天然ガスに連動するCFDへの投資を考えています。天然ガスCFDの特徴やメリット・デメリットはどんなところですか?
おすすめの証券会社についても知りたいです。
この記事では天然ガスCFDを活用した投資の魅力について解説します。
- CFDで投資できる天然ガスとは?
- 気になる天然ガスの値動きとは?
- 天然ガスCFDに投資するメリットとは?
投資歴20年のかいまるです。CFDの投資歴は5年を超えていて、最初は短期取引中心でしたけど、最近は配当目的の長期投資を行なっています。
冬場に”大寒波襲来”というような報道が流れると大きく価格が動く天然ガス。環境への影響が石油や石炭に比べて小さいということもあり消費量が世界的に増加傾向です。
この天然ガス価格、生産量や在庫量、需要の強さやシェールガスの動向などに影響を受けることになります。
なので天然ガスなどの商品CFDは、株や債券のように長期保有により資産を増やすような金融商品ではなく、短期的な価格変動による利幅を狙う取引が中心になるんですね。
その意味では、中級者〜上級者向けの商品と言えそうです。
今回は、そんな天然ガスの特徴や天然ガスCFDに投資するメリットについて取り上げます。
ぜひ最後までご覧ください。
CFDってそもそも何?という方は、以下の記事にわかりやすく解説していますので、まずはコチラからどうぞ。
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CFDで投資できる天然ガスとは?
天然ガスは、メタンを主成分としたガスで、燃焼したときに発生する窒素酸化物、二酸化炭素の量が石炭や石油より少なく硫黄酸化物は発生しないため、石油や石炭に比べて、環境への影響が低いといわれています。
世界中で消費されるエネルギーを資源別に見ていると「原油33.3%・石炭28.1%・天然ガス24.1%」(2016年)となっています。この3つでエネルギーの大半を占めているんですね。
米国など先進国を中心に石油・石炭から天然ガスへの代替えが進んでいることもあり、天然ガスの割合が年々増えていることがわかります。
・石炭や石油に比べてCO2などの排出量が少ない
・埋蔵している地域に偏りがない
という特徴があるためですね。
ちなみに天然ガスは圧力をかけて冷却をすると体積が約600分の1になるという特徴があるので、液化天然ガス(LNG)として輸送されます。
天然ガス価格の値動きは(長期チャート)?
「Henry hub(ヘンリーハブ)」は米国ルイジアナ州にある天然ガスの集積所となっていますが、ここで売買される天然ガスの価格が米国先物市場の先物価格(市場値)となっています。
長期チャートは以下のとおりとなっています。
※百万BTUあたりの価格
長期チャートを見て分かるとおり値動きが荒いですね。特に2000年代前半は数ヶ月で価格が5倍になったり、5分の1になったりと乱高下しています。
以下が、直近2年のチャート。
2021年に入って3ドルを超えています。ワクチン普及による新型コロナ収束による景気拡大への期待から1年間で急速に上昇していいます。
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天然ガス価格のポイントとは?
ここでは天然ガス価格に影響を与えるポイントを簡単に解説します。
ポイント①:原油価格に左右されやすい
天然ガス価格は、世界最大のエネルギーである原油の価格に影響を受けやすい性質があります。
好景気で将来的な原油需要が増えることが予想されると、原油価格が上昇しやすくなりますが、エネルギー資源全体の需要が増えることも連想されるため天然ガスも価格上昇が起こりやすくなると言われています。
少し古いチャートですが天然ガスと原油との価格推移を比べると、強い相関性があることがわかります。
出典:資源エネルギー庁HP
一方、米国においては2000年代前半のシェールガス開発の推進で天然ガスの価格が大きく下落しているのがわかります。
米国のヘンリーハブ・天然ガス先物価格が2005年ごろから大きく下落して、5ドル/百万BTUを下回り、原油価格との相関性が低くなっていることがわかります。
天然ガスCFDは米国の先物価格に連動するので、原油価格にはそれほど大きな影響は受けづらいです。
ポイント②:アノマリー(季節性)がある
天然ガスは欧州やロシアなどで暖房用の燃料として活用されていることから、冬場に価格が上昇しやすいという特徴があります。
以下が過去5年の天然ガス先物の価格推移ですが概ね年後半あるいは年始に価格が上昇する傾向にあるのがわかります。
特に2018年は米国で大寒波が襲来したということもあり天然ガス価格が年末にかけて急激に上昇しています。
このような季節性に着目して、冬が始まる前に「買い」、年末から年始にかけて「売る」という売買も面白いということです。
天然ガスCFDの特徴とは?
天然ガスCFDの特徴についてみていきましょう。国内シェア80%以上のGMOクリック証券のデータを活用しました。
メリット①:取引手数料
GMOクリック証券のCFDは全て取引手数料無料です。
メリット②:すべて円で取引できる
天然ガスCFDの参照原資産はニューヨークマーカンタイル市場の天然ガス先物(ヘンリー・ハブ価格)です。
これは米ドルで取引されていますが、GMOクリック証券のCFDは日本円での取引になります。
メリット③:取引単位がCFD価格の100倍
CFD価格は、百万BTUあたりの価格です。なので天然ガスCFDが3.5ドルの場合、1枚あたり大体350ドルの取引をしている計算になります。
取引画面やチャートには価格が米ドルで表示されています。商品先物に比べ、取引単位が小さいので小口での取引もしやすくなっています。
メリット④:レバレッジ:20倍
20倍のレバレッジで取引できるので、小額の資金で大きな利益を狙うことができます。
最低必要証拠金は2000円〜3000円程度ですので、資金が少なくても取引を行うことができますね。
大きな利益を狙える半面、損失も大きくなる可能性があるので、適切なリスク管理が求められます。
「天然ガスCFDの特徴とメリット」まとめ
今回は、米国の天然ガス先物に連動する天然ガスCFDの特徴やメリットなどについて述べてきました。
天然ガス価格は、生産量や在庫量、需要の強さやシェールガスの動向などに影響を大きく受けることになります。
そのため天然ガスCFDは、株や債券のように長期保有により資産を増やすような金融商品ではなく、短期的な価格変動による利幅を狙う取引が中心となります。
必要最低証拠金が2000円程度と資金が少なくても、取り組みやすいこともあり試しに取引してみるのも良いかと思います。
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