PayPay証券の手数料って高いんですか?スマホアプリで手軽に取引できるようだけど…少額取引だし割高じゃないのかな?
このような疑問を持つ方に向けて記事を買いています。
スマホアプリでAmazonやトヨタなどの優良銘柄に1000円から投資投資できるPayPay証券。
そんなPayPay証券、特徴をまとめると、
- 1000円の少額から日本株・米国株に投資可能
- 購入できる銘柄が優良企業など307銘柄(日本株:160 米国株:147)に厳選
- PayPayとのサービス連携強化
ということ。
そんなPayPay証券ですが、手数料は他の主要ネット証券会社に比べて高いのでしょうか?そこで、今回の記事では、手数料の特徴と他の証券会社と比較していきます。
これから始める方の参考になればと思います。
なお、PayPay証券の特徴や評判やメリット・デメリットなどをまずは知りたいという方は、はじめに以下の記事をぜひご覧ください。

目次
PayPay証券:日本株の手数料は高いのか?
まずは日本株を取引する際の手数料について見ていきましょう。
PayPay証券では、個別銘柄の株価などを参考に、合理的かつ適正な方法で「基準価格」を算出して1000円の少額から取引を行います。
その際、「基準価格」に対し以下のスプレッドを加減して「取引価格」としています
・東京証券取引所の立会時間:「基準価格」の0.5%
・それ以外:「基準価格」の1%
東京証券取引所の立会時間は平日の9:00〜11:30、12:30〜15:00となります。立会時間内に取引をすると1,000円の取引あたり5円のスプレッド(取引手数料)がかかる計算になります。
他の証券会社と比較(単元未満株)
PayPay証券の手数料は高いのか?主要ネット証券の少額投資サービスの手数料と比較してみましょう。
通常、日本株は100株単位での取引ですが、大手ネット証券のSBI証券やマネックス証券などでは最低1株から取引できる”単元未満株”の取引サービスを提供しています。
手数料は取引額の0.5%程度です。
「マネックス証券がワン株の買付手数料無料化」の記事でも書いたとおり、マネックス証券は買付手数料を無料化していますが、それ以外の証券会社とは手数料が0.5%ということでPayPay証券の手数料と同じ水準です。
なので日本株の手数料は、他の主要ネット証券と同じ水準と言って良いと思います。
主要ネット証券会社では、立会時間内でしか日本株の取引ができないことを考えると、PayPay証券の利便性は高いですね。
PayPay証券:米国株の手数料は高いのか?

米国株の場合は、
- 為替手数料
- スプレッド(取引手数料)
2種類の手数料がかかります。それぞれ見ていきましょう。
コスト①:為替手数料
この為替手数料は米国株を購入する際にかかります。
買付は1ドル当たり取引レートの+35銭、反対に売却の際には取引レートの-35銭です。
例えば、1ドル=100円であれば買付または売却の取引(片道)で
・1,000円あたり:3.5円
・10,000円あたり:35円
となります。どうですかね?
もちろん取引額が大きくなるほど為替手数料が多くなりますが、PayPay証券は少額取引がメイン。
気にするほど大きな金額ではないかと思います。
米国株の手数料②:スプレッド(取引手数料)
米国株の売買する際に発生する手数料に相当するものです。
買付は市場価格の+0.5%、売却は市場価格の-0.5%のスプレッドとなります。ようするに、銘柄の売買を1往復すると実質的に1%の手数料がかかるということ。
なので1回の取引で、
・1,000円あたり:5円
・10,000円あたり:50円
となります。まあ、頻繁に売買しないのであれば、気にするほどの金額でもないかと思います。
なお、米国株の取引は、米国市場が開いている時間【日本時間で23:30~6:00(夏時間:22:30~5:00)】での取引は±0.5%ですが、それ以外の時間では±0.7%となるので注意が必要です。
他の証券会社と比較(米国株)
PayPay証券の手数料は高いのか?主要ネット証券の米国株取引の手数料と比較してみましょう。
米国株の手数料は主要ネット証券横並びで以下の表のようになっています。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
取引手数料 | 0.495%(税込) | ||
為替手数料 | 25銭 | 25銭 | 25銭(買付無料) |
PayPay証券の手数料(スプレッド)は0.5%で為替手数料は35銭。
若干PayPay証券の方が高いかもですが、ほぼ同じ水準の手数料といっても良いと思います。
例えば、1ドル=100円で10000円の取引をした場合の米国株手数料の総額は、
・PayPay証券:50円+35円=85円
・SBI証券:49.5円+25円=74.5円
となります。どうでしょうか?
PayPay証券は1000円からの少額取引がメインの証券会社ということを考えると、金額的にそれほど気にするほどの差じゃないですね。
その他の手数料は高いの?
PayPay証券は入手金手数料が必要となるので、他行あての振込手数料無料のネット銀行などを利用して振り込むと良いかと思います。
ちなみに、PayPay証券からの出金する際には、
◯3万円未満(税込み)→
みずほ銀行宛:110円、みずほ銀行以外宛:275円
◯3万円以上(税込み)→
みずほ銀行宛:220円、みずほ銀行以外宛:385円
となります。これは、ちょっとデメリットかな…。
他の主要ネット証券では無料ですからね。
今後、PayPayとの連携強化で手数料のポイントキャッシュバックなどのサービスが期待されるところです。
「PayPay証券の手数料は高い?」まとめ
今回は、PayPay証券の手数料は高いのかということで、日本株取引、米国株取引にかかる手数料と主要ネット証券の手数料とを比較していきました。
結論をまとめると主要ネット証券と比べて、
・日本株:主要ネット証券の1株取引とほぼ同じ
・米国株:主要ネット証券より若干高いものの同水準
・時間帯によっては手数料は割高になる
ということです。なので他の主要ネット証券と比較してPayPay証券の手数料は同じ水準であり、決して高くはないといえます。
もちろん株式取引ができない時間帯では手数料が割高になりますが、時間外でも取引できる利便性を考えるとメリットも大きいと思います。
Amazon、Apple、トヨタ、花王など、日本や米国の超優良銘柄に1000円から投資できて超優良銘柄によるポートフォリオを少額で構築することができる。
そんなPayPay証券についてより知りたい方は、以下のページも参考にしてみてください。
