にすごいと思います。営業利益率が40%近くあり、業績が好調ですから株価も上昇で反応しているということですね。

新型コロナで2020年に入って大きく株価が落ち込みましたが、急速に回復しています。このチャートを見ると、下落したところは絶好の買い場だったということですね。

なお、今から米国株の投資を始める方には”取引手数料ゼロ”のDMM株が圧倒的にお得でおすすめです。

米国株は、大手のネット証券であるSBI証券、楽天証券、マネックス証券で購入することが可能ですが、手数料は3社横並びで約定代金の0.45%(最大20ドル)。

日本株の売買手数料よりも、かなり割高な状態なんですよね。

その点、DMM株なら取引手数料ゼロで米国株を購入することが可能です。詳しくは以下の記事にまとめています。

DMM株で米国株の取引手数料0円! 評判と気になるデメリットとは?DMM株なら米国株の取引手数料がなんと無料! これまで日本株に比べて割高とのイメージのあった米国株取引手数料。この無料化は日本の証...

「マイクロソフトの業績」まとめ

今回は、マイクロソフトの業績ということで、業績推移と最近の動向、2020年決算について述べてきました。

ITの巨人マイクロソフト。WindowsやOfficeのような定番ソフトウェアに加えて、最近ではクラウドサービスのAzuruが急成長を遂げていて、業績が拡大しています。

新型コロナ拡大によって業績が悪化する企業が多い中、外出制限によるテレワークと通信教育への移行でクラウドサービスの需要が伸びているんですね。

クラウドサービスAzuruのシェア拡大も顕著ですね。国防総省のシステム入れ替えに伴う”1兆円”入札に業界トップであるAmazonのAWSに競り勝つなど勢いがあります。

クラウド化による収益構造の変革。既にパソコン用OSやビジネス向けソフトウェアでは寡占状態を築いていることもあり、今後の業績が急激に悪化することは考えずらいですね。マイクロソフトはまさに長期保有に向いた銘柄といえるでしょう。

米国株に関する情報を効率よく収集するには?

日本ではアクセスしずらい米国株の情報を日本語で配信するモトリーフールメールアドレスを登録するだけで鮮度の高い情報が無料で送られてきます

自分も登録してみたところ、おなじみのバフェット銘柄に関する内容や、業績良好な医薬品株・機械株に関する内容などがタイムリーに送られてきます。モトリーフールの情報はエコノミスト誌のような海外メディアからも高い評価を受けているんですよね。

米国株の情報はどうしても乏しくなりがちなので、この機会に登録してみるとよいです。登録は無料です。

>> モトリーフール無料メルマガ登録はコチラ

なお、モトリーフールの特徴や無料メルマガのメリットについては以下の記事にまとめています。

モトリーフールが米国株の情報収集におすすめな理由?評判・口コミも紹介。米国株への投資を始めたけど、信頼できる情報をどこから集めたら良いですか?米国株の情報提供で有名なモトリーフールの評判を知りたいです。 ...

米国株に1000円の少額から投資するには?

「米国株に興味あるけど、ちょっと難しそう」とか「米国株を始めてみたいけれどお金がない…」という方は、PayPay証券(旧ワンタップバイ)で1000円の少額から米国株を始めるのもありかと。

例えば、人気の米国銘柄Amazon。2020年11月20日現在の株価は3099ドルにまで上昇しているので株を購入するには30万円以上の資金が必要ということになります。

これだと資金の少ない方は、複数の銘柄に分散投資したい人にはちょっとハードルが高いですよね。

しかしPayPay証券なら1000円の少額から投資可能。専用アプリを利用すれば米国株の積立投資を行うこともできます。

自分も活用していますが、口座開設から買付まですべてスマホで完結するので本当に便利ですね。手軽に米国株投資を楽しむことができます。

詳しくは以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

1,000円から米国株に投資!PayPay証券の始め方や取扱銘柄は?米国株に投資したいのだけど、そんなにお金がないので少額から米国株を始める方法はないですか? PayPay証券(旧ワンタップバイ)が...

なお米国株に関連するお得な情報や役に立つ情報のページについて、以下にまとめました。よろしければご覧いただければと思います。

関連記事・おすすめ記事

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。皆さんに少しでも役に立つよう、米国株の個別銘柄に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。

マイクロソフトの株価や配当の推移などに関しては以下の記事にまとめています。今後の株価の見通しは?

マイクロソフトの株価の今後は?クラウド”Azure"で10年後も成長!米国株のマイクロソフト(MSFT)への投資を考えているので、株価の今後の見通しを知りたいです。新型コロナ拡大の影響で株価は下落しているよ...

 

SNSの代名詞ともいえるフェイスブックの銘柄分析です。個人情報漏洩問題や仮想通貨リブラ構想の頓挫など逆風が吹き荒れますが、今後の株価の見込みについて分析です。

フェイスブックの株価と今後の見通しは?SNS利用者急増で10年後は?米国株のフェイスブック(FB)への投資を考えています。facebookの株価の見通しや予想を知りたいです。 新型コロナ拡大の影響も...

 

コカ・コーラの業績についてです。圧倒的ブランド力を誇りますが近年では売上高が大幅に下落しています。その理由とは?

コカ・コーラ(KO)の業績が悪化…コロナ直撃で売上への影響は?米国株のコカ・コーラ(KO)への投資を考えています。新型コロナの影響で業績が悪化しているようですが…売上への影響はどの程度ですか? ...

 

高配当・連続増配の定番中の定番、コカ・コーラの銘柄分析です。業績鉄板のコカ・コーラも2012年以降の売り上げが大幅に落ち込んでいます。その理由について分析です。

コカ・コーラの株価が下落…58年連続増配”配当王”の株は買い?業績が安定している米国株コカ・コーラ(KO)への投資を考えています。これまでのKOの株価の推移や配当はどんな感じですか? コカ・コ...

 

娯楽の王様ウォルト・ディズニー。最近では、20世紀FOXの買収やDIsney+の開始など、メディア事業に力を入れています。今後の株価の見通しは?

ウォルト・ディズニーの株価の今後は?Disney+好調で株は買い?米国株のウォルト・ディズニー(DIS)への投資を考えているので、株価の今後の見通しを知りたいです。株価の推移やチャートの特徴はどんな感じ...

 

米国のグロース銘柄の象徴”アマゾン”。しかし、アジア地域でのEC事業展開は苦戦が続いており、また期待されているクラウド事業も世界シェア首位の座から陥落。今後の見通しについてまとめました。

アマゾンの株価の見通しは?10年後の業績はベゾスCEO退任で厳しい?アマゾン(Amazon)の今後の株価見通しについて知りたいです。インターネット通販がメインですけど、クラウド事業も絶好調ですよね。 ...

 

米国株を取引する際のおすすめ証券会社を比較してみました。横並びだった米国の売買手数料にも変化が出てきています。おすすめの証券会社はどこなのか解説しています。

米国株の手数料を徹底比較!おすすめ証券会社はどこ?(2021最新)最近、米国株の手数料の引き下げが行われているみたいだけど、これらを比較して見て、どこがオススメですか? できるだけ手数料の安いとこ...